B.13 ランタイム環境と完全開発環境の間の変換
ランタイム環境と完全開発環境を相互に変換する方法を理解します。
この項では、ランタイム環境とフル開発環境の間の変換方法について説明します。
- ランタイム環境と完全開発環境について
Oracle Application Expressランタイム環境では、アプリケーションを変更または編集する機能をサポートせずに本番アプリケーションを実行できます。 - 非CDBまたはローカルなPDBにおける完全開発環境へのランタイム環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdvins.sql
を実行します。 - 非CDBまたはローカルなPDBにおけるランタイム環境への完全開発環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdevrm.sql
を実行します。 - CDBにおける完全開発環境へのランタイム環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdvins_con.sql
を実行します。 - CDBにおけるランタイム環境への完全開発環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdevrm_con.sql
を実行します。
B.13.1 ランタイム環境と完全開発環境について
Oracle Application Expressランタイム環境では、アプリケーションを変更または編集する機能をサポートせずに本番アプリケーションを実行できます。
ランタイム環境に含まれるのは、アプリケーションの実行に必要なパッケージのみです。このため、ランタイム環境はより堅牢な環境となります。管理用のWebインタフェースは用意されていません。
Oracle Application Expressランタイム環境は、SQL*PlusまたはSQL DeveloperおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN
APIを使用して管理します。
参照:
-
『Oracle Application Express管理ガイド』の「Oracle Application Expressランタイム環境について」
-
『Oracle Application Express管理ガイド』のランタイム環境にエクスポートされたアプリケーションのインストールに関する項
親トピック: ランタイム環境と完全開発環境の間の変換
B.13.2 非CDBまたはローカルなPDBにおける完全開発環境へのランタイム環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdvins.sql
を実行します。
Oracle Application Expressランタイム環境を、非CDB、またはローカルなPDBにおける完全開発環境に変換するには、次のステップを実行します。
参照:
-
SQL*Plusの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。
親トピック: ランタイム環境と完全開発環境の間の変換
B.13.3 非CDBまたはローカルなPDBにおけるランタイム環境への完全開発環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdevrm.sql
を実行します。
ヒント:
完全開発環境をランタイム環境に変換する前に、すべてのWebシート・アプリケーションをエクスポートします。開発環境をランタイムに変換する際、既存のWebシート・データ・グリッドおよびレポートはすべてのワークスペースから削除されます。ランタイム環境を完全開発環境に戻しても、これらのWebシート・データ・グリッドまたはレポートはリストアされません。
非CDBまたはローカルなPDBにおけるランタイム環境に、Oracle Application Express完全開発環境を変換するには、次のステップを実行します。
参照:
SQL*Plusの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください
親トピック: ランタイム環境と完全開発環境の間の変換
B.13.4 CDBにおける完全開発環境へのランタイム環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdvins_con.sql
を実行します。
CDBでOracle Application Expressランタイム環境を完全開発環境に変換するには、次のステップを実行します。
参照:
-
SQL*Plusの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。
親トピック: ランタイム環境と完全開発環境の間の変換
B.13.5 CDBにおけるランタイム環境への完全開発環境の変換
SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBA
ロールが指定されているSYS
として接続して、apxdevrm_con.sql
を実行します。
ヒント:
完全開発環境をランタイム環境に変換する前に、すべてのWebシート・アプリケーションをエクスポートします。開発環境をランタイムに変換する際、既存のWebシート・データ・グリッドおよびレポートはすべてのワークスペースから削除されます。ランタイム環境を完全開発環境に戻しても、これらのWebシート・データ・グリッドまたはレポートはリストアされません。
CDBでOracle Application Express完全開発環境をランタイム環境に変換するには、次のステップを実行します。
参照:
SQL*Plusの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください
親トピック: ランタイム環境と完全開発環境の間の変換