クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Supply Planning
新機能
すべて展開


  1. 更新22B
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能のサマリー
  6. 供給プランニング
    1. 供給プランニング
        1. 計画オーダーの搬送先事業所の上書き
        2. 最早日制約に基づいた新規供給の作成
        3. 需要スケジュールとしてのダウンストリーム補充プランの使用
        4. 店頭販売オーダーの計画
        5. Oracle Supply Planningから発生していない購買オーダーの推奨のリリース
        6. 収集メジャー・データのリフレッシュ
        7. タイルに表示するメジャー別の色の構成
        8. この更新で注意が必要な供給プランニングのバグ修正
      1. 属性ベース・プランニング
        1. 有効な関連付けを使用した属性ベースのネッティング・ルールの作成
        2. オーダーのユーザー定義属性の表示
      2. プロジェクト駆動のサプライ・チェーン
        1. プロジェクト供給の転送に対する推奨のリリース
      3. 制約ベース・プランニング
        1. 組織固有の品目代替ルールの尊重
    2. 生産スケジューリング
        1. 原材料の制約がスケジュールに与える影響の分析
        2. 生産スケジューリングでの手持ロットの保留期限の尊重
    3. オーダー・バックログ管理
        1. 割付に含める出荷履歴の範囲の制御
        2. バックログ管理プランの時間範囲の制限
        3. 供給割付での予約の尊重
        4. ピッキングのために送信されたオーダー明細の再スケジュールの防止
        5. 組織のグループに対するバックログ管理プランの実行
        6. 店頭販売オーダーの計画

更新22B

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2022年7月01日 供給プランニング この更新で注意が必要な供給プランニングのバグ修正 文書の更新。バグ修正を追加しました。
2022年6月13日 バックログ管理 組織のグループに対するバックログ管理プランの実行 文書の更新。ヒントと考慮事項の改訂。
2022年4月7日 供給プランニング この更新で注意が必要な供給プランニングのバグ修正 文書の更新。説明の改訂。
2022年3月18日     初版作成。

概要

重要なノート: 21Dから22Bに直接更新する場合は、22Aと22Bの両方のセクションの内容を確認して、更新に含まれるすべての変更を確認してください。

お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

更新前および更新後のタスク

Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の指示および権限を使用してエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 機能概要ページでオファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能を表示します。または、デフォルトのすべての使用可能オファリングの選択を維持して、すべてのオファリングの新機能を表示します。
  3. 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にする手順を完了します。

「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法は次のとおりです。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページでオファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
  3. オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(すぐ使用できない状態で提供される機能)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

供給プランニング

供給プランニング

計画オーダーの搬送先事業所の上書き

最早日制約に基づいた新規供給の作成

需要スケジュールとしてのダウンストリーム補充プランの使用

店頭販売オーダーの計画

Oracle Supply Planningから発生していない購買オーダーの推奨のリリース

収集メジャー・データのリフレッシュ

タイルに表示するメジャー別の色の構成

この更新で注意が必要な供給プランニングのバグ修正

属性ベース・プランニング

有効な関連付けを使用した属性ベースのネッティング・ルールの作成

オーダーのユーザー定義属性の表示

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン

プロジェクト供給の転送に対する推奨のリリース

制約ベース・プランニング

組織固有の品目代替ルールの尊重

生産スケジューリング

原材料の制約がスケジュールに与える影響の分析

生産スケジューリングでの手持ロットの保留期限の尊重

オーダー・バックログ管理

割付に含める出荷履歴の範囲の制御

バックログ管理プランの時間範囲の制限

供給割付での予約の尊重

ピッキングのために送信されたオーダー明細の再スケジュールの防止

組織のグループに対するバックログ管理プランの実行

店頭販売オーダーの計画

供給プランニング

供給プランニング

計画オーダーの搬送先事業所の上書き

工場または流通センター(在庫組織とも呼ばれる)の場所としてモデル化された複数の受入ドックがあり、購買または転送のオーダー文書で、インバウンド供給を受け取る搬送先事業所を指定する必要がある場合があります。たとえば、冷蔵供給を受け取る事業所が指定されており、乾物用には別の事業所が指定されているという場合があります。

この更新により、計画オーダーを実行のためにリリースする前に、デフォルトの搬送先事業所を上書きできます。対応するREST APIにも、この上書きを実行する機能が含まれています。

インバウンド供給オーダーの搬送先事業所に対するビジネス固有の決定事項を組み込みます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • この機能は、手動でリリースされた計画購買または転送供給にのみ適用されます。自動リリース・プロセスでは、常に受け側組織のデフォルトの事業所が使用されます。
  • この機能では、収集された購買依頼、購買オーダーまたは転送オーダーの事業所は変更できません。
  • 「実施事業所」フィールドを編集可能にするにはまず、リリースの計画購買または転送供給をマークする必要があります。
  • 「供給および需要」UIの「実施事業所」フィールドでは、または計画供給RESTリソースを使用している場合、受け側組織に関連付けられている搬送先事業所のみを選択できます。
  • デフォルトの場所とは異なる実施事業所を指定しても、出荷方法または移動時間を再評価するプランニングはトリガーされません。実施事業所がデフォルトの事業所と近接していることが前提であるため、出荷方法や移動時間には影響しません。
  • Fusionソース・システムを使用している場合、事業所は、「設定および保守」の「在庫組織場所の管理」タスクを使用して受け側組織に関連付けられます。
  • 外部ソース・システムを使用している場合は、サプライ・チェーン・プランニング組織のファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートのOrganization Siteタブを使用して、事業所が受け側組織に関連付けられます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 需要および供給の編集(MSC_EDIT_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)

最早日制約に基づいた新規供給の作成

ヘルスケアなどの一部の業種では、一時的な製品リコールなどの状況が発生し、指定日まで供給事業所に新規オーダーを発注できない場合があります。この更新により、Oracle Fusion Cloud Supply Planningにおいて、新しい供給オーダー推奨を特定の日付以降にのみ作成するというビジネス要件が許可されるようになります。

新しい「次より後に供給を作成」属性を使用して、各製品の最も早い供給作成日を構成できます。

  1. これまでもあった既存の属性である「供給の作成」属性は、計画で品目の新規供給を作成できるかどうかを決定します。
  2. この更新で含まれるようになった新しい属性である「次より後に供給を作成」属性により、新しい供給が作成可能となる最早日が決定されます。

この更新より前は、「供給の作成」属性は制約付き供給プランでのみ考慮されていました。この更新により、この属性は制約なし供給プランでも考慮されるようになります。

この更新では、制約なし供給プランと制約付き供給プランの両方で、新しい「次より後に供給を作成」属性を使用して、新しい供給をいつ作成するかを決定します。

これらの属性は、新しい製造計画オーダーおよび購買計画オーダーの作成のみを制御します。目的はサプライ・チェーン内の既存のすべての有効な在庫を利用する間は新しいオーダーを制限することであるため、新規転送計画オーダーの作成や既存のオーダーの再スケジュールは管理しません。

品目の新規供給のオーダーでは日付制約が尊重されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D

オプト・インを有効にした後に、次のステップを実行して、新規供給に対する最早日付制約の使用を開始します。

  1. ソース・システムで必要な品目を編集して、「次より後に供給を作成」の日付を指定してデータ収集を実行します
  2. 供給プランまたは需要と供給プランを作成します
  3. プランを実行します

ヒントと考慮事項

  • 計画では、新しい製造または購買供給の「提示期日」「次より後に供給を作成」の日付より後であることが保証されます。ただし、「提示納入予定日」などの他の日付は、リード・タイムに基づいて「次より後に供給を作成」の日付より前にできます。
  • 集計プランニング・バケットでは、ソース・システムにリリースされた日付がバケットの先頭に、期日は常にバケットの最後になります。そのため、このような場合のリリース日は「次より後に供給を作成」の日付より前になる可能性があります。
  • 「次より後に供給を作成」の日付制約のために需要が遅れて充足されると、「販売オーダーにペグされた遅延供給」(または「予測にペグされた遅延供給」)例外が生成されます。
  • ファイルベース・データ・インポート(FBDI)による品目のアップロード用のテンプレート(ScpItemImportTemplate.xlsm FBDIテンプレート)に「次より後に供給を作成」属性が含まれるようになりました。
  • (プラン入力およびシミュレーション・セットの)品目のRESTサービスに「次より後に供給を作成」属性が含まれるようになりました。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 品目の表示(MSC_VIEW_ITEMS_PRIV)

需要スケジュールとしてのダウンストリーム補充プランの使用

複数階層のサプライ・チェーン・ネットワークでは、Oracle Fusion Cloud Demand Managementの一部として使用可能な補充プランニング手法を使用してダウンストリーム事業所を補充し、残りのサプライ・ネットワークはOracle Fusion Cloud Supply Planningを使用して計画できます。この更新により、ダウンストリーム事業所の補充プランからの需要をアップストリーム事業所の需要スケジュールとして供給できます。この需要スケジュールを使用して、残りの供給ネットワークに対する計画を生成できます。

ナビゲーション: 「供給プランニング」作業領域→「プランの管理」タスク→「プランの作成」→「供給」タブ→「組織およびスケジュール」サブタブ

複数階層のサプライ・チェーン・ネットワークで使用されるプランニング・ロジックを柔軟に構成します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • この機能は、制約なし供給プランと制約付き供給プランの両方に使用できます。
  • サプライ・チェーンの下層部(顧客対応の事業所)は、補充プランにより計画され、ポリシーによって決定されます。流通センターや製造施設などの上層部は供給プランにより計画されます。供給プランニングでは、補充プランから上層部の需要を計画します。
  • 補充プランの下層部からの需要の供給プランには、新しい「計画転送オーダー需要」オーダー・タイプが表示されます。
  • 推奨: 補充プランと供給プランでは組織は重複できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)

店頭販売オーダーの計画

卸売販売などの業界では、一部のオーダーは手持在庫からすぐに配送されます(店頭販売とも呼ばれます)。この履行モードに関連するトランザクションの取得に関連するユーザー・エクスペリエンス全般を改善するために、Oracle Fusion Order Management Cloudでは、ピッキングおよび出荷トランザクションを必要とせずにこれらのオーダーを履行できるようになりました。

Oracle Fusion Cloud Demand ManagementおよびOracle Fusion Cloud Supply Planningでは、店頭販売オーダーを収集することでこの履行モードがサポートされるようになりました。Oracle Demand Managementでは、店頭販売オーダーを含むすべての販売オーダーの履歴を使用して予測を生成します。Oracle Supply Planningは、予測店頭販売オーダーを履行するのに十分な手持在庫があることを保証するだけでなく、現行期間の正味需要計算でこの履行モードが考慮されることも保証されます。

オーダー管理で開始され、供給プランニングに従って計画される供給プランで、履行済またはクローズ済の店頭販売オーダーで予測を消し込む方法の例:

需要プランで出荷履歴として収集された履行済またはクローズ済店頭販売オーダーから予測を生成する方法の例:

店頭で履行された販売オーダーも考慮して正確に計画します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D

サプライ・チェーン・プランニング・オファリングのこの機能をオプト・インすることに加えて、サイトでオーダー管理オファリングの「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能がオプト・インされている必要があります。

  • サイトにおいてオーダー管理オファリングの「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能がすでにオプト・インされている場合、その機能を再度オプト・インする必要はありませんが、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「店頭販売オーダーの計画」機能をオプト・インする必要があります
  • サイトにおいてオーダー管理オファリングの「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能がオプト・インされていない場合、その機能を再度オプト・インする必要があることに加え、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「店頭販売オーダーの計画」機能をオプト・インする必要があります

ヒントと考慮事項

  • 収集プロセスでは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningのオープン店頭販売オーダーの予定出荷日または需要日を導出するために、Oracle Fusion Cloud Order Managementにおいて「オーダー明細の在庫トランザクション日」オーダー管理パラメータに設定されている値が参照されます。
  • 在庫にインタフェースされた店頭販売オーダーは、クローズ済販売オーダーとして、またはOracle Fusion Cloud Supply Chain Planningへの記帳および出荷履歴の一部として収集されます。
  • 「店頭販売オーダーの計画」機能は、外部ソース・システムには適用されません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
    • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
    • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
    • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

Oracle Supply Planningから発生していない購買オーダーの推奨のリリース

企業においては、Oracle Fusion Cloud Supply Planningで有効化されているプランニング・プロセス外で、ユーザーまたは他のシステムがOracle Fusion Cloud Procurementで購買オーダーを生成することを許可できます。以前は、これらの購買オーダーはプランニング・プロセスで収集および計上されていましたが、プランニング作業領域からリリースされた推奨の再スケジュールまたは取消はOracle Fusion Cloud Purchasingで処理されませんでした。この更新により、通常のプランニング・プロセス外で生成された購買オーダーも含めて、購買オーダーの再スケジュールまたは取消が必要とユーザーまたはOracle Supply Planningが判断した場合は、それをユーザーまたはOracle Supply Planningが実行できます。

Oracle Supply PlanningからOracle Procurementに発生したわけではない購買オーダーの再スケジュールの推奨をリリースする方法の例:

Oracle Fusion Cloud Supply Planningで発生したのでない購買オーダーの管理が改善されます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

Oracle Supply Planningは、購買オーダーでバイヤーによる輸送の管理が有効になっているかどうかに応じて、Oracle Supply Planningから発生したのではない購買オーダーの「要求搬送日」または「要求出荷日」属性を更新するための推奨をリリースします。

主なリソース

ロール情報

  • サプライ・チェーン・プランニングで次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
      • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 権限
      • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
      • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
  • サプライ・チェーン・オーケストレーションで次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
    • 権限
      • 供給オーダーの編集(DOS_EDIT_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
      • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
      • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
      • 供給オーダー・インタフェース・データのパージ(DOS_PURGE_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
      • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
      • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
      • 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
    • 権限
      • 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV)

収集メジャー・データのリフレッシュ

ファイルベース・データ・インポート(FBDI)によって収集されるプランの特定のメジャーまたはメジャーのサブセットのデータを、プランを再実行しなくてもリフレッシュできるようになりました。この機能により、Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance ManagementなどのソースからOracle Fusion Cloud Supply Planningへのインバウンド・メジャー・データ・フローが、統合ビジネス・プランニングの編成のために合理化されます。また、現在の統計予測を保持しつつ、販売履歴の更新を追跡するのにも役立ちます。

スケジュール済プロセスでの「メジャーのリフレッシュ・プロセスの編成」ジョブ(ナビゲーション: 「ツール」→「スケジュール済プロセス」→「新規プロセスのスケジュール」→「メジャーのリフレッシュ・プロセスの編成」)

プランニング・メジャーに関する最新データで供給プランを合理化し、収集された財務メジャーを使用して統合されたビジネス・プランニングを編成します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • スケジュール済プロセスでは、メジャーはサプライ・チェーン・プランニング・メジャーのファイルベース・データ・インポート・テンプレートを使用してロードされたものとみなされます。
  • リフレッシュするメジャーのサブセットを含むメジャー・カタログが作成および使用されます。
  • 「出荷履歴」(または「記帳履歴」)メジャーと、メジャー・カタログの「出荷履歴」のリフレッシュに使用されるデフォルト・メジャーの両方を含めます。たとえば、「デフォルト出荷履歴メジャー」プロファイル・オプションに使用されるデフォルトのメジャーが「出荷履歴: 出荷日別要求品目」の場合、このメジャーおよび「出荷履歴」メジャーをメジャー・カタログに含めます。
  • 新しいメジャーをプランに導入する場合は、この新しいスケジュール済プロセスを使用してそのメジャーのデータをリフレッシュする前に、まずプランを実行して現在のデータでリフレッシュする必要があります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)

タイルに表示するメジャー別の色の構成

メジャーのグラフの色を構成すると、そのメジャーを含むタイルおよびグラフでその色が使用されます。この使用によりグラフおよびタイル間の一貫性が保たれ、同じメジャーを複数の分析でビジュアル化するのが簡単になります。

メジャーの影響が簡単に伝わるように、グラフおよびタイルのメジャーに表示される色を制御します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • メジャーに選択する色を変更する必要がある場合があります。メジャーに構成する色が、特定のグラフのメジャーに自動的に割り当てられた色と同じ場合は、構成中のメジャーに別の色を選択する必要があります。
  • 棒グラフ、折れ線グラフおよびレーダー・グラフで、構成済のグラフの色を表示するには、メジャーがY軸に1つのみである必要があります。

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)

この更新で注意が必要な供給プランニングのバグ修正

この更新には、Oracle Fusion Cloud Supply Planningの動作方法を変更できるバグ修正が含まれています。これは、この更新に関するすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。

前処理リード・タイムを再度適用することなく既存の不安定な供給を再スケジュール

この更新より前は、供給プランニングの既存の不安定な供給の再スケジュール時に、品目の前処理リード・タイムが常に適用されました。

この更新により、既存の不安定な供給の再スケジュールの際には、提示オーダー日から提示開始日までの期間(前処理リード・タイム期間とも呼ばれる)は、供給オーダーの作成時にすでに経過したと見なされます。したがって、既存の不安定な供給の再スケジュール中に「提示オーダー日」属性の値を計算する場合、前処理リード・タイムが再度適用されることはありません。つまり、前処理リード・タイムは0とみなされます。

この変更は、制約なし供給プランニングと制約付き供給プランニングの両方で、次の供給オーダー・タイプに適用されます。

  • 転送オーダー
  • 購買依頼
  • 購買オーダー 
  • 移動中出荷
  • 受入中出荷
  • 作業オーダー(標準、非標準および保守作業オーダー)

Oracleリファレンス: 33841483

表およびグラフでの分析の相対時間範囲の選択

22Bの更新では、表、グラフ、タイルおよび分析セットの相対時間フィルタの動作が改訂されます。相対時間フィルタは、セレクタ・ツールの「メンバー」タブの「拡張フィルタ」アイコンを使用して構成します。この更新の前に、「期間(後)」設定がゼロに設定されていても、相対時間フィルタには常に現在の期間が含まれます。「期間(後)」設定が1以上に設定されている場合のみ、動作は現在の期間を含むように変更されました。たとえば、以前は、今日以前の3か月間と今日以降の0か月間のフィルタでは、過去3か月間と現在の月が返されます。現在は、以前の3か月間と今日以降の0か月間のフィルタでは、過去3か月間のみが返され、現在の月は含まれません。この更新の前と同じ相対時間フィルタの結果を取得するには、「期間(後)」設定の値を1増やす必要があります。

22B以前の動作に戻す場合は、Oracleサポートに連絡してください。

Oracleリファレンス: 27708234

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

属性ベース・プランニング

ビジネス・ニーズに固有の構成済属性(原産国など)を使用してサプライ・チェーンを計画および分析します。これらの属性によって限定された需要を予測します。供給プランに属性および属性ネッティング・ルールを構成し、在庫、購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー供給の属性に基づいて限定された供給のみを使用して需要を満たします。これらの属性について、サプライ・チェーンの任意のレベルで計画オーダーを生成します。

「属性ベース・プランニング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。

有効な関連付けを使用した属性ベースのネッティング・ルールの作成

特にプロジェクト・ネッティングのビジネス固有のルールを入力する際の誤ったデータ入力を減らすことは重要な機能強化です。プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・プランニング・プロセスに対して属性ベースのプランニング・ルールを作成する場合、適切なプロジェクト・グループ、プロジェクトまたはタスクのみが属性ベースのネッティング・ルールに使用されるように、追加の検証が適用されます。

属性ベースのネッティング・ルールを使用したプロジェクト・ネッティング順序の構成例:

選択したプロジェクト・グループ属性値に属するプロジェクトのリストを表示する属性ベースのネッティング・ルールのネッティング順序ステップの例:

追加のデータ検証により、プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・プランに矛盾したネッティング・ルールが発生する可能性を低減します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

プロジェクト固有の供給の計画機能を次のように有効にします。

  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
    • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    •  「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
    • オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
    • オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
    • プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください

ヒントと考慮事項

  • この更新では:
    • プロジェクト固有の供給を計画するには、属性ベースのネッティング・ルールのみを使用する必要があります。
    • 「プロジェクト・ネッティング・ルールの管理」タスクは、以前に使用可能だった作業領域(「プラン入力」、「プランニング・セントラル」、「供給プランニング」および統合需要および供給プランニング)では使用できなくなりました。かわりに「属性ベースのネッティング・ルールの管理」タスクを使用する必要があります。
    • 「プロジェクト・ネッティング・ルールの管理」タスクを使用して作成されたプロジェクト・ベースのネッティング・ルールは、「プランニング・セントラル」、「供給プランニング」および統合需要および供給プランニング作業領域で使用可能な「ネッティング・ルール」プラン・オプションの値リストでは選択できません。
    • プロジェクト・ベースのネッティング・ルールで実行するようにスケジュールされたプランは、警告で終了します。プラン実行の成功のためには、プロジェクトベース・プランニングではなく属性ベースのネッティング・ルールを割り当てる必要があります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

オーダーのユーザー定義属性の表示

履行を追跡するために、在庫データ、販売オーダー、購買オーダー、転送オーダーおよび作業オーダーに様々な標準フィールドまたは付加フレックスフィールドが使用されている場合があります。この更新により、これらの属性をプランニング属性にマップして可視化できます。このプランニング属性は「供給および需要」表で分析に使用でき、編集可能です。実行のために供給オーダーをリリースすると、特定のオーダーで指定した属性値が実行のために返されます。

「プランニング属性の作成」タスクを使用して、供給プランニングで新しい表示属性を作成および構成する方法を次に示します。

その後、新しい表示属性を付加フレックスフィールド、または作業オーダーなどの関連ソース文書で選択した標準属性の1つにマップできます。

このようなユーザー定義表示属性の例として、製造オーダーの「作業オーダー・サブタイプ」やWIP会計区分属性があります。このようなユーザー定義属性は、供給および需要の表に他の属性と同様に表示でき、オーダーを実行システム(この場合はOracle Fusion Cloud Manufacturing)にリリースする前に編集することもできます。アプリケーションで構成されたすべてのユーザー定義属性は、プランニング推奨の一部として自動的にリリースされます。

ユーザー定義属性を使用して、計画オーダーを柔軟に分析、編集およびリリースできます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D

この機能を使用するためにオプト・インする場合は、「属性ベース・プランニング」および「オーダーのユーザー定義属性の表示」という機能をオプト・インする必要があります。これまでに「属性ベース・プランニング」機能をオプト・インしている場合は、その機能を再度オプト・インする必要はありませんが、「オーダーのユーザー定義属性の表示」機能をオプト・インする必要があります。

「属性ベース・プランニング」および「オーダーのユーザー定義属性の表示」機能の両方を、次のようにして有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 「属性ベース・プランニング」および「オーダーのユーザー定義属性の表示」機能を有効にします。

オプト・インを有効にした後、次のステップを実行してユーザー定義属性の使用を開始します

  1. 「表示属性」タイプの新しい計画属性を作成し、ソース属性にマップして、データ収集を実行します
  2. 供給プランまたは需要と供給プランを作成します
  3. プランを実行します

ヒントと考慮事項

  • 作成している表示属性を編集可能にする必要がある場合は、値セット(有効な値のセット)を使用して属性を作成する必要があります。すべてのユーザー編集は、これらの有効な値に対して検証されます。現在、これらの属性に対する自由形式のテキスト編集はサポートされていません。
  • これらの属性は、任意の供給プランまたは需要と供給プランで編集できます。また、計画オーダー、手持および手動需要のシミュレーション・セットで編集できます。
  • サポートされるプランニング属性の最大数は16で、これには次のものが含まれます。
    • 3つは常に「プロジェクト・グループ」、「プロジェクト」および「タスク」属性に使用されます。
    • 残りの13は、アドホック編集の表示属性として使用することも、ネッティングおよび配賦属性として使用することもできます。
  • 属性を作成した後は、その属性のタイプを変更できません。かわりに、削除して再作成する必要があります。
  • これらのユーザー定義属性の収集およびリリースは、Oracle Fusionソース・システムについてのみサポートされています。EBSソース・システムの場合、これらの表示属性の収集や実行モジュールへのインポートの即時利用可能なサポートはありません。ただし、Oracle Fusion Cloud Supply Planningからデータをインポートするファイル(ファイルベースのデータ・インポート)およびデータをエクスポートするファイル(プランニング推奨)には、これらのユーザー定義属性が含まれます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン

プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain ManagementおよびOracle Fusion Cloud Project Managementのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。

ノート: プロジェクト駆動のサプライ・チェーンに関連する追加の更新については、このドキュメントの「属性ベース・プランニング」セクションを確認してください。

「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。

プロジェクト供給の転送に対する推奨のリリース

様々なプロジェクト駆動の企業において、品目の需要を満たすために使用できるのは、その品目の供給のサブセットのみです。一般的なアプローチは、供給および需要をプロジェクト属性およびタスク属性別にストライピングして、特定のプロジェクトまたはタスクに供給を割り当てることです。たとえば、手持在庫または購買オーダーをプロジェクトとタスクでストライピングします。このシナリオでは、たとえば販売オーダー需要を満たすために、プロジェクトおよびタスク要件に一致する手持供給または購買オーダー供給のみを使用できます。ただし、このアプローチは、一部のプロジェクトに超過供給がある状況につながる可能性があります。

在庫コストを削減するには、プロジェクトの新しい供給をオーダーする前に、プロジェクト全体の超過供給をチェックすることが有効です。Oracle Fusion Cloud Supply Planning作業領域を使用してプランを作成するときに、このタイプの検索を有効にする柔軟なルールを設定できます。

この更新により、このようなプランの結果として、超過があるプロジェクトまたはタスクから不足があるプロジェクトまたはタスクへと供給を移動する推奨が生成されます。プランナは、プランからの推奨をリリースして次の文書のプロジェクト属性を変更することで、プロジェクト供給の超過を減らすことができます。後続の実行ステップは、それに従って続行されます。

  • 受入済や請求済でない購買オーダー・スケジュール
  • 出荷されていない転送オーダー明細
  • 未リリース・ステータスの作業オーダー
  • プロジェクトおよびタスクでストライピングされているか、プロジェクトおよびタスクの共通在庫でストライピングされていない手持在庫

プロジェクト供給の転送の推奨をリリースするためのプラン・オプションを構成する方法の例:

供給プランニングからプロジェクト供給の転送の推奨をリリースする方法の例:

供給プランニングからプロジェクトへの共通供給の転送の推奨をリリースする方法の例:

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン環境で手持供給およびオーダー中供給の効率的な使用を実現します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

プロジェクト固有の供給の計画機能を次のように有効にします。

  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
    • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    •  「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
    • オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
    • オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
    • プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください

オプト・インを有効にした後、次のステップを実行して、プロジェクトおよびタスクを含むプランニング属性によって予測の消費を開始します。

  1. 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
  2. プロジェクト・グループ、プロジェクトおよびタスク・プランニング属性を使用して属性ベースのネッティング・ルールを割り当てます
  3. 「供給」タブの「一般」サブタブで、「プロジェクトとタスク間の供給の移動可能」オプションを選択します
  4. プランを実行します
  5. プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するための推奨をリリースします

ヒントと考慮事項

  • プロジェクト需要のために予約された共通供給は、プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するためにリリースできません。
  • 別のプロジェクトおよびタスクによりプロジェクト需要にペグされた、共通およびプロジェクトの移動中出荷、受入中出荷、および購買依頼供給は、プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するためにリリースできません。
  • プロジェクト需要にペグされた、オーダー管理にインタフェース済の共通転送オーダーは、プロジェクト供給をOracle Cloud SCMに転送するためにリリースできません。
  • 在庫の手持プロジェクト転送はファースト・イン・ファースト・アウト基準により処理されます
  • 「ペギングを計算する日数」プラン・オプションは、nullか、またはプラン範囲と同じである必要があります。プロジェクト供給の転送に関する推奨のリリースは、ペギングがプランによって計算される供給および需要に対してサポートされています。

主なリソース

ロール情報

  • サプライ・チェーン・プランニングで次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
      • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 権限
      • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
      • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
  • サプライ・チェーン・オーケストレーションで次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
    • 権限
      • 供給オーダーの編集(DOS_EDIT_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
      • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
      • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
      • 供給オーダー・インタフェース・データのパージ(DOS_PURGE_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
      • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
      • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
      • 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV)
      • 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER)
      • 作業オーダーの表示(WIP_VIEW_WORK_ORDERS_PRIV)
  • 購買で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
    • 権限
      • 購買オーダーの表示(PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 在庫で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • 在庫マネージャ(ORA_INV_INVENTORY_MANAGER)
      • 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER)
    • 権限
      • 在庫属性トランザクション要求の処理(INV_PROCESS_INVENTORY_ATTRIBUTE_TRANSACTION_REQUEST)
  • 製造で次の事前定義済ジョブ・ロールまたは次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスし、推奨をリリースできます
    • ジョブ・ロール
      • 生産監督者(ORA_WIE_PRODUCTION_SUPERVISOR_JOB)
    • 権限
      • 作業オーダーの表示(WIP_VIEW_WORK_ORDERS_PRIV)

制約ベース・プランニング

資材および生産能力の制約を考慮する供給プランを作成および実行します。別のソースの使用、代替コンポーネントの使用、代替作業定義の使用など、可能なすべての代替を評価することにより、期日通りに需要を満たすことにフォーカスを置きます。

「制約ベース・プランニング」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。

組織固有の品目代替ルールの尊重

様々な産業では、不足している場合にはオーダー品目を同等の品目で代替することが望ましいとされます。以前は、マスター在庫組織でのみ、最終品目代替ルールをグローバルに設定できました。この更新により、個々の在庫組織に対してより詳細な代替ルールを設定できます。

たとえば、北米の販売をサポートしている組織に対して1つの代替ルール・セットを設定し、別の組織の販売をサポートしている組織に対して別の代替ルールのセットを設定できます。ただし、マスター組織内で組織全体に適用されるルールのセットを一元的に指定してそれをすべての組織に継承することにより、組織全体に適用されるルールのセットをグローバルに管理することもできます。

この更新では、これらの代替ルールに割り当てられたランクを使用して、制約付き供給プランによる優先順序で代替の選択を最適化することもできます。このランクは必須ではありませんが、指定する場合は、ルールを使用する代替前の品目および組織に対して一意である必要があります。

この更新では「品目関係性」表が拡張され、組織、マスター組織およびランクの属性が表示されます。この表にはまた、ルールがマスター組織で管理されているかどうかも示されています。ルールがマスター組織で管理されている場合、表にはマスター組織で指定されたルールとすべての子組織で継承されているルールの両方が表示されます。

最終品目代替に対する詳細な管理を設定および使用します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D

「組織固有の品目代替ルールの尊重」機能を次のようにして有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 「組織固有の品目代替ルールの尊重」機能を有効にします。

オプト・インを有効にした後、次のステップを実行してユーザー定義属性の使用を開始します。このステップを実行しないと、この機能は有効にはなりません

  • Oracle Fusionソース・システムからのプランニング・データの収集(この機能は現在、Oracle Fusionソース・システムでのみサポートされています)

ヒントと考慮事項

この機能はOracle Fusionソース・システムでのみサポートされています。したがって、外部ソース・システムに使用されるファイルベース・データ・インポート(FBDI)の場合、ファイル形式では組織固有の代替ルールのアップロードはサポートされていません。ただし、この機能がオプト・インされている場合、FBDIを使用してアップロードされたルールはグローバルとして解釈され、そのソース・システム内のすべての組織に適用されます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 品目の表示(MSC_VIEW_ITEMS_PRIV)

生産スケジューリング

製造現場のスループットとリソースおよび労務の投資収益率を最大化する実行可能なファクトリ・スケジュールを生成します。製造現場で実行できる現実的なスケジュールを計算、管理およびモニターしながら、重要なリソースの使用を最適化し、可能なかぎり定時に顧客需要を満たすことができます。

「生産スケジューリング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。

原材料の制約がスケジュールに与える影響の分析

ガント・チャートで、品目の手持在庫または特定の購買オーダーまたはインバウンド転送オーダーを消費する作業オーダー工程を検索できるようになりました。これらの作業オーダー工程はガント・チャートで強調表示されます。同様に、ガント・チャートで選択した特定の工程について、新しい手持在庫表とインバウンド供給表をフィルタして、関連する行のみを表示できます。これらの機能によりスケジュール分析が向上し、資材制約が生産スケジュールに与える影響を理解するのに役立ちます。

次の例では、表中の選択した購買オーダー明細によって指定された品目数量を消費する作業オーダー工程が異なる色で示されています。手持在庫表で行を選択しても同様の動作になります。

ガント・チャートでの消費作業オーダー工程の強調表示

次の例は、ガント・チャートで選択した工程によって品目数量が直接消費される行のみを表示するようにフィルタされた手持在庫表のコンテンツを示しています。この方法により、特定の作業オーダー工程に必要な特定のインバウンド供給または手持レコードを識別できます。

ガント・チャートでの工程選択による表コンテンツのフィルタ

手持在庫およびインバウンド供給の表には、複数の列に対するフィルタ機能があります。列ベースのソートも可能です。これにより、ユーザーは特定の手持供給レコードまたはインバウンド供給レコードをすばやく検索できます。

手持在庫表から「在庫管理」作業領域の「品目数量の管理」UIページにナビゲートして、特定の品目の手持数量に関する詳細情報を表示できます。

生産スケジュールでの資材可用性の影響の分析が強化されます。

この機能により、スケジューラの資材制約とそのスケジュールへの影響の理解が深まり、全体的なスケジュールの説明可能性が向上します。たとえば、関連リソースがもっと早く使用可能であるものの、作業オーダー工程が想定よりもずっと先にスケジュールされている場合、その作業オーダー工程がそのようにスケジュールされている理由としては、後で保留解除される保留中在庫ロットまたは要求日が後であるインバウンド供給が考えられます。ガント・チャートでその作業オーダー工程を選択し、手持在庫やインバウンド供給の表をフィルタすると、その答えがわかります。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング・セキュリティの管理(MSC_ADMINISTER_PLANNING_SECURITY_PRIV)
    • プランニング・プロファイル・オプションの編集(MSC_EDIT_PLANNING_PROFILE_OPTIONS_PRIV)
    • 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュール組織の編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • サービスによる製造工場設定データの取得(WIS_GET_MFG_PLANT_SETUP_SERVICE_PRIV)
    • 作業オーダーのインポート(WIP_IMPORT_WORK_ORDERS_PRIV)
    • プランニング参照データのロード(MSC_LOAD_PLANNING_REFERENCE_DATA_PRIV)
    • 品目カタログの管理(EGP_MANAGE_ITEM_CATALOG_PRIV)
    • 保守作業定義の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダー工程の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_OPERATIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダーの管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_HEADERS_PRIV)
    • 作業オーダー・ステータスの管理(WIS_MANAGE_WORK_ORDER_STATUSES_PRIV)
    • 生産スケジュール組織のリフレッシュ(MSC_REFRESH_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • 生産スケジュールのリリース(MSC_RELEASE_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュールの実行(MSC_RUN_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • Webサービスによる在庫組織値リストの表示(RCS_VIEW_INV_ORG_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)
    • 保守ワーク・センターの表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_CENTERS_PRIV)
    • 保守作業定義の表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダーの表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_ORDERS_PRIV)
    • 生産スケジュールの表示(MSC_VIEW_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュール組織の表示(MSC_VIEW_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • 手持数量の管理(INV_MANAGE_ONHAND_QUANTITY_PRIV)

生産スケジューリングでの手持ロットの保留期限の尊重

生産が完了した後にダウンストリームで使用できるようになるまでに時間を要する製品を製造する業界では、在庫ロットは、在庫ロットが使用可能になる時期を指定する将来の日付を指定して保留になります。肉製品の硬化時間やチーズが熟成するための熟成時間など、時間が必要になる様々なビジネス上の理由があります。これらのタイプの時間要件が発生した場合、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Executionで在庫ロットの保留日を使用できます。

Oracle Fusion Cloud Production Schedulingでは保留日を尊重し、供給を保留日にダウンストリームで使用できるようにします。このアプローチにより、より正確で現実的な生産スケジュールが生成されます。

スケジュール範囲内に保留日がある在庫ロットを表示する手持在庫表

保留日がスケジュール範囲内にある在庫ロットのみが個別に表示されます。品目の他のすべての在庫ロットは1つの値に集計され、「手持数量」フィールドに表示されます。

手持在庫表から「在庫管理」作業領域の「品目数量の管理」ページにナビゲートして、品目の手持数量および在庫ロットに関する詳細情報を表示できます。

手持在庫表とガント・チャートの接続を使用すると、特定の在庫ロットがいつ、どの作業オーダー工程によって消費されたかを簡単に分析できます。ガント・チャートで選択した作業オーダー工程から始め、選択した作業オーダー工程によって消費される在庫ロットを検索し、関連保留日が作業オーダー工程によりスケジュールされた開始時間に影響を与えたかどうかを評価することもできます。

使用可能供給のすべての制約を考慮して需要に一致させることで、生産スケジューリング計算の精度が向上します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング・セキュリティの管理(MSC_ADMINISTER_PLANNING_SECURITY_PRIV)
    • プランニング・プロファイル・オプションの編集(MSC_EDIT_PLANNING_PROFILE_OPTIONS_PRIV)
    • 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュール組織の編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • サービスによる製造工場設定データの取得(WIS_GET_MFG_PLANT_SETUP_SERVICE_PRIV)
    • 作業オーダーのインポート(WIP_IMPORT_WORK_ORDERS_PRIV)
    • プランニング参照データのロード(MSC_LOAD_PLANNING_REFERENCE_DATA_PRIV)
    • 品目カタログの管理(EGP_MANAGE_ITEM_CATALOG_PRIV)
    • 保守作業定義の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダー工程の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_OPERATIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダーの管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_HEADERS_PRIV)
    • 作業オーダー・ステータスの管理(WIS_MANAGE_WORK_ORDER_STATUSES_PRIV)
    • 生産スケジュール組織のリフレッシュ(MSC_REFRESH_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • 生産スケジュールのリリース(MSC_RELEASE_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュールの実行(MSC_RUN_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • Webサービスによる在庫組織値リストの表示(RCS_VIEW_INV_ORG_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)
    • 保守ワーク・センターの表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_CENTERS_PRIV)
    • 保守作業定義の表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダーの表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_ORDERS_PRIV)
    • 生産スケジュールの表示(MSC_VIEW_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュール組織の表示(MSC_VIEW_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • 手持数量の管理(INV_MANAGE_ONHAND_QUANTITY_PRIV)

オーダー・バックログ管理

柔軟な需要優先度ルールに基づいてオーダーを優先度付けすることによって、オーダー・バックログを再スケジュールします。最新の供給情報に基づいて様々なルールの影響をシミュレートして、予定日とソースの最適な組合せを見つけ、更新されたオーダーを実行対象としてオーダー管理システムにリリースできます。

「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。

割付に含める出荷履歴の範囲の制御

バックログ管理配賦ルールを使用すると、ある事前決定された期間の間、優先販売チャネルや優先顧客、その他の指定された基準からの、需要に対する少ない供給へのアクセスを制限できます。この更新では、バックログ管理において、配賦スキームの各ノードへの比例割付を計算するときに、指定した日付範囲にすでに出荷された需要が割当数量に含められます。需要が高い製品の日付範囲を設定できます。この高い需要は、モデルのローンチ、商業イベント、祝日(ニュー・イヤーなど)に対応できます。

各配賦属性について、Oracle Fusion Cloud Backlog Managementは次のことを行います。

  • 特定の配賦ターゲットに基づいて、新規オーダーを満たすための使用可能供給を決定します
  • 特定の日付範囲内に出荷されたオーダーが、その日付範囲に対して確保された元の供給に対してネッティングします

配賦ルールに割り当てることができる出荷履歴について考慮する日付範囲の例:

「出荷履歴を考慮するための日付範囲」タブ(「サプライ・チェーン・プランニング」→「バックログ管理」→「供給配賦ルールの管理」→「編集」)

将来の残りの割付数量の計算に履歴出荷を含めることで、少ない供給を一定期間にわたってより正確に割り当てます。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能を使用する場合は、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングで2つの機能をオプト・インする必要があります。

  • バックログ管理機能
  • 「属性ベース・プランニング」機能または「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能のいずれか

「バックログ管理」機能および「属性ベース・プランニング」または「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「バックログ管理」機能および「属性ベース・プランニング」機能または「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

オプト・インを有効にした後、次のステップを実行してプラン属性に基づいた供給の割付を開始します。

  1. Oracle Fusionソース・システムからプランニング属性を収集する場合は、Oracle Fusion Cloud SCMアプリケーションでユーザー定義プランニング属性の値セットおよびフレックスフィールド・セグメントを定義します。
  2. 「プランニング属性の管理」ページでプランニング属性を定義し、プランニング属性のマッピングを定義します。
  3. 「バックログ管理」作業領域の「バックログ・プランニング・オプションの管理」ページの配賦階層で、プランニング属性マッピングを指定します。
  4. 外部ソース・システムからデータを収集する場合は、プランニング属性値およびプランニング属性値が設定された需要のファイルベース・データ・インポート(FBDI)のcsvファイルを準備します。
  5. データ収集を実行します。

ヒントと考慮事項

  • 「供給配賦ルールの管理」ページで新しいタブを使用できるようになりました。
    • 新しい「出荷履歴を考慮するための日付範囲」タブを使用して、Oracle Backlog Managementで出荷履歴データを考慮する日付間隔の定義を有効にします
    • 「開始日」および「終了日」フィールドを任意の曜日に設定できます
    • 将来の配賦の計算で出荷履歴を考慮する場合は、開始日が必要です
  • 収集された出荷履歴データは、Oracle Backlog Managementで利用されます。
    • 供給プランニング用にすでに収集されている出荷履歴データは、Oracle Backlog Managementでの配賦計算に利用されます
    • 「供給ネットワーク・モデルの保守」ページの「組織」タブの「期限超過販売オーダー日数」フィールドの値によって、出荷履歴情報が収集される過去の日数が制御されます
  • 履歴出荷データは、最初の週次バケットの配賦計算にのみ影響します:
    • システム日付のみに関連する最初の割付バケットには、履歴出荷データの影響が反映されます
    • 将来のバケットの配賦計算は、履歴出荷データの影響を受けません
  • 数値ベースの配賦の場合、数量調整を行う際に、出荷販売オーダーを考慮する必要があります。
    • 数値ベースの配賦を出荷履歴間隔の指定と組み合せて使用している場合に意味のある結果を導出するには、その間隔における配賦済供給数量がその割当ノードの出荷販売オーダー数量を超えるように、配賦ノードの配賦済供給に対して数値を調整する必要があります
  • 「プランニング配賦ルールの管理」ページの「出荷履歴を考慮するための日付範囲」タブで、Oracle Backlog Managementは現在のシステム日付を含む日付範囲の出荷履歴データを考慮します。
    • 意味のある結果を得るには、ルール内の配賦ターゲットの開始日が出荷販売オーダーを考慮する開始日と同じか、それ以前である必要があります
  • バックログ管理では、各割当ノードの割当番号を取得し、ノードの過去の出荷範囲に出荷された販売オーダーの合計数量を減らし、その配賦ノードの新規オーダーの使用可能供給を計算します

  • 最下位レベルのノードでの配賦が減耗し、出荷済オーダーに完全に対応できていない場合、親レベル、最上位レベル、および奪取からの配賦を使用して出荷オーダーによる供給を消費します

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 配賦属性の管理(MSC_MANAGE_ALLOCATION_ATTRIBUTES_PRIV)
    • 配賦データの管理(MSC_MANAGE_ALLOCATION_DATA_PRIV)
    • バックログ・プランの作成(MSC_CREATE_BACKLOG_PLAN_PRIV)

バックログ管理プランの時間範囲の制限

長期にわたるオーダーは、バックログ管理プランの生成に必要な計算の数の大幅な増加につながりかねませんが、需要と供給は継続的に変化するため、再スケジュールによるメリットはほとんどない可能性があります。この更新により、バックログ管理において、プラン・サイクル時間を短縮して対話型シミュレーションの機会を強化するために調整可能な、プランのデフォルト最大範囲が設定されます。

「バックログ・プランニング・オプションの管理」UIの「プランニング範囲日数」パラメータ。(「サプライ・チェーン・プランニング」→「バックログ管理」→「バックログ・プランニング・オプションの管理」)

再スケジュールを実行可能範囲内のオーダーに制限することで、バックログ管理のシミュレーションの速度が上がります。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインする必要があります。オーダー・バックログ管理機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。オーダー・バックログ管理機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

その他のヒントと考慮事項:

  • この更新により、パラメータを最大731日に設定できるサイト・レベルのプロファイル・オプションがサイトで構成されていない場合、プランナは「プランニング範囲日数」パラメータを最大366日に設定できます。
    • サイトで制限を731日まで増やす場合は、MSC_BM_PLAN_HORIZON_DAYSサイト・レベルのプロファイル・オプションを構成し、ENABLE_MAXIMUM_PLAN_HORIZON_DAYSプロファイル値を設定する必要があります。
    • サイトでMSC_BM_PLAN_HORIZON_DAYSサイト・レベルのプロファイル・オプションを構成して「プランニング範囲日数」パラメータの制限を増やす必要がある場合は、この機能を取り込む前に実行できます。詳細は、この機能のレディネス・トレーニングを参照してください。
  • この更新の前から使用されているプランの場合、プランナは次のことを知っておく必要があります。
    • この更新よりも前にプランナが「プランニング範囲日数」パラメータに366より大きい値を使用していて、サイトでMSC_BM_PLAN_HORIZON_DAYSサイト・レベル・プロファイル・オプションが構成されていない場合、プランの実行前に「プランニング範囲日数」パラメータ値を変更する必要があり、そうしなかった場合はプランの最初の実行で自動的に変更され、結果のデータは366日についてのみになります。
    • この更新よりも前にプランナが「プランニング範囲日数」パラメータに366より大きくかつ731までの値を使用していて、サイトでMSC_BM_PLAN_HORIZON_DAYSサイト・レベル・プロファイル・オプションが構成されている場合、「プランニング範囲日数」パラメータ値は保持されます。
    • この更新よりも前にプランナが「プランニング範囲日数」パラメータに731より大きい値を使用していて、サイトでMSC_BM_PLAN_HORIZON_DAYSサイト・レベル・プロファイル・オプションが構成されている場合、プランの実行前に「プランニング範囲日数」パラメータ値を変更する必要があり、そうしなかった場合はプランの最初の実行で自動的に731日に変更され、結果のデータは731日についてのみになります。
  • プランナが「プランニング範囲日数」パラメータを366日以上に設定した場合、サプライ・チェーン・データが大きくなりすぎないようにしてください。
  • 新しい実装の「プランニング範囲日数」パラメータのデフォルトは90です。

主なリソース

ロール情報

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

供給割付での予約の尊重

在庫予約では、特定の需要のために供給を確保します。その結果、配賦可能な供給の残高に影響する可能性があります。配賦済供給が過剰になることを回避するために、バックログ管理配賦ルールで、配賦スキームの各ノードで消費数量と残数量を計算する際に在庫予約が考慮されるようになりました。

割付中の品目の供給に対して予約された販売オーダーの例:

割付中の品目の供給に対して予約された販売オーダーは尊重されます(「サプライ・チェーン・プランニング」→「バックログ管理」→「バックログ分析」)

配賦済数量の計算に在庫予約を含めることで、割当済供給が過剰になることを防止します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能を使用する場合は、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングで2つの機能をオプト・インする必要があります。

  • バックログ管理機能
  • 「属性ベース・プランニング」機能または「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能のいずれか

「バックログ管理」機能および「属性ベース・プランニング」または「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「バックログ管理」機能および「属性ベース・プランニング」機能または「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

オプト・インを有効にした後、次のステップを実行してプラン属性に基づいた供給の割付を開始します。

  1. Oracle Fusionのソース・システムからプランニング属性を収集する場合は、他のSCM Cloudアプリケーションでユーザー定義プランニング属性の値セットおよびフレックスフィールド・セグメントを定義します。
  2. 「プランニング属性の管理」ページでプランニング属性を定義し、プランニング属性のマッピングを定義します。
  3. 「バックログ管理」作業領域の「バックログ・プランニング・オプションの管理」ページの配賦階層フィールドで、プランニング属性マッピングを指定します。
  4. 外部ソース・システムからデータを収集する場合は、プランニング属性値およびプランニング属性値が設定された需要のファイルベース・データ・インポート(FBDI)のcsvファイルを準備します。
  5. データ収集を実行します。

ヒントと考慮事項

  • 予約を実行可能にするには、1週間の合計予約販売オーダー数量がその週の週次供給合計より大きくならないようにしてください

  • ノードの「配賦済供給」メジャーが予約済販売オーダー数量より少ない場合、Oracle Backlog Managementでは親レベル、次に最上位レベル、その次に奪取による割当て、それから前のバケット割付の消費を試みます
    • 可能なすべての配賦を消費した後でもまだ供給が不足している場合、Oracle Backlog Managementでは最下位レベル・ノードから過剰消費されるため、「使用可能供給」メジャーはマイナスになります
    • 予約済販売オーダーは常に予定日以前に計画されます
  • ノードの「配賦済供給」メジャーが予約済販売オーダー数量より少なく、かつ他の配賦がない場合、ノードの使用可能供給はマイナスになります

  • 割当ノードの「使用可能供給」メジャーがマイナスとなる場合があり、その場合、プランナはUIまたはRESTにより配賦を手動で調整してからシミュレーション・プランを実行し、プランニング結果を保存する必要があります

  • 配賦ノードの「使用可能供給」メジャーが配賦ワークベンチでマイナスの場合、消込済供給メジャー値からバックログ分析UIにドリルすると、プランナに対してもエラー・テキストが表示されます
    • エラー・テキストは「消込済供給が配賦済供給を超えています」です
  • マイナスの使用可能供給に関連するすべての問題を解決するまで、販売オーダーは自動的にリリースできません

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 配賦属性の管理(MSC_MANAGE_ALLOCATION_ATTRIBUTES_PRIV)
    • 配賦データの管理(MSC_MANAGE_ALLOCATION_DATA_PRIV)
    • バックログ・プランの作成(MSC_CREATE_BACKLOG_PLAN_PRIV)

ピッキングのために送信されたオーダー明細の再スケジュールの防止

この更新より前は、Oracle Fusion Cloud Backlog Managementで再スケジュールに適格なすべての未出荷オーダーが考慮されていました。ただし、通常は出荷のために倉庫に配送された後にオーダー明細を再スケジュールすることはできません。この更新では、Oracle Backlog Managementにおいて、すでに倉庫管理システムとインタフェースされているオーダー明細を、関連する供給とともにフィルタ処理することで、実行不可能な再スケジュール日が生成されるのを防ぐとともに、その生成によって他の需要のスケジュールがずれてしまうのを回避します。

バックログ分析UIで使用可能な新しい「オーダー明細ステータス」列を使用して、ピッキング済のオーダーを確認できます。すでにピッキングされたオーダーはリリースされません。すでにピッキングされているためにリリースできないオーダーがある場合は、「エラー・テキスト」列に新しいエラー・メッセージが表示されます。

新しい「オーダー明細ステータス」列および「エラー・テキスト」列の新しいメッセージが表示されたバックログ分析UI。(「サプライ・チェーン・プランニング」→「バックログ管理」→「バックログ分析」)

再スケジュールの際に搬送実行になっているオーダーをフィルタリングすることで、バックログ管理プランの精度を向上させます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインする必要があります。オーダー・バックログ管理機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。オーダー・バックログ管理機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

その他のヒントと考慮事項:

  • バックログ分析UIの結果表の新しい「オーダー明細ステータス」列での表示に加えて、問合せパネルの「オーダー明細ステータス」フィールドの値に基づいて検索できますが、「条件の管理」セクションにはオーダー明細ステータスは表示されません。
  • リリースに適格でないオーダーの「リリース・ステータス」フィールドは空白になります。
  • 「ピック済」ステータスのオーダーは供給を考慮して計画されていますが、これらのオーダーはリリースされていません。
  • 出荷済オーダーは、検索時にバックログ分析UIには表示されません。
  • 「オーダー明細ステータス」フィールドに指定できる値は、「ピック済」、「バックオーダー済」および「正常」です。「出荷済」は値選択肢のリストでは使用できません。
  • 「オーダー明細ステータス」属性にはRESTからアクセスできます。
  • 需要優先度ルールには「オーダー明細ステータス」属性は使用できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

組織のグループに対するバックログ管理プランの実行

以前は、一度にすべての組織または1つの組織に対してバックログ管理プランを実行できました。この更新により、プラン実行に含める組織のグループも指定もできます。グループには、グローバル・リージョンやビジネス・ユニット、事業部門、一緒に再スケジュールする必要があるその他の一連の事業所のすべての施設を含めることができます。同様に、複数の組織のプランニング結果をリリースすることもできます。

複数の組織の選択は、「バックログ・プランニングの開始」および「バックログ・プランニング結果のリリース」スケジュール済プロセスを実行するときに使用できます。

「バックログ・プランニングの開始」プロセスのパラメータの「組織」フィールド。(ナビゲーション:「ツール」→「スケジュール済プロセス」→「新規プロセスのスケジュール」)

組織のグループに対してバックログ管理プランを一度に実行することで、販売オーダーの再スケジュールをより細かく管理できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

  • この機能を使用する場合は、「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインする必要があります。オーダー・バックログ管理機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。オーダー・バックログ管理機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
  • その他のヒントと考慮事項:
    • 1つまたはすべての組織を選択するだけでなく、「バックログ・プランニングの開始」スケジュール済プロセスで2つ以上の組織を選択できるようになりました。
    • 1つまたはすべての組織を選択するだけでなく、「バックログ・プランニング結果のリリース」スケジュール済プロセスで2つ以上の組織を選択できるようになりました。
    • 選択した組織では、選択した組織の販売オーダーが計画されることのみが指定され、生産可能数量に考慮されるサプライ・チェーンまたはサプライ・パスは指定されません。
    • 「品目」、「カテゴリ」または「顧客」の選択の動作に変更はありません。つまり、1つまたはすべてを選択できます。
    • 組織コードのカンマ区切りリストを使用して、RESTを介して複数の組織に対してバックログ管理プランを実行できます。
    • 組織コードのカンマ区切りリストを使用して、RESTを介して複数の組織に対してバックログ・プランニング結果のリリースを実行できます。
    • 「バックログ・プランニングの開始」または「バックログ・プランニング結果のリリース」スケジュール済プロセスについて、同じソース・システムまたはインスタンス・コードから複数の組織を選択することをお薦めします。
    • 選択した組織の推奨のリリースに加えて、「バックログ・プランニング結果のリリース」プロセスを実行すると、オーダーがリリース対象として選択された組織の一部でない場合でも、プランナがバックログ分析UIを使用してリリース対象としてマークしたオーダーもリリースされます。
    • 「バックログ・プランニングの開始」および「バックログ・プランニング結果のリリース」スケジュール済プロセスを使用する既存の顧客の場合は、この更新後に次のようにします。
      • 組織フィルタの既存の選択は有効ではなくなり、リセットする必要があります。他のフィルタはそのまま機能します。
      • 既存のスケジュール済プロセスで選択基準の一部として組織パラメータを使用している場合は、パラメータの値を変更する必要があります。パラメータの値に対してこの1回限りの変更を行うには、このプロセスの「組織」パラメータの複数選択フィールドを使用して「組織」を選択します。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

店頭販売オーダーの計画

卸売販売などの業界では、一部のオーダーは手持在庫からすぐに配送されます(店頭販売とも呼ばれます)。この履行モードに関連するトランザクションの取得に関連するユーザー・エクスペリエンス全般を改善するために、Oracle Fusion Order Management Cloudでは、ピッキングおよび出荷トランザクションを必要とせずにこれらのオーダーを履行できるようになりました。

Oracle Fusion Cloud Demand ManagementおよびOracle Fusion Cloud Supply Planningでは、店頭販売オーダーを収集することでこの履行モードがサポートされるようになりました。Oracle Demand Managementでは、店頭販売オーダーを含むすべての販売オーダーの履歴を使用して予測を生成します。Oracle Supply Planningは、予測店頭販売オーダーを履行するのに十分な手持在庫があることを保証するだけでなく、現行期間の正味需要計算でこの履行モードが考慮されることも保証されます。

オーダー管理で開始され、供給プランニングに従って計画される供給プランで、履行済またはクローズ済の店頭販売オーダーで予測を消し込む方法の例:

需要プランで出荷履歴として収集された履行済またはクローズ済店頭販売オーダーから予測を生成する方法の例:

店頭で履行された販売オーダーも考慮して正確に計画します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D

この機能を使用するようにオプト・インする場合は、次の機能をオプト・インする必要があります。

  • 「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「オーダー・バックログ管理」という名前の機能をオプト・インする必要があります。これまでに「オーダー・バックログ管理」機能をオプト・インしている場合は、バックログ管理を再度オプトインする必要はありません。
  • 「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「店頭販売オーダーの計画」という名前の機能もオプト・インする必要があります。
  • サプライ・チェーン・プランニング・オファリングのこれらの機能をオプト・インすることに加えて、サイトでオーダー管理オファリングの「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能がオプト・インされている必要があります。
    • サイトにおいてオーダー管理オファリングの「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能がすでにオプト・インされている場合、その機能を再度オプト・インする必要はありませんが、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「店頭販売オーダーの計画」機能をオプト・インする必要があります
    • サイトにおいてオーダー管理オファリングの「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能がオプト・インされていない場合、その機能を再度オプト・インする必要があることに加え、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「店頭販売オーダーの計画」機能をオプト・インする必要があります

ヒントと考慮事項

  • 収集プロセスでは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningのオープン店頭販売オーダーの予定出荷日または需要日を導出するために、Oracle Fusion Cloud Order Managementにおいて「オーダー明細の在庫トランザクション日」オーダー管理パラメータに設定されている値が参照されます。
  • 在庫にインタフェースされた店頭販売オーダーは、クローズ済販売オーダーとして、またはOracle Fusion Cloud Supply Chain Planningへの記帳および出荷履歴の一部として収集されます。
  • 「店頭販売オーダーの計画」機能は、外部ソース・システムには適用されません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
    • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
    • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
    • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)