本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年3月3日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の指示および権限を使用してエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能概要ページでオファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能を表示します。または、デフォルトのすべての使用可能オファリングの選択を維持して、すべてのオファリングの新機能を表示します。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にする手順を完了します。
「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法は次のとおりです。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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availableSupplySources RESTリソースを使用して、社内資材転送の要求を履行できる供給ソースを取得します。最も効果的に要求を履行できる1つのソースを取得するか、どのぐらい効果的に要求を履行できるかに従ってランク付けされた6つまでのソースのリストを取得します。各ソースで現在手持の実績数量を取得します。
社内資材転送ごとに供給ソースを選択および使用する方法に柔軟性を追加します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- findBestAvailableSupplySourceファインダを使用して、最も効果的なソースを取得します。
- findAllAvailableSupplySourcesファインダを使用して、すべての供給ソースのリストを取得します。このファインダでは、それぞれが要求をどの程度効果的に履行するかに応じてランク付けされた最大6つのソースを取得します。
- 各供給ソースの現在手持の実績数量を取得します。
- データの読取りのみが可能なため、GET操作のみを使用できます。
主なリソース
- サプライ・チェーン・オーケストレーションの使用
- サプライ・チェーン・オーケストレーション
- Oracle Supply Chain Management CloudのREST APIのavailableSupplySources
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV)
- 最適または使用可能なすべての供給ソースの取得(DOS_GET_BEST_OR_ALL_AVAILABLE_SOURCES_PRIV)
- 供給ソースでの合計手持数量の表示(DOS_VIEW_AVAILABLE_ONHAND_QTY_PRIV)
REST APIエラー・メッセージに供給要求の参照詳細を含める
REST APIが供給要求の処理時に返す各エラー・メッセージのプリフィクスとして、SupplyOrderReferenceNumber属性およびSupplyOrderReferenceLineNumber属性の値を追加します。プリフィクスを使用して、要求の問題をトラブルシューティングします。
REST APIを介してインポートするときに、トラブルシューティングおよび問題の修正に必要な時間を短縮します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新23D
ヒントと考慮事項
REST APIから返されるエラー・メッセージの例を次に示します。
{
"title": "無効な要求",
"status": "400",
"o:errorDetails": [
{
"detail": "SupplyOrderReferenceNumber:A190102, SupplyOrderReferenceLineNumber:100, MessageType:ERROR, MessageText:搬送先保管場所コード、ソース保管場所コード、またはその両方が正しくないため、供給オーダーが作成されませんでした。"
},
{
"detail": "SupplyOrderReferenceNumber:A190102, SupplyOrderReferenceLineNumber:100, MessageType:ERROR, MessageText:出荷優先度が正しくないため、供給オーダーが作成されませんでした。有効な出荷優先度が供給要求で指定されていることを確認してください。"
}
]
}
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
サービス・マッピングを使用した、サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫との統合の拡張
サービス・マッピングを使用して、Oracleアプリケーションの統合に役立てます。サービス・マッピングを使用して、転送オーダー・フローの特定の統合要件を満たします。Oracle Order Managementで販売オーダーを作成し、Oracle Supply Chain Orchestrationで供給をオーケストレーションし、次にOracle Inventory Managementで転送オーダーを作成します。必要に応じて、拡張可能フレックスフィールドを使用して、実装固有のデータを統合します。また、サービス・マッピングを使用して、プランニングおよび購買からサプライ・チェーン・オーケストレーション、さらに在庫へ転送されるデータを統合することもできます。
たとえば、TransferRequestSourceサービスのTransferOrderRequestエンティティを使用して、サプライ・チェーン・オーケストレーションから在庫への転送オーダーの作成要求を送信するサービス・マッピングを次に示します。
要件を満たすように、供給オーケストレーション・データを変更します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- サービス・マッピングおよびアルゴリズムの管理に必要な権限を取得します。
- 「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」をクリックして、次のいずれかをクリックします。
- サービス・マッピングの管理
- アルゴリズムの管理
ヒントと考慮事項
- 統合によって、在庫管理で適用される検証が送信できることを確認します。要求ペイロードは問題ありませんが、在庫管理が要求を受け入れない可能性があります。
- 統合アルゴリズムで式を記述するとき、特に複数の要求明細を問合せる場合は、空の値を確認します。実行時に空の値を指定すると、エラーが発生する可能性があります。
- エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。
ロールおよび権限
- 次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。
- Manage DOS Service Mappings
- Manage DOS Algorithms
- Administer Sandbox
- View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)
この更新で注意が必要なサプライ・チェーン・オーケストレーションのバグ修正
この更新には、Oracle Supply Chain Orchestrationの動作方法が変わる場合があるバグ修正が含まれています。これは、この更新に関するすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
ファイル・ベース・データ・インポートによるインポート時に有効な転送オーダーの作成
更新23Bの前は、DosSupplyOrderImportTemplate.xlsmファイルを使用して転送要求をインポートし、インポート内のプロジェクト詳細が無効な場合、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスが正常に終了し、エラー・ログにエラーがレポートされ、「サプライ・チェーン・オーケストレーション・インタフェースの処理」スケジュール済プロセスによってプロジェクト詳細なしで転送オーダーが作成されました。
23Bに更新した後、インポート内のプロジェクト詳細が無効な場合、「サプライ・チェーン・オーケストレーション・インタフェースの処理」スケジュール済プロセスでは転送オーダーは作成されませんが、かわりにエラー・ログにエラーがレポートされます。
Oracleリファレンス: 34862468
サプライ・チェーン・オーケストレーションから調達へのプロジェクト組織IDのマップ
更新23Bの前は、Oracle Supply Chain Orchestrationは、Oracle Fusion Cloud ProcurementへのProjectOrganizationId属性に指定したマッピングを無視しました。23Bに更新した後、ProjectOrganizationId属性をOracle Procurementにマップすると、サプライ・チェーン・オーケストレーションは調達に供給詳細を伝達するときにそれを含めます。
Oracleリファレンス: 34902854
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
サプライ・チェーン・プランニング・プロセスではデータが大量にあるのが普通であるため、独自の例外を使用してプランを管理するのが適しています。この更新により、日付データ型のメジャーに適用可能な独自の例外を追加できます。たとえば、ローンチ日より前の中止日が誤って定義された品目を取得できる例外を作成できるようになりました。この機能を使用すると、評価する独自の日付条件を定義できるため、例外別にプランをより柔軟に管理できます。
「例外の構成」ページを使用して日付型のメジャーに対して作成できる例外の例は、次のとおりです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
次の3つの処理は、日付型のメジャーベース例外に対して実行できます。
- 作成
- 編集
- 複製
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)ロールは、前述のすべての作業領域で共通です
-
この機能を利用するために、既存の権限を変更する必要はありません。
企業によっては、プランナが処理を許可されているサブセットに、プラン・データへのデータ・アクセスを制限するのが適することがあります。Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningでは、データ・アクセス・セットによって特定のロールで使用可能なデータが定義されている場合、この制限が可能です。
この更新では、データ・アクセス・セットを定義するための柔軟性が向上します。
- セグメント・グループ・エンティティが選択された状態で、セグメント別にデータ・アクセス・セット条件を構成できます。この選択により、セグメント基準に基づいて、「プラン入力」、「供給プランニング」、「需要プランニング」、「需要および供給プランニング」、「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」および「補充プランニング」作業領域内のプラン・データへのアクセスを制限できます。
- 顧客エンティティのユーザー定義顧客階層を選択して、データ・アクセス・セットを構成することもできます。
- また、データ・アクセス・セットに割り当てられていないデータ・アクセス・セット条件を削除できるようになりました。
データ・アクセス・セットの構成中にセグメント・グループ・エンティティを選択し、セグメントを条件として割り当てる方法の例は、次のとおりです。
供給プランニング作業領域でセグメント別にデータ・アクセスを制限する方法の例を次に示します。
データ・アクセス・セットの構成時に顧客エンティティのユーザー定義顧客階層を選択する方法の例を次に示します。
「プランニング・セキュリティの管理」タスクで定義された条件を選択および削除する方法の例は、次のとおりです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- セグメント・グループ・エンティティを使用してデータ・アクセス・セットを構成する前に、セグメント・グループを作成してセグメンテーションのスケジュール済プロセスを実行します
- データ・アクセス・セット内のセグメント・グループの条件に1つ以上のセグメントを含めることができます
- セグメント・グループ・エンティティをデータ・アクセス・セット構成内の他のエンティティに含めることができます
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 需要プランニングの管理(MSC_MONITOR_DEMAND_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの管理(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 補充プランニングの管理(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
変化の激しい近年のサプライ・チェーン環境では、プランの生成に使用される前提を監視し、正確であること保証するのがますます重要になっています。プランニング計算で最も重要な前提の1つは、製造、購買および転送のリード・タイムです。
この更新では、プランニングの前提から大きな差異が発生したときの購入リード・タイムの自動モニタリングおよびアドバイスを有効にできます。プランニング・アドバイザ・フレームワークを使用すると、迅速にドリルダウンして推奨に基づいて行動し、選択した品目とサプライヤ・サイトの組合せのリード・タイムの前提を変更できます。新しい分析により、差異がある最も重要な品目とサプライヤ・サイトの組合せに注力でき、チャートを使用して一貫した増減傾向があるかどうかを確認するためにリード・タイムを監視できます。
この新しい機能を使用すると、計算に使用されるリード・タイムができるだけ正確になるようにして、サプライ・チェーン・プランニング・アクティビティをプロアクティブに管理できます。
インサイトの概要と詳細情報を提供するグラフィカル・ビューと表形式ビューを使用して、履歴分析とビジネスへの影響を示す新しいインタフェースを使用して、リード・タイムのインサイトを確認できます。
プランニング・アドバイザのユーザー・インタフェースには、リード・タイムの異常の程度と、供給プランに対する差異の影響を確認するために使用する新しいリード・タイム・インサイト推奨タイプがあります。
プランニング・アドバイザにリンクされた新しいブラウザ・ベースのインタフェースにより、ツリーマップ・ビューの低影響ノードから高影響ノードまでの範囲のリード・タイム差異を表す分析サマリーが表示されます。プランナは、実績と比較してプラン・パフォーマンスに関するインサイトを収集し、より注意が必要な領域にドリルダウンできます。
ツリーマップに関連付けられたドリルダウンを使用すると、他のプランニング属性およびパフォーマンス・メトリックとともに、品目、サプライヤおよびサプライヤ・サイト属性の組合せに対する差異の詳細を調査できます。
一連の行を選択して、オーダー詳細情報をさらにドリルダウンして調査し、差異のパフォーマンスを表形式で表示できます。また、チャート・ビューでは、プロットされたチャートで出荷差異を経時的にプロットできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- MSC_MANAGE_LEAD_TIME_INSIGHTS_PRIV
状況によっては、様々なビジネス上の理由から算入できない仕掛品(WIP)作業オーダーの完了保管場所がある場合があります。この更新では、完了作業オーダーを受け入れる保管場所が算入不可である作業オーダーは、供給プランニングの目的で、使用不可供給とみなされます。この配慮により、プランの生成時に供給ステータスの正確な会計が保証されます。
たとえば、「プラン・オプションの編集」ページの「組織およびスケジュール」タブの「保管場所ネッティング」オプションを使用して、保管場所に対する作業オーダー供給の算入可能ステータスを受け入れられるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
この機能を使用する際の考慮事項:
- この機能は、EBS-SCP統合でもサポートされています。
- ソース・ファイルの「保管場所コード」列にはNULL値を指定できます。
- 副産物および副製品作業オーダー供給のネッティングは、子親関係に関係なく、保管場所コードに基づいている必要があります。
- コンポーネント需要およびリソース所要量の作業オーダーは、親作業オーダー保管場所コードの選択に基づいてスナップショット中にフィルタで除外されます。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)ロールは、前述のすべての作業領域で共通です
-
この機能を利用するために、既存の権限を変更する必要はありません。
WIP供給タイプが「サプライヤ」または「バルク」の場合、工程のコンポーネント所要量を計画しない
一部の製造環境において、様々な理由から、一部のコンポーネントの依存需要をプランニング計算に算入する必要がないことがあります。たとえば、請負業者がコンポーネントを提供する外注加工工程のコンポーネント要件を計算する必要はありません。この更新では、コンポーネントのWIP供給タイプが「サプライヤ」または「バルク」の場合、Oracle Supply Planningではコンポーネント所要量は計算されません。この考慮事項により、あらゆるタイプの製造環境におけるコンポーネントの正確なプランニングが保証されます。
この更新の前は、供給プランニングは、供給タイプがサプライヤまたはバルクであるコンポーネントを特別なコンポーネントとして無視し、これらのコンポーネントに対して常に依存需要を作成しており、その後、これらのタイプのコンポーネントに対して供給も推奨されていました。この更新により、組織パラメータを介して依存需要作成を制御できます。
Oracle Manufacturingでは、供給タイプが「サプライヤ」または「バルク」のコンポーネントの組織パラメータでの選択に基づいて、「プランニングに含める」オプションが「はい」または「いいえ」にデフォルト設定されます。たとえば、「サプライヤ」組織パラメータが選択されていない場合、Oracle Manufacturingで供給タイプが「サプライヤ」であるコンポーネントでは、「プランニングに含める」オプションが「いいえ」にデフォルト設定されます。
- 供給タイプが「サプライヤ」または「バルク」であるコンポーネントに対して「プランニングに含める」オプションが「いいえ」に設定されている場合、供給プランニングのそれらのコンポーネントに対して作業オーダー需要は収集されません。
- 「プランニングに含める」オプションが「はい」に設定されている場合、作業オーダー需要は収集され、構成部品に対して計画されます。
供給プランニングでは、計画製造供給に対して同じ組織パラメータも参照されます。
- 組織パラメータが選択されている場合、選択内容に応じて「サプライヤ」、「バルク」または両方が選択されると、供給プランニングでは計画オーダーが展開され、供給タイプがサプライヤまたはバルクであるコンポーネントの依存需要が作成されます。
- 組織パラメータが選択されていない場合、このようなコンポーネントに対する依存需要は作成されません。たとえば、サプライヤの組織パラメータが選択されていない場合、供給タイプがサプライヤであるコンポーネントに対して依存需要は作成されません。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
デフォルトでは、組織パラメータが選択されています。供給プランニングで、供給タイプが「サプライヤ」または「バルク」、あるいはその両方であるコンポーネントの供給を推奨しない場合は、該当する組織パラメータのチェック・ボックスの選択を解除します。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)
プランの作成で選択した最終品目に関連するリソースおよびサプライヤを表示するためのルールの構成
プランの作成UIを使用すると、供給、需要、リソースおよびサプライヤ生産能力に関連する様々なメジャーを確認することで、サプライ・チェーンの簡単なトップダウンおよびボトムアップ分析を複数のレベルで実行できます。この分析により、問題と機会を簡単に識別できます。
この更新では、リソースとサプライヤ、および供給と需要にルール主導のフィルタリングを適用できます。たとえば、品目のサプライ・チェーンの任意のレベルで過負荷のリソースのみを表示するようにルールを構成できるため、構成プランのクイック構成を任意の品目に適用できます。この機能を使用してプランの作成UIを構成し、関心のあるリソースおよびサプライヤ・サイトをすばやく識別します。
作成プランのルール
この機能により、更新23Aでプランの作成に追加されたルール機能が強化されます。次のスクリーンショットにある赤のボックスで強調表示されている「リソース」および「サプライヤ品目」セクションが、「ルールの作成」ダイアログに追加されました。品目であるルート・ノードに適用するルールを作成するときに、リソース基準およびサプライヤ基準を含めることができるようになりました。たとえば、コンポーネント情報に加えてボトルネック・リソースを表示するように指定できます。
品目ルート・ノードに適用可能なルールを定義するときに、表示する追加レベルから選択することもできます。23A更新に含まれている次の下位レベルおよびすべてのレベル・ダウンに加えて、すべてのレベル・アップ、次の上位レベル、最下位のレベル、最終品目および関連出力品目から選択することもできます。以前は、これらの値は「プランの作成の構成」ダイアログでのみ使用できました。
リソースであるルート・ノードに適用されるルールを作成することもできます。「ルールの作成」ダイアログの「ルール・タイプ」フィールドによって、ルールが品目ノードとリソース・ルート・ノードのどちらに適用されるかが決まります。たとえば、ピボット表の「リソース所要量」メジャーから「プランの作成」にドリルし、ルールを適用して、そのリソースを使用するすべての生産済または最終品目を表示できます。
プラン作成ルールに対するこれらの機能拡張は、23Aで最初に導入されたルール機能をまとめたものです。
デフォルトのプラン作成基準
更新23Bの前は、ページレベルの「オープン」処理を使用してスタンドアロン・モードで「プランの作成」をオープンすると、名前付き基準を作成または選択するまでは、常に「表示データなし」メッセージが表示されていました。条件の選択に必要なクリック数を減らすために、ユーザー・プリファレンスの「デフォルト」列が「基準の管理」ダイアログに追加されました。デフォルト基準を定義した場合、作成プランをスタンドアロン・モードでオープンすると、その基準が自動的に適用されます。
データ計算オプション
以前は、データ計算オプションには事前定義および構成済のピボット・テーブルからのみアクセスできました。これらのオプションは、「プランの作成」に追加されました。「プランの作成」でメジャー値を編集する場合、「今すぐ計算」または「自動計算使用可能」オプションを選択して、式に編集したばかりのメジャーが含まれる他のメジャーを更新できます。たとえば、手動需要メジャーを編集して「今すぐ計算」処理を選択すると、式に手動需要メジャーが含まれるメジャーが再計算されます。供給合計や需要合計などの式がないプラン実行中に計算されたメジャーは、データ計算オプションを介して再計算されないことに注意してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「ルール・タイプ」属性の導入により、ルール・タイプごとにデフォルト・ルールを指定できるようになりました。これで、品目コンテキストを使用して「プランの作成」にドリルすると自動的に適用されるデフォルト・ルールと、リソース・コンテキストを使用して「プランの作成」にドリルすると別のデフォルト・ルールを設定できます。
主なリソース
- プラン作成ルールの作成の詳細は、追加基準を使用したプランの作成の表示の構成機能(23A)のリリース・レディネス・トレーニングを参照してください。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- この機能を使用するには、プランニングで次の権限のいずれかが付与されている必要があります。
- プランニング品目の表示(MSC_VIEW_PLANNING_ITEMS_PRIV)
- プランニング品目の編集(MSC_EDIT_PLANNING_ITEMS_PRIV)
オプション区分のオプションに対するモデル固有のプランニング率の尊重
オーダー構成生産の製造環境がある場合、オプションの依存需要はプランニング率を使用して決定されます。この更新では、モデル固有のプランニング率を使用して依存需要の計算が行われます。以前は、供給プランニング・プロセスでは、特定のオプションを使用したすべてのモデルでパーセントの平均を使用していました。この変更により、モデル固有のプランニング率を使用して、オプションの需要を正確に導出できます。モデル固有のプランニング率を使用すると、オプションの生産予測の精度が向上し、顧客注文充足率および顧客満足度が向上します。
この機能は、制約付きと制約なしの両方の供給プランニング、および統合された需要および供給プランニングでサポートされます。
この機能を使用するには、「モデル固有プランニング率をオプションに使用」プラン・オプションを選択します。「モデル固有プランニング率をオプションに使用」プラン・オプションを選択する前に、次のプラン・オプションを選択する必要があります。
- モデル予測の展開
- 収集されたデータではなく予測プランニング率を使用
「プラン・オプションの編集」-「予測配賦および消込」タブ
「モデル固有プランニング率をオプションに使用」プラン・オプションを選択すると、プラン・オプションUIの「供給」タブの「組織およびスケジュール」サブタブの「プランニング率」プラン・オプションは、「モデル固有プランニング率」値にデフォルト設定されます。「モデル固有プランニング率」は、プランニング・プロセスに正しいプランニング率を提供するために必要な値です。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
大量の複数ディメンション・データを操作する場合は、AND条件を使用して、指定したデータ条件を満たすデータのサブセットを可視化することが重要です。以前は、時間ディメンションを問合せ基準の一部として含めたデータ条件を含められましたが、複数の時間可変メジャーに対してAND条件を含めることはできませんでした。
現在は、AND条件を使用して複数の時間可変メジャーを含めることができ、AND条件を使用して複雑な計算を持つメジャー(見積使用可能残高など)をフィルタすることもできます。これらの複数のAND条件を使用して、複数のディメンションの交差で例外条件を検索することで、プラン・データを効率的に分析することもできます。
時間可変メジャーおよびAND条件を含むメジャー・フィルタの使用例:
AND条件によるメジャー・フィルタ
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 複数の時間可変メジャーを持つメジャー・フィルタを構成する場合、特定のメジャーは1回のみ使用できます。
- 複数の時間可変メジャーを使用すると、表およびグラフのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
主なリソース
- Oracle Cloud Application更新レディネスで提供されている複数ディメンション・フィルタへの時間ディメンションの指定(更新22D)のレディネス・トレーニングを参照してください
ロールおよび権限
この機能拡張へのアクセスに必要な新しいロールまたはセキュリティ権限はありません。現在、プランニング表およびグラフへのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
追加のユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- 計画グラフの保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
この更新には、Oracle Supply Planningの動作方法が変わる可能性があるいくつかの不具合修正が含まれています。 これは、この更新に関するすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
保管場所転送を有効な供給として考慮
この更新により、Oracle Supply Planningでは、供給と需要のバランスをとる際に、搬送先保管場所に送られ、在庫組織内で受け入れられていない保管場所転送供給が、予定搬送日に有効な供給として考慮されます。このアプローチにより、過剰な計画オーダーの作成が回避され、全体的な在庫が削減されます。
Oracleリファレンス: 34039002
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
資材および生産能力の制約を考慮する供給プランを作成および実行します。別のソースの使用、代替コンポーネントの使用、代替作業定義の使用など、可能なすべての代替を評価することにより、期日通りに需要を満たすことにフォーカスを置きます。
「制約ベース・プランニング」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。
混合モードの製造環境では、製品データ管理システムにすでに定義されている品目構成を使用して作業定義が作成されます。この更新では、Oracle Manufacturingで定義された品目構成を使用して作業定義を作成できます。制約モードのOracle Supply Planningでは、品目構成が考慮され、品目構成で定義されている代替構成部品が考慮されるようになりました。
プロセス製造で使用可能な品目構成を使用して、厳密に管理された設計変更オーダー・プロセスを介して品目構成の変更を管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
品目構成を使用したプロセス作業定義の計画機能を使用する場合、この親機能である制約ベース・プランニングにオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません
主なリソース
- Plan Process Work Definition Using Item Structuresのレディネス・トレーニングは、Oracle Cloud Readiness for Supply Chain Planningでご覧いただけます。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
製造現場のスループットとリソースおよび労務の投資収益率を最大化する実行可能なファクトリ・スケジュールを生成します。製造現場で実行できる現実的なスケジュールを計算、管理およびモニターしながら、重要なリソースの使用を最適化し、可能なかぎり定時に顧客需要を満たすことができます。
「生産スケジューリング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。
スケジュールで定義されたリソースの稼働情報を表示して、任意のリソースおよびリソース・グループの日別または週別のスケジュール範囲全体の稼働状況に関するインサイトを取得します。また、アイドル時間、カレンダの停止時間、変更時間およびランタイムを表示できます。この情報は、スケジュールを検査および調整し、製造現場の稼働率を改善する際に、潜在的な生産能力調整について情報に基づいた意思決定を行うのに役立ちます。
個々のリソースまたはリソース・グループの稼働データを分析できます。リソース・グループの場合、集計された使用率データが表示されます。
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リソース稼働率表示
チャートの積上げ棒では、時間コンポーネントのランタイム、変更時間および停止時間が表示されますが、ツールチップには特定のバケットの残りのアイドル時間も表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
日別または週別のリソース稼働率の表示機能を使用する場合、その親機能である生産スケジューリングにオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
供給を生産および消費する作業オーダー工程間でガント・チャートのペギング・リンクをビジュアル化し、スケジュール変更の影響を分析します。どの作業オーダーが相互に依存し、どの作業オーダーがスケジュールされているかをレビューできるようになりました。以前は、ペギング表示は、単一の作業オーダー内の作業オーダー工程の相互リンク方法に制限されていました。
また、インバウンド供給(転送オーダーおよび購買オーダー)がスケジュールにどのように影響するか、および生産オペレーションが顧客需要やアウトバウンド転送オーダーにどのように一致するかを確認できます。この情報は、製造プロセスのアップストリームおよびダウンストリームの依存関係、および生産ステージがどの程度同期化されているかを理解するのに役立ちます。
製造プロセスのアップストリームおよびダウンストリームの依存関係、生産ステージの同期状況、およびダウンストリーム作業オーダー工程が依存するアップストリーム作業オーダーとその逆を確認することは、スケジューラが手動スケジューリングを決定する際に考慮する貴重なインサイトです。
作業オーダーから作業オーダーへのペギング関係は、破線で示されます
ガント・チャートのペギング・リンクの表示をオンまたはオフにするには、その名前の「ペギング・リンクの表示」と「ペギング・リンクの非表示」を切り替えるボタンを使用します。このボタンはガント・チャートの前にあります。ペギング・リンクをオンにすると、選択したすべての作業オーダー工程のペギング・リンクおよびルーティング・リンクが表示されます。
ペギング・リンクのビジュアライゼーションを、手持在庫、供給および需要レコードのガント・ペギング・ハイライト表示に対してすでに使用可能な表と組み合せることができます。これらの表の行を選択すると、ガント・チャートのペグされた工程が強調表示されます。このような強調表示された工程を選択すると、それぞれの手持、供給または需要レコードのアップストリームまたはダウンストリームの依存関係が表示されます。
スケジュール分析でペギング・リンク・ビジュアライゼーション機能を使用して、表からガント・ペギングの強調表示を組み合せます
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
ペギング情報でのガント・チャート・ビューの拡張機能を使用する場合、その親機能である生産スケジューリングにオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
シミュレーション目的の、インバウンド供給データまたは品目のリード・タイムの調整
インバウンド供給の調整をシミュレートして、資材不足に対処し、供給データを変更して、スケジュールへの影響を評価します。たとえば、品目の新規供給を追加したり、品目に不足がある場合は品目のリード・タイムを変更します。これらのシミュレーションは、需要を満たすように作業オーダーをスケジュールできる最も早い日付を理解し、追加の供給を注文するか、既存の供給を急送するかを決定するのに役立ちます。
消費する作業オーダー工程を最も早くスケジュールできる時期は、入庫供給データと手持在庫の影響を受けます。たとえば、供給をプッシュ・アウトする必要がある場合、または供給を以前にプルできる場合に、スケジュールがどのように影響を受けるかをシミュレートできます。リード・タイム上書きを入力することで、標準リード・タイムよりも早く不足したクリティカル資材を取得できるかどうかを評価することもできます。供給データまたは品目のリード・タイムを変更した後、解決を実行して生産スケジュールを再計算する必要があります。
Oracle Production Scheduling内で実行される供給データ変更(手動で作成された供給、購買オーダーおよび転送オーダーの要求日上書き、不足がある品目のリード・タイム上書き)は、シミュレーション目的で生産スケジュール内で排他的に使用され、サプライ・チェーン実行には送信されません。このような変更が実装されるのは、有益であると考えられるためであり、この作業はOracle Fusion Cloud Supply Chain Executionで直接実行される必要があります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
シミュレーション目的の、インバウンド供給データまたは品目のリード・タイムの調整機能を使用する場合、その親機能である生産スケジューリングにオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
柔軟な需要優先度ルールに基づいてオーダーを優先度付けすることによって、オーダー・バックログを再スケジュールします。最新の供給情報に基づいて様々なルールの影響をシミュレートして、予定日とソースの最適な組合せを見つけ、更新されたオーダーを実行対象としてオーダー管理システムにリリースできます。
「バックログ管理」という機能をオプトインすると、この項の機能を使用できます。
RESTサービスを使用した、選択したオーダー明細属性の一括上書き
数千のオーダー明細の定期的な再スケジュールを自動化するには、Oracle Backlog Managementによる各明細のシミュレート方法を制御する属性を更新する必要があります。このプロセスは、バックログ管理プランRESTサービスの子である需要RESTサービスを使用して複数の明細を更新することで簡略化できます。一括更新には、より包括的な自動再スケジュールを推進する3つの追加属性が含まれるようになりました。
- 出荷元組織: 出荷元組織を変更したり、消去してバックログ管理を有効にし、遅延を減らす可能性のある代替供給ソースを識別できます。
- 出荷方法: 明細グループの出荷方法を変更して、搬送を迅速化したり、ロジスティクス原価を削減できます。
- ロック済ステータス・インジケータ: 複数の明細をロック解除して、再スケジュールのために適格にできます。
この機能に関するその他の重要事項:
- この更新で一括更新に使用できる属性は、REST APIを使用した一括更新ですでにサポートされていた「プルイン」および「現在のコミットの強制」属性に加えてあります
- 出荷方法は、運送業者、輸送モードおよびサービス・レベルの3つの属性を連結したものです
- 一括更新REST APIを使用して要求された出荷方法をnullに設定するには、REST APIで3つの属性をすべてnullに設定してから、バックログ管理プランを実行する必要があります
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
RESTサービスを使用した、選択したオーダー明細属性の一括上書き機能を使用する場合、その親機能であるオーダー・バックログ管理にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
その他のヒントと考慮事項:
- 「要求出荷元組織」属性がRESTを介してNULLに設定されている場合、「要求された出荷方法」属性も自動的にNULLに設定されます。このアプローチは、「バックログ分析」ページのシミュレーション動作と一致します
- 一括更新REST APIを使用してセットまたはオーダー構成オーダーの1つの明細がロックまたはロック解除されている場合、そのセットまたはオーダー構成オーダーのすべての明細がロックまたはロック解除されます
- base64書式を使用して、一括更新に必要な需要をエンコードする必要があります
- base64でエンコードされた文字列をUpdateAsyncフィールドに追加し、リソース要求に対してPostコマンドを実行する必要があります
- 要求出荷元組織、要求された出荷方法、要求された出荷方法ロック済ステータスの更新に使用できる需要ID、品目、組織、品目および組織の各属性を組み合せます
- RESTの一括アップロード要求ごとに使用する必要があるのは、前述の1つの組合せのみです。たとえば、RESTを介して複数の需要IDの「要求出荷元組織」、「要求された出荷方法」および「ロック済ステータス」属性を更新します
- 複数のブロックで品目と組織の複数の属性の組合せができますが、すべてのブロックを同じ属性にすることもできます
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
「バックログ分析」ページでのオーダー構成品目有効数量および制約の表示
オーダー構成生産の品目オプションの選択は、有効期限に大きな影響を与える可能性があります。遅延のソースを診断するための詳細を取得するために、「バックログ分析」ページの品目の構成で各オプション区分およびオプションの使用可能日をレビューできるようになりました。この情報に基づいて、より多くの容量または供給を確保して遅延を低減し、より早く配送できる構成をオーダーするように顧客と連携できます。
この更新では、「バックログ分析」ページに次が表示されます。
- オーダー組立品目またはオーダー・ピック品目のヘッダーまたは最上位モデル明細に加えて、オーダーに関連付けられたオプション区分およびオプション品目に対応するすべての子明細も表示されます。
- オーダー・ピック・キット・オーダーのヘッダーおよびすべての子明細も表示されます。
- 制約分析に役立つ追加の属性も表示されます。
- 制約ランク
- 品目使用可能日
- 品目なしの計画日
- 品目なしの改善可能性(日数)
- オーダー明細の品目なしの改善可能性(日数)は、その明細で制約を使用できることを示す指標にすぎませんが、計画日の改善が、「品目なしの改善可能性(日数)」属性値によって示される値とまったく同じであることは保証されません。これは、その明細の供給制約が解決され、すべての供給が要求日以前に使用可能である場合でも、変わりません。オーダー構成オーダーの計画日を改善するには、オーダー構成オーダーのすべての制約品目の制約を解決する必要があります。
- 「バックログ分析」ページでオーダー構成オーダーの制約をグラフィカルに表示するには、オーダーの任意の明細を選択して「制約の表示」ボタンをクリックします。
- 複数の明細が選択されている場合、「制約の表示」ボタンは使用不可になります
- 通常の表ビューまたはモードとツリー表モードの両方で、オーダー構成の順序を表示できます。デフォルト・モードは標準表モードです
- ツリー表モードでは、オーダー構成オーダーをツリー構造で表示できます。ここでは、モデル明細を展開してオプション区分を表示し、さらにオプション区分明細を展開してオプション品目を表示できます。
- 通常の表では、オーダー構成オーダー明細はツリー構造なしで表示されます
- オーダー構成オーダーをリリースすると、モデル、オプション区分およびオプション品目明細を含む、オーダーのすべての子明細がリリースされます。
- オーダー構成オーダーの明細をリリース用にマークすると、そのオーダーのすべての明細がリリース用にマークされます。
- 同様に、オーダー構成オーダーの明細をリリースすると、そのオーダーのすべての明細がリリースされます。
この更新では、「バックログ・プランニング・オプションの管理」ページに次が表示されます。
- 制約の計算を有効または無効にする新しいチェック・ボックス
- このチェック・ボックスの名前は、「オーダー構成品目、出荷セットおよび到着セットの制約を表示します」です
- このチェック・ボックスはデフォルトで有効になっているため、オーダー構成オーダーの制約計算はデフォルトで有効になっています
- 制約の計算を無効にするには、チェック・ボックスの選択を解除してからバックログ・プランを実行します
デフォルトの標準表モードの「バックログ分析」ページの例:
ツリー表モードのオーダー・ピック・オーダーを持つ「バックログ分析」ページの例:
オーダー・ピック・モデルと子明細がツリー構造になっている「バックログ分析」ページの例:
「オーダー構成品目、出荷セットおよび到着セットの制約を表示します」オプションが選択されている「バックログ・プランニング・オプションの管理」ページの例:
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「バックログ分析」ページでのオーダー構成品目有効数量および制約の表示機能を使用する場合、その親機能であるオーダー・バックログ管理にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
その他のヒントと考慮事項:
- バックログ・プラン実行のパフォーマンスを向上させるには、「バックログ・プランニング・オプションの管理」ページのチェック・ボックスの選択を解除し、バックログ・プランを実行します
- オーダー構成オーダーのシミュレーション属性は、ツリー・ビューと通常の表ビューの両方でヘッダー・レベルまたは最上位モデル・レベルでのみ編集できます
- オーダー構成オーダーの計画属性は、ツリー・ビューと通常の表ビューの両方でヘッダー・レベルまたは最上位モデル・レベルでのみ上書きできます
- オーダー構成ヘッダー明細に対して変更したシミュレーションまたは上書き属性は、子明細に即時に反映されません。バックログ・プランの実行後、オーダー構成オーダーのすべての明細の属性値が更新されます
- 通常の表モードからツリー表モードに切り替えることができ、その逆も同様です
- 通常の表モードでは、オーダー構成オーダーは、オーダー番号と明細番号に基づいてソートされます
- ツリー表モデルでは、オーダー構成オーダーをソートできません
- 追加情報属性はツリー表モードではサポートされていません
- バックログ分析UIでは、最大10,000のオーダー明細を標準モードで、トップ・レベル500のオーダー明細をツリー表モードで表示できます
- 検索結果にオーダー明細が増えると、警告メッセージが表示されます。より多くのフィルタ条件を適用して、検索結果を前のポイントで記録した許容制限に絞り込む必要があります
- 「標準オーダー明細」を選択した場合、「制約の表示」ボタンは使用できません
- 制約品目グラフには、オーダー構成ヘッダーまたは最上位モデル明細を除くすべての制約付き明細を表示できます
- オーダー構成コンポーネント明細の品目使用可能日が要求日以前になっている場合、コンポーネント品目は制約品目とみなされません
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
「バックログ分析」ページの出荷セットまたは到着セット内のオーダー明細のレビュー
別のページにドリルして表示するのではなく、「バックログ分析」ページで出荷セットまたは到着セットのコンポーネントであるオーダー明細を直接表示できるようになりました。オーダー全体でこれらの明細を簡単にフィルタ、ソート、選択および更新して、有効数量の問題を分析し、再スケジュールをシミュレートできます。
この更新では、「バックログ分析」ページに次が表示されます。
- 「バックログ分析」ページにはセットのヘッダー行が表示されません
- 「バックログ分析」ページには、セットのすべての明細が表示されます
- セットの詳細を表示するには、セットの任意の明細を選択し、「処理」メニューの「セットの管理」を選択します
この機能を使用する手順:
- セットの任意の明細を強調表示し、「制約の表示」ボタンをクリックすると、すべての制約品目の改善可能性をグラフィカルに表示できます。「制約品目」グラフには、制約品目およびオーダー明細番号も表示されます。たとえば、制約品目が品目Aでオーダー明細番号が明細1の場合、品目A:明細1が表示され、オーダー明細番号が制約品目に追加されます
- セットのシミュレーションは、グループの動作に従います。たとえば、セットの1つの明細に対して「強制現行コミット」属性を「いいえ」に設定すると、そのセットのすべての明細に対して自動的に「いいえ」に設定されます
- セットの手動上書き機能によって更新される計画属性は、グループの動作に従います。たとえば、出荷の1つの明細の「計画出荷日」属性を2030年1月7日に変更した場合、その出荷セットのすべての明細について、「計画出荷日」は2030年1月7日に変更されます
- グループの動作に従って、リリースの行をマークまたはマーク解除します。たとえば、あるセットの1つの明細にリリースをマークすると、そのセットのすべての明細がリリース用に自動的にマークされます
- プランニング結果のリリースも、グループの動作に従います。たとえば、セットの1明細を解放すると、そのセットのすべての明細が自動的にリリースされます
- セットの明細のロックまたはロック解除もグループの動作に従います。たとえば、セットの1つの明細をロックすると、そのセットのすべての明細が自動的にロックされます
「バックログ分析」ページのセット内のオーダー明細のスクリーンショット
制約をグラフィカルに表示するためのステップを含むスクリーンショット
制約がグラフィカルに表示されるスクリーンショット
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「バックログ分析」ページの出荷セットまたは到着セット内のオーダー明細のレビュー機能を使用する場合、その親機能であるオーダー・バックログ管理にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
その他のヒントと考慮事項:
- 「バックログ分析」ページの「セット・タイプ」属性を使用して、オーダー明細が出荷セットまたは到着セットに属しているかどうかを識別できます
- セットのすべての明細に同じセット名があるため、「バックログ分析」ページの「セット名」属性を使用して、オーダー明細が属するセットの名前を識別できます
- 制約品目が原因でセットが遅延している場合は、「バックログ分析」ページでその制約品目を検索して、同じ制約品目が原因で遅延している他のセットを確認できます
- 「バックログ分析」ページで、制約計算に関連する品目使用可能日およびその他の属性を直接表示できます
- 「バックログ分析」ページでセットの明細を直接追加または削除することはできません
- 「セットの管理」ページでのみ、セットの明細を追加または削除できます
- セット・オーダーと標準オーダーは、ツリー表モードではなく、デフォルトの標準表モードで分析することをお薦めします
- Oracle Fusion Cloudオーダーではなく、外部オーダー管理オーダーの設定構造(「セットから削除」、「「戻る」を設定に追加」)のみを変更できます
- セットの各明細の収益は、オーダー明細レベルでのみ表示でき、セットの合計レベルの収益は表示できません
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートの変更点
この更新で一部のOracle Supply Planning FBDIテンプレートが変更されました。各変更の詳細は、次のFBDIテンプレートの指示タブを参照してください。
- 有効在庫数量ルール(ScpATPRulesImportTemplate)
- 主要顧客オプション(ScpKeyCustomerOptionsImportTemplate)
- 組織(ScpOrganizationImportTemplate)
- 購買オーダー出荷受入履歴(ScpPurchaseOrderRcvHistoryImportTemplate) - 新規テンプレート
- ルーティング(ScpRoutingsImportTemplate)
- 作業オーダー供給(ScpWorkOrderSuppliesImportTemplate)
最新のテンプレートは、Oracle Fusion Cloud SCM: File-Based Data Import (FBDI) for SCMにあり、Oracle Help Centerから入手できます。