本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年9月1日 | 初版作成。 |
アイデア募集中
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプトイン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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「バック・トゥ・バック販売オーダーの手動予約の表示」機能の拡張
「バック・トゥ・バック販売オーダーの手動予約の表示」機能が拡張されたため、バック・トゥ・バック・フローで手動作成したすべての予約を表示できます。このリリースの前は、供給オーダーに「未割当」供給タイプがある明細についてのみ手動予約を表示できました。Oracle Supply Chain Orchestrationがその供給を処理している間も、すべての手動予約を履行する供給オーダー、転送オーダー、購買オーダーおよび作業オーダーを表示できるようになりました。また、このリリースの前は、オーダー明細の取消時に手動予約を取り消すことができませんでした。これも可能になりました。
手動予約によって超過供給が発生する可能性がある場合、「供給オーケストレーション」作業領域では供給明細に新しいアイコンが表示されます。マウスのポインタを重ねると、「超過供給」テキストが表示されます。
バック・トゥ・バック・フローの各販売オーダーについて予約した超過供給をすばやく確認できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 更新24Aまで、「バック・トゥ・バック販売オーダーの手動予約の表示」機能を手動でオプト・インする必要があります。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、Oracle Order Managementから受け取る需要の変更に対する手動予約は自動的に変更されません。予約を手動で変更する必要があります。
- 他の要求でも作業オーダー、購買要求または転送オーダーが使用される可能性があるため、作業オーダー、購買要求または転送オーダーの数量は、予約の数量または供給明細やトラッキング明細の数量と異なる場合があります。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの送信(FOM_SUBMIT_ORDER_PRIV)
購買オーダーが外注加工フローで準備できるまで製造からの変更を保留
Oracle Supply Chain Orchestrationを使用して、Oracle Manufacturingから受け取る変更を一時的に保留します。作業オーダーまたは工程が変更されたが、Oracle Purchasingで購買オーダーが作成されていないか改訂中の場合、外注加工フローでこの機能を使用します。
仕組み:
- 作業オーダーまたは工程が外注加工フローで変更され、Oracle Manufacturingによってサプライ・チェーン・オーケストレーションに更新要求が送信されます。作業オーダーや工程が変更されるたびに、Manufacturingによって別の要求が送信される場合があります。
- Purchasingで購買オーダーが作成されていないか、購買オーダーが改訂中の場合、サプライ・チェーン・オーケストレーションは一時的に更新要求を保留します。
- Purchasingで購買オーダーを作成されるか、改訂が終了すると、サプライ・チェーン・オーケストレーションは、Oracle Manufacturingから受け取った最新の更新要求を自動的にPurchasingに送信します。
処理効率を高め、更新要求をPurchasingに送信するときに発生する障害を防止します。サプライ・チェーン・オーケストレーションがManufacturingから受信したすべての要求をPurchasingに送信するかわりに、Purchasingが購買オーダーを作成または改訂を終了するまで待機してから、最新の要求のみを送信します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新24D
主なリソース
- サプライ・チェーン・オーケストレーションの設定およびサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
この機能をサポートするために導入された新規の権限はありません。
再設計されたページを使用して、デスクトップ、タブレットまたはモバイル・デバイスで転送要求を作成できます。サプライ・チェーン・オーケストレーションには、要求に最適な履行を提供する供給ソースがデフォルトで表示されます。デフォルトの供給ソースを受け入れるか、要求の作成時にソースのリストから別の供給ソースを選択できます。標準品目またはプロジェクトの一部である品目の要求を作成できます。
デスクトップ、タブレットまたはモバイル・デバイスで転送リクエストを作成する必要がある場合のユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
ヒントと考慮事項
次に、新たに可能になったことをいくつか示します。
- 「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域の「新規供給要求」タスクを使用して、転送要求を作成する。
- 「在庫管理」作業領域の「品目数量の管理」タスクを使用して、要求を作成する。
- 要求の「搬送先タイプ」属性を「在庫」または「費用」に設定する。
- 要求の「転送タイプ」属性を組織間または組織内に設定する。
- 1つ以上の搬送先組織に対して複数の要求を作成して送信する。
- 要求で、品目のプライマリ単位または非プライマリ単位を使用できる。
- 最適な履行を提供する供給ソースを受け入れるか、または可用性に応じてサプライ・チェーン・オーケストレーションが自動的にランク付けするソースのリストから別のソースを選択する。
- プロジェクトの転送要求を作成する。
主なリソース
- サプライ・チェーン・オーケストレーションの設定およびサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
電子請求のニーズを満たすために、新しい事前定義済サービス・プロバイダであるAvalaraを利用できます。Avalaraのサービスにサブスクライブすると、Pan-European Public Procurement Online (PEPPOL)ネットワークを介して取引先に接続できます。Avalaraは、認定されたPEPPOLアクセス・ポイントおよびソリューション・プロバイダです。
Avalaraのメッセージおよび配信方法は事前定義されているため、「コラボレーション・メッセージング」作業領域でのB2B設定が効率化されます。
有効化のステップ
有効化のステップ
事前定義済のAvalaraサービス・プロバイダを設定する手順は、大まかに次のようになります。
- 取引先とメッセージを交換するために、Avalaraを構成します。
- 取引先を作成します。
- 取引先をサプライヤまたは顧客に関連付けます。
- サプライヤまたは顧客と交換する文書を選択します。
これらのステップの詳細は、Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。
事前定義済サービス・プロバイダAvalaraの構成
- 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択し、Avalaraサービス・プロバイダを検索します。
- 「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの編集」ページで、「アウトバウンド配信接続タイプ」フィールドで「テスト」または「本番」を選択して、設定する環境を反映します。
- 「配信方法」タブを選択し、選択した接続タイプのユーザー名とパスワードを入力します。
アウトバウンド配信接続タイプおよび配信方法
- 「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブを選択し、配信方法をメッセージにリンクして、取引先と交換するメッセージをアクティブ化します。
- UBL 2.1 PEPPOL請求書アウトバウンド(Avalara_UBL-2.1-PEPPOL-Invoice-Out)
Avalaraアウトバウンド・コラボレーション・メッセージ
- 「インバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブを選択し、使用するメッセージをアクティブ化します。次のメッセージを使用できます。
- UBL 2.1請求書アプリケーション応答インバウンド(Avalara_UBL-2-1-InvoiceApplicationResponse-In)
- UBL 2.1 PEPPOL請求書インバウンド(Avalara_UBL-2.1-PEPPOL-Invoice-In)
Avalaraインバウンド・メッセージ
取引パートナの作成
サービス・プロバイダの設定が完了したら、取引先を作成します。
- 「タスク」パネル・タブで「B2B取引先の管理」を選択します。
- 「B2B取引先の管理」ページで、「処理」→「作成」を選択し、取引先を追加します。
- Avalaraをサービス・プロバイダとして選択します。
取引先の作成
取引先とサプライヤまたは顧客との関連付け
次に、取引先を電子請求文書のサプライヤまたは顧客に関連付けます。
- 「サプライヤB2B構成の管理」を「タスク」パネル・タブで選択し、サプライヤを検索します。
- サプライヤを選択して、「サプライヤB2B構成の編集」を選択します。
- 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「取引先割当」タブを選択し、「処理」→「行の追加」をクリックして、取引先とAvalaraサービス・プロバイダを追加します。
サプライヤ取引先割当
- 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「文書設定」タブを選択し、選択したサプライヤと交換する「請求書 - インバウンド」を追加します。
サプライヤ文書設定
- 「タスク」パネル・タブで「顧客アカウント・コラボレーション構成の管理」を選択して、顧客を検索します。
- 顧客を選択します。「顧客アカウント・コラボレーション構成の編集」ページで、「関連サービス・プロバイダ」セクションでAvalaraサービス・プロバイダおよび取引先を選択します。
- 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、交換する文書(アウトバウンド請求書またはインバウンド請求書確認)を選択します。
顧客アカウント・コラボレーション構成
ヒントと考慮事項
サービス・プロバイダの編集ページの「アウトバウンド配信接続タイプ」フィールドで、メッセージ配信の正しいエンドポイント(「テスト」または「本番」)を選択していることを確認します。メッセージ配信タイプを選択しない場合、Avalaraのエンドポイントを指定しなかったというエラー・メッセージがメッセージの処理中に表示されます。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドの事前定義済サービス・プロバイダの構成方法に関する項を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_ACCOUNT_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新より前に使用可能でした。
Webサービスを使用して送信されたB2Bメッセージに関する合理化されたエラー・メッセージ・レポートの受信
同期Webサービス操作を介して受信したインバウンド・メッセージの検証プロセスが改善されました。現在、コール元は、メッセージの処理前に修正できる、関連する修正可能なエラーのみを受信します。調整されたプロセスでは、次のことが検証されます。
- 認証: サービスのコール元が有効なユーザーであること。
- 許可: Webサービスのコール元に、コラボレーション・メッセージ・インバウンド・サービスの起動(CMK_INVOKE_INBOUND_COLLAB_DOC_SERVICE_PRIV)権限を持つジョブ・ロールが割り当てられていること。
- 送信者パーティ: ペイロードのSENDER_IDおよびSENDER_ID_TYPEに、有効な取引先IDおよびIDタイプがあること。
- 外部メッセージ定義: ペイロードの外部メッセージ定義がOracle Collaboration Messaging Frameworkに存在すること。
- 無効なオーダー番号 購買オーダー確認、請求書、出荷などの購買オーダーを参照するインバウンド・メッセージに有効な購買オーダー番号があること
その他のB2B設定エラーは、「コラボレーション・メッセージング」作業領域に記録され、管理されます。非同期操作は変更されず、資格証明が検証され、無効な資格証明に対してエラーが返されます。
B2Bメッセージの送信者は、修正できるエラーのみを受信します。B2Bメッセージの受信者は、修正するためのアクセス権があるコラボレーション・メッセージング・フレームワークのエラーをレビューできるため、B2Bメッセージの交換中に発生した問題をトラブルシューティングするプロセスが効率化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。
購買オーダーの送受信に使用できる新しいメッセージ定義が6つあります。これらのメッセージ定義では、Oracle B2Bメッセージング標準が使用され、購買オーダーを取引先、B2Bサービス・プロバイダおよびその他のOracleクラウド企業と直接交換できます。
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-In
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Change-In
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Cancel-In
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Out
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Change-Out
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Cancel-Out
これらのメッセージには、購買オーダーを取引先およびB2Bサービス・プロバイダと交換するための追加オプションが用意されています。
有効化のステップ
これらのメッセージ定義を有効にするステップは、大まかに次の2つです。
- サービス・プロバイダまたは取引先を直接指定して、メッセージ定義を設定します。
- 取引先をサプライヤまたは顧客に関連付けます。
サービス・プロバイダまたは取引先を指定したメッセージ定義の設定
- 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」または「B2B取引先の管理」を選択し、設定するサービス・プロバイダまたは取引先を検索します。
- 購買オーダーを送信する場合は、「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブで、取引先と交換する新しいアウトバウンド購買オーダー・メッセージ定義を選択します。
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Out
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Change-Out
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Cancel-Out
- 配信方法をメッセージ定義に関連付け、ステータスを「アクティブ」に設定します。
アウトバウンド購買オーダー・メッセージ
- 購買オーダーを受け取る場合は、「インバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブで、取引先と交換する新しいインバウンド購買オーダー・メッセージ定義を選択し、ステータスを「アクティブ」に設定します。
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-In
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Change-In
- Oracle-1-0-B2B-Purchase-Order-Cancel-In
インバウンド購買オーダー・メッセージ
取引先とサプライヤまたは顧客との関連付け
次に、取引先をサプライヤまたは顧客に関連付けて、購買オーダーを交換します。
- 「タスク」パネル・タブで「サプライヤB2B構成の管理」を選択し、サプライヤを検索します。
- サプライヤを選択して、「サプライヤB2B構成の編集」を選択します。
- 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「取引先割当」タブを選択し、「処理」→「行の追加」をクリックして取引先を追加し、取引先を選択します。
- 「文書設定」タブを選択し、選択したサプライヤと交換する購買オーダー文書(「購買オーダー - アウトバウンド」、「購買オーダー変更 - アウトバウンド」および「購買オーダー取消 - アウトバウンド」)を追加します。
サプライヤおよび関連付けられた購買オーダー文書
- 「タスク」パネル・タブで「顧客コラボレーション構成の管理」を選択し、顧客を検索します。
- 顧客を選択します。「顧客コラボレーション構成の編集」ページで、「関連サービス・プロバイダ」セクションで取引先を選択します。
- 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、交換する購買オーダー文書(「購買オーダー - インバウンド」、「購買オーダー変更 - インバウンド」および「購買オーダー取消 - インバウンド」)を選択します。
主なリソース
- Oracle Help CenterのOracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)