本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年4月29日 | キャリア開発 | キャリア開発承認トランザクション時効ポリシー | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年4月29日 |
目標管理 | 目標管理承認トランザクション時効ポリシー | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年2月25日 | パフォーマンス管理 |
ジョブが関連付けられていない就業者アサイメントのパフォーマンス文書の作成 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2022年2月25日 |
パフォーマンス管理 |
従業員パフォーマンス文書に対するマネージャの可視性の制御 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2022年2月25日 |
パフォーマンス管理 |
代替パフォーマンス文書評価者 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年12月22日 | パフォーマンス管理 |
就業者に要求済フィードバックの表示を許可 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年12月22日 |
パフォーマンス管理 |
代替パフォーマンス文書評価者 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年11月24日 | 目標管理 | 目標管理承認トランザクション時効ポリシー | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年11月24日 |
パフォーマンス管理 | 従業員パフォーマンス文書に対するマネージャの可視性の制御 | 文書の更新。更新21Dで提供された機能。 |
2021年11月24日 |
キャリア開発 | キャリア開発承認トランザクション時効ポリシー | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年10月29日 | パフォーマンス管理 | マルチスレッド化された適格バッチ・プロセス | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年10月29日 |
パフォーマンス管理 |
HR管理ページの情報バナー | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年9月24日 | 質問リスト | 質問リストを使用した一般サーベイの作成 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年9月24日 |
後任管理 | 後任プランおよびタレント・プール・ページに対する追加の設計スタジオのサポート | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年9月24日 |
後任管理 |
後任プランおよびタレント・プール・ページでのセクションレベルの保存 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年9月3日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- 人事管理の新機能 - 「グローバル人事管理」セクションで、他のアプリケーションの作成基盤であるベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここには、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプが表示されます。
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せまたはフィードバックであることを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効化された状態で提供される機能 = これらの機能を使用するには、エンド・ユーザーによるアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用するには顧客によるアクションが必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
質問リストがある従業員を調査します。
質問リストを使用して、パフォーマンスや採用など特定のHCM製品フローにリンクされていないアドホックの一般サーベイを作成できます。たとえば、組織全体の年次サーベイを作成して、特定の組織の機能に関する従業員のフィードバックを収集したり、プロジェクト終了サーベイを作成して顧客満足度レベルを把握できます。
一般サーベイ質問リストを作成するには、サブスクライバ・タイプが「一般サーベイ」の質問リスト・テンプレートを定義し、テンプレートに基づいて質問リストを作成します。
次にその方法を示します。
-
「設定および保守」作業領域に移動し、次のオプションを選択します。
- 設定: ワークフォース開発
- 機能領域: 質問リスト
- タスク: 質問リスト・テンプレート
-
新規質問リスト・テンプレートを作成します。
-
サブスクライバを「一般サーベイ」として選択します。
新規サブスクライバ: 一般サーベイ
-
フォルダを「一般サーベイ」として選択します。
-
質問リスト・テンプレートの残りを定義し、テンプレートを保存します。
-
次に、「設定および保守」作業領域に移動し、「質問リスト」タスクを検索します。
-
「サブスクライバ」リストから「一般サーベイ」を選択します。
-
「作成」をクリックして新しい質問リストを作成します。
-
先ほど作成した新しいテンプレートを検索し、選択します。
-
「編集」をクリックし、必要に応じて基本情報を編集します。
-
フォルダを「一般サーベイ」として選択します。
-
必要に応じて質問を追加または変更し、質問リストを保存します。条件付き質問、イメージを使用した質問、日付またはテキスト日付タイプの応答がある質問など、任意の質問を追加できます。
この機能を使用すると、スタンドアロン・サーベイを簡単に作成して参加者に公開できます。
有効化のステップ
既存の質問リストREST APIオブジェクトを使用して、一般サーベイ質問リスト、質問および回答を読み、管理できます。
さらに、HCMクラウドでは、一般サーベイ質問リストで、作成(POST)、更新(PATCH)または問合せ(GET)の応答を作成するための新しいセットのREST APIオブジェクトが提供されるようになりました。
- questionnaireParticipants
- questionnaireResponses (questionnaireParticipantsの子オブジェクト)
- questionResponses (questionnaireParticipantsの子オブジェクト)
これらの質問リストAPIオブジェクトを使用すると、次のことができます。
- 一般サーベイ・サブスクライバ用の質問リストを作成します。
- 質問リストにアクセスし、特定の参加者に公開します。
- 応答を質問リストに投稿します。
- 質問リストから応答を取得して表示します。
ヒントと考慮事項
一般サーベイ質問リストに投稿された応答は、個人セキュリティ・プロファイルを使用して保護されます。個人セキュリティ・プロファイルを介してアクセス可能な参加者によって作成された応答のみにアクセスできます。
使用可能なREST APIのみを使用して、一般サーベイ質問リストとその応答にアクセスできます。これらの質問リストへのアクセスまたは公開に使用できるその他の方法はありません。
主なリソース
- 質問および質問リストの作成方法の詳細は、『グローバル人事管理の実装』ガイドの第15章「ワークフォース・プロファイル」のトピック「質問リスト」を参照してください。
- REST APIの詳細は、Oracle Help CenterのOracle HCM Cloud REST APIガイドの「タスク」の項を参照してください。
ロール情報
これらのセキュリティ権限は、questionnaireParticipants REST APIで特定の操作を実行するために、HCM統合担当者ロールに関連付けられています。
セキュリティ権限 |
サポートされている操作 |
---|---|
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONNAIRE_PARTICIPANTS_RO_PRIV |
|
HRQ_REST_SERVICE_ACCESS_QUESTIONNAIRE_PARTICIPANTS_PRIV |
|
Oracle Career Developmentには、就業者とマネージャがキャリア上の関心や人材開発プランを管理するためのツールが備わっています。これらのツールには、就業者の資格に基づくロールに関する推奨事項、ターゲット・ロールと就業者に求められる人材開発要件との比較が含まれます。就業者の関心があるロールおよび就業者向けの包括的な人材開発プランを管理することにより、人材開発目標を確立し、人材開発の進行状況を管理できます。
人材開発プランを使用して、短期および長期のキャリア開発戦略を管理できるようになりました。ロールの権限に基づいて、人材開発プラン内で人材開発目標を作成および管理できます。目標に人材開発意図をタグ付けできます。人材開発意図は、将来の人材開発に向けて目標を編成および追跡できるタグです。
管理者が「ノート」セクションを有効にしている場合は、人材開発目標またはチーム・メンバーの目標にノートを追加して、目標に関する追加情報やコメントを提供できます。
人材開発目標の「ノート」セクション
追加したノートを更新および削除できます。
ノート: 人材開発目標ノートはドリルダウン・モードでのみ管理できます。
管理者がノート関連の通知を有効にしている場合は、人材開発目標ノートの次のユース・ケースに関する通知を取得できます。
- マネージャが人材開発目標にノートを追加します。
- マネージャが人材開発目標からノートを削除します。
- 部下が自分の目標にノートを追加します。
- 部下が自分の目標からノートを削除します。
チーム・メンバーが人材開発目標にノートを追加したときのマネージャへの通知
人材開発目標にノートを追加し、人材開発目標に対する進行状況を追跡します。
有効化のステップ
管理者が人材開発目標のノートを構成するには:
- 「設定および保守」作業領域の「処理」メニューで、オファリングに進むを選択します。
- 「ワークフォース開発」オファリングを選択し、オプト・イン機能をクリックします。
- 「キャリア開発」機能を編集します。
- 人材開発目標の「ノート」リージョンを表示するには、「人材開発目標ノート」を有効にします。
- 人材開発目標ノートの通知を有効にするには:
- 「キャリア開発通知オプション」を編集します。
- 送信する通知に応じて、次のチェック・ボックスのいずれかを選択します。
- マネージャが就業者の目標に対するノートを作成
- マネージャが就業者の目標に対するノートを削除
- 就業者が目標に対するノートを作成
- 就業者が目標に対するノートを削除
- 「完了」をクリックします。
人材開発目標に学習アイテムを追加するか、人材開発目標から学習アイテムを削除すると、承認フローがトリガーされます。
ノート: 承認と学習アイテムの両方を人材開発目標に対して有効にする必要があります。
人材開発目標に追加された学習アイテム
人材開発目標に追加された学習アイテムに対してトリガーされる承認
従業員は、関連する学習アイテムを使用して、人材開発目標の承認を求めることができます。
有効化のステップ
人材開発目標の「学習」セクションを有効にするには:
- 「設定および保守」作業領域の「処理」メニューで、オファリングに進むを選択します。
- 「ワークフォース開発」オファリングを選択し、オプト・イン機能をクリックします。
- 「キャリア開発」機能を編集します。
- 「人材開発目標学習」を有効にします。
- 「完了」をクリックします。
人材開発目標の承認を有効にするには:
- 「ナビゲータ」→「ツール」→「トランザクション・コンソール」に移動します。
- 「承認ルール」タブを選択します。
- 「人材開発目標の承認」行で、「承認のバイパス」が消去されていることを確認します。
これまでは、完了した人材開発目標トランザクションのみがアーカイブされました。しかし、このリリースから、特定の期間に処理されなかった下書きの人材開発目標トランザクションもアーカイブできます。管理者は、ORA_HRC_ARCH_DRFT_DEVELOPMENT_GOALSプロファイル・オプションを使用して、これらのトランザクションがアーカイブに適格になるまでの期間(日数)を指定する必要があります。
デフォルトでは、ORA_HRC_ARCH_DRFT_DEVELOPMENT_GOALSプロファイル・オプションの値は180日に設定されます。ただし、管理者は組織ポリシーに従って変更できます。
プロファイル・オプション値を指定した後、管理者が「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを実行すると、ORA_HRC_ARCH_DRFT_DEVELOPMENT_GOALSプロファイル・オプションで定義された日数より古い下書きトランザクションのステータスは「完了済」に設定され、アーカイブの対象になります。
人材開発目標トランザクションは、「人材開発目標の承認」ルールの「トランザクションのアーカイブ」値リストで選択した期間に従ってアーカイブされます。人材開発目標トランザクションのアーカイブを選択していない場合は、「トランザクション・コンソール完了済トランザクションのアーカイブ」プロセスを実行して、完了した目標トランザクションをアーカイブする必要があります。
下書き目標がアーカイブされると、加えられた変更はすべてリセットされ、人材開発プランは以前の承認状態に設定されます。
下書きの人材開発目標トランザクションをアーカイブして、人材開発目標の保守を強化します。また、ロードする目標の数を減らすことにより、トランザクション・コンソールのパフォーマンスを向上させることもできます。
有効化のステップ
下書きの人材開発目標トランザクションをアーカイブする手順は、次のとおりです。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- ORA_HRC_ARCH_DRFT_DEVELOPMENT_GOALSプロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「プロファイル値」に、ユーザーが下書きの人材開発目標トランザクションを保持できる日数を設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを実行するには:
- 「ナビゲータ」→「ツール」→「スケジュール済プロセス」の順にクリックします。
- スケジュール済プロセスの概要ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
- タイプを「ジョブ」のままにして、「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを検索して選択し、「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、少なくとも必須パラメータがあれば入力します。
- 「送信」をクリックします。
- 「OK」をクリックして確認します。
ノート: 後で簡単に見つけることができるように、送信のプロセスIDを書き留めてください。
「トランザクション・コンソール完了済トランザクションのアーカイブ」プロセスを実行するには、「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを実行するためにリストされているステップに従います。ただし、「トランザクション・コンソール完了済トランザクションのアーカイブ」プロセスを検索して選択することを忘れないでください。
主なリソース
トランザクション・コンソールの詳細は、タレント管理ベースの実装ガイドの次のトピックを参照してください。
- 第14章「ワークフォース通知と承認、HCM承認トランザクションの管理方法」
Oracle Talent Reviewは分析のための製品で、組織はプロファイル、パフォーマンス、目標、キャリア開発および報酬管理ソリューションのデータをレビューおよび評価できます。
このリリースから、レビュー対象就業者のメンバーが複数の人種で識別される場合は、タレント・レビュー・ダッシュボードにすべてのエスニシティを表示できます。会議の実施中に「エスニシティ」表示オプションを選択すると、エスニシティが連結され、表示凡例に文字列として表示されます。
「エスニシティ」凡例に表示された複数のエスニシティ
ノート: エスニシティ情報を表示するには、タレント・レビュー会議の作成に使用するテンプレートが、「エスニシティ」表示オプションを表示するように構成されている必要があります。
レビュー対象就業者のメンバーの詳細を確認し、タレント・レビュー・プロセスを強化します。
有効化のステップ
タレント・レビュー会議ダッシュボードでの「エスニシティ」表示オプションの表示を有効にするには:
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「タレント・レビュー・ダッシュボード・オプションの構成」タスクを検索して選択します。
- 既存のテンプレートを編集するか、新しいテンプレートを作成します。
- 「データ・オプション」セクションで、「エスニシティ」カラー・コード・オプションを有効にします。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
Oracle Succession Managementを使用すると、重要な人員を置き換えるための後任プランを作成できます。後任プランがあることで、現在は埋まっているジョブやポジションについて、準備のできている就業者または求められるスキルを習得できそうな就業者を特定できるため、スムーズな移行が可能になるうえ、候補者育成の管理にも役立ちます。
このリリースから、後任プラン所有者がプラン候補者に対して持つセキュリティ・アクセス権により、アサイメント変更に対して取得する通知が決まります。後任プラン所有者には、アサイメントが変更された候補者へのアクセス権がある場合のみ、候補者のアサイメント変更について通知されます。
ノート: プラン所有者が候補者に対して持つセキュリティ・アクセス権をアプリケーションで判断できない場合、そのプラン所有者は候補者のアサイメント変更に関する通知を受け取りません。
候補者に対するデータ・セキュリティ・アクセス権を持つプラン所有者のみにプラン候補者のアサイメント変更に関する通知を送信することにより、後任通知の受信者を制限します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- プラン所有者は、次の両方の条件が満たされている場合にのみ通知を取得します。
- 候補者のプランはアクティブ・ステータス。
- 後任プランはアクティブ。
- 次の表は、候補者が様々なタイプの後任プランのプラン・ロールに移動したかどうかを判断するために考慮される属性を示しています。
後任プラン・タイプ | 属性 |
---|---|
在職者 | ジョブ、部門 |
ジョブ | ジョブ、ビジネス・ユニット、部門および等級 |
ポジション |
ポジション、ビジネス・ユニットおよび部門 |
主なリソース
後任プランのアラートの詳細は、次のリソースを参照してください。
- Talent Review and Succession Managementの実装ガイドの第7章「後任管理アラート」の項
後任プランおよびタレント・プール・ページに対する追加の設計スタジオのサポート
トランザクション設計スタジオの「後任プラン」処理で使用可能な次の追加属性を使用して、後任プラン・ページをパーソナライズします。
属性 |
セクション |
データ・ソース |
必須/不要 |
表示/非表示 |
コメント |
---|---|---|---|---|---|
タレント・プールに追加 |
使用可能属性 |
プラン情報 |
いいえ | はい | 選択した候補者をタレント・プール・メンバーとして追加するためのチェック・ボックスおよび「タレント・プールに追加」ボタンに適用されます |
作成者 |
使用可能属性 |
プラン情報 |
いいえ | はい | |
作成日 |
使用可能属性 |
プラン情報 |
いいえ | はい | |
見積残存月 |
使用可能属性 |
プラン情報 |
はい | はい | 在職者ベースの後任プランにのみ適用されます |
離職の影響 |
使用可能属性 |
プラン情報 |
はい | はい | 在職者ベースの後任プランにのみ適用されます。 必須表示は、離職の影響値を編集できるユーザーにのみ表示されます。 |
離職のリスク |
使用可能属性 |
プラン情報 |
はい | はい | 在職者ベースの後任プランにのみ適用されます。 必須表示は、離職のリスク値を編集できるユーザーにのみ表示されます。 |
離脱の事由 |
使用可能属性 |
プラン情報 |
はい | はい | 在職者ベースの後任プランにのみ適用されます |
離職の影響 |
使用可能属性 |
候補者 |
はい | はい | 必須表示は、離職の影響値を編集できるユーザーにのみ表示されます。 |
離職のリスク |
使用可能属性 |
候補者 |
はい | はい | 必須表示は、離職のリスク値を編集できるユーザーにのみ表示されます。 |
転勤希望 |
使用可能属性 |
候補者 |
いいえ | はい |
トランザクション設計スタジオの「タレント・プール」処理で使用可能な次の追加属性を使用して、タレント・プール・ページをパーソナライズします。
属性 |
セクション |
データ・ソース |
必須/不要 |
表示/非表示 |
コメント |
---|---|---|---|---|---|
転勤希望 |
使用可能属性 |
メンバー |
いいえ | はい |
トランザクション設計スタジオに含まれるようになった追加の後任プランおよびタレント・プール属性を使用して、組織のニーズに応じて後任プランおよびタレント・プール・ページの構成を拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
人材開発目標属性を構成するために、「ページ属性」セクションの「人材開発目標」リージョンは使用できなくなりました。かわりに、「プール情報」データ・ソースで使用可能な次の属性を使用します。
-
人材開発目標の追加
-
「人材開発目標」セクション
- 人材開発目標の削除
主なリソース
トランザクション設計スタジオの使用の詳細は、次のリソースを参照してください。
- タレント管理ベースの実装ガイドの第26章「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」。
- My Oracle SupportのThe Transaction Design Studio -What It Is and How It Works (ドキュメント2504404.1)
後任プランおよびタレント・プール・ページでのセクションレベルの保存
このリリースから、タレント・プールまたは後任プランを編集するときに、後任プランおよびタレント・プール・ページのセクションで行った変更をすぐに保存できます。この作業を行うには、セクションレベルの「保存」ボタンを使用します。
後任プランの「候補者」セクション内のセクションレベルの「保存」ボタン
タレント・プールの「メンバー」セクション内のセクションレベルの「保存」ボタン
また、タレント・プールに人材開発目標を追加するには、このリリースから、タレント・プールの「人材開発目標」セクションの「追加」ボタンをクリックする必要があります。
タレント・プールの「人材開発目標」セクション内の「追加」ボタン
次に、追加する人材開発目標を値リストから選択できます。
タレント・プールの「人材開発目標」セクション内の「目標」値リスト
編集時に、「保存」をクリックして人材開発目標を追加します。タレント・プールを作成したら、「OK」をクリックして人材開発目標を追加します。
ノート: 後任プランまたはタレント・プールを編集するとき、ページレベルの「保存」ボタンは使用できなくなりました。ページレベルの「保存」ボタンは、後任プランまたはタレント・プールの作成時のみ表示されます。
後任プランおよびタレント・プールの更新時に変更をすぐに保存して、データの損失を回避します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
後任プランの編集時には、セクションレベルの「保存」ボタンのみが表示されるようになりました。したがって、次のいずれかの処理によってのみ、「ジョブ」および「ポジション」タイプの後任プランに表示される「在職者」リストをリフレッシュできます。
-
「在職者」セクションで「リフレッシュ」をクリックする。
-
後任プランを編集し、次のいずれかのプラン情報詳細を変更して、変更を保存する。
-
ビジネス・ユニット
-
部門
-
ジョブ
-
ジョブ等級
-
ポジション
-
Oracle Profile Managementは、タレント製品スイートおよびその他のOracle Cloudアプリケーションが、タレント・プロファイル情報を取得、挿入および更新するための共通の基盤を提供します。また、Profile Managementは、HR担当者、ライン・マネージャ、マトリックス・マネージャおよび従業員が、重要なHRタレント機能を実行するのをサポートします。個人およびジョブのプロファイルの管理、キャリア・プランニング機能、タレント・データの管理および追跡もProfile Managementを介して実行できます。
他の就業者に対するフィードバックの実行クイック処理およびディープ・リンク
「フィードバックの実行」クイック処理を使用して、就業者は他の就業者に対する随時フィードバックを簡単に実行できるようになりました。この処理によりフィードバック・ページに直接移動でき、このページでは1ページでフィードバック受領者を検索してフィードバックを提供できます。
その方法は次のとおりです。
- 「自分」→「クイック処理」→「詳細の表示」→「キャリアおよびパフォーマンス」→「フィードバックの実行」に移動します。
「クイック処理」ページ
- フィードバック受領者の名前の全部または一部を入力すると、一致する名前がリストに表示されます。フィードバックを実行する個人を選択します。
「フィードバックの実行」ページ
ノート:現在の受領者ではなく別の受領者に対してフィードバックを実行する場合は、<受領者名>の削除アイコンをクリックして別の受領者を選択します。
- フィードバックを表示できる対象者を選択します。
- フィードバック・コメントを入力します。
- 「送信」をクリックします。
また、「ツール」→「ディープ・リンク」に、HR管理者が使用できる「就業者によるフィードバックの入力」ディープ・リンクもあります。「ディープ・リンク」ページでは、「フィードバックの実行」を検索してリンクを表示し、Eメールやその他のサイトにリンクを埋め込むことができます。
「フィードバックの実行」ページにアクセスするリンク
就業者がリンクをクリックすると、「フィードバックの実行」ページに直接移動し、このページで個人を選択してフィードバックを実行できます。
「フィードバックの実行」クイック処理により、就業者が他の就業者を検索してフィードバックを実行するための簡略なナビゲーションが提供されます。
HR管理者は他のアプリケーションやサイトにディープ・リンクを埋め込むことができ、これにより、就業者は随時フィードバックを簡単に実行できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 随時フィードバックの詳細は、Oracle Help Centerのパフォーマンス管理の使用ガイドの第1章「パフォーマンス評価」にある「随時フィードバック」トピックを参照してください。
ロール情報
「フィードバックの実行」クイック処理およびディープ・リンクを表示するには、「HCM個人ノートの管理」セキュリティ権限が必要です。
Oracle Goal Managementでは、経営目標を様々な組織レベルの目標に変換し、マネージャから従業員への明確な見通しを提供できます。経営陣は高レベルのイニシアチブについて情報交換し、マネージャがそれらを従業員の目標に置き換えます。
これまでは、完了したパフォーマンス目標トランザクションのみがアーカイブされました。しかし、このリリースから、特定の期間に処理されなかった下書きのパフォーマンス目標トランザクションもアーカイブできます。管理者は、ORA_HRC_ARCH_DRFT_PERFORMANCE_GOALSプロファイル・オプションを使用して、これらのトランザクションがアーカイブに適格になるまでの期間(日数)を指定する必要があります。
デフォルトでは、ORA_HRC_ARCH_DRFT_PERFORMANCE_GOALSプロファイル・オプションの値は180日に設定されます。ただし、管理者は組織ポリシーに従って変更できます。
プロファイル・オプション値を指定した後、管理者が「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを実行すると、ORA_HRC_ARCH_DRFT_PERFORMANCE_GOALSプロファイル・オプションで定義された日数より古い下書きトランザクションのステータスは「完了」に設定され、アーカイブの対象になります。
パフォーマンス目標トランザクションは、「パフォーマンス目標の承認」ルールの「トランザクションのアーカイブ」値リストで選択した期間に従ってアーカイブされます。パフォーマンス目標トランザクションのアーカイブを選択していない場合は、「トランザクション・コンソール完了済トランザクションのアーカイブ」プロセスを実行して、完了した目標トランザクションをアーカイブする必要があります。
下書き目標がアーカイブされると、加えられた変更はすべてリセットされ、目標プランは以前の承認状態に設定されます。
ユーザーが作業していない下書きの目標をアーカイブして、パフォーマンス目標の保守を強化します。また、ロードする目標の数を減らすことにより、トランザクション・コンソールのパフォーマンスを向上させることもできます。
有効化のステップ
下書きのパフォーマンス目標トランザクションをアーカイブする手順は、次のとおりです。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- ORA_HRC_ARCH_DRFT_PERFORMANCE_GOALSプロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「プロファイル値」に、ユーザーが下書きのパフォーマンス目標トランザクションを保持できる日数を設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを実行するには:
- 「ナビゲータ」→「ツール」→「スケジュール済プロセス」の順にクリックします。
- スケジュール済プロセスの概要ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
- タイプを「ジョブ」のままにして、「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを検索して選択し、「OK」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。
- 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、少なくとも必須パラメータがあれば入力します。
- 「送信」をクリックします。
- 「OK」をクリックして確認します。
ノート: 後で簡単に見つけることができるように、送信のプロセスIDを書き留めてください。
「トランザクション・コンソール完了済トランザクションのアーカイブ」プロセスを実行するには、「トランザクション管理者コンソール・トランザクション・ステータスのリフレッシュ」プロセスを実行するためにリストされているステップに従います。ただし、「トランザクション・コンソール完了済トランザクションのアーカイブ」プロセスを検索して選択することを忘れないでください。
主なリソース
トランザクション・コンソールの詳細は、タレント管理ベースの実装ガイドの次のトピックを参照してください。
- 第14章「ワークフォース通知と承認、HCM承認トランザクションの管理方法」
管理者が有効にした場合は、目標プランの目標を優先度およびカテゴリ順にソートできるようになりました。優先度ソート・オプションは、目標に対して「優先度」属性が有効になっている場合のみ表示できます。
パフォーマンス目標ソート・オプション
ノート: デフォルトのソートオプションは「表示順序」です。
追加のソート・オプションを使用して目標プラン内の目標を簡単に特定し、パフォーマンス目標をより適切に管理します。
有効化のステップ
目標プランの目標のカテゴリおよび優先度ソート・オプションを表示するには、管理者がトランザクション設計スタジオを使用します。
- サンドボックスを有効にしてから、サイト・レベルでページを編集します。
- HCMエクスペリエンス設計スタジオを開きます。
- 「トランザクション設計スタジオ」タブを選択します。
- 「処理」リストから、「パフォーマンス目標詳細」を選択します。
- ルールを追加します。
- 基本詳細を入力します。
- 「ページ属性」セクションの「リージョン」リストから、「目標プランの就業者目標」を選択します。
- 次の属性を「表示」に設定します。
- 目標カテゴリ・ソート・オプション
- 目標優先度ソート・オプション
- 「使用可能属性」セクションの「データ・ソース」リストから、「基本情報」が選択されていることを確認します。
- 「優先度」属性を「表示」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
トランザクション設計スタジオの使用の詳細は、次のリソースを参照してください。
- タレント管理ベースの実装ガイドの第26章「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」。
- My Oracle SupportのThe Transaction Design Studio -What It Is and How It Works (ドキュメント2504404.1)
Oracle Performance Managementは、就業者のパフォーマンスを測定および報告するための機能をサポートしています。
HR担当者は、パフォーマンス文書でマネージャ・タスクを実行して、マネージャのかわりに従業員のパフォーマンス文書を評価できます。また、従業員がアプリケーションにアクセスできない場合、HR担当者はパフォーマンス文書で従業員タスクも実行できます。
この機能を使用すると、パフォーマンス文書に含まれる従業員の目標を表示できますが、編集はできません。従業員の目標を編集できるのは、目標ページで編集を実行するセキュリティ・アクセス権がある場合のみです。この機能では、従業員の評点とコメントのみを編集して、タスクを完了できます。
他のユーザーが自分のかわりに特定の評価タスクを実行できるようにすることで、マネージャおよび従業員の時間を節約します。
有効化のステップ
権限またはジョブ・ロール(あるいはその両方)の割当または更新を行うことで、機能にアクセスできるようにします。詳細は、下のロールの項を参照してください。
代替パフォーマンス文書評価者がこの機能を使用するには、次のものが必要です。
- セキュリティ・プロファイル内の評価対象の従業員。
- 従業員のスポットライト・ページにアクセスするための次のいずれかの権限:
- パフォーマンス要約データの表示
- チェックイン文書データの表示
- チェックイン・データの管理
- 自分がパフォーマンス文書マネージャとして指定されていないパフォーマンス文書を表示するためのパフォーマンス文書データの管理権限。
- 次のいずれかの権限:
- 就業者としてパフォーマンス文書を評価
- マネージャとしてパフォーマンス文書を評価
ヒントと考慮事項
マトリックス・マネージャ、その他の管理ユーザーおよびHR担当者は、これらのタスクも実行できます。これらの処理には、従業員のスポットライト・ページからのみアクセスします。HR担当者は、「自分のクライアント・グループ」→「パフォーマンス文書」管理ページにナビゲートすることもできます。
評価を実行する個人としては、パフォーマンス文書マネージャが引き続き表示されます。たとえば、別のユーザーがパフォーマンス文書マネージャのかわりにタスクを実行した場合でも、送信される通知にはパフォーマンス文書マネージャが含まれます。監査が有効な場合は、評価を実際に実行したユーザーを特定できます。
ロール情報
次の表は、この機能をサポートする集計権限およびそれらを継承する事前定義ロールを示しています。
集計権限 | 職務ロール | ジョブ・ロールまたは抽象ロール |
---|---|---|
就業者としてパフォーマンス文書を評価(ORA_HRA_EVALUATE_PERFORMANCE_DOCUMENT_AS_WORKER) | パフォーマンス管理HR担当者(ORA_HRA_PERFORMANCE_MGT_HR_SPECIALIST_DUTY) | 人事担当者 |
マネージャとしてパフォーマンス文書を評価(ORA_HRA_EVALUATE_PERFORMANCE_DOCUMENT_AS_MANAGER) |
パフォーマンス管理HR担当者(ORA_HRA_PERFORMANCE_MGT_HR_SPECIALIST_DUTY) |
人事担当者 |
事前定義済ロールを使用している場合、処理は必要ありません。ただし、これらのロールのカスタム・バージョンを使用している場合、この機能を使用するには、そのカスタム・ロールにこれらの集計権限を追加する必要があります。既存のロールへの新機能の実装の詳細は、My Oracle Supportにあるリリース13の『Oracle Human Capital Management Cloudセキュリティ・アップグレード・ガイド』(文書ID 2023523.1)を参照してください。
マルチスレッド化された適格バッチ・プロセスを使用して、パフォーマンス文書およびチェックインに対する従業員の適格性をすばやく処理します。このプロセスはマルチスレッド機能を使用して拡張され、組織がアプリケーションのパフォーマンスを高速化するのに役立ちます。新しいプロセスは高速ですが、複数のパフォーマンス文書ではなく、一度に1つの特定のパフォーマンス文書に対して実行されます。
プロセスの完了時にログを表示して、マルチスレッド化されたプロセスを詳細に確認します。
新規フィールド「レビュー期間」を使用して、処理するパフォーマンス文書またはチェックイン・テンプレートを簡単に見つけます。
新規フィールド「レビュー期間」が表示された「適格バッチ・プロセス」ページ
マルチスレッド化された適格バッチ・プロセスを使用することにより、アプリケーションのパフォーマンスを高速化し、組織がプロセスを迅速に実行するのを支援します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
文書タイプまたはパフォーマンス文書適格の開始および終了日を使用してスケジュールされた既存のバッチ・プロセス、またはチェックインの開始および終了日を使用する既存のバッチ・プロセスは機能しなくなります。パフォーマンス文書名またはチェックイン・テンプレート名を使用して、新規プロセスを再スケジュールしてください。
パフォーマンス文書の管理ページに情報バナーを表示することにより、HR担当者に様々なヘルプを提供します。バナーには、ページを使用して特定の処理を実行する方法に関するガイダンスが含まれています。
「パフォーマンス文書の検索」ページの情報バナー
この機能はいくつかのヘルプを提供して、パフォーマンス文書の管理ページからHR担当者をガイドします。
有効化のステップ
HCMエクスペリエンス設計スタジオで情報バナーを設定します。「パフォーマンス管理」処理を選択し、次のいずれかのリージョンの「ページ情報バナー」属性を選択します。
- パフォーマンス文書の検索
- パフォーマンス文書の作成
- 関係者フィードバックの検索
- パフォーマンス文書適格
- パフォーマンス文書の一括処理の処理
- Eメール通知の送信
デフォルトではバナーは非表示であるため、ページにバナーを表示する場合は、設定を「表示」に変更してください。
パフォーマンス文書に自動移入されたマトリックス・マネージャ参加者の通知
マトリックス・マネージャが従業員のパフォーマンス文書に参加者として自動的に移入されると、パフォーマンス文書の作成時にマトリックス・マネージャに通知が送信されるようになりました。以前は、「関係者フィードバックの管理」ページから要求も送信された場合に、マトリックス・マネージャ参加者のみが通知を受信しました。
パフォーマンス文書に迅速にアクセスし、フィードバックの提供をすぐに開始します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
従業員のチェックインを表示して次の新機能を活用すると、エクスペリエンスが向上します。
- 基本詳細のみでなく、チェックインに含まれる目標のすべての詳細を表示します。
- 他のチェックインに追加されたノート、または目標から直接追加されたノートが含まれます。
- チェックインの目標を編集します。
- 承認をトリガーします(有効な場合)。
- 承認を表示します(有効な場合)。
- ディスカッション・トピックとして目標を選択する前に、目標プランを選択します。
- 目標に関するノートに関連付けられているチェックインの名前を表示します。
- 従業員の人材開発目標またはパフォーマンス目標のすべてのノートを「目標詳細」ページに表示するとき、チェックインで目標ノートが作成されたかどうかを確認します。「目標」というテキストが表示されるため、従業員の「目標詳細」ページからノートが作成されたかどうかを確認できます。チェックインで作成された場合は、かわりにチェックイン名が表示されます。
「目標詳細」ページ
チェックインに含まれる目標に関して基本詳細より多くの詳細を表示します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
「自分に対するフィードバックの要求」ページで同僚および直属の部下の名前を選択することにより、同僚および直属の部下からのフィードバックを簡単に要求できるようになりました。 HR担当者およびマネージャが就業者に関するフィードバックを要求するとき、その就業者の同僚および直属の部下(可能な場合)をフィードバック入力担当として選択できます。
次に、自分に対するフィードバックを要求する方法の例を示します。
- 「自分」→「クイック処理」→「詳細の表示」→「キャリアおよびパフォーマンス」→「フィードバックの要求」に移動します。
- 「誰に要求しますか?」セクションで、「同僚の選択」をクリックします。
フィードバック入力担当を選択するための追加オプション
-
表示されたリストから同僚の名前を選択します。全員を選択するには、「すべて選択」をクリックします。
同僚のリストからの選択
- 直属の部下からのフィードバックを要求する場合は、「直属の部下の選択」をクリックします。直属の部下のリストは、同僚のリストの下に表示されます。
ノート: このボタンは、直属の部下がいる場合のみ使用できます。
- 部下の名前を選択し、「続行」をクリックします。
- 残りのセクションに詳細を入力し、フィードバック要求を送信します。
この機能拡張により、フィードバックを要求するときに、同僚や直属の部下を迅速に選択できるようになります。
有効化のステップ
管理者は、トランザクション設計スタジオを使用して、「同僚の選択」および「直属の部下の選択」ボタンを表示または非表示にできます。
その方法は次のとおりです。
- 「設定および処理」メニュー→「ページの編集」→「サンドボックスのアクティブ化」の「サイト」レイヤーでサンドボックスおよびページの編集をアクティブ化します。
- ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」→「クイック処理」→「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」に移動します。
- 「処理」リストから「フィードバック」を選択します。
- 「追加」をクリックしてルールを作成します。
- 「基本詳細」セクションで、ルールの名前と説明を入力します。
- 「アクティブ」チェック・ボックスを選択して、ルールを使用可能にします。
- 「ページ属性」セクションで、「誰に要求しますか?」リージョンを選択します。
- 次の属性を「表示」に設定します。
- 同僚の追加
- 直属の部下の追加
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
フィードバック入力担当を検索し、同僚から選択し、直属の部下から選択して同じフィードバック入力担当を選択した場合、その個人については1つのフィードバック要求のみが作成され、3つは作成されません。
主なリソース
- 要求済フィードバックの詳細は、Oracle Help Centerのパフォーマンス管理の使用ガイドの第1章「パフォーマンス評価」にある「要求済フィードバック」トピックを参照してください。
就業者が他者からのフィードバックを要求するときに、就業者がフィードバック応答の表示を選択できるようになりました。このリリースより前は、フィードバック応答がデフォルトで表示されていました。「自分に対するフィードバックの要求」ページの「フィードバックを自分と共有」チェック・ボックスを使用して、表示するかどうかを選択できるようになりました。 このチェック・ボックスはデフォルトで選択されています。
この拡張機能は、目標に関するフィードバックを要求するときにも使用できます。
フィードバックの表示を選択
フィードバック応答を表示するように選択した場合は、「フィードバック・スポットライト」ページに表示されます。
フィードバック入力担当には、自分の応答が就業者と共有されるかどうかが通知されます。
フィードバック入力担当に送信される通知
管理者は、トランザクション設計スタジオを使用して、「フィードバックを自分と共有」チェック・ボックスを表示または非表示にできます。
その方法は次のとおりです。
- 「設定および処理」メニュー→「ページの編集」→「サンドボックスのアクティブ化」の「サイト」レイヤーでサンドボックスおよびページの編集をアクティブ化します。
- ホーム・ページで、「自分のクライアント・グループ」→「クイック処理」→「HCMエクスペリエンス設計スタジオ」に移動します。
- 「処理」リストから「フィードバック」を選択します。
- 「追加」をクリックしてルールを作成します。
- 「基本詳細」セクションで、ルールの名前と説明を入力します。
- 「アクティブ」チェック・ボックスを選択して、ルールを使用可能にします。
- 「ページ属性」セクションで、「誰に要求しますか?」リージョンを選択します。
- 「フィードバックを従業員と共有のチェック・ボックス」属性を「表示」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
このオプションにより、就業者は「フィードバック・スポットライト」ページにフィードバック応答を表示するかどうかを柔軟に選択できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
要求済フィードバックの詳細は、Oracle Help Centerのパフォーマンス管理の使用ガイドの第1章「パフォーマンス評価」にある「要求済フィードバック」トピックを参照してください。
アクセスできるすべての従業員のパフォーマンス文書をマネージャが表示できるようにするには、パフォーマンス文書(データ)の管理権限を使用します。この権限を持たないマネージャは、自身が管理しているパフォーマンス文書にしかアクセスできません。たとえば、パフォーマンス文書データの管理権限を使用して、従業員ライン・マネージャに対し、従業員のすべてのパフォーマンス文書へのアクセス権を付与できます。同じ例で、この権限をマトリックス・マネージャに付与しないことで、それらのマネージャのパフォーマンス文書に対する表示権限を、自身がパフォーマンス文書マネージャとして指定されているものに制限できます。
パフォーマンス文書データの管理権限を使用して、従業員のパフォーマンス文書にアクセスできるユーザーを制御します。
有効化のステップ
この機能を利用するには、アクセスを管理するロールを編集する必要があります。
- セキュリティ・コンソールに移動し、「ロール」を選択し、編集するロールを検索します。たとえば、ライン・マネージャやカスタム・ロールなどです。事前定義ロールは変更しないでください。編集する場合はコピーを作成してください。
- 検索結果で、ロールの「処理」メニューで「ロールの編集」を選択します。
- 「データ・セキュリティ・ポリシー」トレイン・ストップをクリックします。
- 「権限」列の上にあるダイアログ検索ボックスで、「パフォーマンス文書の管理」を検索します。
- 「データ・リソース」列の上にあるダイアログ検索ボックスで、「個人勤務条件アサイメント」を検索します。
- データ・セキュリティ・ポリシーを削除するように選択します。
- 「要約」トレイン・ストップを選択して、「保存してクローズ」をクリックします。
「ロールの編集」ウィンドウ
主なリソース
詳細は、Oracle Help CenterのHCMのセキュリティ・リファレンス・ガイドに移動し、データ・セキュリティ・ポリシーのトピックでパフォーマンス文書(データ)権限の管理を検索してください。
ロール情報
パフォーマンス文書データの管理権限が必要です。
ジョブが関連付けられていない就業者アサイメントのパフォーマンス文書の作成
ジョブがアタッチされていない場合でも、従業員のアサイメントのパフォーマンス文書を作成します。ダミー・ジョブを作成する必要はなくなりました。
従業員のアサイメントが随時または標準のパフォーマンス文書に適格で、マネージャが指定されているかぎり、先に進むことができます。
この機能を使用して、ダミー・ジョブを作成せずにパフォーマンス文書を作成することで、時間と工数を節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
タレント管理のためのTransactional Business Intelligence
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
「会議ノート」という新しいサブ・フォルダが「タレント・レビュー会議詳細」で使用できます。このサブ・フォルダを使用すると、会議ノートおよびその他の詳細(作成者、バージョン番号、表示詳細、各会議に入力されたノート・テキストなど)についてレポートできます。
ワークフォース・タレント・レビュー-タレント・レビュー会議リアルタイム・サブジェクト領域に会議ノートを含めることで、タレント・レビュー会議に関するレポートを拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
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現時点ではありません。 |
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更新20BでHCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースを廃止
更新18Bから、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが導入され、標準として推奨されてきました。以前のHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースをまだ使用している場合、これらの古いページはサポートされなくなるため、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスに移行する必要があります。
一般設定情報の統合情報については、My Oracle Supportの文書ID 2399671.1- HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報に関する項を参照してください。
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既知の問題/月次および法定メンテナンス・パック
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
製品 | 機能名 | 機能の説明 | テストが必要なお客様のタイプ | サインアップ方法 | 制限付提供リリース | 現在参加可能 |
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後任管理 |
後任情報を組織チャート形式で表示します。マネージャおよびその直属の部下に関する後任情報を表示して、現在の後任プランが適切かどうか、または強化する必要があるかどうかを判断できます。また、既存のプランに従業員を追加したり、新規プランを従業員に作成することもできます。 |
顧客は必須: HCMを本番使用中で、現時点では割当てレベルのセキュリティは不要 Oracle Searchの制限付提供プログラムに参加中 |
このプログラムに参加するには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録する必要があります。 |
21C | はい | |
キャリア開発 | Oracle Searchベースのキャリアの検討 | Oracle Searchで検索条件の提示を使用すると、従業員は組織内の幅広いキャリア機会を検討できます。 |
Oracle Searchの制限付提供プログラムに参加中 レスポンシブのキャリア開発ページを使用する必要があります |
このプログラムに参加するには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録する必要があります。 |
21D | はい |
Oracle Searchは、Human Capital Management Cloud環境で使用可能な専用の検索エンジンです。キャリアを検討するためにこれを有効にすると、ユーザーは次の利点を得られます。
- 検索条件の提示
- 検索結果のパフォーマンスの向上
- 結果の妥当性の向上
Oracle Searchを有効にすると、キャリア検索に入力した用語が索引内の次のフィールドと照合されます。
- プロファイル名
- プロファイル摘要
- ジョブ摘要
- ジョブ職責
- ジョブ資格
従業員は検索の提示を使用して、より簡単にキャリアを検索できます。
有効化のステップ
この機能では、現在制限付提供中のOracle Searchが使用されます。Oracle Searchの詳細は、HCM共通の21A新機能の制限付提供の項を参照してください。
この機能を有効にするには、制限付提供プログラムへの参加を要求するサービス要求をMy Oracle Supportで登録する必要があります。制限付提供プログラムに参加する方法については、このMy Oracle Supportドキュメントに記載されている手順を確認して従ってください。
- キャリアを検討するためにOracle Searchを有効にする方法(ドキュメントID 2800572.1)