更新24B
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2024年5月24日 | SCM共通コンポーネント | Visual Builder Studioを使用したSCM Redwoodアプリケーション・ページの拡張 | 文書の更新。機能の説明と主なリソースが改訂されました。 |
2024年3月11日 | SCM共通コンポーネント | Visual Builder Studioを使用したSCM Redwoodアプリケーション・ページの拡張 | 文書の更新。機能の説明の改訂。 |
2024年3月1日 | 初版作成。 |
概要
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
更新前および更新後のタスク
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
任意の新機能の導入(オプトイン)
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
機能のサマリー
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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サプライ・チェーン・オーケストレーション
サプライ・チェーン・オーケストレーション
再設計されたページを使用した供給要求の表示
再設計されたページを使用して、供給要求とその詳細をデスクトップ、タブレットまたはモバイル・デバイスに表示します。供給要求参照、供給オーダー、供給文書または品目を使用して供給要求を検索できるようになりました。独自のデフォルト検索を作成して保存します。供給の要求日、要求搬送日、要求ステータスなどに従って検索結果をフィルタします。例外を取り除くため必要な推奨処理を表示します。Oracle Supply Chain Orchestrationで各要求に対して作成された供給文書を表示します。要求明細に関する詳細を表示し、処理を実行します。
この機能を使用するには、「供給オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」 > 「供給要求」をクリックしてから、供給要求を検索します。
供給要求を検索および表示する際の効率が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
ヒントと考慮事項
次の属性を使用して、供給要求を検索します:
- 供給要求参照
- 供給オーダー
- 供給文書
- 品目
次の属性を使用して検索結果をフィルタします:
- 供給要求日
- 要求搬送日
- 供給ステータス
- 供給タイプ
- ビジネス・フロー
その他:
- 各供給要求の供給文書に関する詳細を表示します。
- 独自の検索を作成して保存します。その検索をデフォルト検索にします。
- 供給要求にドリルダウンして、供給要求および存在する可能性のある例外メッセージの詳細を取得します。
- 供給要求が例外の場合、修正するための推奨処理を表示できます。
- 各供給要求に対して様々な処理を実行します。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
AvalaraおよびTIE Kinetixサービス・プロバイダのB2B設定の簡略化
B2B設定のプロセスは、事前定義されたサービス・プロバイダAvalaraおよびTIE Kinetixに対して合理化されています。これらのサービスにサブスクライブしている場合は、取引先と接続し、より簡単にメッセージを交換できます。
これらのサービス・プロバイダのエンドポイントが事前定義されており、「コラボレーション・メッセージング」作業領域でのB2B設定を合理化するための新しい簡易プロセスが提供されています。
有効化のステップ
これらのサービス・プロバイダの設定方法の概略を示します:
- 取引先とメッセージを交換するようにサービス・プロバイダを構成します。
- 取引先を作成します。
- 顧客またはサプライヤに取引先を関連付け、交換する文書を選択します。
これらのステップの詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。
事前定義されたサービス・プロバイダAvalaraまたはTIE Kinetixを、取引先とのメッセージ交換用に構成します。
- 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択し、「Avalara」または「TIE Kinetix」のいずれかを検索して、「処理」 > 「編集」を選択します。
「概要」タブには、サービス・プロバイダに関する次の詳細が表示されます:
- 構成されている接続タイプ(「テスト」または「本番」)。
- 資格証明が構成されているかどうかを示すチェック・ボックス。
- サービス・プロバイダに対して構成された取引先の数。
- 上書きメッセージ定義がある取引先の数。
- サービス・プロバイダで設定されている顧客の数。
TIE Kinetixのサービス・プロバイダ概要
- 「処理」 > 「配信設定の管理」を選択して、アウトバウンド・メッセージ配信の設定を構成します。
-
- 「アウトバウンド配信接続タイプ」ドロップダウンで、設定している環境に応じて「テスト」または「本番」を選択します。
-
- 「サービス・プロバイダ・ユーザー名」および「パスワード」フィールドに、ネットワークにメッセージを送信するためにAvalaraまたはTIE Kinetixによって提供されたユーザー名とパスワードを入力します。
配信設定の管理
- 「アウトバウンド・メッセージ設定」タブを選択して、アウトバウンド・メッセージをアクティブ化します:
Avalaraで使用可能なアウトバウンド・メッセージは次のとおりです:
- 請求書
TIE Kinetixで使用可能なアウトバウンドメッセージは次のとおりです:
- 請求書
- 購買オーダー
- 購買オーダーの変更
Avalara- アウトバウンド・メッセージ設定
- 「インバウンド・メッセージ設定」タブを選択して、インバウンド購買オーダーをアクティブ化します。
Avalaraで使用可能なインバウンド・メッセージは次のとおりです:
- 請求書の確認
- 請求書
TIE Kinetixで使用可能なインバウンド・メッセージは次のとおりです:
- 請求書の確認
- 購買オーダーの確認
- 請求書
- 出荷
Avalara- インバウンド・メッセージ設定
取引先の作成
サービス・プロバイダの設定が完了したら、取引先を作成します。
- 「タスク」パネル・タブで「B2B取引先の管理」を選択します。
- 「B2B取引先の管理」ページで、「処理」 > 「作成」を選択し、取引先を追加します。
- 使用するサービス・プロバイダとしてAvalaraまたはTIE Kinetixを選択します。
取引先の作成
取引先と顧客の関連付け
次に、取引先を顧客に関連付けて、交換する文書を選択します。
- 「タスク」パネル・タブで「顧客アカウント・コラボレーション構成の管理」を選択して、顧客を検索します。
- 顧客を選択して、「コラボレーション構成の編集」を選択します。
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の編集ページの「関連サービス・プロバイダ」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択して、取引先とサービス・プロバイダを追加します。
- 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択し、交換する文書を追加して「関連ステータス」を「使用可能」に設定します。
AvalaraおよびTIE Kinetixサービス・プロバイダでは、次の文書を使用できます:
- 請求書確認 - インバウンド
- 請求書 - アウトバウンド
顧客アカウント・コラボレーション構成
取引先とサプライヤの関連付け
- 「タスク」パネル・タブで「サプライヤB2B構成の管理」を選択し、サプライヤを検索します。
- サプライヤを選択して、「サプライヤB2B構成の編集」を選択します。
- 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「取引先割当」タブを選択し、「処理」 > 「行の追加」をクリックして、取引先とAvalaraまたはTIE Kinetixサービス・プロバイダを追加します。
Avalara サービス・プロバイダでは、次の文書を設定できます:
- 請求書 - インバウンド
TIE Kinetixサービス・プロバイダでは、次の文書を設定できます。
- 事前出荷通知 - インバウンド
- 購買オーダー確認 - インバウンド
- 請求書 - インバウンド
- 購買オーダー - アウトバウンド
- 購買オーダー変更 - アウトバウンド
サプライヤ・サイトの文書設定
ヒントと考慮事項
このリリースより前にTIE Kinetixサービスを使用していた場合は、メッセージ定義名の先頭に'TIEKinetix_'が付けられていることがわかります。「コラボレーション・メッセージ定義の管理」タスクのサービス・プロバイダのリストからTIE Kinetixを選択して、メッセージ定義を検索できます。
主なリソース
- Oracle Help CenterでOracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成と管理ガイドを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B顧客取引先の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_ACCOUNT_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新より前に使用可能でした。
PDFファイルとしての購買オーダーの送信
「購買オーダーPDFが唯一の添付の場合に未圧縮ファイルとして送信」チェック・ボックスを使用して、サプライヤに購買オーダーを未圧縮PDFファイルとしてEメールで送信できます。このオプションは、購買オーダーがメッセージで使用可能な唯一の添付である場合に適用できます。
この機能により、自動システムを持たない小規模なサプライヤは、受け取った購買オーダーを読みやすくなります。
有効化のステップ
Eメールの配信方法は、サービス・プロバイダまたは取引先に対して、購買オーダーPDFを未圧縮ファイルとして送信するように構成できます。このオプションを有効にするには、次のようにします。
- 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択し、B2Bメッセージの配信に使用するサービス・プロバイダを検索します。メッセージの送受信にサービス・プロバイダを使用しない場合は、「タスク」パネルから「B2B取引先の管理」を選択します。
- 「配信方法」タブを選択し、Eメールの配信方法で、「購買オーダーPDFが唯一の添付の場合に未圧縮ファイルとして送信」チェック・ボックスを選択します。
「配信方法」タブの「購買オーダーPDFが唯一の添付の場合に未圧縮ファイルとして送信」
3. 「保存してクローズ」を選択します。
ヒントと考慮事項
購買オーダーPDFは、メッセージの唯一の添付ファイルである場合、圧縮されていないファイルとして送信されます。追加の添付がある場合、購買オーダーPDFを含むすべての添付が圧縮され、ZIPファイルとして送信されます。サプライヤがZIPファイルを受信できない場合は、Eメールの配信方法の「ファイル拡張子」フィールドを使用して、Eメールで送信されるファイルの拡張子を設定できます。
主なリソース
-
Oracle Help CenterでOracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージの構成および管理ガイドを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新より前に使用可能でした。
サプライ・チェーン・コラボレーション
SCM共通コンポーネント
Visual Builder Studioを使用したSCM Redwoodアプリケーション・ページの拡張
OracleのVisual Builder Studioを使用して、企業ユーザー向けのシームレスなエクスペリエンスをカスタマイズします。Visual Builder StudioのExpressモードでビジネス・ルールを使用すると、次のことができます:
- ページのフィールドおよびリージョンを必須またはオプションにする
- ページのフィールドおよびリージョンを読取り専用または編集可能にする
- 特定の基準に応じてフィールドおよびリージョンを表示または非表示にする
- 特定のビジネス・ニーズに合わせてRedwoodページを構成する。たとえば、「受入搬送」ページに表示する処理を制御したり、「PAR棚卸概要」ページで使用可能なデフォルトの日付範囲を設定できます。
ページに対して行うことができる変更のタイプは、変更するページによって異なります。
ノート: この更新では、ビジネス・ルールがまだサポートされていないSCM Redwoodページがあります。
Visual Builder Studioを使用して特定のページを拡張できるかどうかを判断するには、ページに移動して「設定およびアクション」メニューを開きます。「Visual Builder Studioでページを編集」タスクを探します:
「設定およびアクション」メニュー
「Visual Builder Studioでページを編集」タスクが表示されない場合、VB Studioでページを編集するために必要な権限が割り当てられていないか、現在VB Studioでページを編集できないため、Visual Builder Studioを使用してページを編集することはできません。
Visual Builder Studioでページを開くときは、Expressモードのみを使用してページを拡張します。拡張モードはサポートされていません。VB Studioでページを開いたときにExpressモードを使用できない場合は、VB Studioでページを拡張できません。Expressモードは、Visual Builder Studioのヘッダー・リージョンにあります:
Visual Builder Studioのヘッダー・リージョン
エクスプレス・モードでアプリケーション・ページを拡張する方法の詳細は、Visual Builder Studioのエクスプレス・モードでのOracle Cloud Applicationsの拡張を参照してください。
有効化のステップ
Visual Builder Studioを活用して、アプリケーションを公開します。Visual Builderを使用したアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
Visual Builder Studioの使用を開始する前に、システム管理者が初期設定を完了する必要があります。手順については、Oracle Cloudアプリケーションを拡張するためのVB Studioの設定を参照してください。
ヒントと考慮事項
Visual Builder Studio Expressモードで作業している間は、「ページ」リストを閉じたままにします。リストを閉じると、拡張しているページがよりわかりやすく表示されます。
Visual Builder Studio Expressモードでは、フィールド値のデフォルト設定および検証をサポートする機能が表示される場合があります。この機能は、更新24BのSCM Redwoodページではサポートされていません。今後の更新で、特定のSCM Redwoodページに対してデフォルト設定および検証を使用できるようになります。
VB Studio Expressモードでのフィールド値のデフォルト設定およびフィールド値の検証
主なリソース
Visual Builder Studioでアプリケーション・ページの拡張を開始するには、Visual Builder Studioへのアクセスの手順に従います。作業中は、次のリソースで追加情報を確認できます:
- Visual Builder ExpressモードでのOracle Cloudアプリケーションの拡張
- Oracle Fusion Cloud HCMおよびSCM: Visual Builder Studioを使用したHCMおよびSCM用のRedwoodアプリケーションの拡張
アクセス要件
Visual Builder Studioを使用してアプリケーション・ページを拡張するには、次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられている必要があります:
-
サンドボックスの管理(FND_ADMINISTER_SANDBOX_PRIV)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
サプライ・チェーン・コラボレーション
現在のグローバル・サプライ・チェーンにおいては、サプライヤ、受託製造業者、およびその他の取引先に対する製造業者の依存度が増し加わっています。会社が成功するためには、多層にわたる取引先との間でアクティビティを同期することが不可欠です。Oracle Fusion Cloud Supply Chain Collaborationを使用すると、会社は共同で供給を計画し、取引先データを把握し、契約製造の実行を調整し、取引先ネットワーク全体のパフォーマンスを測定できます。取引先が意思決定プロセスに積極的に関与するため、早期に警告のサインを伝えることができ、サプライ・チェーンの問題を協力して解決できます。各サプライヤの規模および技術レベルに応じて、会社はポータル・ベースのユーザー・インタフェース、標準ベースのB2BメッセージまたはWebサービスを使用してやりとりできます。Oracle Supply Chain Collaborationの柔軟な事前定義済ビジネス・プロセスを、顧客独自の要件にあわせて調整することもできます。コラボレーションが強化されることにより、取引関係がいっそう動的になり、供給の信頼性と効率が向上します。
サプライ・コラボレーション: Redwoodエクスペリエンス
Redwoodページを使用した集計スケジュールの指定
Redwoodユーザー・エクスペリエンスを使用して集計スケジュールを指定できるようになりました。集計スケジュールは、「オーダー予測詳細の編集」ページでサプライ・コラボレーション・メジャーを表示するために使用されます。このページでは、次のことができます。
- 「サプライ・チェーン・コラボレーション・デフォルト・スケジュール」または「ユーザー定義のスケジュール」の2つのスケジュール・タイプのいずれかを選択します。
- 「サプライ・チェーン・コラボレーション・デフォルト・スケジュール」を選択した場合は、事前定義済の集計レベルのいずれか(「週および日」または「期間および日」)を選択します。
- スケジュールで「ユーザー定義」オプションが選択されている場合は、スケジュールのドロップダウン・リストからユーザー定義のスケジュールのいずれかを選択します。
以前の更新での集計スケジュールを定義するための既存のすべての組合せは引き続きサポートされ、「集計スケジュールの選択」ページに含まれます。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスの「集計スケジュールの選択」ページ
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
「Redwoodページを使用した集計スケジュールの指定」機能を使用するには、まずその親機能である「サプライ・コラボレーション」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
「Redwoodページを使用した集計スケジュールの指定」機能を有効または無効にするには、次のステップに従います:
- 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_VCS_SC_CONFIGURATION_PAGES_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
- 「プロファイル値」セクションで、サイト・レベルをYESまたはNoに設定します。デフォルト値はNOです。
- Y = 機能を有効にします
- N = 機能を無効にします
- 「保存してクローズ」をクリックします。
この機能を有効にすると、サプライ・コラボレーションのランディング・ページのパネル・タスクを使用した新しい「集計スケジュールの選択」ページへのナビゲーションが更新され、「集計スケジュールの定義」ではなく「集計スケジュールの選択」が表示されます。
アクセス要件
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 集計スケジュールの管理(VCS_MANAGE_AGGREGATION_SCHEDULES_PRIV)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
Redwoodページを使用したコラボレーション・プランナの管理
Redwoodユーザー・エクスペリエンスを使用してコラボレーション・プランナを管理できるようになりました。「コラボレーション・プランナ」タスクを使用すると、アクティブまたは非アクティブのすべてのコラボレーション・プランナ、およびアクセスできるネットワークの部分を表示できます。このページでは、次のことができます。
- ステータス、プランナ名または出荷元サプライヤで検索する。
- 「追加」ボタンを選択した後、コラボレーション・プランナを選択し、プランナに特定の組織、サプライヤ、サプライヤ・サイトへのアクセス権を付与するか、フル・アクセスを許可する。
新しい「コラボレーション・プランナ」ページには、アクティブなプランナと非アクティブなプランナが表示され、名前、ユーザー名、ステータスに加えて、フル・ネットワーク・アクセスがあるかどうかが示されます。コラボレーション・プランナにフル・アクセスがない場合、行を展開すると、プランナがアクセスできるネットワークの部分が表示されます。
既存のデータ・フィルタから選択してコラボレーション・プランナを検索するか、プランナ名またはユーザー名で検索できます。
各行の処理メニューには、次の処理があります:
- 編集: コラボレーション・プランナの詳細が表示され、プランナのアクセス・レベルおよびステータスを変更できます。
- コピー: 既存のプランナのアクセス・レベルとステータスを複製して、新しいコラボレーション・プランナを迅速に作成します。
- 削除: ユーザーのサプライ・コラボレーション・アクセスを削除します。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスの「コラボレーション・プランナ」ページ
「新規コラボレーション・プランナ」ページを表示するには、「追加」ボタンをクリックします。
「新規コラボレーション・プランナ」ページで、「フル・アクセス」オプションを「いいえ」に設定して、プランナのアクセスを「データ・アクセス・セキュリティ」セクションで指定したサプライヤ、サプライヤ・サイトおよび組織に制限します。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスの「新規コラボレーション・プランナ」ページ
データ・アクセス・セキュリティのエントリを追加すると、サイド・パネルが開き、サプライヤ、サプライヤ・サイトまたは組織のいずれかを指定するオプションが表示されます。
サプライヤ別、サプライヤ・サイト別および組織別のデータ・アクセス・セキュリティの追加
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
「Redwoodページを使用したコラボレーション・プランナの管理」機能を使用するには、その親機能である「サプライ・コラボレーション」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
「Redwoodページを使用したコラボレーション・プランナの管理」機能を有効または無効にするには:
- 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_VCS_SC_CONFIGURATION_PAGES_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
- 「プロファイル値」セクションで、サイト・レベルをYESまたはNoに設定します。デフォルト値はNOです。
- Y = 機能を有効にします
- N = 機能を無効にします
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
新規コラボレーション・プランナを作成する場合:
- 「追加」ボタンを使用して、新規コラボレーション・プランナを保存し、ページを閉じます。
- 「保存」ボタンを使用して変更を保持し、ページに留まって追加の変更を加えます。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- コラボレーション・プランナの管理(VCS_MANAGE_COLLAB_PLANNERS_PRIV)
これらの権限はこの更新より前に使用可能でした。
Redwoodページを使用したコラボレーション・プランの管理
Redwoodユーザー・エクスペリエンスを使用してコラボレーション・プランを管理できるようになりました。「コラボレーション・プラン」ページを使用して、次の操作を行います:
- 新しいコラボレーション・プランの作成
- コラボレーション・プラン候補のレビュー
- コラボレーション・プラン候補からコラボレーション・プランへの変換
- コラボレーション・プラン候補の削除
- コラボレーション・プラン属性およびプラン頻度の割当
このページでは、次のことができます。
- 供給プラン、コラボレーション・プラン、ステータスによるキーワード検索を実行する
- フィルタ・チップを使用して、ステータスまたは最終公開で検索する
- 「作成」ボタンを選択した後、新規コラボレーション・プランを作成し、供給プラン・ソースやプランニング頻度などの属性を定義する
「編集」アイコンを使用して、プラン候補をコラボレーション・プランに変換し、既存の関係を編集します。
新しい「コラボレーション・プラン」ページには、アクティブなプランと非アクティブなプランの両方、およびプラン候補が表示されます。前のページ・レイアウトと同様に、「コラボレーション計画」、「供給プラン」、「ソース・システム」、「供給プラン・ソース」、「最終公開日」および「ステータス」といったプラン属性を表示できます。
この更新では、ステータスはアクティブ、非アクティブまたは候補になります。候補のステータスは、指定されたレコードがプラン候補であるという新しいインジケータであり、候補を編集して適切な値で保存することで、実際のプランに変換できます。
「コラボレーション頻度」属性も追加され、週次と月次のすべての頻度定義の組合せを組み合せた読みやすい書式が提供されます。たとえば、「頻度」が「月次」、「頻度期間」が1、「開始曜日序数」が「最初」および「開始日」が「月次」のコラボレーション・プランは、新しい「コラボレーション頻度」フィールドに毎月第1月曜日として表示されます。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスの「コラボレーション・プラン」検索ページ
以前の更新でアクセス可能な既存のすべての組合せは引き続きサポートされ、プランの作成と編集、および候補からコラボレーション・プランへの変換のために次のように表示されます。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスで新規コラボレーション・プランを作成するページ
新しいRedwoodユーザー・エクスペリエンスを合理化するために、「コラボレーション・プラン」ページで次の列はサポートされなくなりました:
- 関係候補
- コラボレーション関係
- オーダー予測
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
「Redwoodページを使用したコラボレーション・プランの管理」機能を使用するには、その親機能である「サプライ・コラボレーション」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
「Redwoodページを使用したコラボレーション・プランの管理」機能を有効または無効にするには、次のステップに従います:
- 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_VCS_SC_CONFIGURATION_PAGES_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
- 「プロファイル値」セクションで、サイト・レベルをYESまたはNoに設定します。デフォルト値はNOです。
- Y = 機能を有効にします
- N = 機能を無効にします
- 「保存してクローズ」をクリックします。
この機能を有効にすると、クイック処理を使用した「コラボレーション・プラン」ページへのナビゲーションと、サプライ・コラボレーション・ランディング・ページのパネル・タスクが更新され、「コラボレーション・プランの管理」ではなく「コラボレーション・プラン」が表示されます。
アクセス要件
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- コラボレーション・プランの管理(VCS_MANAGE_COLLAB_PLANS_PRIV)
この権限はこの更新より前に使用可能でした。
購買側ベンダー管理在庫: Redwoodエクスペリエンス
Redwoodページを使用したVMIアナリストの管理
Redwoodユーザー・エクスペリエンスを使用してVMIアナリストを管理できるようになりました。「VMIアナリスト」タスクを使用すると、アクティブまたは非アクティブのすべてのVMIアナリストと、アクセスできるネットワークの部分を表示できます。このページでは、次のことができます。
- ステータス、VMIアナリスト、ユーザー名、サプライヤまたは組織で検索する。
- 「追加」ボタンを選択した後、VMIアナリストを選択し、アナリストに特定の組織またはサプライヤへのアクセスを提供するか、フル・アクセスを許可する。
新しい「VMIアナリスト」ページには、アクティブなVMIアナリストと非アクティブなVMIアナリストが表示され、名前、ユーザー名、ステータスに加えて、フル・ネットワーク・アクセスがあるかどうかが示されます。アナリストにフル・アクセスがない場合、行を展開すると、アナリストがアクセスできるネットワークの部分が表示されます。
既存のデータ・フィルタから選択してアナリストを検索することも、VMIアナリスト名またはユーザー名で検索することもできます。
各行の処理メニューには、次の処理があります:
- 編集: アナリストのアクセス・レベルおよびステータスを変更できるように、VMIアナリストの詳細が表示されます。
- コピー: VMIアナリストのアクセス・レベルとステータスを複製して、新しいVMIアナリストを迅速に作成します。
- 削除: VMIアナリストとしてのユーザーのアクセス権を削除します。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスの「VMIアナリスト」ページ
「新規VMIアナリスト」ページを表示するには、「追加」ボタンをクリックします。「新規VMIアナリスト」ページで、「フル・アクセス」オプションを「いいえ」に設定して、VMIアナリストのアクセスを「データ・アクセス・セキュリティ」セクションで指定したサプライヤおよび組織に制限します。
Redwoodユーザー・エクスペリエンスの「新規VMIアナリスト」ページ
データ・アクセス・セキュリティのエントリを追加すると、サイド・パネルが開き、サプライヤまたは組織を指定できます。
サプライヤ別および組織別のデータ・アクセス・セキュリティの追加
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
「Redwoodページを使用したVMIアナリストの管理」機能を使用するには、その親機能である「ベンダー管理在庫」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
「Redwoodページを使用したVMIアナリストの管理」機能を有効または無効にするには、次のステップに従います:
- 「設定および保守」作業領域で、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、ORA_VCS_VMI_CONFIGURATION_PAGES_REDWOOD_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
- 「プロファイル値」セクションで、サイト・レベルをYESまたはNoに設定します。デフォルト値はNOです。
- Y = 機能を有効にします
- N = 機能を無効にします
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
新規VMIアナリストを作成する場合:
- 「追加」ボタンを使用して新しいアナリストを保存し、ページを閉じます。
- 「保存」ボタンを使用して変更を保持し、ページに留まって追加の変更を加えます。