クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Supply Chain Collaboration
新機能
すべて展開


  1. 更新23B
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能のサマリー
  6. サプライ・チェーン・オーケストレーション
    1. サプライ・チェーン・オーケストレーション
        1. REST APIを使用した社内資材転送の供給ソースの取得
        2. REST APIエラー・メッセージに供給要求の参照詳細を含める
        3. サービス・マッピングを使用した、サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫との統合の拡張
        4. この更新で注意が必要なサプライ・チェーン・オーケストレーションのバグ修正
  7. コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
    1. コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
        1. 処理中インバウンドB2Bメッセージの記録
        2. インバウンド・オーダー確認における複雑な変更要求の処理ルールの更新
        3. TIE Kinetixを使用した取引先とのB2Bメッセージの交換
        4. EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義
        5. アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定
        6. 失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信
  8. サプライ・チェーン・コラボレーション
    1. サプライ・チェーン・コラボレーション
        1. プロセス予測B2Bメッセージをオンデマンドでサプライヤに送信
        2. OTBIでのレポートに対するコミット事由コードおよびユーザー・ノートの追加
        3. 数量がゼロより大きいオーダー予測の関係候補のみ表示

更新23B

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年5月31日

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定

文書の更新。機能の説明の改訂。

2023年5月31日

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信

文書の更新。5月の23Bの月次更新にバックポートされた機能が追加されました。

2023年4月27日

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義

文書の更新。4月の23Bの月次更新にバックポートされた機能が追加されました。

2023年4月27日

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定

文書の更新。4月の23Bの月次更新にバックポートされた機能が追加されました。

2023年3月3日     初版作成。

概要

アイデア募集中

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

更新前および更新後のタスク

クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
  3. 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。

「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプトイン失効

オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。

機能概要

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

サプライ・チェーン・オーケストレーション

サプライ・チェーン・オーケストレーション

REST APIを使用した社内資材転送の供給ソースの取得

REST APIエラー・メッセージに供給要求の参照詳細を含める

サービス・マッピングを使用した、サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫との統合の拡張

この更新で注意が必要なサプライ・チェーン・オーケストレーションのバグ修正

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

処理中インバウンドB2Bメッセージの記録

インバウンド・オーダー確認における複雑な変更要求の処理ルールの更新

TIE Kinetixを使用した取引先とのB2Bメッセージの交換

EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義

アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定

失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信

サプライ・チェーン・コラボレーション

サプライ・チェーン・コラボレーション

プロセス予測B2Bメッセージをオンデマンドでサプライヤに送信

OTBIでのレポートに対するコミット事由コードおよびユーザー・ノートの追加

数量がゼロより大きいオーダー予測の関係候補のみ表示

サプライ・チェーン・オーケストレーション

サプライ・チェーン・オーケストレーション

REST APIを使用した社内資材転送の供給ソースの取得

availableSupplySources RESTリソースを使用して、社内資材転送の要求を履行できる供給ソースを取得します。最も効果的に要求を履行できる1つのソースを取得するか、どのぐらい効果的に要求を履行できるかに従ってランク付けされた6つまでのソースのリストを取得します。各ソースで現在手持の実績数量を取得します。

社内資材転送ごとに供給ソースを選択および使用する方法に柔軟性を追加します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • findBestAvailableSupplySourceファインダを使用して、最も効果的なソースを取得します。
  • findAllAvailableSupplySourcesファインダを使用して、すべての供給ソースのリストを取得します。このファインダでは、それぞれが要求をどの程度効果的に履行するかに応じてランク付けされた最大6つのソースを取得します。
  • 各供給ソースの現在手持の実績数量を取得します。
  • データの読取りのみが可能なため、GET操作のみを使用できます。

主なリソース

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
    • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
    • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
    • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
    • 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV)
    • 最適または使用可能なすべての供給ソースの取得(DOS_GET_BEST_OR_ALL_AVAILABLE_SOURCES_PRIV)
    • 供給ソースでの合計手持数量の表示(DOS_VIEW_AVAILABLE_ONHAND_QTY_PRIV)

REST APIエラー・メッセージに供給要求の参照詳細を含める

REST APIが供給要求の処理時に返す各エラー・メッセージのプリフィクスとして、SupplyOrderReferenceNumber属性およびSupplyOrderReferenceLineNumber属性の値を追加します。プリフィクスを使用して、要求の問題をトラブルシューティングします。

REST APIを介してインポートするときに、トラブルシューティングおよび問題の修正に必要な時間を短縮します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新23D

ヒントと考慮事項

REST APIから返されるエラー・メッセージの例を次に示します。

{

  "title": "無効な要求",

  "status": "400",

  "o:errorDetails": [

  {

    "detail": "SupplyOrderReferenceNumber:A190102, SupplyOrderReferenceLineNumber:100, MessageType:ERROR, MessageText:搬送先保管場所コード、ソース保管場所コード、またはその両方が正しくないため、供給オーダーが作成されませんでした。"

    },

  {

    "detail": "SupplyOrderReferenceNumber:A190102, SupplyOrderReferenceLineNumber:100, MessageType:ERROR, MessageText:出荷優先度が正しくないため、供給オーダーが作成されませんでした。有効な出荷優先度が供給要求で指定されていることを確認してください。"

  }

  ]

}

主なリソース

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
    • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
    • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
    • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
    • 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV)

独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。

サービス・マッピングを使用した、サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫との統合の拡張

サービス・マッピングを使用して、Oracleアプリケーションの統合に役立てます。サービス・マッピングを使用して、転送オーダー・フローの特定の統合要件を満たします。Oracle Order Managementで販売オーダーを作成し、Oracle Supply Chain Orchestrationで供給をオーケストレーションし、次にOracle Inventory Managementで転送オーダーを作成します。必要に応じて、拡張可能フレックスフィールドを使用して、実装固有のデータを統合します。また、サービス・マッピングを使用して、プランニングおよび購買からサプライ・チェーン・オーケストレーション、さらに在庫へ転送されるデータを統合することもできます。

たとえば、TransferRequestSourceサービスのTransferOrderRequestエンティティを使用して、サプライ・チェーン・オーケストレーションから在庫への転送オーダーの作成要求を送信するサービス・マッピングを次に示します。

要件を満たすように、供給オーケストレーション・データを変更します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理

  1. サービス・マッピングおよびアルゴリズムの管理に必要な権限を取得します。
  1. 「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」をクリックして、次のいずれかをクリックします。
  • サービス・マッピングの管理
  • アルゴリズムの管理

設定デモを見る

ヒントと考慮事項

  • 統合によって、在庫管理で適用される検証が送信できることを確認します。要求ペイロードは問題ありませんが、在庫管理が要求を受け入れない可能性があります。
  • 統合アルゴリズムで式を記述するとき、特に複数の要求明細を問合せる場合は、空の値を確認します。実行時に空の値を指定すると、エラーが発生する可能性があります。
  • エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。

主なリソース

アクセス要件

  • 次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。
    • Manage DOS Service Mappings
    • Manage DOS Algorithms
    • Administer Sandbox
    • View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)

この更新で注意が必要なサプライ・チェーン・オーケストレーションのバグ修正

この更新には、Oracle Supply Chain Orchestrationの動作方法が変わる場合があるバグ修正が含まれています。これは、この更新に関するすべての不具合修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。

ファイル・ベース・データ・インポートによるインポート時に有効な転送オーダーの作成

更新23Bの前は、DosSupplyOrderImportTemplate.xlsmファイルを使用して転送要求をインポートし、インポート内のプロジェクト詳細が無効な場合、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスが正常に終了し、エラー・ログにエラーがレポートされ、「サプライ・チェーン・オーケストレーション・インタフェースの処理」スケジュール済プロセスによってプロジェクト詳細なしで転送オーダーが作成されました。

23Bに更新した後、インポート内のプロジェクト詳細が無効な場合、「サプライ・チェーン・オーケストレーション・インタフェースの処理」スケジュール済プロセスでは転送オーダーは作成されませんが、かわりにエラー・ログにエラーがレポートされます。

Oracleリファレンス: 34862468

サプライ・チェーン・オーケストレーションから調達へのプロジェクト組織IDのマップ

更新23Bの前は、Oracle Supply Chain Orchestrationは、Oracle Fusion Cloud ProcurementへのProjectOrganizationId属性に指定したマッピングを無視しました。23Bに更新した後、ProjectOrganizationId属性をOracle Procurementにマップすると、サプライ・チェーン・オーケストレーションは調達に供給詳細を伝達するときにそれを含めます。

Oracleリファレンス: 34902854

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

処理中インバウンドB2Bメッセージの記録

インバウンドB2Bメッセージは、すべての設定検証が完了し、処理が開始される前にログに記録されます。コラボレーション・メッセージング履歴ページで処理中のインバウンド・メッセージのリストを表示できます。処理が完了すると、ステータスが更新されて結果が反映されます。

同じ文書タイプの複数のインスタンスを含むメッセージを受信すると、元のメッセージ・ステータスは「受信済」になります。各インスタンスのメッセージ・ステータスは「処理中」です。各インスタンスに対して生成されるメッセージIDは、元のメッセージIDと、文書タイプのカウンタを表す番号を連結したものです。

インバウンド請求書の複数インスタンスを含むメッセージ

新しい処理「ステータスのリフレッシュ」を使用して、メッセージの最新ステータスを確認できます。また、次に示すように、「リフレッシュ」および「ペイロードのダウンロード」ボタンがアイコンに置き換えられました。

ペイロードのリフレッシュおよびダウンロード用の新規処理であるステータスのリフレッシュおよびアイコン

プロセス・フローの早期に処理されているインバウンド・メッセージのログを確認できるようになりました。メッセージのステータスを確認し、エラーがある場合は再処理のために送信できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

メッセージにB2B文書の複数のインスタンスが含まれている場合は、そのメッセージで受信したすべての文書をコラボレーション・メッセージング履歴ページで確認できます。これらの文書を取得するには、メッセージID検索基準に元のメッセージIDの後にパーセント記号(たとえば、IN_81046%)を入力します。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • コラボレーション・メッセージング履歴の管理(CMK_COLLAB_MESG_HISTORY_PRIV)

インバウンド・オーダー確認における複雑な変更要求の処理ルールの更新

Oracle Purchase Order Acknowledgmentインバウンド・メッセージ(Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Acknowledgment-In-V2)の新しいバージョンに、次のシナリオをサポートする処理ルールが更新されました。

  • 購買オーダー(PO)に対して「バイヤー管理輸送」チェック・ボックスが選択されており、受信した確認に約束搬送日が含まれている場合、確認は処理され、以前のようにスキップされることはなくなります。また、約束搬送日がノートとともに記録されます。この目的のために、B2Bが指定した日付とB2Bが指定された日付ノートの2つの付加フレックスフィールドを購買オーダー明細レベルで作成する必要があります。購買オーダーに対して「バイヤー管理輸送」チェック・ボックスが選択されておらず、受信した確認に約束出荷日が含まれている場合、確認が処理され、2つの付加フレックスフィールドが移入されます。
  • 単価を品目代替コードに含めることができるようになりました。確認が処理されると、購買オーダー明細の価格が更新され、この目的のために作成された付加フレックスフィールド(B2B代替サプライヤ品目)に代替品目が記録されます。
  • 受領済確認で部品番号訂正が指定されているときに、購買オーダーのサプライヤ品目番号の修正機能が有効になっている場合は、購買オーダー明細でサプライヤ品目番号を更新できます。それ以外の場合は、訂正された部品番号が移入されるB2B部品番号訂正の付加フレックスフィールドを作成する必要があります。

Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Acknowledgment-In-V2

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

部品番号の訂正を受け取ったときに購買オーダー明細のサプライヤ品目番号を更新する場合は、購買オーダーのサプライヤ品目番号の修正機能を有効にします。

主なリソース

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
    • B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)

TIE Kinetixを使用した取引先とのB2Bメッセージの交換

調達-支払および電子請求のニーズに応じて、新しい事前定義済サービス・プロバイダTIE Kinetixを利用できます。TIE Kinetixを使用して、Pan-European Public Procurement Online (PEPPOL)ネットワークを介して取引先に接続できます。TIE Kinetixは、認定されたPEPPOLアクセス・ポイントおよびソリューション・プロバイダです。

Tie Kinetixの事前定義されたサービス・プロバイダを使用すると、取引先とメッセージを交換するためのメッセージング標準と配信方法を1つ用意することでメリットが得られます。また、メッセージおよび配信方法は事前定義されているため、「コラボレーション・メッセージング」作業領域でB2B設定を効率化できます。

有効化のステップ

TIE Kinetixサービス・プロバイダを設定するには、概要で次の手順を実行します。

  1. TIE Kinetixを構成して、取引先とメッセージを交換します。
  2. 取引先を作成します。
  3. 取引先をサプライヤまたは顧客に関連付けます。
  4. サプライヤまたは顧客と交換する文書を選択します。

これらのステップの詳細は、Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。

事前定義済サービス・プロバイダTIE Kinetixの構成

  1. 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択し、TIE Kinetixサービス・プロバイダを検索します。
  1. 「配信方法」タブを選択し、使用している配信方法のユーザー名とパスワードを入力します。

TIE Kinetix配信方法

  1. 「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブを選択し、配信方法(テストまたは本番)をメッセージにリンクし、取引先と交換する予定のメッセージをアクティブ化します。次のメッセージを使用できます。
  • OAGIS購買オーダー・アウトバウンド・メッセージ(OAGIS_10.1_PROCESS_PO_OUT)
  • OAGIS購買オーダー変更アウトバウンド・メッセージ(OAGIS_10.1_CHANGE_PO_OUT)
  • Universal Business Language (UBL) PEPPOLアウトバウンド請求書メッセージ(UBL-2.1-PEPPOL-Invoice-Out)

TIE Kinetixアウトバウンド・コラボレーション・メッセージ

  1. 「インバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブを選択し、使用する予定のメッセージをアクティブ化します。次のメッセージを使用できます。
  • UBL請求書アプリケーション応答メッセージ(UBL-2-1-InvoiceApplicationResponse-In)
  • OAGIS確認購買オーダー・インバウンド・メッセージ(OAGIS_10.1_ACK_PO_IN)
  • OAGIS請求書インバウンド・メッセージ(OAGIS_10.1_PROCESS_INVOICE_IN)
  • UBL PEPPOL請求書インバウンド・メッセージ(UBL-2.1-PEPPOL-Invoice-In)
  • OAGIS出荷インバウンド・メッセージ(OAGIS-10.1-Process-Shipment-In-V2)

TIE Kinetixインバウンド・コラボレーション・メッセージ

取引パートナの作成

サービス・プロバイダの設定が完了したら、取引先を作成します。

  1. 「タスク」パネル・タブで「B2B取引先の管理」を選択します。
  2. 「B2B取引先の管理」ページで、「処理」>「作成」を選択し、取引先を追加します。
  3. サービス・プロバイダとして「TIE Kinetix」を選択します。

取引先の作成

取引先とサプライヤまたは顧客との関連付け

次に、調達-支払文書の取引先をサプライヤまたは顧客に関連付けます。

  1. 「サプライヤB2B構成の管理」を「タスク」パネル・タブで選択し、サプライヤを検索します。
  1. サプライヤを選択して、「サプライヤB2B構成の編集」を選択します。
  1. 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「取引先割当」タブを選択し、「処理」>「行の追加」をクリックし、取引先とTIE Kinetixサービス・プロバイダを追加します。

取引先割当

  1. 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「文書設定」タブを選択し、選択したサプライヤと交換する文書を追加します。

サプライヤ・サイトの文書設定

  1. 「タスク」パネル・タブで「顧客アカウント・コラボレーション構成の管理」を選択し、顧客を検索します。
  1. 顧客を選択します。「顧客アカウント・コラボレーション構成の編集」ページで、関連サービス・プロバイダ・セクションでTIE Kinetixサービスおよび取引先を選択します。
  1. 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、交換する文書(アウトバウンド請求書またはインバウンド請求書確認)を選択します。

顧客アカウント・コラボレーション構成

ヒントと考慮事項

TIE Kinetixは、OAGISとUBL PEPPOL準拠のインバウンド請求書の両方をサポートしています。ただし、特定の文書に対してアクティブにできるメッセージ定義は1つのみです。

主なリソース

  • Oracle Help CenterOracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドの事前定義済サービス・プロバイダの構成方法に関する項を参照してください。

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
    • B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
    • 顧客アカウント・コラボレーション構成の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_ACCOUNT_TRADING_PARTNERS_PRIV)
    • サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)

EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義

Eメールおよびファイル・エクスポートの配信方法にB2Bメッセージ・ファイル拡張子を指定できます。指定した拡張子は、Eメールによって配信されるB2Bメッセージ、または取引先によってOracleコンテンツ・リポジトリから取得されるメッセージに使用されます。

ファイル拡張子を指定するには:

  1. 「コラボレーション・メッセージング」作業領域で、「タスク」パネル・タブの「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」をクリックします。
  1. 配信方法に関連付けられた取引先またはユーザー定義のサービス・プロバイダを検索します。
  1. 取引先またはユーザー定義のサービス・プロバイダを選択し、「処理」「編集」を選択します。
  1. 「取引先の編集」ページで、「配信方法」タブを選択して、Eメールまたはファイル・エクスポートの新しい配信方法タイプを追加し、ファイル拡張子を指定します。これらのタイプの既存の配信方法のファイル拡張子を追加することもできます。
  1. 「ファイル拡張子」フィールドに4文字まで入力します。B2Bメッセージには、入力したファイル拡張子が付きます。ファイル拡張子を入力しない場合は、.zipのデフォルトが使用されます。

Eメール配信方法

Eメール配信方法

圧縮されたEメール添付をストリップする企業のファイアウォール・ルールをトリガーせずに、B2Bメッセージを取引先にEメールで送信できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

入力したファイル拡張子は、ファイルの圧縮方法を変更しません。ファイルはZip圧縮ファイルのままですが、入力したファイル拡張子が付きます。取引先は、受信時にB2Bメッセージを抽出するために、拡張子を.zipに戻す必要があります。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
    • サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
  • これらの権限はこの更新より前に使用可能でした。

アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定

アプリケーションで生成されたアドレスを使用するかわりに、B2B文書の送信者のEメール・アドレスを構成できます。また、返信用に設定したEメール・アドレスの受信ボックスをモニターできます。

取引先は、Eメールの承認済リストに送信者Eメール・アドレスを追加して、通信を継続できます。

有効化のステップ

「設定および保守」で、「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクを選択します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクに移動します
  1. 「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページで「ビジネス・プロセス設定」タブを選択します。
  1. 「コラボレーション・ビジネス・プロセス」セクションで、構成した新しい送信者Eメール・アドレスを使用して送信する文書を含むビジネス・プロセスを選択します。
  1. 「コラボレーション文書の構成」セクションで、アウトバウンド文書を選択します。

ビジネス・プロセスおよびアウトバウンド文書の選択

ビジネス・プロセスおよびアウトバウンド文書の選択

  1. 「追加詳細の構成」ボタンをクリックし、ダイアログ・ボックスに送信者のEメール・アドレスを入力します。このEメール・アドレスは、選択した文書に関連付けられているすべてのアウトバウンドB2Bメッセージの送信者として使用されます。

「追加詳細の構成」ダイアログ・ボックス

「追加詳細の構成」ダイアログ・ボックス

ヒントと考慮事項

Eメール・セキュリティのベスト・プラクティスについては、Oracle Help CenterEメール・セキュリティの構成のドキュメントを参照してください。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

  • この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
  • この権限はこの更新より前に使用可能でした。

失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信

未送信の購買オーダーのリストを取得して一括で再送信するか、リストをダウンロードしてさらにレビューできます。リストを生成するには、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページの新しい「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスを使用します。新しいダイアログ・ボックスは、警告アイコンをクリックするか、そのページの「処理」メニューから起動します。

次のいずれかの文書タイプを選択したときにB2Bメッセージ送信が開始されなかった購買オーダーがある場合は、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページに警告アイコンが表示されます。

  • 購買オーダー - アウトバウンド
  • 購買オーダー変更 - アウトバウンド
  • 購買オーダー取消 - アウトバウンド

警告アイコンをクリックすると、警告メッセージが表示されます。

再送信警告アイコンおよびメッセージ

再送信警告アイコンおよびメッセージ

「はい」をクリックすると、「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスが表示されます。または、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページで「処理」→「再送信」を選択して、ダイアログ・ボックスを起動することもできます。

「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックス

「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックス

「日付: 自」および「再送信するオーダー」フィールドは必須です。その他のフィールドはオプションです。

「再送信するオーダー」フィールドには、次のオプションがあります:

メニュー・オプション

説明

B2B送信が開始されなかったオーダー

未送信のすべての購買オーダー(以前の未送信バージョンを含む)を再送信します

B2Bメッセージング・ステータスが「終了済」であるオーダー

ステータスが「終了済」の購買オーダーを再送信します

すべて

すべての未送信購買オーダーおよびステータスが「終了済」の購買オーダーを再送信します

「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスで「検索」をクリックして、見つかったオーダーの数を表示します。見つかった購買オーダーのリストをダウンロードするか、オーダーの再送信を開始できます。

処理を終了する前にオーダーの処理を継続できる最小時間を設定するには:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクに移動します。

  2. 「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページの「一般設定」タブの「最小処理中期間」フィールドに値を入力します。入力した値によって、オーダーを終了する前に処理を継続できる最小時間が決まります。デフォルト値は60分です。

「処理の終了」オプションは、「処理」メニューで使用できます。

最小処理中期間

最小処理中期間

未送信の購買オーダーを一括で送信するオプションを使用してレビューできるようになりました。この機能により、サプライヤとのB2Bメッセージ交換の潜在的な中断が削減されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
    • コラボレーション・メッセージング履歴の管理(CMK_COLLAB_MESG_HISTORY_PRIV)
    • 電子メッセージング・プロファイルに使用される拡張可能データ・モデル(PO_ELECTRONIC_COMM_DATA_MODEL)
    • これらの権限はこの更新より前に使用可能でした。

サプライ・チェーン・コラボレーション

サプライ・チェーン・コラボレーション

現在のグローバル・サプライ・チェーンにおいては、サプライヤ、受託製造業者、およびその他の取引先に対する製造業者の依存度が増し加わっています。会社が成功するためには、多層にわたる取引先との間でアクティビティを同期することが不可欠です。Oracle Fusion Cloud Supply Chain Collaborationを使用すると、会社は共同で供給を計画し、取引先データを把握し、契約製造の実行を調整し、取引先ネットワーク全体のパフォーマンスを測定できます。取引先が意思決定プロセスに積極的に関与するため、早期に警告のサインを伝えることができ、サプライ・チェーンの問題を協力して解決できます。各サプライヤの規模および技術レベルに応じて、会社はポータル・ベースのユーザー・インタフェース、標準ベースのB2BメッセージまたはWebサービスを使用してやりとりできます。Oracle Supply Chain Collaborationの柔軟な事前定義済ビジネス・プロセスを、顧客独自の要件にあわせて調整することもできます。コラボレーションが強化されることにより、取引関係がいっそう動的になり、供給の信頼性と効率が向上します。

プロセス予測B2Bメッセージをオンデマンドでサプライヤに送信

この更新までは、B2Bメッセージングが有効なサプライヤに対して、プランナがOracle Supply Planningからプランを公開するたびに、予測プロセス・メッセージが完全なペイロードとして送信されました。この更新では、「予測の処理」B2Bメッセージをオンデマンドでスケジュールするオプションがあります。このオプションを使用すると、オーダー予測をサプライヤおよび契約製造業者と共有する前に、すべてのプランナから更新を受信できます。

この機能を有効にしたら、「オーダー予測のB2Bアウトバウンド・メッセージの公開」スケジュール済プロセスを使用して、オーダー予測をサプライヤおよび契約製造業者と共有する必要があります。

「ツール」>「スケジュール済プロセス」>「オーダー予測のB2Bアウトバウンド・メッセージの公開」

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理

プロセス予測B2Bメッセージをオンデマンドでサプライヤに送信機能を使用する場合、その親機能であるサプライ・コラボレーションにオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。

また、「設定および保守」作業領域の「サプライ・チェーン・コラボレーション設定の管理」ページで、新しいコラボレーション設定を有効にする必要があります。

  • 「B2B公開プロセスを「オーダー予測のB2Bアウトバウンド・メッセージの公開」スケジュール済プロセスからスケジュール」コラボレーション設定を「はい」に設定します。
  • この設定が「はい」の場合、「オーダー予測のB2Bアウトバウンド・メッセージの公開」スケジュール済プロセスを実行すると、オーダー予測はB2B対応のサプライヤおよび契約製造業者とのみ共有されます。

「自分の企業」>「設定および保守」>「サプライ・チェーン・コラボレーション設定の管理」

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するには、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、いくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ(ORA_VCS_SUPPLY_COLLAB_PLANNER)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • オーダー予測分解のスケジュール(VCS_SCHEDULE_ORDER_FORECAST_DECOMP)

OTBIでのレポートに対するコミット事由コードおよびユーザー・ノートの追加

企業プランナは、サプライヤのパフォーマンスをレビューし、サプライヤの説明責任を一貫して保証する必要があります。この更新では、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)でオーダー予測およびコミットに関するレポートを生成する際に、コミット事由コード属性およびノート属性を使用できます。

現在のコラボレーション・サイクルのデータを使用して、新しい属性を使用するレポートを作成し、現在のコラボレーション・サイクル・メジャーをサプライヤの履歴取引約定と比較できるようになりました。これらのレポートを使用して、特定の期間の値の変更事由を表示および分析できます。

サプライ・チェーン・コラボレーション-供給プランニング・リアルタイム・サブジェクト領域の現在のオーダー予測詳細フォルダとオーダー予測詳細フォルダの両方に、次の新しい属性が含まれるようになりました。

  • コミット不一致事由
  • コミット不一致事由コード
  • プランナへのノート
  • サプライヤへのノート

サブジェクト領域: サプライ・チェーン・コラボレーション-供給プランニング・リアルタイム

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するには、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、いくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ(ORA_VCS_SUPPLY_COLLAB_PLANNER)
  • 次の職務が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・コラボレーション・トランザクション分析職務(FBI_SUPPLY_COLLAB_PLANNER_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)

数量がゼロより大きいオーダー予測の関係候補のみ表示

この更新では、数量ゼロのオーダー予測に対してコラボレーション関係候補が作成されないようにするために、コラボレーション関係の作成時に追加の制約が考慮されます。

この更新の前は、Oracle Supply Planningで作成されたプランの範囲内の品目、組織およびサプライヤ・サイトのすべての組合せに対してコラボレーション関係候補が作成されました。品目と組織が有効な組合せであり、品目とサプライヤ・サイトの組合せに対して承認済サプライヤ・リストが存在する場合、関係候補が作成されました。この動作は、B2Bに対して有効になっているものを含め、すべてのサプライヤ・サイトに適用可能でした。

現在は、コラボレーション関係候補を作成する際に追加の制約も考慮されます。

  • 供給プランニングで有効なソース・ルール。
  • Oracle Supply Chain CollaborationのB2Bまたは非B2B対応サプライヤ・サイトのコラボレーション関係。

この更新により、作成されるコラボレーション関係候補の数が削減され、「ソース・ルールを使用したオーダー予測の公開」という新しいOracle Supply Planningプロファイル・オプションとともに、公開されるオーダー予測レコードの数が削減されます。これらの数値の削減により、オーダー予測の公開に必要な時間と供給コラボレーションで追加のゼロ・オーダー予測レコードの処理にかかる時間が短縮されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理

数量がゼロより大きいオーダー予測の関係候補のみ表示機能を使用する場合は、親機能であるサプライ・コラボレーションにオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。

また、「設定および保守」作業領域の「サプライ・チェーン・コラボレーション設定の管理」ページで新しいコラボレーション設定を有効にする必要があります。

  • 「数量ゼロの未公開オーダー予測を分解プロセスから除外」コラボレーション設定を「はい」に設定します。
  • このコラボレーション設定が「はい」の場合、数量ゼロのオーダー予測に対してコラボレーション関係候補および関連オーダー予測は作成されません。

「自分の企業」>「設定および保守」>「サプライ・チェーン・コラボレーション設定の管理」

ヒントと考慮事項

Oracle Supply Planningでは、供給プランニングの「オーダー予測の公開」処理によって生成されるゼロ・オーダー予測レコードの数を減らすため、「ソース・ルールを使用したオーダー予測の公開」という新しいプロファイル・オプションORA_MSC_PUB_ORDR_FCST_USNG_SRCNGが追加されました。

  • 以前は、「オーダー予測の公開」スケジュール済プロセスでは、品目と組織の組合せに需要があったかどうかに関係なく、承認済サプライヤ・リストの品目に対してレコードが存在していたすべての品目と組織の組合せについてオーダー予測が公開されていました。
  • 「ソース・ルールを使用したオーダー予測の公開」プロファイル・オプションが使用可能な場合、ゼロ・オーダー予測レコードは、関連するソース・ルールがある場合にのみ公開されます。この方法により、公開されるゼロ・オーダー予測レコードの数が削減され、オーダー予測の公開に必要な時間と、供給コラボレーションによる余分なゼロ・オーダー予測レコードの処理にかかる時間が短縮されます。

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するには、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じて、いくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ(ORA_VCS_SUPPLY_COLLAB_PLANNER)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 企業ユーザーとしての予測の編集(VCS_EDIT_ORDER_FORECAST_ENTERPRISE)