クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Subscription Management
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  1. 更新22D
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
  4. サブスクリプション管理
    1. サブスクリプション管理
        1. 更改中にサブスクリプション番号を保持
        2. 含まれる保証があるサブスクリプションの標準カバレッジの編集
        3. マイルストンを使用したサブスクリプションの請求および収益認識
        4. 手数料修正事由をリストから選択
        5. カスタム・サブスクリプション検証の追加
        6. 取消およびクローズの事由摘要の取得
        7. 複数のサブスクリプションに対する価格修正の適用
        8. 追加クレジット・カード詳細の取得

更新22D

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年4月5日 サブスクリプション管理 更改中にサブスクリプション番号を保持

ドキュメントの更新。更新22Dで提供される新機能。

2022年9月15日     初版作成。

概要

お客様のアイデアをお聞かせください

オラクル社ではお客様の声を大切にしております。クラウド・サービスの改善についてご提案がございましたら、ぜひお聞かせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボをはじめ、いくつかの方法でお客様のアイデアを受け付けております。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更済の、Oracleから提供されたすぐに実行可能なレポートです。

UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

無効化状態で提供されている機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーの使用前に顧客による処理が必要
(機能は使用不可として提供されます)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

サブスクリプション管理

サブスクリプション管理

更改中にサブスクリプション番号を保持

含まれる保証があるサブスクリプションの標準カバレッジの編集

マイルストンを使用したサブスクリプションの請求および収益認識

手数料修正事由をリストから選択

カスタム・サブスクリプション検証の追加

取消およびクローズの事由摘要の取得

複数のサブスクリプションに対する価格修正の適用

追加クレジット・カード詳細の取得

サブスクリプション管理

サブスクリプション管理

更改中にサブスクリプション番号を保持

更改ルール・テンプレートを作成または編集するときに、更新済サブスクリプション番号および数値セパレータ属性を使用して、更新済サブスクリプションのサブスクリプション番号を作成します。

更改テンプレート

ノート: 「サブスクリプションの連結」チェック・ボックスが選択されている場合、「更改済サブスクリプション番号」および「数値セパレータ」属性は表示されません。

新規サブスクリプション番号には、保持サブスクリプション番号、数値セパレータ値および継続連番の組合せが含まれます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

含まれる保証があるサブスクリプションの標準カバレッジの編集

含まれる保証があるサブスクリプションの「カバレッジ」タブから、標準カバレッジ・テンプレートを変換します。標準カバレッジ・テンプレートは、編集するときに非標準テンプレートに変換されます。

資産ライフサイクル管理

含まれる保証があるサブスクリプションの標準カバレッジをカスタマイズできるようになりました。顧客固有の資格/権利を変更できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

マイルストンを使用したサブスクリプションの請求および収益認識

相互に同意したマイルストンを使用して顧客に請求し、財務チームにより規定されたマイルストンに基づいて収益を認識します。サブスクリプションの構成中に、ビジネス・ニーズに従ってマイルストンを定義できます。これにより、マイルストンに到達したことに自分と顧客の双方が同意した場合に請求されるサブスクリプション製品について、マイルストン・テンプレートを一時手数料に関連付けることができます。マイルストンに到達したときに、収益認識マイルストンを定義し、完了日を取得できます。これらのマイルストンは、インポート管理、REST APIを使用するか、UIからサブスクリプションのライフサイクルを通して追跡できます。

この機能ではOracle Fusion Cloud Project Managementとの統合は有効化されず、Oracle Subscription Managementで定義されたマイルストンはOracle Fusion Cloud Project Managementと共有されません。

マイルストンは、サブスクリプション構成で請求および収益認識マイルストン・テンプレートを使用して定義されます。

請求および収益認識マイルストン・テンプレート

サブスクリプションでは、一時手数料に対してテンプレートを選択できます。テンプレートはサブスクリプションに固有にできるため、テンプレート・インスタンスが作成されます。

サブスクリプションのテンプレートの編集

請求および収益認識の両方のパーセントおよびマイルストンを変更できます。マイルストンの完了時に、完了日を移入して請求のインタフェース日付を設定できます。各マイルストンはOracle Revenue Management Cloudの達成イベントであるため、収益マイルストンの完了日は達成イベント日とみなされます。

同意したマイルストンの完了に基づいて顧客に請求できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントおよび考慮事項

マイルストンに基づいて顧客に請求する場合は、マイルストンベースの手数料ごとに個別のサブスクリプション製品を作成することをお薦めします。

手数料修正事由をリストから選択

限定オプション・リストから手数料修正の事由を取得します。

事由摘要では、手数料修正が指定された理由の要約は不可能です。コード化された事由を取得すると、レポートおよび分析に役立ちます。

コード修正事由

コード化された事由を取得すると、レポートおよび分析に役立ちます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

カスタム・サブスクリプション検証の追加

アプリケーション・コンポーザのオブジェクト機能を使用して、個々のビジネス・ニーズに応じたカスタム・サブスクリプション検証を追加します。

たとえば、次を指定する検証を作成できます。

  • 製品がxの場合、アプリケーションはカスタム・フィールドを有効にします
  • 明細の「即時請求」が使用可能な場合、その明細はアクティブ化待ちにできません

この拡張機能により、カスタム・サブスクリプション検証を柔軟に作成して使用できます。

有効化のステップ

アプリケーション・コンポーザを利用してページ・レイアウトおよび属性を表示および調整します。アプリケーション・コンポーザの使用によるアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。

カスタム・サブスクリプション検証を作成する方法を次に示します。

  1. アプリケーション・コンポーザから、「サブスクリプション」オブジェクトを選択し、customSubscriptionValidationsという名前のオブジェクト関数を作成します。
  2. 意図したカスタム検証ごとにGroovyスクリプトを記述します。これらのカスタム検証では、検証対象とみなされるデータのボリュームに応じて、addCustomValidationResultsまたはaddBulkCustomValidationResults関数を使用します。
  3. オブジェクト関数customSubscriptionValidations内でカスタム検証を起動します。

取消およびクローズの事由摘要の取得

サブスクリプション、サブスクリプション製品または対象レベルがクローズまたは取消される理由を説明する事由摘要を取得します。この追加摘要は将来のレビューで役立ちます。

サブスクリプションのクローズ

製品のクローズ

対象レベルのクローズ

一括更新 - クローズ

サブスクリプションの取消

製品の取消

対象レベルの取消

一括更新 - 取消

この拡張機能により、サブスクリプション、サブスクリプション製品または対象レベルを取り消す、またはクローズする理由の詳細な理由またはノートを入力できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

複数のサブスクリプションに対する価格修正の適用

複数のサブスクリプションに対し、固定手数料、一時手数料または使用手数料への価格修正を適用します。さらに、更新に含める、または除外するサブスクリプション製品を指定することもできます。価格修正は、「ドラフト」および「アクティブ」ステータスのサブスクリプションに対して実行できます。アクティブなサブスクリプションに対する修正はすべて、サブスクリプション修正とみなされます。カバレッジ・サブスクリプション製品の場合、適用された価格修正は対象レベルにも適用されます。すべての変更は監査レポート用に記録されます。

一括価格変更

一般的に、インフレ、デフレまたは消費者物価指数の変化により、サブスクリプション価格は定期的に修正されます。この機能を使用すると、すべてのサブスクリプションを個別に修正するのではなく、複数のサブスクリプション間で価格を一括変更することで時間を節約できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントおよび考慮事項

  1. 正しいサブスクリプションが更新されるように、適切な条件を選択してください。
  2. マイルストン請求テンプレートがある場合、手数料修正は一時手数料に適用されません。

  3. 同じタイプのフィルタ条件は、OR演算子を使用して照合されます。

  4. 異なるタイプを使用するフィルタ条件は、AND演算子を使用して照合されます。

追加クレジット・カード詳細の取得

サブスクリプションの支払方法として使用されるクレジット・カードのカード所有者名、失効日、カード請求先住所などの情報を取得できます。また、RESTの「請求アカウントに追加」フィールドを使用して、請求サイトのかわりに製品の請求アカウントの支払手段として新規クレジット・カードを追加できます。

現在、サブスクリプション注文プロセスで取得されたすべてのクレジット・カード・レコードは、常に顧客サイト・レベルで支払方法として作成されます。この機能を使用して、顧客支払方法を顧客アカウント・レベルまたは顧客アカウント・サイト・レベルで作成できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。