2.13 ODP.NET管理対象ドライバとODP.NET管理対象外ドライバの構成の相違点

表2-10に、ODP.NET管理対象ドライバとODP.NET管理対象外ドライバの構成の相違点を示します。

表2-10 ODP.NET管理対象ドライバとODP.NET管理対象外ドライバの構成の相違点

機能カテゴリ ODP.NET管理対象外ドライバと比較した場合の相違点

構成

古い、従来のODP.NET管理対象外ドライバ構成ファイル形式は異なります。新しい形式では、両方のプロバイダが同じ形式を共有できます。Oracle Data Provider for .NET管理対象ドライバの構成を参照してください。

構成

ODP.NET管理対象ドライバに付属するConfigSchema.xsdファイルによってapp.configインテリセンスが有効になります(Visual Studioのスキーマ(XML->Schemas)に追加している場合)。

構成

Windowsレジストリベースの構成はサポートされていません。

構成

Oracle High Availability (HA)とOracle RAC Load Balancing (RLB)の通知にはOracle Notification Service (ONS)を使用します。そのため、HAまたはRLBを使用する場合は、Oracle Database Advanced Queuing (AQ)ではなくONSを使用するデータベースとクライアントを構成します。連続問合せ通知には従来どおりAQを使用することに注意してください。

構成パラメータ

Editionはサポートされていません。

構成パラメータ

CheckConStatusはサポートされていません。

構成パラメータ

DllPathはサポートされていません。

構成パラメータ

SatementCacheWithUdtsはサポートされていません。

構成パラメータ

ThreadPoolMaxSizeはサポートされていません。

構成パラメータ

TraceFileNameはサポートされていません。

構成パラメータ

UdtCacheSizeはサポートされていません。

構成パラメータ

UDT Mappingはサポートされていません。

構成パラメータ

UseManagedDTCはODP.NET管理対象ドライバにのみサポートされています。

構成パラメータ

UseOraMTSManagedはサポートされていません。

接続文字列

コンテキスト接続はサポートされていません。

接続文字列

LegacyTransactionBindingBehavior設定は無視されます。これは常にデフォルト値の1に設定されます。

接続文字列

Promotable Transactionの設定は無視されます。いつでもpromotableに設定することができ、これにより常に昇格がサポートされます。

接続文字列

Statement Cache Purgeはサポートされていません。

接続性

Oracle Times Tenデータベースへの接続はサポートされていません。

パフォーマンス・モニター

NumberOfStatisConnectionsパフォーマンス・カウンタはサポートされていません。

パフォーマンス・モニター

パフォーマンス監視のカテゴリ名は「ODP.NET管理対象ドライバ」のみです。

プロバイダ・タイプ

プロバイダ・タイプは、文化に依存しない文字列のみを(コンストラクタ経由で)受け入れて、(ToString()メソッドを使用して)生成します。

トレース

app/web/machine.configTraceLevel設定を変更することで、動的なトレースが有効になります。注意: ASP.NETアプリケーションの場合、この設定によってアプリケーション・ドメインが再利用されます。