RESTfulサービスの要件

外部システムにRESTfulサービスを公開するための要件について説明します。

Oracle Application Express内からRESTfulサービスを提供するには、Oracle REST Data Servicesリリース2.0以上をWebリスナーとして所有し、ワークスペース・レベルまたはインスタンス・レベルで管理者によってRESTfulサービスが有効化されている必要があります。

RESTfulサービス・ユーティリティが使用可能になり、適切に機能するためには、次の要件を満たす必要があります。

  • 目的の構成で、WebリスナーとしてOracle REST Data Servicesリリース2.0以降を使用していること。

  • 管理者が、ワークスペース・レベルまたはインスタンス・レベルでRESTfulサービスを有効化していること。

  • Oracle REST Data Servicesのバージョン2.0以上を使用する必要があります。

    ヒント:

    埋込みPL/SQLゲートウェイを使用するOracle XML DB HTTPサーバーおよびmod_plsqlを使用するOracle HTTPサーバーは、RESTfulサービスをサポートしていません。

18.1より前のバージョンのOracle Application Expressは、コアOracle Application Expressメタデータ・リポジトリに定義されているAPEXベースのRESTfulサービスに関するメタデータをメンテナンスします。

OracleではOracle REST Data Services (ORDS)に基づいてRESTfulサービス・リポジトリを統一するという方向に進んでおり、そのためApplication Expressにこれまで定義したRESTfulサービスをORDSベースのリポジトリに移行する必要があります。

Oracle Application Express release 18.2にはOracle REST Data Servicesリリース17.4.1以上が必要です。ただし、ORDSメタデータ・リポジトリと完全に統合するためには、最新バージョンのORDSを使用することをお薦めします。Application ExpressのRESTサービス・セクションの機能には、次のシナリオが用意されています。

  • リリース17.4.1より前のバージョンのOracle REST Data ServicesとともにOracle Application Expressリリース18.1を実行するときには、従来のOracle Application ExpressベースのRESTサービス・コンソールのみを使用できます。引き続きOracle Application ExpressベースのRESTfulサービスを作成およびメンテナンスでき、それらは従来のOracle Application Expressメタデータ・リポジトリに格納されます。

  • リリース17.4.1以上のバージョンのOracle REST Data ServicesとともにOracle Application Expressリリース18.1を実行している場合、ワークスペースには現在Oracle Application ExpressベースのRESTfulサービスが含まれています。

    • 従来のOracle Application ExpressベースのRESTfulサービス・ページには、読取り専用アクセス権が付与されます。現在のサービスは引き続き機能しますが、Application ExpressベースのRESTfulサービスを新規に作成したり、既存のものを編集することはできません。

    • 「ORDS RESTfulサービスへの移行」ボタンをクリックすると、ワークスペース内にある既存のすべてのOracle Application ExpressベースのRESTfulサービスがORDSメタデータ・リポジトリに移行されます。

  • リリース17.4.1以上のバージョンのOracle REST Data ServicesとともにOracle Application Expressリリース18.1を実行していて、ワークスペースに現在Oracle Application ExpressベースのRESTfulサービスが含まれていない場合は、新しいOracle REST Data Services (ORDS)ベースのRestfulサービス・ページに移動するため、従来のOracle Application ExpressベースのRESTfulサービス画面にはアクセスできません。

関連項目: