ワークスペースリクエストおよび変更リクエストの管理

「リクエストの管理」ページでワークスペース・サービス・リクエストと変更リクエストを承認および拒否します。

ワークスペース・リクエストおよび変更リクエストの概要

インスタンス管理者は、ワークスペース管理者が作成したサービス・リクエストを承認または拒否します。

サービス・リクエストは、次の2つのカテゴリに分けられます。「ワークスペース・リクエスト」を使用すると、ユーザーはセルフ・サービス方式でワークスペースを直接リクエストできます。たとえば、ユーザーはログイン・ページのリンクをクリックすることでリクエスト・フォームにアクセスできます。インスタンス管理者がこのワークスペースリクエストを承認すると、各ユーザーに適切なログイン情報の電子メールが自動的に送信されます。ワークスペース・リクエストを使用するには、インスタンス管理者がセルフ・サービスの割当てステータスとして、「インスタンスの設定」ページで「リクエスト」を選択する必要があります。

「変更リクエスト」を使用すると、ユーザーは、既存のワークスペースを変更できます(新しいスキーマの追加、ディスク領域制限の引き上げなど)。

「インスタンス管理」ホームページでのリクエストの表示

「インスタンス管理」ホームページで、保留中の新しいサービス・リクエストおよび変更リクエストのサマリーを表示します。保留中のリクエストの合計数は、「保留中のリクエスト」リージョンに表示されます。

「インスタンス管理」ホームページで保留中の新しいサービス・リクエストおよび変更リクエストのサマリーを表示するには:

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。

    「保留中のリクエスト」リージョンには、新しいサービス・リクエストとサービス変更リクエストの合計数がリストされます。

  2. 保留中の新しいサービス・リクエストを表示するには、新しいサービスの数をクリックします。

    「すべてのワークスペース・リクエスト」レポートに、ワークスペース名、スキーマ、サイズ、リクエスト日、ステータスが表示されます。

    • リクエストを承認または拒否するには、「アクション」列にある「プロビジョニング」をクリックします。
    • プロビジョニング・リクエストを編集するには、ワークスペース名をクリックします。
  3. 保留中の変更リクエストを表示するには、サービス変更の数をクリックします。

    「すべての変更リクエスト」レポートが表示されます。

    • 保留中の変更リクエストを表示するには、「リクエストの表示」をクリックします。
    • リクエストを適宜に承認または拒否します。

保留中のリクエストの表示

「リクエストの管理」ページで保留中のサービス・リクエストを表示します。

サービス・リクエストの管理ページから保留中のサービスを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「リクエストの管理」をクリックします。

    次の3つのタブのある「サービス・リクエストの管理」ページが表示されます。

    • 「オープン・リクエスト」には、保留中のすべてのサービス・リクエストと変更リクエストが表示されます。

    • 「すべてのワークスペース・リクエスト」には、保留中のワークスペース・リクエストが表示されます。

    • 「すべての変更リクエスト」には、保留中の変更リクエストが表示されます。

  3. 「オープン・リクエスト」をクリックして、保留中の新しいサービス・リクエストと変更リクエストを表示します。
    • 新しいリクエストを承認または拒否するには、リクエストの説明の左にある「編集」アイコンをクリックします。
    • リクエストを適宜に承認または拒否します。
  4. 「すべてのワークスペース・リクエスト」をクリックして、保留中のワークスペース・リクエストを表示します。

    「すべてのワークスペース・リクエスト」レポートに、ワークスペース名、スキーマ、サイズ、リクエスト日、ステータスが表示されます。

    • リクエストを承認または拒否するには、「アクション」列にある「プロビジョニング」をクリックします。
    • プロビジョニング・リクエストを編集するには、ワークスペース名をクリックします。
  5. 「すべての変更リクエスト」をクリックして、既存のサービスへの保留中の変更を表示します。

    「すべての変更リクエスト」レポートには、ワークスペース名、リクエスト変更の説明、リクエスタおよびステータスが表示されます。

  6. リクエストを表示するには、「リクエストの表示」をクリックします。
    変更リクエストの表示ページが表示されます。
    • リクエストを承認するには、「スキーマを割当て」をクリックします。
    • リクエストを拒否するには、「リクエストを拒否」をクリックします。
    • リクエストを拒否して削除するには、「拒否する場合は、このリクエストの削除」を選択してから、「リクエストを拒否」をクリックします。

ワークスペース・リクエストの管理

「ワークスペース・リクエスト」では、ユーザーがリクエスト・フォームにアクセスするためのログイン・ページのリンクをクリックすることで、ワークスペースをリクエストできます。送信した場合、インスタンス管理者はそのリクエストを確認し、承認または拒否することができます。

ワークスペース・リクエストの承認プロセスの概要

インスタンス管理者は、定義されたプロビジョニング・ステータスに応じたワークスペース・リクエスト・プロセスの動作を決定します。

割当ての動作方法を決定するには、インスタンス管理者は、「インスタンスの設定」ページで次のいずれかの「プロビジョニング・ステータス」オプションを選択します。

  • 手動: インスタンス管理者が新しいワークスペースを作成し、ワークスペース管理者にログイン情報を通知します。

  • リクエスト - ユーザーがセルフ・サービス方式で直接ワークスペースをリクエストします。ユーザーはログイン・ページのリンクをクリックしてリクエスト・フォームにアクセスします。ワークスペース・リクエストが承認されると、該当するログイン情報が電子メールで自動的にユーザーに送信されます。

  • 電子メールの検証でのリクエスト - このモードでは、ユーザーがサインイン・ページでリンクをクリックしてワークスペースを直接リクエストし、リクエスト・フォームにアクセスします。各ユーザーは、検証リンクを含む電子メールを最初に受信します。ユーザーが検証リンクをクリックすると、リクエストが処理されます。ユーザーは、この後サインイン・ページを使用してワークスペースにアクセスできます。

サインイン・ページのリンクを使用してユーザーがワークスペースをリクエストできるようにするには、インスタンス管理者は、プロビジョニング・ステータスを「リクエスト」または電子メールの検証でのリクエストにする必要があります。割当てステータスが「手動」に設定されている場合、サインイン・ページにリンクが表示されません。

電子メールの検証でのリクエストの概要

ワークスペースでプロビジョニング・ステータス電子メールの検証でのリクエストを使用している場合、インスタンス管理者がワークスペースリクエストを承認すると、次のイベントが発生します。

  1. 検証リンクを含む電子メールがユーザーに送信されます。

  2. ユーザーが検証リンクをクリックすると、ワークスペースが作成されます。

  3. ログイン資格証明(ワークスペース名、ユーザー名およびパスワード)を含む別の電子メールがユーザーに送信されます。

  4. ワークスペース・リクエストのステータスがAcceptedからApprovedに変更されます。

エラー発生時の状況。

ワークスペースの作成プロセス中にエラーが発生した場合、リクエストのステータスはRequestedに戻り、次のメッセージを含む電子メールがユーザーに送信されます。

Please contact administrator.

問題が解決されると、管理者は再度前の手順を繰り返し、リクエストを承認できます。

保留中のワークスペース・リクエストの承認または拒否

「すべてのワークスペース・リクエスト」ページで、保留中のワークスペース・リクエストを承認または拒否します。

保留中のワークスペース・リクエストを承認または拒否するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「リクエストの管理」をクリックします。
  3. 「すべてのワークスペース・リクエスト」タブをクリックします。

    「すべてのワークスペース・リクエスト」レポートに、ワークスペース名、スキーマ、サイズ、リクエスト日、ステータスが表示されます。

  4. リクエストを承認するには、次の手順を実行します。
    1. 「アクション」列の「割当て」をクリックします。
    2. 割当ての管理ページで、「承認」をクリックします。
    3. 電子メール・メッセージを確認します。
    4. 必要に応じて、メッセージを更新し「電子メールを承認および送信」をクリックします。
  5. リクエストを拒否するには、次の手順を実行します。
    1. 「アクション」列の「割当て」をクリックします。
    2. 割当ての管理ページで「拒否」をクリックします。
    3. 電子メール・メッセージを確認します。
    4. 必要に応じて、リクエストの拒否理由などを追加するには、メッセージを更新して「電子メールを拒否および送信」をクリックします。

      リクエストが拒否されたことを通知する電子メールがユーザーに送信されます。

    ヒント:

    インスタンスのプロビジョニング・ステータスが電子メールの検証の場合、検証リンクを含む電子メールがユーザーに送信されます。ワークスペースを作成するには、ユーザーはワークスペースを作成するための検証リンクをクリックする必要があります。ワークスペースの作成方法の指定の概要を参照してください。

既存のワークスペース・リクエストのステータスの変更

「すべてのワークスペース・リクエスト」ページで、既存のワークスペース・リクエストのステータスを変更します。

既存のワークスペース・リクエストのステータスを変更するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「リクエストの管理」をクリックします。
  3. 「すべてのワークスペース・リクエスト」タブをクリックします。

    「すべてのワークスペース・リクエスト」レポートに、ワークスペース名、スキーマ、サイズ、リクエスト日、ステータスが表示されます。

  4. すべてのワークスペースリクエストを確認するには、「Status_Code = '1'」フィルタの選択を解除します。
  5. 確認するリクエストを検索します。
  6. 「アクション」列の「調整」をクリックします。

    リクエストを調整ページが表示されます。

  7. 「プロジェクト・ステータス」リストから、新しいステータスを選択します。
  8. 「変更の適用」をクリックします。

注意:

「プロジェクト・ステータス」を「リクエスト済」に変更する場合は注意してください。「リクエスト済」でもワークスペースの割当ては可能ですが、アカウントの割当て方法によってはデータが破損する場合があります。割当てシステムでは、「リクエスト済」のワークスペース・リクエストにはワークスペース管理者または開発者用の対応するスキーマおよびディクショナリ・エントリが存在しないとみなされます。「承認」のワークスペースの「プロジェクト・ステータス」を「リクエスト済」に変更する必要がある場合は、まずサービスを終了してから、ステータスを「リクエスト済」に変更します。

ワークスペース・リクエストの削除

「すべてのワークスペース・リクエスト」ページで、ワークスペース・リクエストを削除します。

ワークスペース・リクエストを削除するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「リクエストの管理」をクリックします。
  3. 「すべてのワークスペース・リクエスト」タブをクリックします。

    「すべてのワークスペース・リクエスト」レポートに、ワークスペース名、スキーマ、サイズ、リクエスト日、ステータスが表示されます。

  4. ワークスペース名をクリックします。
  5. 「プロビジョニング・リクエストの編集」ページで、該当するボタンを選択します。
    • プロジェクト・ステータスがApprovedの場合は、「終了または削除」をクリックします。

    • プロジェクト・ステータスがDeclinedRequestedTerminatedまたはAcceptedの場合は、「削除」をクリックします。

  6. 「リクエストの削除」をクリックします。

変更リクエストの管理

「変更リクエスト」を使用すると、ユーザーは、既存のワークスペースを変更できます(新しいスキーマの追加、使用可能なディスク領域の引上げなど)。送信した場合、インスタンス管理者はその変更リクエストを確認し、承認または拒否することができます

保留中の変更リクエストの承認または拒否

「すべてのワークスペース・リクエスト」ページで、保留中の変更リクエストを承認または拒否します。

保留中の変更リクエストを承認または拒否するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスにサインインします。
  2. 「リクエストの管理」をクリックします。
  3. 「すべての変更リクエスト」タブをクリックします。
  4. リクエストを検索して、「アクション」列の「リクエストの表示」をクリックします。

    変更リクエストの表示ページが表示されます。表示されるボタンは変更リクエストの種類に依存します。

  5. リクエストを承認するには、次のいずれかをクリックします。
    • スキーマの作成 - スキーマ・リクエストを承認します。

    • リクエストを拒否 - 現在の変更リクエストを拒否します。

    • 領域の追加 - 追加ディスク領域のリクエストを承認します。

    • サービスを終了 - サービス終了のリクエストを承認します。