更新24B
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2024年3月1日 | 初版作成。 |
この表には、文書の変更の時系列リストが含まれています。
概要
お客様のアイデアをお聞かせください
オラクル社ではお客様の声を大切にしております。クラウド・サービスの改善についてご提案がございましたら、ぜひお聞かせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボをはじめ、いくつかの方法でお客様のアイデアを受け付けております。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
機能のサマリー
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、Oracleから提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
無効化状態で提供されている機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーの使用前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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サブスクリプション管理
サブスクリプション管理
サブスクリプション・トランザクションを非同期的に処理する機能
大量のデータのサブスクリプション・トランザクションを非同期的に処理できるため、更新がバックグラウンドで発生している間も引き続きアプリケーションを使用できます。
プロファイル・オプション「非同期ライフサイクル操作のしきい値サブスクリプション・サイズ」(ORA_OSS_ASYNC_THRESHOLD)を設定することで、大量のデータとして見なされるものを決定できます
サブスクリプションしきい値のプロファイル・オプション
サブスクリプションが、前述のしきい値設定に従って大量のものと見なされると、「請求スケジュールの生成」や「価格再設定」などのトランザクションの非同期処理に進むかどうかを確認する確認メッセージが表示されます。
非同期トランザクションの確認
サブスクリプション・トランザクションの非同期処理を続行することを選択すると、次のメッセージが表示され、サブスクリプションがロックされて読取り専用モードになります。
サブスクリプション・ロック済
サブスクリプション・トランザクションのステータスは、新しい処理「プロセス詳細の表示」を使用して検索できます。
プロセス詳細の表示
トランザクション・ステータスは、次のように表示できます:
ステータス
アプリケーションをロックせずに、大量のデータを含むトランザクションを処理するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
サブスクリプション期間を超えた、請求マイルストンの完了日の更新
請求マイルストンの完了日を、サブスクリプション製品の開始日より前の日付または終了日より後の日付で更新できるようになりました。収益マイルストンの完了日も、サブスクリプション製品の開始日より前の日付または終了日より後の日付で更新できます。
- サブスクリプションを修正せずに、マイルストンがサブスクリプション終了日を超えて遅延した場合、顧客に請求できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 完了日が過去の日付で更新されている場合でも、請求明細のインタフェース日付は現在の日付です。
早期終了料金の収益会計
サブスクリプションを早期終了するために顧客に請求する際に、新規収益契約を作成できるようになりました。新規収益契約を作成するために、早期終了料金はRevenue Management Cloudにインタフェースされるようになりました。
-
収益契約の作成による早期終了料金に関するASC 606コンプライアンス。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 「クローズを元に戻す」処理では、早期終了料金に作成された収益契約は取り消されません。
手数料レベルでの請求頻度および会計基準
請求スケジュールが適切に生成されるように、請求頻度および会計基準は手数料レベルで変更できます。
製品レベルの請求頻度および会計基準によって、サブスクリプション製品または対象レベルに対して請求スケジュールを生成する方法が決まります。手数料レベルで別の請求頻度および会計基準を指定する追加機能によって、様々な手数料に対して請求スケジュールを生成する方法を決定できます。既存のサブスクリプションの場合、請求頻度および会計基準は空白値でデフォルト設定され、その場合、製品レベルの値により、引き続き請求スケジュールを生成する方法が決まります。
サブスクリプション手数料
対象レベルの手数料
ただし、カバレッジ製品には、次の注意事項があります:
カバレッジ製品レベルで指定されたものとは異なる請求頻度を対象レベル手数料に選択した場合は、すべての対象レベルにおいて同じ手数料に対して同じ請求頻度が選択されていることを確認する必要があります。たとえば、カバレッジ製品に3つの資産があり、対象製品レベルで請求頻度がMONTHLYの場合、資産1の固定手数料に対してQUARTERLYを選択した後、資産2と資産3の同じ固定手数料に対しても同じQUARTERLY請求頻度が選択されていることを確認する必要があります。
また、使用手数料の場合、実績手数料は、選択した会計基準に関係なく常に末払で請求されます。使用見積が使用可能な場合、手数料レベル請求ルールは見積にのみ使用されます。
請求スケジュールの生成時の柔軟性が向上しました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
クレジット・メモに対する管理されたアクセス権
新しいセキュリティ権限を使用して、クレジット・メモを作成できる個人を制御できます。
新しい機能セキュリティ権限「クレジット・メモの作成」(OSS_CREATE_CREDIT_MEMO)が追加され、サブスクリプション管理からクレジット・メモを作成できる個人または作成できない個人に関する機能が変更されないように、デフォルト(初期状態)で既存の職務ロールにマップされます。
ビジネス要件のためにユーザーがクレジット・メモを作成できないようにするには、初期状態のシード済職務ロール/ジョブ・ロールをカスタマイズし、新しい権限(OSS_CREATE_CREDIT_MEMO)を削除して、そのユーザーにカスタム職務ロール/ジョブ・ロールをマップする必要があります。
追加のセキュリティ・コントロール
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
サブスクリプションの予防保守プランの販売および管理
保守プログラム・テンプレートをカバレッジ製品に関連付けることによって、対象レベルの保守プログラムを作成します。この保守プログラムはその後、対象レベルの予防保守をサポートするために、ダウンストリーム・アプリケーションの1つ以上の作業オーダーおよびサービス・リクエストに変換されます。
カバレッジ・テンプレートの関連付けにより、「製品の編集」画面で予防保守プログラムを確認できます。
予防保守プログラム
プログラムを変更するには、標準カバレッジを編集するか、別の標準カバレッジに切り替えます。
サブスクリプションがアクティブになったら、次の3つのスケジュール済プロセスを実行して、予防保守プログラムの詳細を保守管理にインタフェースする必要があります。
- 保守プログラムおよび対象資産をOracle Maintenanceに送信
- 保守プログラムのインポート
- インスタンス化された保守プログラムの取得
3つのプログラムの実行後に、インスタンス化された予防保守プログラムを確認できます。
インスタンス化された保守プログラム
このインスタンス化された保守プログラムは、予想される予防保守をサポートするために、ダウンストリーム・アプリケーションでさらに処理されます。
サブスクリプション対象レベルの予防保守のサポートを拡張できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。