既存のワークスペースの管理

インスタンス管理者は、Oracle Application Expressインスタンス内にある既存のワークスペースを管理できます。

既存のワークスペース領域の表示

「既存のワークスペース」レポートを使用して、既存のワークスペースに関する対話モード・レポートを表示します。「既存のワークスペース」レポートから、ワークスペースの詳細の表示または編集が可能です。

既存のワークスペースを表示および編集するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「既存のワークスペース」をクリックします。

    既存のワークスペース・ページが表示されます。

  4. ワークスペースを編集するには、そのワークスペース名をクリックします。

    「ワークスペース情報の編集」ページが表示されます。

ワークスペースの削除

ワークスペースを削除しても、関連付けられているデータベース・オブジェクトは削除されません。関連付けられているスキーマを削除する場合、データベース管理者(DBA)は、Oracle Enterprise Manager、SQL*Plusなどの標準的なデータベース管理ツールを使用する必要があります。

アクティブではないワークスペースの識別および削除

アクティブではないワークスペースを識別および削除する方法について説明します。

アクティブではないワークスペースの識別方法

ホスティングされた大規模なOracle Application Expressインスタンスを管理している場合は、アクティブではないワークスペースを手動で削除すると、他のユーザーに対してリソースを開放できます。アクティブではないワークスペースを手動で削除するプロセスは、次の手順で構成されます。

ヒント:

アクティブではないワークスペースを体系的に消去するには、「ワークスペースのパージ」設定を構成する必要があります。アクティブではないワークスペースの消去を参照してください。

最近の更新をチェックしてアクティブではないワークスペースを識別

ワークスペースがアクティブでないかどうかを判別する場合の最初の手順は、いくつかの基本ルールを確立することです。Application Expressエンジンのカレント・スキーマにあるOracle Application Expressアクティビティ・レコードに基づいてルールを決定する方法が一般的です。

次のDDL(データ定義言語)によって、2004年6月28日以前にリクエストされ、2004年6月10日以降アクティブではないすべてのワークスペースの表が作成されます。この例では、ワークスペースごとにApplication Expressエンジン・スキーマ内の最新の更新に関するキーを確認することで、アクティブでないかどうかが判別されます。

ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_18100;
CREATE TABLE ws_to_purge AS
 SELECT c.security_group_id, c.company_name, c.admin_email, c.request_date,
 SYSDATE last_updated_on, 'Y' ok_to_delete
   FROM wwv_flow_provision_company c
  WHERE
c.request_date <= to_date('20040628','YYYYMMDD') AND
     (  not exists
 (SELECT NULL /* Activity Log */
        FROM wwv_flow_activity_log l
       WHERE l.security_group_id = c.security_group_id
         AND l.time_stamp > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
 )
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* workspace applications */
        FROM wwv_flows f
       WHERE f.security_group_id = c.security_group_id
         AND f.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Pages */
        FROM wwv_flow_steps s
       WHERE s.security_group_id = c.security_group_id
         AND s.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Regions */
        FROM wwv_flow_page_plugs p
       WHERE p.security_group_id = c.security_group_id
         AND p.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Items */
        FROM wwv_flow_step_items i
       WHERE i.security_group_id = c.security_group_id
         AND i.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Templates */
        FROM wwv_flow_templates t
       WHERE t.security_group_id = c.security_group_id
         AND t.last_updated_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* Files uploaded */
        FROM wwv_flow_file_objects$ o
       WHERE o.security_group_id = c.security_group_id
         AND o.created_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'))
    AND NOT EXISTS
     (SELECT NULL /* SQL Workshop history */
        FROM wwv_flow_sw_sql_cmds s
       WHERE s.security_group_id = c.security_group_id
         AND s.created_on > to_date('20040610','YYYYMMDD'));
サンプル・アプリケーションのみを持つワークスペースの表示

潜在的にアクティブでないワークスペースを識別するもう1つの方法は、「サンプル・アプリケーションのみを持つワークスペース」レポートを表示することです。

サンプル・アプリケーションのみを含んでいるレポートまたはワークスペースを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「サンプル・アプリケーションのみを持つワークスペース」をクリックします。

    サンプル・アプリケーションのみを持つワークスペース・ページが表示されます。

    このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。

アクティブではないワークスペースに関連付けられているリソースの削除

アクティブではないワークスペースを1つの表で識別した後、それらを削除します。

注意:

アクティブではないワークスペースに関連付けられているスキーマ、表領域またはデータファイルを削除する前に、それらのリソースが他のワークスペースまたはアプリケーションで使用されていないことを確認してください。

アクティブではないワークスペースに関連付けられているリソースを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 識別したアクティブではないワークスペースが含まれている表をwwv_flow_company_schemasに結合して、削除するワークスペースで使用されているスキーマを識別します。
  2. アクティブではないワークスペースによって排他的に使用されているスキーマ、表領域およびデータファイルをデータベースから削除します。次のような問合せを実行して、削除するスキーマを識別できます。
    SELECT s.schema
      FROM ws_to_purge ws,
           wwv_flow_company_schemas s
    WHERE s.security_group_id = ws.security_group_id
       AND ws.ok_to_delete = 'Y';
    
アクティブではないワークスペースの削除

アクティブではないワークスペースに関連付けられているリソースを削除すると、そのワークスペースを削除できます。アクティブではないワークスペースは、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションを使用して手動で削除できます。また、次のPL/SQLの例に示すように、プログラムによって削除できます。

BEGIN 
     FOR c1 IN (SELECT security_group_id  
                 FROM ws_to_purge
                 WHERE ok_to_delete = 'Y')
     LOOP
         WWV_FLOW_PROVISIONING.TERMINATE_SERVICE_BY_SGID(c1.security_group_id);
     END LOOP;
 END;

完全開発環境でのワークスペースの削除

完全開発環境でワークスペースを削除します。

ワークスペースを削除するには、次のようにします。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「既存のワークスペース」をクリックします。

    既存の作業領域ページが表示されます。

  4. 「アクション」列で、「削除」をクリックします。
  5. 「アプリケーションの確認」で、次を行います。
    1. ワークスペース名およびアプリケーションとユーザーの数を確認します。
    2. 「削除を続行するかの確認」を選択します。
    3. 「次」をクリックします。
  6. 表示された情報を確認して、「ワークスペースの削除」をクリックします。

ランタイム開発環境でのワークスペースの削除

ランタイム開発環境でワークスペースを削除します。

ランタイム開発環境でワークスペースを削除するには、次の手順を実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  2. 次の文を実行します。
    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_180200
    
  3. 次の文を実行します。
    BEGIN
    APEX_INSTANCE_ADMIN.REMOVE_WORKSPACE(WORKSPACE_NAME, DROP_USER, DROP_TABLESPACE)
    END;
    

    説明:

    • WORKSPACE_NAMEは、ワークスペースの名前です。

    • DROP_USERは、YまたはNのいずれかです。デフォルトはNです。

    • DROP_TABLESPACEは、YまたはNのいずれかです。デフォルトはNです。

ワークスペースのロック

インスタンス管理者は、セキュリティまたはパフォーマンスの問題に対処するために、ワークスペースをロックできます。

ワークスペースのロックにより、ワークスペース内のすべてのワークスペース管理者、開発者およびユーザーのアカウントは即時にロックされます。また、ワークスペース内のすべてのアプリケーションのステータスが「使用不可」に変更されます。

警告:

ワークスペースのロックにより、ワークスペースへのアクセスは永続的にできなくなります。

ワークスペースをロックするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・アクション」で、「ワークスペースのロック」をクリックします。
  4. 「ワークスペース」で、ロックするワークスペースを選択して、「次へ」をクリックします。
  5. アプリケーションおよびユーザーに関する情報を確認して、「ワークスペースのロック」をクリックします。

スキーマへのワークスペースの割当ての管理

インスタンス管理者は、スキーマおよびワークスペースの割当てを表示、編集および削除し、ワークスペースに追加のスキーマを関連付けて、新しいスキーマを作成できます。

ユーザーがOracle Application Expressにサインインする場合、ワークスペースという作業用の共有領域にアクセスします。各ワークスペースに、複数のスキーマを関連付ける(マップする)ことができます。ワークスペースをスキーマに関連付けることによって、開発者はワークスペースで、スキーマ内の新規データベース・オブジェクトの作成、およびスキーマ内のデータベース・オブジェクトと相互作用するアプリケーションの構築が可能です。

開発環境でのスキーマおよびワークスペースの割当ての表示

完全開発環境で既存のスキーマとワークスペースの割当てを表示します。

既存のスキーマへのワークスペースの割当てを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・アクション」で、「ワークスペースとスキーマの割当ての管理」をクリックします。

    「ワークスペースとスキーマの割当ての管理」ページが表示され、関連付けられたスキーマと環境内のすべてのワークスペースが表示されます。

    このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。

ランタイム環境でのスキーマおよびワークスペースの割当ての表示

ランタイム環境で既存のスキーマとワークスペースの割当てを表示します。

ランタイム環境で既存のスキーマへのワークスペースの割当てを表示するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  2. 次の文を実行します。
    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_180200
    
  3. 次の文を実行します。
    SELECT APEX_INSTANCE_ADMIN.GET_SCHEMAS(WORKSPACE_NAME) 
    FROM DUAL;
    

    ここで、WORKSPACE_NAMEはワークスペースの名前です。

既存のスキーマおよびワークスペースの割当ての編集

既存のスキーマおよびワークスペースの割当てを編集します。

次のステップで、既存のスキーマとワークスペースの割当てを編集します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・アクション」で、「ワークスペースとスキーマの割当ての管理」をクリックします

    ワークスペースとスキーマの割当ての管理ページが表示されます。

  4. 既存のスキーマへのワークスペースの割当てを編集するには次のステップを実行します。
    1. ワークスペース名を選択します。
    2. 新しいワークスペースまたはデータベース・スキーマを選択します。
    3. 「変更の適用」をクリックします。

完全開発環境でのスキーマの関連付け

「ワークスペースとスキーマの割当ての管理」ページで、既存のスキーマまたは新規スキーマをワークスペースに関連付けます。

スキーマをワークスペースに関連付けるには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・アクション」で、「ワークスペースとスキーマの割当ての管理」をクリックします。
    ワークスペースとスキーマの割当ての管理ページが表示されます。
  4. 「スキーマの追加」をクリックします。
    スキーマの追加ウィザードが表示されます。
  5. 「スキーマ」で「既存」または「新規」を選択します。
    次に表示されるオプションは、選択内容によって異なります。
  6. 「既存」を選択した場合:
    1. ワークスペース - ワークスペースの名前を入力するか、リストから選択します。
    2. スキーマ - 新しいスキーマ名を入力します。
    3. 「次」をクリックします。
  7. 「新規」を選択した場合:
    1. ワークスペース - ワークスペースの名前を入力するか、リストから選択します。
    2. スキーマ - 新しいスキーマ名を入力します。
    3. パスワード - スキーマのパスワードを入力します。
    4. デフォルト表領域 - プロビジョニングされたスキーマのデフォルト表領域を入力するか、リストから選択します。
    5. 一時表領域 - プロビジョニングされたスキーマの一時表領域を入力するか、リストから選択します。
    6. 「次」をクリックします。
  8. 選択内容を確認して、「スキーマの追加」をクリックします。

ランタイム環境での追加スキーマの関連付け

ランタイム環境で追加スキーマをワークスペースに関連付けます。

ランタイム環境で追加スキーマをワークスペースに関連付けるには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  2. 次の文を実行します。
    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_180200
    
  3. 次の文を実行します。
    BEGIN
    APEX_INSTANCE_ADMIN.ADD_SCHEMA(WORKSPACE_NAME, SCHEMA_NAME)
    END;
    

    説明:

    • WORKSPACE_NAMEは、ワークスペースの名前です。

    • SCHEMA_NAMEは、スキーマの名前です。

ランタイム環境のワークスペースからのスキーマ・マッピングの削除

ランタイム環境の作業領域からスキーマ・マッピングを削除します。

ランタイム環境でワークスペースからスキーマ・マッピングを削除するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  2. 次の文を実行します。
    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_180200
    
  3. 次の文を実行します。
    BEGIN
    APEX_INSTANCE_ADMIN.REMOVE_SCHEMA(WORKSPACE_NAME, SCHEMA_NAME)
    END;
    

    説明:

    • WORKSPACE_NAMEは、ワークスペースの名前です。

    • SCHEMA_NAMEは、スキーマの名前です。

インスタンスのコンポーネントの可用性の管理

Oracle Application Expressインスタンスで使用可能なコンポーネントを制御します。これには、アプリケーション・ビルダー、SQLワークショップ、SQLワークショップでのPL/SQLの編集、チーム開発、生産性およびサンプル・アプリケーションのインストールが含まれます。

コンポーネントの可用性を構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・アクション」で、「コンポーネントの可用性の管理」をクリックします。
    コンポーネントの可用性ページが表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にあるアクション・メニューを使用します。
  4. コンポーネントを有効または無効にするワークスペースを見つけます。
  5. ワークスペース名をクリックします。
    ワークスペースの設定ページが表示されます。
  6. 「ワークスペースの設定」で、「はい」を選択してコンポーネントを有効にするか、「いいえ」を選択して無効にします。オプションは次のとおりです。
    • アプリケーション・ビルダーの有効化 - このワークスペースでのアプリケーション・ビルダーの可用性を特定します。
    • SQLワークショップの有効化 - このワークスペースでのSQLワークショップの可用性を特定します。
    • SQLワークショップでPL/SQLの編集を許可 - PL/SQLプロシージャ、パッケージ、ファンクション、トリガーをブラウザでの編集を許可します。
    • チーム開発の有効化 - このワークスペースでのチーム開発の可用性を特定します。
    • 生産性およびサンプル・アプリケーションのインストールの有効化 - 現在のワークスペースに生産性およびサンプル・アプリケーションをインストールする機能を制御します。
  7. 「変更の適用」をクリックします。

管理サービスでのワークスペース・メッセージの定義

管理サービスでワークスペース・メッセージを作成します。

ワークスペース・メッセージは「ワークスペース」ホームページおよび「ワークスペース管理」ページの両方に表示されます。「ワークスペース」ホームページでは、ワークスペース・メッセージは「ニュースとメッセージ」リージョンに表示されます。

ワークスペース・メッセージを定義するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・アクション」で、「コンポーネントの可用性の管理」をクリックします。
    コンポーネントの可用性ページが表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。
  4. ワークスペース・メッセージを定義するワークスペースを見つけて選択します。
    ワークスペースの設定ページが表示されます。
  5. 「ワークスペース・メッセージ」の下の「メッセージ」フィールドにメッセージを入力します。表示の書式を設定するには、標準のHTMLタグを含めます。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

ワークスペースの検索の実行

「ワークスペース・タスク」ページで「ワークスペースの検索」をクリックして、ワークスペースの検索を実行します。

ワークスペースの検索を実行するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペース・タスク」で、「ワークスペースの検索」をクリックします。
    ワークスペースの検索ページが表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。
  3. ワークスペースの詳細を表示するには、ワークスペース名をクリックします。

    「ワークスペースの詳細」レポートが表示されます。

  4. レポートを電子メールで他のユーザーに送信するには、「電子メール」をクリックして、画面に表示される手順に従います。

ブラウザ攻撃を防ぐためのワークスペースの分離

インスタンス管理者は、ワークスペースを分離する制限を構成してブラウザ攻撃を防ぐことができます。

ブラウザ攻撃を防ぐためのワークスペースの分離の概要

ワークスペースの分離は、ブラウザ攻撃を防ぐ効果的な方法です。

ワークスペースを真に分離する唯一の方法は、「ホスト名の許可」属性を構成してURLで異なるドメインを適用することです。攻撃者と攻撃を受ける側のURLでドメインとホスト名が異なる場合、ブラウザの同一起点ポリシーによって攻撃が回避されます。

「ワークスペースの分離」属性の構成

「ワークスペースの分離」属性を構成します。

「ワークスペースの分離」属性を構成するには、次の手順を実行します。

  1. 既存のワークスペースを表示します。
    1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
    2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
    3. 「ワークスペース・レポート」で、「既存のワークスペース」をクリックします。
    4. ワークスペース名をクリックします。
    情報の編集ページが表示されます。
  2. 「ワークスペースの分離」に移動し、次の表の説明に従って属性を編集します。

    ヒント:

    属性の詳細および例を確認するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    表2-7 「ワークスペースの分離」属性

    属性 説明

    ホスト名の許可

    このワークスペースへのアクセスに使用できるホスト名のリストを、カンマ区切りで入力します。この属性を空のままにすると、インスタンスレベルの値が適用されます。1つ以上のホスト名を入力する場合、受信するHTTPリクエストURLのホスト名部分が、リストのホスト名のいずれかに一致する必要があります。

    詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    リソース・コンシューマ・グループ

    このワークスペースに関連付けられたすべてのページ・イベントで使用されるデータベース・リソース・マネージャのコンシューマ・グループを指定します。この属性を空のままにすると、インスタンスレベルの値が適用されます。リクエストごとの最初に、Application Expressエンジンによって現在のデータベース・セッションの現在のコンシューマ・グループが、ワークスペースのコンシューマ・グループに切り替えられます。これは、実行中のアプリケーションにも、Application Express開発環境内で使用されるアプリケーションにも適用されます。

    PUBLICまたはApplication Expressスキーマに、このコンシューマ・グループに切り替える権限を付与する必要があります。この権限は通常、DBMS_RESOURCE_MANAGER_PRIVS.GRANT_SWITCH_CONSUMER_GROUPのプロシージャを使用して付与されます。

    最大同時ワークスペース・リクエスト数

    このワークスペースのすべてのアプリケーションについてOracle Application Expressがサポートする同時ページ・イベントの最大数を入力します。この属性を空のままにすると、インスタンスレベルの値が適用されます。制限に達したとき、ページ・イベントを処理するかわりにApplication Expressにエラー・メッセージが表示されます。

    Application Expressは、GV$SESSIONCLIENT_INFO列を問い合せることによってセッション・リクエストを追跡します。この追跡は、DBMS_APPLICATION_INFO.SET_CLIENT_INFOの呼出しのように、開発者がCLIENT_INFOを上書きする場合には動作しません。

    最大同時セッション・リクエスト数

    このワークスペースのアプリケーションのセッションごとにOracle Application Expressがサポートする同時ページ・イベントの最大数を入力します。制限に達したとき、新しいページ・イベントを処理するかわりにApplication Expressにエラー・メッセージが表示されます。あるいは、「同時セッション・リクエスト中断タイムアウト」属性を使用してアクティブなデータベース・セッションを停止し、新しいページ・イベントを処理します。

    Application Expressは、GV$SESSIONCLIENT_IDENTIFIER列を問い合せることによってセッション・リクエストを追跡します。この追跡は、DBMS_SESSION.SET_IDENTIFIERの呼出しのように、開発者がCLIENT_IDENTIFIERを上書きする場合には動作しません。

    同時セッション・リクエスト中断タイムアウト

    「最大同時セッション・リクエスト数」の制限を超える新しいページ・イベントが発生した場合、Application ExpressはこのApplication Expressセッションで他のページ・イベントを処理する最も古いアクティブなデータベース・セッションに対してalter system kill sessionを実行できます。この属性には、データベース・プロセスが中断されるまでアクティブでなければならない時間を秒単位で指定します。この属性を空のままにすると、インスタンスレベルの値が適用されます。

    警告: セッションを中断すると、アプリケーション・サーバーのデータベース・セッション・プールで問題が発生することがあります。

    ワークスペース内のファイルの最大サイズ

    このワークスペースにアップロードできるすべてのファイルの合計サイズ(バイト単位)を入力します。

    最大電子メール・メッセージ

    24時間ごとにAPEX_MAIL APIで送信できる電子メール・メッセージの最大数を入力します。

    この値は、インスタンスレベルの設定をオーバーライドします。

    最大Webサービス・リクエスト

    24時間ごとに送信できるWebサービス・リクエストの最大数を入力します。

    コンテンツ・キャッシュのターゲット・サイズ

    ワークスペースレベルでコンテンツ・キャッシュのターゲット・サイズを示します。

    この値は、インスタンスレベルの設定をオーバーライドします。

    コンテンツ・キャッシュの最大エントリ・サイズ

    コンテンツ・キャッシュに配置されるコンテンツの最大サイズを示します。

    この値は、インスタンスレベルの設定をオーバーライドします。

  3. 「変更の適用」をクリックします。

ワークスペース・サマリー・レポートの表示

ワークスペース・サマリー・レポートを表示して、ワークスペースの情報を表示します。

ワークスペース・サマリー・レポートを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「ワークスペースの詳細」をクリックします。

    ワークスペースの詳細ページが表示されます。

  4. 「ワークスペース」リストからワークスペースを選択します。
  5. 「レポート作成期間」リストから、期間を選択して「セット」をクリックします。

    ワークスペース・サマリー・レポート・ページが表示されます。レポートの上部に次のボタンが表示されます。

    • 削除 - 現在のワークスペースを削除します。

    • 編集 - 「ワークスペース情報の編集」ページが表示されます。

    • スキーマ割当て - ワークスペースとスキーマの割当てを管理します。

    • ユーザーの管理 - 新規ユーザーを編集または作成します。

    • 電子メール - このレポートを電子メールで送信します。

    ワークスペースサマリー・レポートは、次の主要セクションに分かれています。

    • ワークスペース - 選択されたワークスペースに関する高度な情報が表示されます。

    • ワークスペース・スキーマ - スキーマ名と、デフォルトの表領域、付与される権限およびデータベース・ロール権限が表示されます。

      ユーザーがOracle Application Expressにサインインする場合、ワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。各ワークスペースに、複数のスキーマを関連付けることができます。開発者は、ワークスペースをスキーマに関連付けることによって、スキーマ内のオブジェクトと相互作用するアプリケーションの構築、およびスキーマ内のデータベース・オブジェクトの作成が可能です。スキーマへのワークスペースの割当てを編集するには、「ワークスペースとスキーマの割当て」をクリックします。

    • データベース・アプリケーション - ワークスペース内のデータベース・アプリケーションの詳細がリストされます。

    • Webシート・アプリケーション - ワークスペース内のWebシートの詳細がリストされます。

    • 生産性およびサンプル・アプリケーション - ワークスペース内の生産性およびサンプル・アプリケーションがリストされます。

    • SQLワークショップ - SQLスクリプト、SQLスクリプト結果およびSQLコマンド履歴の数がリストされます。

    • チーム開発 - 機能、マイルストン、バグ、To Do、フィードバック・エントリ、ニュース・エントリおよびリンクの数がリストされます。

    • ワークスペース・アプリケーション・アクティビティ・サマリー - ワークスペース・アプリケーションの詳細統計。

    他のセクションには、次のものがあります。

    • 最もアクティブな5アプリケーション

    • 開発者アクティビティ・サマリー

    • オブジェクト・タイプ別データベース・オブジェクト数

    • 行数別5上位表、スキーマによるレポート

ワークスペース・データベース権限の表示

「ワークスペース・データベース権限」ページで、ワークスペース・データベース権限のサマリーを表示します。

ワークスペース・データベース権限を表示するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「ワークスペース・データベース権限」をクリックします。
    ワークスペース・データベース権限ページが表示されます。このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します
  4. ワークスペースの詳細を表示するには、ワークスペース名をクリックします。

    「ワークスペース・サマリー」レポートが表示されます。

ワークスペース別のファイル・サイズおよびファイル数の表示

「ワークスペース別のファイルの使用状況」ページで、ワークスペース別のファイル・サイズとファイル数の合計を表示します。

ワークスペース別のファイル・サイズおよびファイル数を表示するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「ファイルの使用状況の管理」をクリックします。
    ワークスペース別のファイルの使用状況ページが表示されます。このページは、対話モード・レポートとして表示されます。
  4. レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。

ワークスペース・サマリーの検索および電子メール送信

「ワークスペース別のファイルの使用状況」ページで、ワークスペース別のファイル・サイズとファイル数の合計を表示します。

ワークスペース・サマリーを検索および電子メール送信するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「ワークスペース・レポート」で、「検索および電子メール・ワークスペース・サマリー」をクリックします。
    ワークスペースの検索ページが表示されます。このページは、対話モード・レポートとして表示されます。
  4. ワークスペースの詳細を表示するには、ワークスペース名をクリックします。
    「ワークスペース・サマリー」レポートが表示されます。
  5. 「電子メール」をクリックします。
    「電子メール」ページが表示されます。
  6. 「本文」フィールドにコンテンツを入力します。
  7. 「電子メール」をクリックします。

ワークスペースのエクスポートおよびインポート

エクスポートおよびインポートすることで、作業領域および関連付けられているすべてのユーザーを新規Oracle Application Expressインスタンスに移動します。

ヒント:

Oracle Application Expressアプリケーションのライフサイクル全体を通して開発およびデプロイを最適化するための推奨事項を確認するには、Oracle Application Expressによるライフサイクル管理を参照してください。『Oracle Application Expressでのライフ・サイクル管理』を表示します。

ワークスペースのエクスポートおよびインポートの概要

ワークスペースおよび関連付けられているすべてのユーザーを新規Oracle Application Expressインスタンスに移動するには、ワークスペースをエクスポートします。

ワークスペースをエクスポートすると、Oracle Application Expressによってテキスト・ファイルが生成されます。このファイルには、ワークスペース、ワークスペース内のすべてのユーザーおよびワークスペース内のすべてのグループ(該当する場合)についての情報が含まれます。このファイルを別のOracle Application Expressインスタンスにインポートできます。

ワークスペースをエクスポートして、新しいデータベース・インスタンスにインポートすることで、開発者はアプリケーション・コンポーネントをインポートできます。新しい環境を構築する場合(例: 開発をテストに移動またはテストを本番に移動)、ワークスペースをインポートして作成することをお薦めします。

この方法ではワークスペース、ユーザーおよびグループのみがインポートされることに注意してください。このファイルに、次の情報は含まれません。

  • このワークスペースに関連付けられているスキーマ、またはそれらのスキーマ内のオブジェクト。

  • アプリケーション、イメージ、カスケード・スタイルシートおよび静的テキスト・ファイル。

これらのアイテムは個別にエクスポートする必要があります。

管理サービスでのワークスペースのインポート

「ワークスペースの管理」で「ワークスペースのインポート」をクリックして、ワークスペースをインポートします。

ワークスペースをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「エクスポート/インポート」で、「ワークスペースのインポート」をクリックします。
  4. インポート・ファイルを探し、「次へ」をクリックします。
  5. ワークスペースをインストールするには、「インストール」をクリックします。
  6. 画面に表示されるステップに従います。

管理サービスでのワークスペースのエクスポート

「ワークスペースの管理」で「ワークスペースのエクスポート」をクリックして、ワークスペースをエクスポートします。

ワークスペースをエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「エクスポート/インポート」で、「ワークスペースのエクスポート」をクリックします。
  4. ワークスペースを選択して、「ワークスペースのエクスポート」をクリックします。
  5. 「ワークスペースのエクスポート」で、次を指定します。
    1. チーム開発を含める - 機能、マイルストン、To Do、バグ、フィードバック、リンク、ニュースなどのチーム開発コンポーネントをワークスペース・エクスポート・ファイルに含める場合は「はい」を設定します。それ以外の場合は、「いいえ」を選択します。
    2. エクスポート・タイプ:
      • 最小

        - ほとんどの場合、デフォルト値を変更する必要はありません。
      • 「完全」 - SQLスクリプト、SQLコマンドの履歴、保存されたSQL、ユーザー・プリファレンス、開発者のログイン履歴、電子メール・ログおよびユーザー・インタフェースのデフォルトを含め、すべてのワークスペース・アーティファクトが含まれます。

    3. ファイル形式 - エクスポート・ファイルの行の形式を次のように選択します。
      • UNIX - 生成されるファイルには、改行で区切られた行が含まれます。

      • DOS - 生成されるファイルには、キャリッジ・リターンと改行で区切られた行が含まれます。

  6. 選択したワークスペースをエクスポートするには、「ファイルを保存」をクリックします。

コマンドラインからのアプリケーションおよびワークスペースのエクスポート

ダウンロードしたインストールzipファイルのUtilitiesフォルダにあるAPEXExportプログラムおよびAPEXExportSplitterプログラムを使用して、コマンドラインからワークスペース、アプリケーションおよび関連ファイルをエクスポートすることもできます。

APEXExportプログラム

APEXExportプログラムは、コマンドラインからOracle Application Expressアプリケーションまたはワークスペースをエクスポートするために使用します。Oracle Application ExpressのWebインタフェースから手動でエクスポートする必要はありません。

プログラム要件

APEXExportプログラムの要件は次のとおりです。

  • JDK (Java Development Kit)リリース1.5以上

  • Oracle JDBCクラス・ライブラリがCLASSPATHに存在する必要があります。

APEXExportの概要

APEXExportを使用するには、次の手順を実行します。

  1. CLASSPATHを設定します。次に例を示します。

    • UNIXおよびLinuxの場合:

      export CLASSPATH=.:${ORACLE_HOME}/jdbc/lib/ojdbc5.jar

      Bashシェルでは次のようにします。

      set CLASSPATH=%CLASSPATH%;.\;%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\ojdbc5.jar

    • Windowsの場合:

      apex/utilitiesディレクトリから、次のコマンドを発行します。

      java oracle.apex.APEXExport

  2. 使用方法と使用例の両方を示した次の出力が返されます。

    Usage APEXExport -db  -user  -password  -applicationid  -workspaceid -instance -expWorkspace -expMinimal -expFiles -skipExportDate 
    -expPubReports -expSavedReports -expIRNotif -expTranslations -expTeamdevdata -expFeedback -deploymentSystem -expFeedbackSince 
    -expOriginalIds -debug -expNoSubscriptions -expComments -expSupportingObjects -nochecksum -split   
     -db:                   Database connect url in JDBC format
     -user:                 Database username
     -password:             Database password
     -applicationid:        ID for application to be exported
     -workspaceid:          Workspace ID for which all applications to be exported or the workspace to be exported
     -instance:             Export all applications
     -expWorkspace:         Export workspace identified by -workspaceid or all workspaces if -workspaceid not specified
     -expMinimal:           Only export workspace definition, users, and groups
     -expFiles:             Export all workspace files identified by -workspaceid
     -skipExportDate:       Exclude export date from application export files
     -expPubReports:        Export all user saved public interactive reports
     -expSavedReports:      Export all user saved interactive reports
     -expIRNotif:           Export all interactive report notifications
     -expTranslations:      Export the translation mappings and all text from the translation repository
     -expFeedback:          Export team development feedback for all workspaces or identified by -workspaceid to development or deployment
     -expTeamdevdata:       Export team development data for all workspaces or identified by -workspaceid
     -deploymentSystem:     Deployment system for exported feedback
     -expFeedbackSince:     Export team development feedback since date in the format YYYYMMDD
     -expOriginalIds:       If specified, the application export will emit ids as they were when the application was imported
     -debug: Print debug output
     -expNoSubscriptions:   Do not export references to subscribed components     
     -expComments:          Export developer comments     
     -expSupportingObjects: Pass (Y)es, (N)o or (I)nstall to override the default     
     -nochecksum:           Overwrite existing files even if the contents have not changed    
     -split:                Split applications into multiple files
    Single Application Example:
        APEXExport -db localhost:1521:ORCL -user scott -password scotts_password -applicationid 31500
      All Applications in a Workspace Example:
        APEXExport -db localhost:1521:ORCL -user scott -password scotts_password -workspaceid 9999
      All Applications in an Instance Example:
        APEXExport -db localhost:1521:ORCL -user system -password systems_password -instance
      Export All Workspaces Example:
        APEXExport -db localhost:1521:ORCL -user system -password systems_password -expWorkspace
      Export Feedback to development environment:
        APEXExport -db localhost:1521:ORCL -user scott -password scotts_password -workspaceid 9999 -expFeedback
        Export Feedback to deployment environment EA2 since 20100308:
        APEXExport -db localhost:1521:ORCL -user scott -password scotts_password -workspaceid 9999 -expFeedback -deploymentSystem EA2 -expFeedbackSince 20100308
      
APEXExportSplitterプログラム

APEXExportSplitterプログラムは、Oracle Application Expressエクスポート・ファイルを独立したSQLスクリプトに分割するために使用します。これは、Oracle Application Expressアプリケーションの個々の要素に対応するファイルを管理するときに有用です。

プログラム要件

APEXExportSplitterプログラムの要件は次のとおりです。

  • JDK (Java Development Kit)リリース1.5以上

  • Oracle JDBCクラス・ライブラリがCLASSPATHに存在する必要があります。

APEXExportSplitterの概要

APEXExportSplitterを使用するには、次の手順を実行します。

  1. CLASSPATHを設定します。次に例を示します。

    • UNIXおよびLinuxの場合:

      export CLASSPATH=.:$CLASSPATH

      Bashシェルでは次のようにします。

      set CLASSPATH=%CLASSPATH%;.\;

    • Windowsの場合:

      apex/utilitiesディレクトリから、次のコマンドを発行します。

      java oracle.apex.APEXExportSplitter

  2. 使用方法を示した次の出力が返されます。

    Usage java oracle.apex.APEXExportSplitter filename
    -help       : < print this syntax >
    -flat       : < flat file structure >
    -debug      : < print debug info >
    -update     : < create update file >
    -nochecksum : < do not check for changes 
    
  3. アプリケーション・エクスポート・ファイルを分割し、コンポーネント・タイプごとにサブディレクトリを作成するには、次のコマンドを発行します。

    java oracle.apex.APEXExportSplitter f123.sql

    ここで、f123.sqlがアプリケーション・エクスポート・ファイルです。

  4. ファイル名にコンポーネント・タイプが含まれているアプリケーション・エクスポート・ファイルを分割するには(ディレクトリは作成しません)、次のコマンドを発行します。

    java oracle.apex.APEXExportSplitter f123.sql -flat

    ここで、f123.sqlがアプリケーション・エクスポート・ファイルです。

アプリケーション属性の表示

「アプリケーション属性」ページでワークスペース別にアプリケーションを表示します。

アプリケーション属性ページを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「アプリケーションの管理」で、「アプリケーション属性」をクリックします。

    アプリケーション属性ページが表示されます。

    このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。

管理サービスでのアプリケーション・ビルド・ステータスの変更

インスタンス管理者は、アプリケーションのビルド・ステータスを変更できます。

アプリケーション・ビルド・ステータスの変更の概要

ビルド・ステータス属性を使用して、アプリケーションが他の開発者によって変更されるのを防ぎます。

ビルド・ステータス属性には2つの設定があります。

  • アプリケーションの実行および構築: 開発者は、アプリケーションを実行および編集できます。

  • アプリケーションの実行のみ: 開発者は、アプリケーションの実行のみができます。

    ビルド・ステータスを「アプリケーションの実行のみ」に設定することは、他の開発者によってアプリケーションが変更されないようにするために有効な方法です。

ビルド・ステータスを変更する方法

アプリケーションのビルド・ステータスは、次のようにして変更できます。

管理サービスでのビルド・ステータスの変更

管理サービスでのビルド・ステータスの変更は「ワークスペースの管理」、「アプリケーションの管理」で行います。

管理サービスでビルド・ステータスを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「アプリケーションの管理」で、「ビルド・ステータス」をクリックします。
    ビルド・ステータス・ページが表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。
  4. 該当するワークスペースの横にある「編集」アイコンをクリックします。

    ビルド・ステータスの編集ページが表示されます。

  5. 代替ビルド・ステータスを選択します。
    • アプリケーションの実行のみ: 開発者は、アプリケーションの実行のみができます。アプリケーションは、ワークスペースのアプリケーション・ビルダーに表示されるアプリケーション・リストには表示されません。
    • アプリケーションの実行および構築: 開発者は、アプリケーションを実行および編集できます。アプリケーションは、ワークスペースのアプリケーション・ビルダーのアプリケーション・リストに表示されます。
  6. 「変更の適用」をクリックします。

ヒント:

デプロイ時に「アプリケーションの構築のみ」を選択した場合、この設定を変更する唯一の方法はOracle Application Express管理サービスのビルド・ステータス・ページで変更することです。

「解析対象スキーマ」レポートの表示

「解析対象スキーマ」レポートを使用して、任意のワークスペースで各アプリケーションの現在の解析スキーマを識別します。

「解析対象スキーマ」レポートは、Application Expressが実行時にアプリケーションのSQLおよびPL/SQLコードを動的に実行したときに使用された権限を持つOracle Databaseスキーマを識別します。

「解析対象スキーマ」レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「ワークスペースの管理」をクリックします。
  3. 「アプリケーションの管理」で、「解析対象スキーマ」をクリックします。
    「解析対象スキーマ」レポートが表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。