本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年12月1日 | 初版作成。 |
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の指示および権限を使用してエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能概要ページでオファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能を表示します。または、デフォルトのすべての使用可能オファリングの選択を維持して、すべてのオファリングの新機能を表示します。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にする手順を完了します。
「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法は次のとおりです。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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サプライ・チェーン・オーケストレーションでの供給または需要の更新後の処理の改善
供給の一部のみが使用可能な場合でも、転送オーダーまたは購買オーダーでオープンのままの数量を手動で削減または取り消せます。これらの調整をすると発生する可能性のあるエラーが減ります。出荷許容範囲内だが要求した数量未満である転送オーダーがOracle Inventory ManagementでクローズされたときにOracle Order Managementに知らせます。この機能は、バック・トゥ・バック・フローで使用してください。
Oracle Supply Chain Orchestrationが1つの転送オーダーをクローズしたが、オープンのままの他の転送オーダーが供給オーダーにある場合に、履行システムから取得する応答を管理します。単一の供給オーダーに複数の転送明細がある可能性がある場合は、この機能を社内資材転送とともに使用します。
供給や需要に変更が必要な場合に、エラーおよびユーザーとのやり取りが減ります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新24B
主なリソース
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの発行(FOM_SUBMIT_ORDER_PRIV)
これらの権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられており、「供給オーケストレーション」作業領域で供給オーダーを作成できるユーザーは、この機能の他の部分にアクセスできます。
- 供給要求の作成(DOS_CREATE_SUPPLY_REQUEST)
- 供給明細詳細の表示(DOS_VIEW_SUPPLY_LINE_DETAILS)
バック・トゥ・バック・フローで出荷日を変更する際の後処理日数の追加
販売オーダーの予定出荷日を変更するときに、供給の要求搬送日に後処理日数を追加します。この機能を使用すると、バック・トゥ・バック・フローで出荷日を確実に守ることができます。
仕組み:
- 販売オーダーの予定出荷日を更新してから、スケジューリングおよび履行のために販売オーダーを送信します。
- Oracle Global Order Promisingで予定出荷日が計算され、販売オーダーが更新されます。品目が倉庫に到着したときに出荷倉庫で後処理が必要になるため、納期回答で後処理日数が予定出荷日に追加されます。
- Oracle Order Managementが、要求搬送日の更新をOracle Supply Chain Orchestrationに送信します。要求搬送日には後処理日数が含まれています。
- 予定出荷日から後処理日数を減算してサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信する推奨要求搬送日が納期回答で計算されるため、サプライ・チェーン・オーケストレーションにより供給を倉庫に準備できます。次に、品目を顧客に出荷する前に、倉庫マネージャが後処理アクティビティを実行できます。たとえば、予定出荷日が11月30日で、後処理日数が5の場合、納期回答では要求搬送日として11月25日が推奨されます。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションは、グローバル・オーダー納期回答の推奨要求搬送日を取得して、、Oracle Manufacturingなどのダウンストリーム・アプリケーションに更新を送信します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24C
主なリソース
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
レコードの外部製造システムで定義された将来の有効開始日を持つ工順がある場合があります。この更新では、新しい「有効日」属性が工順のインポート・テンプレートScpRoutingsImportTemplateに追加されるため、ファイルベースのデータ・インポート・プロセスを使用して、将来の有効開始日を持つ工順をアップロードできます。制約なし供給プランと制約付き供給プランの両方で、有効開始日が適用されます。この機能により、システム内の製造プロセスを時間の経過とともに進化させながら柔軟に定義でき、この進化をプランニング計算の一部にできます。
ScpRoutingsImportファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートで工順の有効開始日を定義する方法の例:
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 工順の有効開始日は、過去、システム日付または将来の日付にできます
- 工程有効開始日は、工順の開始日以降にできます
- 有効開始日は、外部ソース・システムのショップ型とプロセスの両方の作業定義方法でサポートされています
- 工順の有効開始日は、ターゲットおよび増分収集タイプまたはネット・チェンジ収集タイプで収集できます
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)\
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの管理(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
製造プロセスの様々なステージでの同じコンポーネントに対する要件を考慮した計画
Oracle Fusion Cloud Supply Chain Managementで、製造プロセスで同じコンポーネントが複数回使用される状況をモデル化する、新しい「検索番号」属性を入力できるようになりました。この更新により、異なるステージで同じコンポーネントを使用するように指定された作業定義が、様々な代替ルールも含めて、Oracle Supply Planningで受け入れられるようになりました。複雑な製造プロセスを柔軟にモデル化および計画できるようになりました。
この機能は、次の作業領域で制約モードおよび制約なしモードのプランでサポートされています:
- 供給プランニング
- 需要および供給プランニング
この機能では、Fusionソースのみがサポートされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は作業オーダーに対してはサポートされていません。そのため、重複するコンポーネントは、同じ工程の作業オーダーで集計されます。
- 既存のすべての品目構成では、「検索番号」属性が「1」にデフォルト設定されます。
- Oracle Manufacturingでは、「検索番号」属性を保存する前に、品目構成で編集できます。保存した後は、検索番号を編集できません。
- 同様に、Oracle Supply Planningでも検索番号を編集できません。
- 同じコンポーネントでも検索番号が異なれば、異なる代替コンポーネントを設定できます。
- 作業定義がない場合は、収集プロセスで「工程連番」属性が「1」に設定されます。その後、UIでは空白として表示されます。
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
Excelからのインポート・プロセスがエラーになった場合のエラー・アイコンの表示
Microsoft Excelからデータをインポートする機能は、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningでポピュラーな生産性向上メカニズムです。この更新では、検証条件に合格しなかったレコードがExcelファイルにある場合、エラー・アイコンによって警告が表示されます。以前は、一部のレコードにエラーがあった場合でも、プロセスが完了したことを伝える成功アイコンが表示されていました。現在は、エラーが発生した行がない場合のみ、成功アイコンが表示されます。この新しいエラー・アイコンは、エラーをより効率的に識別して修正するのに役立ちます。
たとえば、「プランニング表データの更新」スケジュール済プロセスがエラーで完了するとすぐに、インポートのアイコンのステータスがエラー・アイコンに更新されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「プランニング表データの更新」スケジュール済プロセスがエラーまたは警告状態で完了すると、インポートのアイコンのステータスがエラー・アイコンに更新されます。
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningのプランニング表レイアウトを使用すると、ビジネス要件ごとにデータを柔軟にスライスおよびダイスできます。表の構成によっては、ページに表示できるデータ量に設定された制限を超えるデータが生じる場合があります。以前は、オンライン表示の制限内であった場合にのみデータをエクスポートできました。この更新では、オンライン分析に設定された制限を超えてもデータをエクスポートでき、大量のデータを使用したオフライン分析が可能になります。
表を開かずに表をエクスポートできるようになったため、オンライン分析に設定された制限を超えてもデータをエクスポートできるようになりました。エクスポートされたデータには、行と列のディメンション・レベルおよびメジャーの位置、列と行の見出し、および要約を含む表のレイアウトが保持されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
次によってデータを表形式でエクスポートできます:
- 現在オープンしているプランの「処理」ボタン
- 現在選択されているプランの「プランの管理」ページの「処理」メニュー
- 「スケジュール済プロセス」作業領域で「データを表形式でエクスポート」プロセスを実行してプランと表名を選択
エクスポート・ファイルの形式は、次を含む選択された表のレイアウトに基づきます:
- 行と列のディメンション・レベルおよびメジャーの位置
- 列と行の見出し
- 要約
フィルタ・バーのレベルは列に変換されます。
すべての階層は完全に展開されます。
表に対して構成されたメンバー・フィルタおよびメジャー・フィルタが考慮されます。
エクスポート・ファイルは次のとおりです:
- Microsoft Excelで開くことができるXLSファイル
- 65,536行および256列に制限
- 「ファイル・インポートおよびエクスポート」で圧縮および転記済
- <Plan Name>_<Table Name>_<Process ID>という名前
条件付き書式設定はエクスポート・ファイルに反映されません。
エクスポートされたファイルのインポートはサポートされていません。
アクセス要件
この機能拡張へのアクセスに必要な新しいロールまたはセキュリティ権限はありません。
- 現在、プランニング表をオープンするためのアクセス権を持っているユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。
次の権限の1つまたは両方が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング表の表示(MSC_VIEW_PLANNING_TABLES_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
一部の企業では、計画オーダーを実行システムにリリースする前に、供給プランニング・プロセスからの出力を使用してサプライヤとのやり取りを開始する場合があります。両者が合意できる日付と数量をサプライヤが提示できる場合は、計画オーダーのステータスを「確定」に設定して、このオーダーを再スケジュールする必要がないことを示すことができます。
この計画オーダーは、実行のためにOracle Fusion Cloud Procurementにリリースでき、この確定ステータスは購買依頼に引き継がれ、さらにその購買オーダーにも引き継がれます。この時点で、後続の計画サイクルで購買オーダーが再スケジュールに適格でなくなるようにするクローズドループ・プロセスが設定されます。
計画オーダーをリリース用にマークする前または後に、計画オーダーを確定できます。オーダーをリリース用にマークする前に計画オーダーが確定された場合は、計画オーダーがリリース用にマークされると、確定ステータスが実施ステータスにデフォルト設定されます。それ以外の場合は、次の例に示すように、計画オーダーがリリース用にマークされた後に「実施確定」フィールドを更新できます。
確定計画オーダー
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- Oracle Fusionソース・システムでは、供給要求または購買依頼の確定ステータス・フィールドを表示できません。
- 購買依頼エンティティをプランニングに収集した後、「プラン入力」作業領域から確定ステータスを表示できます。
- Oracle Fusion Cloud Procurementの購買オーダーの確定ステータスを「スケジュールの管理」ページから確認できます。情報アイコンが表示され、そのアイコンをクリックすると、次の情報が表示されます:
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給および需要の編集(MSC_EDIT_SUPPLIES_AND_DEMANDS_PRIV)
- オーダーをリリース用にマーク(MSC_MARK_ORDERS_FOR_RELEASE_PRIV)
- プランニング推奨のリリース(MSC_RELEASE_PLANNING_RECOMMENDATIONS_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
資材および生産能力の制約を考慮する供給プランを作成および実行します。別のソースの使用、代替コンポーネントの使用、代替作業定義の使用など、可能なすべての代替を評価することにより、期日通りに需要を満たすことにフォーカスを置きます。
「制約ベース・プランニング」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。
制約のある供給プランニングでの算入不可の作業オーダーに対するコンポーネントおよびリソースの計画
作業現場には、フォワード・サプライ・チェーンに必要な生産能力と資材を消費する様々なタイプの作業オーダーがありますが、これらの作業オーダーの出力は需要の充足には使用されません。たとえば、サンプル製品の要求を受け入れる供給を持つ、算入不可作業オーダーを作成することがあります。
この更新により、制約モードのOracle Supply Planningで、これらの作業指示の資材およびリソース所要量が計画されます。
たとえば、「プラン・オプションの編集」ページの「組織およびスケジュール」タブの「保管場所ネッティング」オプションを使用して、作業オーダー供給の相殺可能ステータスを制御できるようになりました。
このような算入不可作業オーダーの場合、作業オーダー供給は有効な供給とみなされませんが、その作業オーダーのコンポーネントおよびリソースは、SubinvOnWODemResReqなどの技術パラメータに基づいて計画されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「制約のある供給プランニングでの算入不可の作業オーダーに対するコンポーネントおよびリソースの計画」機能を使用する場合、この親機能である「制約ベース・プランニング」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
- この機能は、制約付き供給プランに対してサポートされています。
- 「リソース要件」ページから「供給および需要」ページにドリルすると、算入不可作業オーダーの空白ページが表示されます。
主なリソース
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
リソースまたはサプライヤのリード・タイムと生産能力制約の両方を考慮して、どれくらい早期に供給を作成できるかを分析することにより、生産能力制約適用時のプランの遅延需要の根本原因を把握します。既存の最早開始日およびスラックの属性が、生産能力とリード・タイムの両方の制約を考慮して計算されます。以前は、これらの属性の計算でリード・タイムの制約のみが考慮されていました。計算方法がこのように改良されたため、生産能力制約を適用するときに、プランの遅延需要の背後にある根本原因を把握しやすくなりました。
生産能力制約のあるリソースおよびサプライヤを使用した供給のために遅延した需要を分析する方法の例:
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
「生産能力制約による遅延需要の分析」機能を使用する場合は、その親機能である「制約ベース・プランニング」および「製造およびサプライヤ生産能力制約を不可侵制約と見なした計画」にオプト・インする必要があります。これらの機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
制約により遅延した需要を分析するために、生産能力およびリード・タイムの制約に基づいて最早開始日およびスラックの属性を計算するには、次のステップを実行します:
- 制約ベースのプランを作成します。
- 「供給」タブの「制約および決定ルール」サブタブで、「リソース生産能力制約を不可侵制約として強制するためのリソース生産能力制約の強制」を有効にします。
- サプライヤ生産能力制約を不可侵制約として強制するためのサプライヤ生産能力制約の強制プラン・オプションを使用可能にします。
- プランを保存して実行します。
生産能力制約が不可侵制約として強制されているリソースおよびサプライヤがある供給が原因の需要の遅延を分析できるようになりました。
ヒントと考慮事項
- 供給の最早開始日は、生産能力およびリード・タイムの制約に基づいて計算されます。
- 「遅延需要分析」ユーザー・インタフェースに表示されるスラックも、生産能力およびリード・タイムの制約に基づいて計算されます。
- 「最早開始日」および「最遅開始日」属性について、「供給プラン」および「需要と供給プラン」プラン・タイプのプランから、供給に対してGET操作を実行できるようになりました。
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)\
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
「属性ベース・プランニング」および「制約ベース・プランニング」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。
供給または需要の構成済属性に基づいて、需要を満たすのに適格な供給を管理するルールが考慮されるように、Oracle Supply Planningを構成できます。これを属性ベース・プランニングと呼びます。プロジェクト駆動のサプライ・チェーン環境を使用している場合は、プロジェクトとタスクが、供給と需要を照合するプロセスを管理する最初のオーダー属性です。以前は、属性ベースのプランニング・モードが有効な場合、制約なしモードでのみプランを実行できたため、供給プラン・モジュールで代替ソース、コンポーネントやリソースが評価されませんでした。
この更新では、構成済属性に基づいて供給と需要の照合ルールを考慮することで、資材および生産能力の制約を適用して、顧客の需要を期限内に履行する機能が拡張されています。考慮される制約には、代替ソース、コンポーネントおよびリソースが含まれます。サプライ・チェーンの複雑さが増しても、多くの制約および属性照合ルールを考慮してサプライ・チェーンを柔軟にプランニングできるようになり、プランの正確性と履行メトリックを向上できるようになりました。
ナビゲーション: 「サプライ・チェーン・プランニング」 > 「供給プランニング」 > 「プランの管理」 > 供給プランのオープン > 「供給および需要」ページのオープン
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「制約のある供給計画での構成済属性の尊重」機能を使用する場合は、次のいずれかの親機能にオプト・インする必要があります:
- 制約ベース・プランニング。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません
- 属性ベース・プランニング。 この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「例外」ビュー(MSC_MANAGE_PLANNING_EXCEPTIONS_PRIV)
- 「需要履行」ビュー(MSC_MANAGE_DEMAND_FULFILLMENT_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
柔軟な需要優先度ルールに基づいてオーダーを優先度付けすることによって、オーダー・バックログを再スケジュールします。最新の供給情報に基づいて様々なルールの影響をシミュレートして、予定日とソースの最適な組合せを見つけ、更新されたオーダーを実行対象としてオーダー管理システムにリリースできます。
「バックログ管理」という機能をオプトインすると、この項の機能を使用できます。
Oracle Backlog Managementは通常、履行事業所で供給が使用可能になる日にオーダー明細が出荷されるようにスケジュールします。履行が遅延されるのは、期限時間後に同日のオーダーを再スケジュールする場合のみです。しかし、一部の組織では、商品を梱包してラベル付けしたり、輸送を手配したり、出荷前の品質チェックを実行するために追加の時間が必要になります。履行組織、運送業者および搬送先によって異なるこれらのアクティビティに、追加のピック-梱包リード・タイムを追加できるようになりました。それらの組織で履行されるオーダー明細の予定出荷日と予定搬送日が、指定したピック-梱包リード・タイムで調整されます。
「事業所間の出荷ネットワーク」タブの「ピックおよび梱包のリード・タイム」列(ナビゲーション: 「プラン入力」作業領域 > 供給ネットワーク・モデルの管理タスク > 「事業所間の出荷ネットワーク」タブ)
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
「バックログ管理でのピック-梱包リード・タイムの使用」機能を使用する場合は、その親機能である「オーダー・バックログ管理」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
Oracle Backlog Managementで、この機能を使用して販売オーダー明細を計画するために必要な追加のステップは次のとおりです:
- 「プラン入力」作業領域の「供給ネットワーク・モデルの保守」ページへのナビゲーション
- 「供給ネットワーク・モデルの保守」ページで「事業所間の出荷ネットワーク」タブに移動して、ソース、搬送先および運送業者の組合せに対して「ピックおよび梱包のリード・タイム」列に値を指定するか、「運送業者」タブに移動して、出荷方法に対してピックおよび梱包のリード・タイムを指定するか、または「組織」タブに移動して、組織に対してピックおよび梱包のリード・タイムを指定します。
- 整数形式で「ピックおよび梱包のリード・タイム」列に値を入力します。
- 設定を保存します。
ヒントと考慮事項
- ピックおよび梱包リード・タイムが複数のタブに定義されている場合、Oracle Backlog Managementでは次の階層が使用されます:
- 該当する場合は、ソース-搬送先-運送業者の組合せに対して定義されたピックおよび梱包のリード・タイムを使用します
- 該当する場合は、運送業者に定義されたピックおよび梱包のリード・タイムを使用します
- 組織に定義されたピックおよび梱包のリード・タイムを使用します
-
ピックおよび梱包のリード・タイムは、手持、転送オーダー、購買オーダー、作業オーダーなど、様々なタイプの供給に適用できます。
-
この機能は直接出荷フローには適用できません。
-
この機能では、オーダー期限時間が考慮されます。
-
この機能は、オーダー構成、出荷および到着セットには適用できません。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 供給ネットワーク・モデルの編集(MSC_EDIT_SUPPLY_NETWORK_MODEL_PRIV)
この権限は、この更新の前から使用可能でした。
レコードの外部製造システムで定義された将来の有効開始日を持つ工順がある場合があります。この更新では、新しい「有効日」属性が工順のインポート・テンプレートScpRoutingsImportTemplateに追加されるため、ファイルベースのデータ・インポート・プロセスを使用して、将来の有効開始日を持つ工順をアップロードできます。制約なし供給プランと制約付き供給プランの両方で、有効開始日が適用されます。この機能により、システム内の製造プロセスを時間の経過とともに進化させながら柔軟に定義でき、この進化をプランニング計算の一部にできます。
ScpRoutingsImportファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートで工順の有効開始日を定義する方法の例:
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「有効開始日を考慮した工順のインポート」機能を使用する場合は、その親機能「オーダー・バックログ管理」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
その他のヒントと考慮事項:
- 工順の有効開始日は、過去、システム日付または将来の日付にできます
- 工程有効開始日は、工順の開始日以降にできます
- 有効開始日は、外部ソース・システムのショップ型とプロセスの両方の作業定義方法でサポートされています
- 工順の有効開始日は、ターゲットおよび増分収集タイプまたはネット・チェンジ収集タイプで収集できます
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)\
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの管理(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
製造現場のスループットとリソースおよび労務の投資収益率を最大化する実行可能なファクトリ・スケジュールを生成します。製造現場で実行できる現実的なスケジュールを計算、管理およびモニターしながら、重要なリソースの使用を最適化し、可能なかぎり定時に顧客需要を満たすことができます。
「生産スケジューリング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。
生産変更(設定やクリーン・アップなど)の実行中にリソースのダウンタイムを考慮するかどうかを決定できるようになりました。リソースのダウンタイムを考慮すると、スケジュールの生産能力使用状況をより適切に表すことができます。
新しい拡張スケジュール・オプションを使用してダウンタイムを考慮し、スケジュール内のすべての制約付きリソースに適用するかどうかを決定します。
新しいスケジュール・オプション: 変更時にリソース・カレンダを考慮
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「生産変更に対するリソース・カレンダの考慮」機能を使用する場合は、その親機能である「生産スケジューリング」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
この権限は、この更新の前から使用可能でした。
Oracle Production SchedulingとOracle Supply Planningの両方を実装している場合は、有限生産スケジュール内の計画オーダーを表示できます。また、詳細な短期スケジュールの結果を長期的な供給プランで考慮することもできます。生産スケジュールのスコープ内にあるOracle Supply Planningからの計画製造オーダーが、Oracle Manufacturingからの作業オーダーとともにOracle Production Schedulingでスケジュールされるようになりました。
生産スケジュールの「スケジュール・オプション」ページのスコープ・セクションで、供給プランまたは統合された需要および供給プランを参照できます。
供給プランまたは需要および供給プランの参照
「供給プランニングからの未リリース計画オーダーを含める」チェック・ボックスが選択されている場合は、計画製造オーダーが他のスケジュール・スコープ基準を満たしていれば、参照されている供給プランからの計画製造オーダーが後続のスケジュール・リフレッシュに含められます。
計画オーダーと作業オーダーはステータス値で区別できます。
「計画済」、「リリース済」および「未リリース」ステータスによる計画オーダーと作業オーダーの区別
ガント・チャートでは、計画オーダーに属する工程は、作業オーダーに属する工程よりも暗い色で表示されます。
ガント・チャートの計画オーダー
供給プランまたは統合された需要および供給プランの後続の実行では、計画オーダーのスケジュール結果が確定とみなされます。これを行うには、「供給」 > 「組織およびスケジュール」 > 「需要スケジュール」にあるプラン・オプションで、関連する生産スケジュールを組織ごとに1つ参照してください。
供給プランまたは統合された需要および供給プランでの生産スケジュールの参照
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
- 「供給プランニングからの計画製造オーダーのスケジュール」機能を使用する場合は、その親機能である「生産スケジューリング」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
- この機能は、制約なしの供給プランと制約付き供給プランの両方に対してサポートされています。
- 生産スケジューリングでは、スケジュール中に供給プランと同じペギングが維持されません。供給プランニングでは、生産スケジュールを入力として実行した後にペギングが再度実行されます。
- 生産スケジューリングでは、製造供給のみがスケジュールされます。製造品目の作業定義内のコンポーネントが購買または転送の場合は、供給プランニングでそれらがさらに計画されます。
主なリソース
- 詳細は、供給プランニングおよび生産スケジュールの統合のレディネス・トレーニング(更新24A)を参照してください。
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
- スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
- 需要および供給の編集(MSC_EDIT_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
販売オーダー、アウトバウンドおよびインバウンド転送オーダー、および購買オーダーを、ペグされた生産または消費作業オーダー工程にスケジュール範囲全体でリンクできる、拡張ペギング表示をガント・チャートで使用できるようになりました。この表示は、作業オーダー内の工程、およびアップストリームおよびダウンストリーム作業オーダーのペギングで以前使用可能であったペギング情報を補完します。
ガント・チャートのツールバーのコントロールを使用して、供給および需要の表示をトリガーできます。ペグされた工程がガント・チャートに現在表示されている場合は、供給および需要に対するペギング・リンクが表示されます。次の例では、ペグされたアウトバウンド転送オーダー需要への作業オーダー工程からのペギング・リンクが後方に移動しているので、ペグされた需要が遅延していることがすぐにわかります。
ペギング・リンクのある供給および需要
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「ガント・チャートでの供給および需要の視覚化」機能を使用する場合は、その親機能である「生産スケジューリング」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
この権限は、この更新の前から使用可能でした。
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートの変更点
サプライ・チェーン・プランニングFBDIテンプレートの一部がこの更新で変更されました。各変更の詳細は、次のFBDIテンプレートの指示タブを参照してください。
- 組織(ScpOrganizationImportTemplate)
- 運送業者(ScpCarrierImportTemplate)
- 事業所間出荷方法(ScpInterLocationShipMethodsImportTemplate)
- 工順(ScpRoutingsImportTemplate)
最新のテンプレートは、Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud SCM: File-Based Data Import (FBDI) for SCMのサプライ・チェーン・プランニングの項にあります。