2 このリリースの新機能
この章では、Oracle GoldenGateの特長、機能拡張および変更箇所について説明します。ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートは定期的に更新されます。このドキュメントは発行された時点において正確です。
2.1 新機能
この項では、Oracle GoldenGateの特長と機能拡張について説明します。
2.1.2 リリース18c (18.1.0) - 2018年10月初期リリース
- Oracle Database
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取得(Extract)および適用(Replicat)は、Oracle Database18cに対してサポートされています。
- アイデンティティ列がサポートされる
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Oracle Database 18c以降では、アイデンティティ列のレプリケーションがサポートされています。統合Extractおよび統合Replicatまたは統合パラレルReplicatの使用が必要です。
- データベース内アーカイブのレプリケーション
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行アーカイブが有効な表のレプリケーションは、Oracle Database 18c以降でサポートされます。証跡形式は、12.3以上である必要があります。
- 一意キー(UK)を持つ表の自動CDR
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Oracle Database 18c以降では、NULL以外の列が少なくとも1つある一意キーを持つ表の自動競合検出および解決(CDR)がサポートされています。
- コンポジット・シャーディング
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Oracle Database 18c以降では、コンポジット・シャーディングがサポートされています。
- DB2 for z/OS
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- Extractスループットの向上
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使用可能な通信帯域幅をさらに効率的に利用することで、Extractスループットが向上しました。
- データベース・サポート
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DB2 for z/OSバージョン12.1がサポートされるようになりました。
- DB2 for z/OS ECSA要件の緩和
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ECSA要件は、実行Extractごとに固定値68KBに緩和されました。以前のOracle GoldenGateリリースでは、ECSAは
TRANLOGOPTIONS BUFSIZE
パラメータの設定によって異なりました。 - TIMESTAMPデータ型の機能拡張
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TIMEZONE
のTIMESTAMP
がサポートされるようになり、TIMESTAMP
精度が最大9まで増やされました。 - Extract柔軟性
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Oracle GoldenGate Extractで使用されるExtractストアド・プロシージャまたはユーザー定義表関数の構成可能なスキーマです。
- DB2 LUW
- MySQL
親トピック: 新機能
2.2 デフォルト動作の変更
この項では、最新リリースに関してOracle GoldenGateのデフォルト動作の変更について説明します。