本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
| 日付 | モジュール | 機能 | ノート |
|---|---|---|---|
| 2022年12月6日 |
二重単位 |
セカンダリ単位で価格設定された品目の要求 | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
| 2022年12月6日 |
二重単位 |
セカンダリ単位で価格設定された品目のオーダー数量の自動導出 | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
| 2022年12月6日 |
二重単位 |
セカンダリ単位で価格設定された品目の購買オーダーのインポート | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
| 2022年12月6日 | 二重単位 | セカンダリ単位で価格設定された品目の購買オーダーに関するOTBIを使用したレポートの生成 | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
| 2021年12月20日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスの改善についてご提案がございましたら、ぜひお聞かせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボをはじめ、いくつかの方法でお客様のアイデアを受け付けております。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
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免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
| エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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この更新のOracle Fusion Cloud ProcurementおよびOracle Fusion Cloud Self Service Procurementでは、外部システムと簡単に統合できるようにするために変更されたREST APIが提供されます。
次のREST APIが拡張されました。
- 購買依頼
- 予算日に対してGET、POSTおよびPATCHがサポートされているため、予算日を指定して購買依頼配分を明示的に作成できます
- 下書き購買オーダー
- 価格設定単位に対して、GET、POSTおよびPATCHがサポートされています
- オープンおよび下書きの購買オーダーの品目およびソース包括購買契約に対して、PATCHがサポートされています
- 購買オーダー
- 価格設定単位、セカンダリ単位およびセカンダリ数量に対して、GETがサポートされています
- 購買依頼処理要求
- オーダー番号と購買オーダー・ヘッダーIDに対して、GETおよびPOSTがサポートされているため、既存のオーダーに購買依頼明細を追加できます
- サプライヤ・ネゴシエーション
- 参加依頼サプライヤの親サプライヤ担当に対して、POSTおよびPATCHがサポートされています
- サプライヤ
- サプライヤ費用承認要求の送信カスタム処理を使用して、サプライヤ費用承認要求を承認のために送信します。
これらの変更されたRESTサービスを使用して統合を簡略化し、他のアプリケーションや外部システムとの標準ベースの相互運用性をサポートできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- Oracle Procurement Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- Oracle Help Centerで入手可能なOracle Procurement Cloud REST APIドキュメントの「ジョブ・ロールおよび権限」の項を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションを設定して、プライマリ単位およびセカンダリ単位トラッキングを有効にした品目をオーダー、価格設定、受入、ピック、梱包および出荷できるようにします。品目の価格設定、請求および原価計算に使用する単位とは異なる単位で、品目をオーダー、転送、アウトソースまたは購入する必要がある場合があります。
たとえば、食肉の在庫、販売はケース単位で行い、価格設定はポンド単位で行うことがあります。ポンドでの合計重量はケースによって異なるため、各ケースの価格は異なりますが、バイヤーに各ケースの見積価格を提供する必要があります。
この要件を満たすには、二重単位ソリューションを使用できます。これは、Oracle Cloudアプリケーション全体で機能し、次のことを支援する、エンドツーエンドの統合ソリューションです。
- 「オーダー-入金」プロセスおよび「調達-支払」プロセス全体で、プライマリ単位とセカンダリ単位の品目を同時に追跡します。
- 販売、転送または購入する品目の実際の重量を把握して、品目の価格設定、請求および原価計算を正確に行うことができます。
- 販売時または購入時に価格見積りを提供し、出荷または受入の正確な重量に応じて価値を最大化します。
「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」という機能にオプト・インした後、この項で説明する機能を使用できます。
二重単位が設定された品目に対して、品目の梱包および出荷方法とは単位が一致するが、品目の価格設定および請求に使用する単位とは異なる単位で購買依頼を作成します。更新21Dでは、購買依頼のインポート(FBDIまたは購買要求Webサービス)のみを使用して、二重単位の品目に対する外部管理の購買依頼を作成できました。この更新では、UIを使用して二重単位の品目の購買依頼を作成でき、購買依頼インポートを使用して二重単位の品目に対する内部管理の購買依頼を作成できます。この機能を「調達-支払」プロセスの二重単位と呼びます。
UIを使用して購買依頼を作成する場合、二重単位管理品目に対して2つの単位で数量を入力する必要はありません。プライマリ単位数量またはセカンダリ単位数量のいずれかを指定できます。トランザクションは、単位換算ルールに従って両方の単位で自動的に追跡されます。
タラの切り身がポンドで価格設定されているが、ケースで出荷される例について考えてみます。標準変換によると、1000ポンドの魚は10ケースと同等で、BPAによると魚の価格は1ポンド当たり2米ドルです。
| 品目 | プライマリ単位数量 | セカンダリ単位数量 | BPA価格 |
|---|---|---|---|
| タラの切り身 |
10ケース | 1000ポンド | 2米ドル/ポンド |
この機能を使用して、セカンダリ単位で価格設定された品目を要求する方法を次に示します。
- 調達カタログを検索または参照して、プライマリ単位の「ケース」に変換されたBPA価格で品目を表示します。標準単位換算によると、2米ドル/ポンドは200米ドル/ケースに相当します。

- 品目詳細ページにドリルダウンして、1000ポンドの魚をオーダーします。

ヒント: 10ケースの魚を注文することもできます。

- 購買依頼をレビューし、プライマリ単位数量またはセカンダリ単位数量のいずれかを入力して数量を調整します。

ヒント: 「購買依頼明細の入力」ページを使用して魚をオーダーすることもできます。プライマリ単位数量またはセカンダリ単位数量のいずれかを入力すると、必要な数量調整に単位換算ルールが適用されます。

次の目的で二重単位を使用できます。
-
在庫への品目の保管に使用する単位とは異なる単位で品目を追跡します。 たとえば、プライマリ単位であるケースを使用して顧客がオーダーした数量を追跡し、セカンダリ単位であるポンドを使用して価格を設定して実際に出荷するセカンダリ数量を追跡します。
-
UIまたは購買依頼のインポートを使用して、プライマリとセカンダリの2つの単位で購買依頼明細を作成します。
-
包括購買契約を使用して、セカンダリ単位で出荷された実績数量に基づいて、購買要求に適切な価格を請求します。
- 品目のセカンダリ単位で受け入れた実績ユニットに基づいて、購買オーダー明細の請求書を処理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
ヒントおよび考慮事項
-
オプト・インUIを使用して、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能を有効にします。
-
この機能にオプト・インし、包括購買契約を使用して、二重単位を使用する品目の購買依頼明細をプライマリ単位またはセカンダリ単位で価格設定します。
-
更新21Dでこの機能にすでにオプト・インしている場合は、ESSジョブ「アップグレード後のデータの変換」を手動で実行する必要があります。このプロセスでは、セカンダリ単位で価格設定された包括契約の正しい品目価格でショッピング・カタログ索引が更新されます。
-
-
二重単位追跡を品目に対して使用可能にします。「製品情報管理」作業領域で「品目の管理」タスクを使用して、品目の「追跡単位」属性を「プライマリおよびセカンダリ」に設定します。
-
単位を作成し、次にプライマリ単位とセカンダリ単位の間で換算するための標準換算を作成します。
-
購買契約を使用して、二重単位品目の価格を設定します。選択肢は、購買依頼明細に包括契約があるかどうかによって異なります。
-
包括契約があり、契約明細が品目のセカンダリ単位で価格設定される場合。契約明細価格は品目のプライマリ単位に変換され、次に購買依頼明細の単価として保存されます。この場合、価格上書きが使用可能であっても、包括購買契約明細の価格は上書きできません。
-
包括契約があり、契約明細が品目のセカンダリ単位で価格設定されない場合。契約明細価格は、購買依頼明細の単価として保存されます。契約で価格上書きが有効になっている場合は、購買依頼明細の契約価格を上書きできます。
-
包括契約がない場合。品目の定価が、品目のプライマリ単位の価格として使用されます。
-
-
「購買依頼明細の入力」ページまたは「品目詳細」ページを使用して、購買依頼明細を作成し、プライマリ単位数量またはセカンダリ単位数量を指定します。品目の偏差係数はこの機能に適用されません。
-
「購買依頼の編集」ページで、二重単位品目の数量またはセカンダリ単位数量をレビューして調整します。必要に応じて、一括編集ウィンドウを使用して数量を更新できます。これにより、結果としてセカンダリ数量も調整されます。一括編集ウィンドウでは、セカンダリ単位数量の更新はサポートされていません。
-
このリリースでは、この機能により、FBDIまたは購買要求Webサービスを使用して内部管理の購買依頼を作成することもできます。プライマリ単位数量またはセカンダリ単位数量のいずれでも指定できます。両方を指定すると、セカンダリ単位数量は単位換算ルールに従って計算されます。明細レベルでセカンダリ単位数量のみを指定した場合でも、配分レベルで指定する数量は、プライマリ単位に基づいた数量になります。セカンダリ単位数量を指定して複数の配分を作成する場合は、必要に応じて配分割当にパーセント属性を使用できます。
-
二重単位を使用する品目の購買依頼RESTリソースでは、この機能を使用できません。
主なリソース
- 包括購買契約を使用して品目をセカンダリ単位で価格設定する方法の詳細は、次の機能を参照してください。
- Oracle Procurement Cloudの新機能の更新21Dで提供されている、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能。
- Oracle Procurement Cloudの新機能の更新22Aで提供されている、「セカンダリ単位で価格設定された品目のオーダー数量の自動導出」機能。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。
- 購買依頼セルフサービス・ユーザー(ORA_POR_REQUISITION_SELF_SERVICE_USER_DUTY)
- 調達統合スペシャリスト(ORA_PO_PROCUREMENT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 独自に構成したジョブ・ロールを保守している場合: この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
二重単位品目のセカンダリ数量をセカンダリ単位で入力すると、オーダー明細の単位で数量が自動的に計算されます。更新21Dでは、セカンダリ数量を編集できませんでした。この更新では、その制限が解除されます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

セカンダリ数量の入力と、数量の自動導出
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
この機能を使用するには、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インする必要があります。以前に「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インした場合、この機能は自動的に有効になります。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達構成の管理(PO_MANAGE_PROCUREMENT_CONFIGURATION_PRIV)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。
- 購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
セカンダリ単位で価格設定された品目の購買オーダーのインポート
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートを使用して、セカンダリ単位で価格設定された二重単位品目の購買オーダーを作成できるようになりました。
FBDIテンプレートには、プライマリ単位とセカンダリ単位で追跡される品目の価格を設定するための新しい「価格設定単位」属性が含まれています。

購買オーダー・インポート・テンプレート
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
この機能を使用するには、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インする必要があります。以前に「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インした場合、この機能は自動的に有効になります。
ヒントおよび考慮事項
- 品目が二重単位品目である場合は、価格設定単位のみを指定できます。
- セカンダリ単位を価格設定単位として入力することも、購買オーダー明細単位を二重単位品目の価格設定単位として入力することもできます。
- 価格設定単位を指定しないと、購買オーダー明細単位が価格設定単位として使用されます。
- 品目のセカンダリ単位が「単位」に設定されている購買オーダー明細はアップロードできません。
- 購買オーダー明細の二重単位品目にセカンダリ数量およびセカンダリ単位を指定しないと、製品管理の品目定義のセカンダリ単位の値がデフォルト設定されます。セカンダリ数量は単位換算ルールに従って計算されます。
- セカンダリ数量を指定しても、単位換算ルールに従っていないと、単位換算ルールに従ってセカンダリ数量が上書きされます。品目の単位偏差係数は考慮されません。
- オーダー明細で包括購買契約を参照する場合は、価格設定単位がソース契約明細の単位と一致している必要があります。価格設定単位を指定しないと、ソース契約明細から価格設定単位の値がデフォルト設定されます。ソース契約明細がセカンダリ単位で価格設定されている場合、オーダー明細の数量単位は品目のプライマリ単位である必要があります。
重要な考慮事項
- セカンダリ単位で購買オーダー明細を価格設定すると、受入に対する請求書照合オプションを使用できません。
- オーダー明細をセカンダリ単位で価格設定すると、委託にオーダー明細を使用できません。
主なリソース
- Oracle Procurement Cloudのファイルベースのデータ・インポート(FBDI)ドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達アプリケーション管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能を設定できます。
- 調達構成の管理(PO_MANAGE_PROCUREMENT_CONFIGURATION_PRIV)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、購買でこの機能にアクセスできます。
- 購買オーダーのインポート(PO_IMPORT_PURCHASE_ORDER_PRIV_OBI)
セカンダリ単位で価格設定された品目の購買オーダーに関するOTBIを使用したレポートの生成
セカンダリ単位で価格設定された品目の購買オーダーに関するレポートおよび照会を生成します。プライマリ単位またはセカンダリ単位のどちらでも価格設定できる品目については、価格設定の単位属性と数量属性を分析で直接使用できるようになりました。品目の価格設定方法に応じて、対応するオーダー明細単位またはセカンダリ単位の属性値が価格設定単位の属性に保持されます。次のOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)属性を、次のフォルダで使用できます。
- 「調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域:
- 購買オーダー
- 価格設定単位、価格設定単位名、価格設定単位摘要
- 購買オーダー・メジャー
- 価格設定オーダー数量、価格設定オープン・オーダー数量、価格設定搬送済数量
- 購買オーダー
- 購買リアルタイム・サブジェクト領域:
- 「購買オーダー明細」→「購買オーダー明細」
- 価格設定数量
- 「購買オーダー明細」→「購買オーダー明細詳細」
- 価格設定単位、価格設定単位名、価格設定単位摘要
- 「購買オーダー・スケジュール」→「購買オーダー・スケジュール」
- 価格設定スケジュール数量、価格設定超過受入数量、価格設定受入済数量、価格設定出荷数量、価格設定受入済数量
- 「購買オーダー・スケジュール」→「購買オーダー・スケジュール詳細」
- 価格設定単位、価格設定単位名、価格設定単位摘要
- 「購買オーダー配分リスト」→「購買オーダー配分」
- 価格設定配分数量、価格設定配分搬送済数量、価格設定配分オーダー数量、価格設定取消数量
- 「購買オーダー明細」→「購買オーダー明細」
これらの属性の値は、基礎となる購買オーダー明細、スケジュールおよび配分から取得されます。
このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

セカンダリでの価格設定のOTBIレポート
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
この機能を使用するには、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インする必要があります。以前に「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インした場合、この機能は自動的に有効になります。
この機能をオプト・インしたら、価格設定単位属性を既存のレポートに追加するか、それらを新しいレポートで使用します。レポートの作成方法および編集方法についてさらに学習するには、分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください。
ヒントおよび考慮事項
重要な考慮事項
- 価格設定単位および数量などのサブジェクト領域属性は、オプト・インしなくても使用できます。ただし、セカンダリ単位で価格設定されたオーダーのレポートを生成するには、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能にオプト・インする必要があります。
- セカンダリ単位で購買オーダーを価格設定する場合は、価格設定単位属性をレポートに追加する必要があるかどうかを評価します。
- 対応する価格設定単位の数量に金額メトリックを計算または確認する必要がある場合は、価格設定数量メトリックをレポートに追加する必要があるかどうかを評価します。
- セカンダリ単位で価格設定するときは、独自に構成した金額の検証を変更する必要があるかどうかを評価します。金額ベースの検証の場合は、価格設定関連の数量列を使用する必要がある場合があります。たとえば、対応する数量の金額値を検証するための「購買オーダー配分金額」と「配分数量」が既存のレポートに表示されているとします。金額メトリックが単価に数量を掛けた値になることがレポートで想定されている場合は、「価格設定配分数量」を使用することを検討できます。
- セカンダリ単位で価格設定するときは、導出された式を変更する必要があるかどうかを評価します。金額が導出される式の場合は、価格設定関連の数量列を使用する必要がある場合があります。たとえば、「単価*スケジュール数量」という式で導出される購買オーダー・スケジュール金額が既存のレポートにある場合、式の「スケジュール数量」を「価格設定スケジュール数量」に切り替える必要がある場合があります。
- サポート対象ではありませんでしたが、更新21Dでセカンダリ単位で価格設定された購買オーダーに関するレポートが実行されていた場合は、更新22Aで数量列の値が変わる可能性があります。更新21DのOTBIでは、「単位」列に明細の「価格設定単位」が表示されます。更新22AのOTBIでは、「単位」列に明細の「単位」が表示されます。そのため、セカンダリ単位で価格設定された明細については、更新21Dで作成されたレポートの値が更新22Aでは変わります。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能を使用するためのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 購買分析(ORA_PO_PURCHASE_ANALYSIS_ABSTRACT)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 買掛管理マネージャ(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_MANAGER_JOB)
- 買掛管理監督者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SUPERVISOR_JOB)
- 買掛管理担当者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SPECIALIST_JOB)
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的に「調達 - 購買リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 購買分析(ORA_PO_PURCHASE_ANALYSIS_ABSTRACT)
- 調達マネージャ(ORA_PO_PROCUREMENT_MANAGER_JOB)
- 調達契約管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_CONTRACT_ADMIN_JOB)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 調達-支払リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 支出トランザクション分析職務(FBI_SPEND_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- 次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「調達 - 購買リアルタイム」サブジェクト領域にアクセスできます。
- 購買オーダー・トランザクション分析職務(FBI_PURCHASE_ORDER_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
処理詳細およびトランザクション・コンソールを使用した承認例外のリカバリ
例外の承認待ちステータスの購買依頼をレビューします。ユーザーがアクティブでない、マネージャ承認階層を使用できない、ルールがアクティブでないなどの理由で、購買依頼の承認プロセスが停止する場合があります。
「処理詳細」ページの新しい「承認プロセス・エラー詳細」セクションを使用して、承認プロセスの問題をレビューできるようになりました。このページにアクセスするには、「購買依頼の管理」、「購買依頼詳細の表示」またはホーム・ページで「承認待ち」リンクをクリックします。その後、その詳細を承認管理者と共有できます。承認管理者は、この情報を使用して、トランザクション・コンソールでトランザクションをレビューしてリカバリできます。
この機能を使用して、エラーのために承認待ちステータスになっている購買依頼をレビューして解決できるようになりました。これらの購買依頼は自動的に否認されなくなったので、購買依頼プロセスを再送信する必要はありません。
これらのスクリーンショットは、この機能を示しています。

「承認待ち」ステータスの購買依頼

監督階層のマネージャがいない場合のエラーの例

空の承認グループ

ルールセットが承認者を返さなかった場合
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- トランザクション・コンソールの使用方法の詳細は、新機能の更新19Dにある新しいトランザクション管理コンソールを使用した、購買文書の承認例外のレビューおよびリカバリ機能を参照してください。
ロールおよび権限
個人に「トランザクション・コンソール」作業領域へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 事前定義済ジョブ・ロール名およびコード:
- 調達アプリケーション管理者(PO_PROCUREMENT_APPLICATION_ADMIN_JOB)
- 構成済ジョブ・ロールの職務ロール名およびコード:
- 管理者としての調達承認トランザクションのレビュー(ORA_PO_REVIEW_PRC_APPROVAL_TRANSACTIONS)