本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年6月17日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の指示および権限を使用してエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能概要ページでオファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能を表示します。または、デフォルトのすべての使用可能オファリングの選択を維持して、すべてのオファリングの新機能を表示します。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にする手順を完了します。
「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法は次のとおりです。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
一部のサプライ・チェーン・ネットワークには、中央倉庫および詳細にクラスタ化された補助倉庫があり、実行システムで個別の在庫組織として構成されています。ただし、プランニング目的でこれらの在庫組織を1つの施設として扱う場合、需要と供給をクラスタ全体でプールする必要があります。この更新により、1つの組織を中央組織として指定できるようになりました。この場合、供給と需要のネッティングを目的として、一連の組織全体の供給と需要がプールされます。これは、プール内の組織間で在庫を物理的に転送する必要がないことを前提としています。
「プランニング・ソース・システムの管理」で子組織のモデル化された保管場所を使用して親組織と子組織の関係を構成する方法の例:
複数の組織にわたってプールされた供給および需要をネッティングするようにプラン・オプションを構成する方法の例:
:
供給プランの親組織にプールされたプール済供給および需要のネッティングの例:
在庫組織のクラスタ全体で在庫をプールすることで、過剰在庫や廃止在庫を削減します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新23A
オプト・インを有効にした後、次のステップを実行して、複数の組織にプールされた供給および需要をネッティングします。
- 「プラン入力」作業領域の「プランニング・ソース・システムの管理」タスクを使用して、親組織を組織に関連付けて、子組織のモデル化された保管場所コードを指定します。
- プラン・スコープで親組織と子組織を選択し、複数の組織間で供給と需要を親組織にプールしてネッティングするプラン・オプションを定義します
- 「スコープ」タブで「子組織と親組織を1つとしてネッティング」プラン・オプションを有効にします
- プロジェクト固有または属性固有の供給を計画している場合は、プランニング属性を使用して属性ベースのネッティング・ルールを割り当てます
- プロジェクト固有のプランのプロジェクト転送推奨をリリースする場合は、「供給」タブの「一般」サブタブで、「プロジェクトとタスク間の供給の移動可能」オプションを選択します
- プランを実行し、結果をレビューします
- プランから親組織または子組織に推奨をリリースします
ヒントと考慮事項
- Oracle Fusion Product ModelおよびOracle Fusion Trading Community Modelの事業所が使用可能なSCM Cloudのソース・システムに属する組織について、「プランニング・ソース・システムの管理」タスクを使用して、親組織を組織に関連付けることができます。
- 「子組織と親組織を1つとしてネッティング」プラン・オプションを有効にできるのは、親組織および子組織のセットがプラン・オプション・スコープに含まれている場合のみです。
- 「複数の組織全体でプールされた供給および需要のネッティング」は、制約なしの供給プランニング・モードでのみサポートされます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「複数の組織全体でプールされた供給および需要のネッティング」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
特定の品目の供給はあっても、その品目の直接需要がない場合があります。様々な理由で、これらの品目をプランに含めることが必要になる場合があります。たとえば、別の最終品目の需要のために、または過剰レポートのために、供給を代替として適格にする場合などです。以前は、これは不可能でした。例外として、プラン内のすべての品目を含めることはできましたが、プランニング・サイクル時間にマイナスの影響がありました。この更新では、プラン・スコープにこの品目が含まれるかぎり、供給はあるが需要がない品目をプランに含めることができます。たとえば、需要のないこの品目が計画中の製品カテゴリに属している場合、プラン内の品目および関連する供給を分析できます。
新しい「既存供給のみはあるが需要のない品目を含める」オプションを使用して、これらの品目をプランに含めることができます。
ナビゲーション: 「供給プランニング」作業領域→「プランの管理」タスク→「プランの作成」→「スコープ」タブ
供給はあるが需要のない品目をプランで考慮する必要がある場合、プランニング・サイクル時間が短縮されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「既存供給のみはあるが需要のない品目を含める」オプションが選択されている場合、「供給計画品目」フィールドでの選択(「ナビゲーション: 「供給プランニング」作業領域→「プランの管理」タスク→「プランの作成」→「スコープ」タブ)に基づいた既存の選択基準の一部ではなく、既存の供給はあるが需要が関連付けられていない品目をプランに追加で含めることができます。
- 「供給計画品目」スコープが「すべての計画済品目」に設定されている場合、「既存供給のみはあるが需要のない品目を含める」オプションは無効になります。
- この機能は、制約なしの供給プランと制約付き供給プランの両方でサポートされます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「供給はあるが需要がない品目の計画」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)
プランニング・プロセスの一環として、複数のディメンション・セグメントを使用してデータを分析する必要がある場合があります。ビジネスは、品目、組織、顧客サイトおよび需要区分の多様な組合せで構成される様々なセグメントに分類できます。これらのセグメントは、プランナ・コードなどの属性、または需要量などのメトリックに基づいて決定できます。セグメントの定義方法の例を次に示します。
- 品目組織の組合せをプランナ・コード別にセグメント化
- 品目顧客サイトの組合せを需要量別に様々な階層にセグメント化
セグメントを定義する機能は、以前はOracle Demand Managementで使用でき、属性ネッティング・ルールを定義していました。この更新により、Oracle Sales and Operations PlanningおよびOracle Supply Planningの属性別に分析できます。
これらのセグメントは、表およびグラフの分析に使用できます。これらのセグメントは分析セットでも使用できます。需要管理で使用するために以前に作成されたセグメントは、Oracle Sales and Operations PlanningおよびOracle Supply Planningで使用できます。
サプライ・チェーンをセグメント化し、セグメントを使用してプランニング分析を推進します
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「セグメント・グループおよび基準の管理」タスクを使用してセグメント・グループを構成します。セグメント・グループの粒度を定義します。粒度は、品目、組織、顧客サイトおよび需要区分の組合せにすることができます。次に、セグメント・グループ内の各セグメントとそれらのセグメントの基準を定義します。セグメント基準は、製品または組織の属性に基づいて定義する場合と指定プランのメジャー値に基づいて定義する場合があります。
- セグメント・グループを構成したら、「セグメンテーションの実行」処理を起動して個々のセグメントを生成し、各セグメント内の組合せを識別します。「セグメンテーション要約の表示」オプションを使用して結果を表示できます。また、「セグメント・メンバーの管理」処理を使用して結果を手動で上書きすることもできます。
- セグメント・グループが作成されて正常に実行されたら、表、グラフおよび分析セットでの分析やフィルタリングにそのセグメント・グループを使用できるようになります。表またはグラフを構成する場合、「階層」タブにセグメント・グループがリストされます。セグメント・グループを選択して、表またはグラフにレベルとして追加します。セグメント・グループは、複数ディメンションである点を除き、製品ファミリや月などの他の階層レベルと同じように動作します。たとえば、セグメント・グループの粒度が品目と組織である場合、このセグメント・グループ内のセグメントは品目と組織の組合せで構成されます。セグメント・グループは「メンバー」タブにもリストされ、セグメント・グループ内の選択済セグメントでフィルタできます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている、「セグメント別のプランの分析」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)
- プラン抽出の保存(MSC_SAVE_PLAN_EXTRACT_PRIV)
- プランニング分析構成の編集(MSC_EDIT_PLANNING_ANALYTICS_CONFIGURATION_PRIV)
一部の製造環境では、製造プロセスからの出力数量が元の目的よりも少ない場合でも、生産オペレータは作業オーダーを完了できます。Oracle Fusion Cloud Manufacturingでは、この状況が発生したときに作業オーダーの完了トランザクションを許可する未完了許容範囲を指定できます。Oracle Manufacturingのこの拡張機能に対応して、Oracle Supply Planningでは、残りの入力コンポーネントおよび部分組立品がOracle Manufacturingの作業オーダーのステータスに基づいて適切に計画およびスケジュールされるようにします。
ナビゲーション: 「サプライ・チェーン・プランニング」→「プラン入力」→「供給および需要」表
不足完了許容範囲を使用して作業オーダーを正確に計画します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
Oracle Manufacturingでショップ型作業オーダーの「不足完了」チェック・ボックスが選択されている場合、製造プロセスからの出力数量が元の目的よりも少ない場合でも、その作業オーダーから供給が予想されなくなることを意味します。
- このような場合、Supply Planningは残りの作業オーダー数量を計画しません。たとえば、開始数量が100で、不足完了許容範囲が10%に設定されている作業オーダーがあるとします。この作業オーダーの最終工程の完了数量が92で、Oracle Manufacturingで「不足完了」チェック・ボックスが選択されている場合、オーダー数量は0になり(これ以上供給が予想されないため、Supply Planningでは残数量が計画されません)、完了数量はSupply Planningで92になります。
- オープン資材所要量がある場合は、通常どおり計画されます。
プロセス作業オーダーの場合、Supply Planningでは「不足完了」チェック・ボックスは考慮されません。供給プランニングでは、クローズされるまで、作業オーダーからの供給として出力が考慮されます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「不足完了許容範囲を使用した品目の作業オーダーの計画」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)
供給の「確定」ステータスは、供給の数量と日付が不可侵であることを示すインジケータであり、オーダーの日付や数量を柔軟に変更することはできません。以前は、移動中供給および受入中出荷はすべて自動的に確定とみなされていました。Oracle Supply Planningは遅延需要履行を避けるために供給オーダーを推奨するため、このアプローチにより過剰在庫が発生する可能性がありました。この更新では、新しい「移動中在庫供給を確定と考慮しない」プラン・オプションを使用して、追加供給が作成されないように移動中供給および受入中供給を未確定とみなすようにプランを構成できます。ただし、移動中供給と受入中供給は、需要が遅延する可能性があっても需要の履行に使用されます。
新しいプラン・オプションを使用した制約付きプランの例:
- 移動中在庫供給を確定と考慮しない
- 移動中在庫供給のリード・タイムの強制
移動中を確定または未確定として扱うことで、独自のビジネス・シナリオに対処します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能を使用する際の考慮事項:
- 移動中供給および受入中出荷供給は再スケジュールできません。
- 移動中供給および受入中出荷供給の期日は、プランニング・タイム・フェンス日までにかぎり再計画できます。
- 「リリース・ステータス」値と「処理」値はそれぞれ「不適格」および「なし」に設定されます。
- 制約付きプランでは、「移動中在庫供給を確定と考慮しない」オプションが選択されている場合にのみ、「移動中在庫供給のリード・タイムの強制」オプションが有効になります。
- 制約なしプランでは、「移動中在庫供給を確定と考慮しない」オプションが選択されている場合でも、「移動中在庫供給のリード・タイムの強制」オプションが無効になります。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「移動中供給を未確定として処理」レディネス・トレーニング。
ロール情報
この機能では、新しいジョブ・ロールや権限は提供されません。
RESTサービスおよび参照プランを使用した、品目の使い切り日の抽出
Oracle Fusion Cloud Product Lifecycle Managementでは、廃止在庫の消込を防ぐために、現在の手持供給とオーダー中供給を考慮する際に、コンポーネント供給を導入または廃止する日付を理解することが重要です。この更新により、Oracle Supply Planningから「プランニング品目」RESTサービスを使用して、品目の使い切り日を問い合せることができます。これは、使用可能な手持供給とオーダー中の供給をすべて使い切る日付です。この日付を使用すると、古いコンポーネントを廃止するように設計変更オーダー・プロセスに指示できます。これは、潜在的な廃止在庫のエクスポージャに加えて、他の考慮事項によって影響を受ける可能性があります。今後の更新では、Oracle Product Developmentが拡張され、製品開発の使い切り日が製品マネージャまたは設計変更オーダー(ECO)を開始する他のユーザーに表示されるようになり、廃止を回避するためのコンポーネント変更日が最適化されます。
置換対象のコンポーネントのオーダー中供給および手持供給を既存の需要で使い切る日にコンポーネントを置換するために設計変更オーダーを実装することで、廃止在庫を削減します。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
-
「プラン・オプションの管理」ページで、少なくとも1つのプランに履行システムの参照プラン・オプションが選択されていることを確認します。使い切り日の問合せは、「履行の参照プラン」オプションが選択されている最近実行したプランを参照します。
-
RESTサービスに対してデータ・セキュリティが有効になります。要求ユーザーがアクセス権を持つ品目組織組合せの使い切り日のみが返されます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「RESTサービスおよび参照プランを使用した、品目の使い切り日の抽出」レディネス・トレーニング。
- Oracle Help CenterにあるOracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのサプライ・チェーン・プランニングの項。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「品目の表示」権限 - MSC_VIEW_PLANNING_ITEMS_PRIV
Oracle Supply Chain Managementのソース・オーダーへのディープ・リンクの使用
Oracle Supply Planningでオーダー・レベル・データを分析する場合、リアルタイム・ステータスを含むオーダーのすべての側面を理解する必要がある場合があります。このデータは他のOracle Fusion Cloud Supply Chain Managementアプリケーションで使用できますが、Supply Planningでは使用できません。この更新では、ディープ・リンクを構成して、Oracle Fusion Cloud Procurement、Oracle Fusion Cloud Inventory Management、Oracle Fusion Cloud ManufacturingおよびOracle Fusion Cloud Order Managementで、手持数量、購買オーダー、転送オーダー、作業オーダーおよび販売オーダーのリアルタイム・ステータスなどの追加情報を表示できます。
たとえば、供給プランニングの「供給および需要」ページのユーザーは、新しいブラウザ・タブでOracle Inventory Managementの「品目数量の管理」ページにドリルできます。
供給プランニングの「供給および需要」ページ
在庫管理の「品目数量の管理」ページ
Oracle Fusion Cloud Supply Chain Managementの他のアプリケーションへのディープ・リンクを使用して、供給と需要のオーダー・レベルの情報をリアルタイムで把握します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
この機能を使用する際の考慮事項:
- この機能は、Oracle Fusionソース・システムにのみ適用されます。
- ユーザーには、次の各エンティティに必要なデータ・セキュリティ・アクセス権が必要です。
- 品目数量
- 作業オーダー
- 購買オーダー
- 購買オーダーにアクセスするには、ユーザーの関連個人タイプが「就業者」である必要があります
- 転送オーダー
- 販売オーダー
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「Oracle Supply Chain Managementのソース・オーダーへのディープ・リンクの使用」レディネス・トレーニング
ロール情報
- 次の事前定義済ジョブ・ロールには、ディープ・リンクへのアクセスに必要な権限が含まれます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次のエンティティのディープ・リンクにアクセスするには、ユーザーに次の権限が必要です。
- 手持
- INV_MANAGE_ONHAND_QUANTITY_PRIV
- INV_MONITOR_INVENTORY_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV
- 作業オーダー
- WIP_VIEW_WORK_ORDERS_PRIV
- WIP_MANAGE_WORK_EXECUTION_WORK_AREA_PRIV
- WIP_MANAGE_WORK_ORDER_HEADERS_PRIV
- WIP_MANAGE_WORK_ORDER_OPERATIONS_PRIV
- WIP_MANAGE_WORK_ORDER_SERIALS_PRIV
- WIP_MANAGE_WORK_ORDER_MATERIAL_RESERVATIONS_PRIV
- WIP_MANAGE_WORK_ORDER_COMPONENT_PICKING_PRIV
- WIP_MANAGE_SUPPLIER_OPERATIONS_PRIV
- 購買オーダー
- PO_VIEW_PURCHASE_ORDER_PRIV
- PO_VIEW_PURCHASING_WORKAREA_PRIV
- 転送オーダー
- INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV
- INV_MONITOR_INVENTORY_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV
- 販売オーダー
- FOM_VIEW_ORDERS_PRIV
- 手持
ビジネス・ニーズに固有の構成済属性(原産国など)を使用してサプライ・チェーンを計画および分析します。これらの属性によって限定された需要を予測します。供給プランに属性および属性ネッティング・ルールを構成し、在庫、購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー供給の属性に基づいて限定された供給のみを使用して需要を満たします。これらの属性について、サプライ・チェーンの任意のレベルで計画オーダーを生成します。
「属性ベース・プランニング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。
見積使用可能残高や見積手持などの計算済メジャーは、プランを分析して見積不足または超過を把握するための重要な側面です。属性ベースのネッティング・ルールを使用するプランでは、これらの計算済メジャーを、分析にも使用できる構成済属性によってストライピングすることが重要です。たとえば、原産国を属性として構成すると、原産国別の品目の見積使用可能残高が必要になる場合があります。以前は、構成済属性のメジャーを実装チームで構成する必要がありました。この更新では、プランで使用される構成済属性を考慮した分析用に、見積使用可能残高や安全在庫などの事前定義メジャーを使用できます。
プランニング属性ディメンションを供給および需要メジャー(「プランニング・メジャーの管理」の見積使用可能残高など)にデプロイする方法の例:
プロジェクト・ディメンション別の見積使用可能残高などの供給および需要メジャーを使用した属性ベースのプラン出力の分析の例:
構成済プランニング属性ディメンション別の見積使用可能残高などの供給および需要メジャーを使用した属性ベースのプラン出力の分析の例:
計算済メジャーの構成済属性を考慮することで、不足などのプランニング問題を詳細に識別できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 属性ベース・プランニング機能を有効にします。
オプト・インを有効にした後、構成済属性を使用して計算済供給および需要メジャーを分析するために、次のステップを実行します。
- 「供給プランニング」または「需要および供給プランニング」作業領域の「プランニング・メジャーの管理」タスクを使用して、プランニング属性ディメンションをメジャー(見積使用可能残高、見積手持、安全在庫など)にデプロイします
- 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
- プランニング属性ディメンションのディメンション・カタログをプランに割り当てます
- プランニング属性ディメンションとともにデプロイされたプランニング・メジャーのメジャー・カタログを割り当てます
- プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
- プランを実行します
- プラン出力のプランニング属性を使用して、計算済供給および需要メジャーを分析します
ヒントと考慮事項
- プランニング属性ディメンションを新しいメジャーにデプロイした後、完全リフレッシュのプランニング属性ディメンションを使用して既存のプランを再実行する必要があります。
- 以前の更新で追加されたプランニング属性ディメンションのデプロイでサポートされる事前定義メジャーに加えて、プロジェクトを含むプランニング属性ディメンションを次の追加メジャーにデプロイし、属性ベースのプラン出力を分析できるようになりました。
- 見積使用可能残高
- 見積使用可能残高価額
- 見積手持
- 安全在庫
- 安全在庫価額
- 平均日次需要
- 見積使用可能残高対象日数
- 安全在庫対象日数
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「構成済属性を使用した計算済供給および需要メジャーの分析」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
供給プランに構成済属性が含まれ、供給の属性値の変更を許可するように設定されている場合、多くの場合、オーダーの属性の以前の情報と新しい情報の両方を確認すると役に立ちます。以前は、推奨属性のみがオーダーで使用可能でした。たとえば、特定の需要チャネルに対して供給を確保しても、不足のため優先度の高いオーダーに供給を使用できる状況では、レコードのシステムで新しい需要チャネル情報を使用して供給を変更できるようになりました。この更新により、新しい「属性ベースの転送推奨」ページで、オーダーの属性セットの古い値と新しい値の両方を確認できます。推奨に対処する前に、この情報を使用して、転送の性質を十分に理解します。
Oracle Supply Planningの「供給および需要」ビューから「属性ベースの転送推奨」ビューにドリルして、プランニング属性(プロジェクトやタスクなど)のオーダーの推奨転送をレビューする方法の例:
供給プランニングのピボット表から「属性ベースの転送推奨」ビューにドリルして、プロジェクトやタスクなどのプランニング属性のオーダーの推奨転送をレビューする方法の例:
転送推奨を実行システムにリリースする前に、古い属性値と新しい属性値を含む転送推奨のすべての側面を分析します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 属性ベース・プランニング機能を有効にします。
オプトインを有効にした後、次のステップを実行して供給および需要の計画を開始します。
- 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
- プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
- メジャー・コンテキスト・プラン・オプションのプランニング属性またはプロジェクト・メジャー・コンテキストを選択します
- プランを実行します
ヒントと考慮事項
「属性ベースの転送推奨」ビューに表示される詳細は、供給プランニングで計算されたペギングによって異なります。
- 「属性ベースの転送推奨」ビューで詳細を表示する範囲までのタイム・バケットに基づいて、「ペギングを計算する日数」プラン・オプションの値を設定します。
- 「ペギングを計算する日数」プラン・オプションのデフォルトのnull値を保持して、プラン範囲全体のペギングを計算し、「属性ベースの転送推奨」ビューですべての詳細を表示できます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「属性ベースの転送推奨のレビュー」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Fusion Cloud Supply Chain ManagementおよびOracle Fusion Cloud Project Managementのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。
ノート: プロジェクト駆動のサプライ・チェーンに関連する追加の更新については、このドキュメントの「属性ベース・プランニング」セクションを確認してください。
「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
供給プランに構成済属性が含まれ、供給の属性値の変更を許可するように設定されている場合、多くの場合、オーダーの属性の以前の情報と新しい情報の両方を確認すると役に立ちます。以前は、推奨属性のみがオーダーで使用可能でした。たとえば、特定の需要チャネルに対して供給を確保しても、不足のため優先度の高いオーダーに供給を使用できる状況では、レコードのシステムで新しい需要チャネル情報を使用して供給を変更できるようになりました。この更新により、新しい「属性ベースの転送推奨」ページで、オーダーの属性セットの古い値と新しい値の両方を確認できます。推奨に対処する前に、この情報を使用して、転送の性質を十分に理解します。
Oracle Supply Planningの「供給および需要」ビューから「属性ベースの転送推奨」ビューにドリルして、プランニング属性(プロジェクトやタスクなど)のオーダーの推奨転送をレビューする方法の例:
供給プランニングのピボット表から「属性ベースの転送推奨」ビューにドリルして、プロジェクトやタスクなどのプランニング属性のオーダーの推奨転送をレビューする方法の例:
転送推奨を実行システムにリリースする前に、プロジェクト供給の転送推奨のすべての側面を分析します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
プロジェクト固有の供給の計画機能を次のように有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Executionを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
- 企業でOracle Supply Chain Executionを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください。
- オプトインを有効にした後、次のステップを実行して供給および需要の計画を開始します。
- 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
- プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
- メジャー・コンテキスト・プラン・オプションのプランニング属性またはプロジェクト・メジャー・コンテキストを選択します
- プランを実行します
ヒントと考慮事項
「属性ベースの転送推奨」ビューに表示される詳細は、供給プランニングで計算されたペギングによって異なります。
- 「属性ベースの転送推奨」ビューで詳細を表示する範囲までのタイム・バケットに基づいて、「ペギングを計算する日数」プラン・オプションの値を設定します。
- 「ペギングを計算する日数」プラン・オプションのデフォルトのnull値を保持して、プラン範囲全体のペギングを計算し、「属性ベースの転送推奨」ビューですべての詳細を表示できます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「有効な関連付けを使用した属性ベースのネッティング・ルールの作成」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
プロジェクトおよびタスク識別子を使用した計算済供給および需要メジャーの分析
見積使用可能残高や見積手持などの計算済メジャーは、プランを分析して見積不足または超過を把握するための重要な側面です。属性ベースのネッティング・ルールを使用するプランでは、これらの計算済メジャーを、分析にも使用できる構成済属性によってストライピングすることが重要です。たとえば、原産国を属性として構成すると、原産国別の品目の見積使用可能残高が必要になる場合があります。以前は、構成済属性のメジャーを実装チームで構成する必要がありました。この更新では、プランで使用される構成済属性を考慮した分析用に、見積使用可能残高や安全在庫などの事前定義メジャーを使用できます。
プランニング属性ディメンションを供給および需要メジャー(「プランニング・メジャーの管理」の見積使用可能残高など)にデプロイする方法の例:
プロジェクト・ディメンション別の見積使用可能残高などの供給および需要メジャーを使用した属性ベースのプラン出力の分析の例:
構成済プランニング属性ディメンション別の見積使用可能残高などの供給および需要メジャーを使用した属性ベースのプラン出力の分析の例:
計算済メジャーのプロジェクト・グループ、プロジェクトおよびタスクを考慮することで、不足などのプランニング問題を詳細に識別できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
プロジェクト固有の供給の計画機能を次のように有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
- 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
- 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
- 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください。
- オプト・インを有効にした後、構成済属性を使用して計算済供給および需要メジャーを分析するために、次のステップを実行します
- 「供給プランニング」または「需要および供給プランニング」作業領域の「プランニング・メジャーの管理」タスクを使用して、プランニング属性ディメンションをメジャー(見積使用可能残高、見積手持、安全在庫など)にデプロイします
- 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
- プランニング属性ディメンションのディメンション・カタログをプランに割り当てます
- プランニング属性ディメンションとともにデプロイされたプランニング・メジャーのメジャー・カタログを割り当てます
- プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
- プランを実行します
- プラン出力のプランニング属性を使用して、計算済供給および需要メジャーを分析します
ヒントと考慮事項
- プランニング属性ディメンションを新しいメジャーにデプロイした後、完全リフレッシュのプランニング属性ディメンションを使用して既存のプランを再実行する必要があります。
- 以前の更新で追加されたプランニング属性ディメンションのデプロイでサポートされる事前定義メジャーに加えて、プロジェクトを含むプランニング属性ディメンションを次の追加メジャーにデプロイし、属性ベースのプラン出力を分析できるようになりました。
- 見積使用可能残高
- 見積使用可能残高価額
- 見積手持
- 安全在庫
- 安全在庫価額
- 平均日次需要
- 見積使用可能残高対象日数
- 安全在庫対象日数
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「有効な関連付けを使用した属性ベースのネッティング・ルールの作成」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
製造現場のスループットとリソースおよび労務の投資収益率を最大化する実行可能なファクトリ・スケジュールを生成します。製造現場で実行できる現実的なスケジュールを計算、管理およびモニターしながら、重要なリソースの使用を最適化し、可能なかぎり定時に顧客需要を満たすことができます。
「生産スケジューリング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。
作業オーダーの取消または在庫の廃棄を行ってから、供給プランの実行などにより、供給と需要の再残高計算をせずにスケジュールをリフレッシュしたことが原因で、生産スケジュールで品目の在庫不足が発生する場合があります。この更新により、このような在庫不足によって影響を受ける作業オーダーを確認できます。
不足数量自体に加えて、手持在庫表には、品目のリード・タイムや、このリード・タイムに基づいて不足が解決されるタイミング(これはスケジュール範囲開始にリード・タイムを加えたものに相当します)、不足数量を消費する最も早い作業オーダー工程が開始される予定のタイミングが表示されるようになりました。表とガント・チャートの連結により、不足にペグされ、リスクがある作業オーダー工程と、その正確なスケジュールをガント・チャートですばやく確認できます。
不足情報を示す手持在庫表とペグされた工程が強調表示されたガント・チャート
「不足解決日」列と「最早不足使用」列の日付が同じ場合、この不足が原因でペグされた作業オーダーが遅延する可能性があります。これは、不足が解決されるより前に、消費する工程をスケジュールできなかったためです。ただし、遅延とペグされた作業オーダーが遅延する理由には、生産能力やカレンダの制約なども考えられます。
生産スケジュールへの資材可用性の影響を簡単に分析できます。追加のインサイトにより、不足にペグされた作業オーダーについて、情報に基づいた意思決定をより効率的に行うことができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「品目の供給不足がスケジュールに与える影響の分析」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
ガント・チャートで、顧客オーダーおよびアウトバウンド転送オーダーにペグされている作業オーダーを簡単に検索できるようになりました。逆に、ガント・チャートで工程を選択した作業オーダーによって直接充足された販売オーダーおよびアウトバウンド転送オーダーを「需要」表ビューでフィルタすることもできます。
需要表には、販売オーダーおよびアウトバウンド転送オーダーに関する重要な情報が表示されます。提供されたディープ・リンクを使用して、オーダー管理および在庫管理内のそれぞれのターゲット・ページで、販売オーダーおよび転送オーダー文書の詳細を取得できます。
需要表
表で需要を選択すると、選択した需要を充足する製品を提供する作業オーダー工程がガント・チャートで強調表示されます。
需要表と、ガント・チャートで直接ペグされた作業オーダー工程の強調表示
逆に、「ガント・チャート選択によるフィルタ」をアクティブ化することで、ガント・チャートで選択した特定の作業オーダー工程によって影響を受ける需要を迅速に特定できます。表には、直接ペグされた需要のみが表示されます。
ガント・チャートで選択した工程から販売オーダーおよび転送オーダー需要をフィルタリング
需要と作業オーダーの関係を理解し、情報に基づいたスケジュール変更を行うことで、需要履行を改善します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「販売および転送オーダー需要の充足方法の表示」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
新しい「デフォルト表示範囲日数」スケジュール・オプションを使用して、初期ガント・チャートを特定の範囲に対して構成し、スケジュールにおけるより関連性の高い、より早期の部分に焦点を当てます。初期ロード後、より広い範囲にズーム・アウトして、完全なスケジュールをさらに表示できます。
スケジュール表示設定
必要に応じて、ズーム・コントロールと水平スクロールバーを使用して、スケジュールの他の部分を表示します。
ズーム・コントロール
近々の範囲に焦点を当てて生産性を向上させ、即時に実行されるスケジュールを生成およびリリースします。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「ガント・チャート・ビューの構成」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
現在、Oracle Production Schedulingでは、すべてのスケジュール済作業オーダーが実行用にリリースされます。新しい「現在の作業オーダー・ステータスの保持」オプションを使用すると、スケジュールの生成および公開後に作業オーダーの現在のステータスが変更されないようにするかどうかを決定できます。
ビジネス・ルールに必要な「リリース・ステータス設定」オプションの指定
スケジュールをOracle Fusion Cloud Manufacturingに送信すると、その時点の作業オーダー・ステータスが適切に設定されます。
- 「現在の作業オーダー・ステータスの保持」オプションが選択されている場合、作業オーダー・ステータスは、スケジュールのリフレッシュ時にそのまま保持されます。
- 「作業オーダーをリリース済としてマーク」オプションが選択されている場合、作業オーダー・ステータスは「リリース済」に設定されます。
作業実行のために作業オーダーをリリースする方法を効率的に管理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「スケジュール公開時の作業オーダー・ステータスの保持」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
一部の製造環境では、製造プロセスからの出力数量が元の目的よりも少ない場合でも、生産オペレータは作業オーダーを完了できます。Oracle Fusion Cloud Manufacturingでは、この更新により、この状況が発生したときに作業オーダーの完了トランザクションを許可する未完了許容範囲を指定できます。完了作業オーダー(不足完了作業オーダーを含む)は、スケジューリングに適格でないため、Oracle Production Schedulingに取り込まれません。これらの完了作業オーダーは、作業オーダー完了によって生じた手持数量を介して間接的に考慮されます。
不足完了許容範囲を使用して作業オーダーを正確に計画します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「不足完了許容範囲を使用した品目の作業オーダーの計画」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
柔軟な需要優先度ルールに基づいてオーダーを優先度付けすることによって、オーダー・バックログを再スケジュールします。最新の供給情報に基づいて様々なルールの影響をシミュレートして、予定日とソースの最適な組合せを見つけ、更新されたオーダーを実行対象としてオーダー管理システムにリリースできます。
「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。
消費財や医薬などの様々な業界において、新規に取引された在庫は、顧客への出荷可能とみなされる前に、検査プロセスを完了するか物理的に成熟している必要があります。企業は通常、品質管理担当者がこれらのロットをリリースするまで、これらのロットを保留中にします。ロットのリリース日は、検査または成熟プロセスの実際の長さによって変わる可能性があります。
保留中ロットが早期に出荷用にスケジュールされないようにするために、バックログ管理では、ロットの保留期限が使用可能日として使用されるようになりました。
「プラン入力」作業領域の供給および需要表の保留日の例
出荷前に検査または成熟が必要な資材に対して、より実行可能な履行日が提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインする必要があります。オーダー・バックログ管理機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。オーダー・バックログ管理機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
その他のヒントと考慮事項:
- 在庫ロットの保留日は、バックログ管理プランニングによってロットがいつダウンストリームで使用可能になるかに影響します。
- 在庫マネージャは、在庫ロットの保留日が正しいことを確認する必要があります。
- 配賦ルールが定義され、将来の保留日(つまり、保留日はプラン開始日より後)の品目の在庫ロットは、適切な週次バケットの配賦ワークベンチの週次供給合計メジャーに含まれます。
- 保留日が経過すると、在庫ロットは手持の一部になります。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「再スケジュール時の保留中ロットの可用性の遅延」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
出荷セットと到着セットは、同じ日に同じ事業所から出荷するか、同じ日に同じ事業所に到着する必要があるオーダー明細のグループです。再スケジュール操作では、各出荷セットまたは到着セットは、バックログ分析UIで1行で表される単位として処理されます。ただし、セット内の個々の明細には、出荷セット全体または到着セット全体について再スケジュールの失敗をもたらす構成またはデータ整合性の問題が生じる場合があります。問題の原因を簡単に特定できるように、オーダー・バックログ管理では、再スケジュールのエラーの原因となった出荷セットまたは到着セット内の明細番号を示す追加詳細が提供されます。
セットレベルのエラー・テキストを表示する「バックログ分析」UI (「サプライ・チェーン・プランニング」→「バックログ管理」→「バックログ分析」)
「セットの管理」UIで明細レベルのエラー・テキストを表示する「バックログ分析」UI (「サプライ・チェーン・プランニング」→「バックログ管理」→「バックログ分析」→「セットの管理」)
出荷セットおよび到着セットの再スケジュール・エラー・メッセージで追加の明細番号詳細を使用して、再スケジュール・エラーを迅速に診断および解決します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインする必要があります。オーダー・バックログ管理機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。オーダー・バックログ管理機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
その他のヒントと考慮事項:
- 出荷セットまたは到着セットの1つ以上のオーダー明細にエラーがある場合は、セット・ヘッダーに一般的なエラーが表示されます。「セットの管理」処理を使用してセットを開き、セット内のオーダー明細に固有の詳細なエラー・テキストを表示します。
- 「セットの管理」UIでセット内のどのオーダー明細がエラーの原因となっているかを簡単に判断できます。エラーの対象となる各明細について、エラーに固有のエラー・テキストを確認できます。
- 需要RESTリソースを使用して、特定のエラー・テキストまたは事由コードですべての需要を検索することもできます。RESTサービスから提供されるエラー・テキストは、「バックログ分析」UIで使用されるエラー・テキストと同じです。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「出荷セットまたは到着セットの明細固有のエラーのレビュー」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
「オーダー・バックログ管理」ユーザー・インタフェース(UI)を使用して、明細のグループを選択し、それらの明細のシミュレーション属性を設定できます。ただし、一度に何千ものオープン・オーダー明細を管理する場合、UIではこの大量の更新を完了できない可能性があります。大量変更をプログラムで行うと、より迅速で、エラーが発生しにくくなります。この更新では、需要REST APIをコールして、単一の要求で多数のオーダー明細に対して、「現在のコミットの強制」およびプルイン・インジケータを設定できます。
明細レベルのシミュレーション属性を一括で更新するWebサービスをコールすることで、バックログの管理にかかる時間を短縮します。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
このRESTサービスは、オプト・インを必要とする「バックログ管理」機能をサポートするために提供されています。ここで説明したREST操作を正常に実行するには、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「オーダー・バックログ管理」機能をオプト・インする必要があります。
ヒントと考慮事項
- 需要の一意の識別子は需要IDで、1つの需要明細を取得したり、RESTを介して同じ需要明細を更新するために使用されます。
- 一括更新に必要な需要をエンコードする必要があります。
- エンコードされたデータをUpdateAsyncフィールドに追加し、リソース要求に対してPostコマンドを実行する必要があります。
- RESTを介して一括更新を使用して更新できる属性は、プルインおよび「現在のコミットの強制」です。
- 次の組合せを使用して、「現在のコミットの強制」およびプルイン属性を更新できます: 需要ID、品目、組織、品目と組織。
- RESTを介した複数の需要IDの「現在のコミットの強制」およびプルイン属性の更新など、REST一括アップロード要求ごとに使用する必要があるのは、前述の組合せのうちの1つのみです。
- 複数のブロックで品目と組織の複数の属性の組合せができますが、すべてのブロックを同じ属性にすることもできます。
主なリソース
- 供給プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「バックログ管理用のシミュレーション属性の一括更新」レディネス・トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)