1 OPatchを使用した環境へのパッチ適用

OPatchユーティリティには、Oracle Fusion Middleware環境内のOracleソフトウェアのパッチを適用またはロールバックするために使用できるコマンドが複数用意されています。

Oracle Fusion Middleware環境でのOPatchコマンドの使用の詳細は、次のトピックを参照してください。

OPatchについて

OPatchは、Javaベースのユーティリティで、サポート対象のすべてのオペレーティング・システムで実行され、使用するにはOracle Universal Installerをインストールする必要があります。Oracleソフトウェアにパッチを適用するのに使用します。

次のトピックでは、Oracle Fusion Middlewareに対するOPatchに関する情報を示します。

OPatchで使用されるパッチのタイプ

Oracleでは、OPatchを使用してOracleソフトウェアにパッチを適用するために使用できるパッチのタイプを複数用意しています。

注意:

Oracle製品の新しいパッチ命名体系が最近実装されました。新しいパッチ名は、以前のOracle Fusion Middleware 11gの名前と同様、参照用に提供されます。

表1-1 OPatchで使用可能なパッチ

新しい名前 以前使用されていた名前 説明

個別パッチ

PSE

MLR

例外リリース

個別

xフィックス

ホットフィックス

セキュリティ個別

パッチには1つ以上の修正が含まれており、次のパッチ・セットまたは新規の製品リリースで不具合が修正される前に修正が必要な場合に利用します。

バンドル・パッチ

メンテナンス・パック

サービス・パック

MLR

累積パッチ

更新リリース

バンドル・パッチ

パッチのセット間に発行された反復累積パッチ。バンドル・パッチには通常、フィックスのみが含まれますが、一部の製品にマイナーな拡張機能が含まれる場合があります。たとえば、DatabaseのWindowsバンドルおよびSOAバンドル・パッチなどがあります。

セキュリティ・パッチ更新(SPU)

クリティカル・パッチ・アップデート(CPU)

セキュリティ・フィックスで構成される反復累積パッチ。従来の名称はCPUです。

注意: SPUを提供するプログラム名は、これまで同様、次の定義のようにクリティカル・パッチ・アップデートと呼ばれます。

クリティカル・パッチ・アップデート: 四半期ごとにセキュリティ・フィックスをリリースするOracleのプログラム。このプログラムの一部としてリリースされるパッチは、パッチ・セット更新、セキュリティ・パッチおよびバンドル・パッチになります。パッチはパッチ・タイプに関係なく累積されます。

パッチ・セット更新(PSU)

パッチ・セット更新はOracle WebLogic Serverのパッチ適用にのみ使用されます。パッチ・セット更新は、CPUと同じスケジュールに従って四半期ごとにリリースされます。これらのCPUは、1月、4月、7月、10月の15日に最も近い火曜日にリリースされます。パッチ・セットの更新の内容は、広範なお客様に影響を及ぼす上位50の重大なバグへの対処を目的としています。

Oracle WebLogic ServerのSmart Updateユーザーへの情報

Smart Updateは、メンテナンス・パッチおよびメンテナンス・パックを使用してソフトウェア・インストールを迅速かつ簡単にアップグレードするためのスタンドアロンのJavaアプリケーションです。Oracle Fusion Middleware 12cでは、Smart Updateはサポートされなくなりました。

Oracle WebLogic Serverの以前のリリースでは、Smart Updateというユーティリティを使用してOracle WebLogic Serverソフトウェアにパッチを適用できます。Oracle Fusion Middleware 12cでは、Oracle WebLogic Serverユーザーは、OPatchを使用してOracle WebLogic ServerOracle Fusion Middlewareの両方にパッチを適用できます。

OPatchにはSmart Updateと類似の機能がいくつか用意されていますが、コマンドおよびコマンド・オプションは異なっています。このガイドを利用して、OPatchを理解してください。

OPatchを使用するための準備

パッチを正常に適用するには、OPatchの最新バージョンの取得、My Oracle Supportからの必要なパッチの取得、およびOracleホームのバックアップなど、OPatchの実行に備えて環境を準備するためにこれらの前提条件を完了してください。

環境の準備の詳細は、次の項を参照してください。

最新バージョンのOPatchの検索および取得

OPatchを実行する前に、OracleホームでOPatchを検索し、最新のバージョンであることを検証してください。

Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームでのOPatchの検索および実行

OPatchユーティリティは、Oracle Fusion Middleware製品をインストールした後、ORACLE_HOME/OPatchディレクトリで検索および実行できます。

OPatchを実行するには、このディレクトリのopatchコマンドを実行します。

たとえば、UnixシステムでOPatchの使用可能なコマンドのリストを表示するには、次のように入力します。

./opatch -help

Windowsシステムでは、次のコマンドを実行します。

opatch.bat -help
Oracle Fusion Middleware 12cに含まれるOPatchのバージョンの識別

Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.3.0)には、OPatchバージョン13.9.1.0.0が含まれています。このバージョンには、Oracle Fusion Middleware 12cのOracleホームへのパッチ適用を改善するために設計された新しい機能が含まれています。新しいOPatchバージョン13.9.2.1.1が使用可能ですが、このバージョンのパッチはOracle Fusion Middlewareソフトウェアでサポートされません。

一般に、Oracle Universal Installerソフトウェアのバージョンごとに利用可能なOPatchのバージョンがあります。

注意:

Oracle Fusion MiddlewareのカスタマはOracleホームのOPatchバージョンを使用する必要があり、サポート・チームから指示されたときのみ、別のバージョンに移動する必要があります。

OPatchのバージョンを識別するには、次の手順を実行します。

  1. ディレクトリを次のディレクトリに変更します。
    cd ORACLE_HOME/OPatch/
    
  2. 次のコマンドを実行します。
    ./opatch version
    

    次に例を示します。

    ./opatch version
    OPatch Version: 13.9.1.0.0
    
    OPatch succeeded.

インストールに必要なパッチの取得

インストールに必要なパッチをMy Oracle Supportで検索してダウンロードできます。

My Oracle Support:
http://support.oracle.com

My Oracle Supportにサインインした後、Oracleソフトウェア・インストールに重要なパッチを迅速に検索できる様々なツールを提供する「パッチと更新版」タブをクリックします。

注意:

各パッチに含まれているREADMEファイルを確認してください。READMEファイルには、パッチ適用の要件および手順に関する重要な情報が含まれています。

Fusion MiddlewareのOPatch環境変数

OPatchを実行する前に、ORACLE_HOME環境変数を必ず設定してください。

OPatchはORACLE_HOME環境変数を使用して、パッチを適用する予定のOracleホームを識別します。

パッチ適用に関するバックアップとリカバリの考慮事項

パッチ操作を実行する前に、Oracleホームをバックアップすることを強くお薦めします。Oracleホームは、任意の方法でバックアップできます。

Oracleホームの圧縮には、zipcp -rtarcpioなどの任意の方法を使用できます。

opatch lsinventory -detailコマンドの実行時にOracleホームが表示されない場合は、セントラル・インベントリにOracleホームがないか、セントラル・インベントリ自体が失われたか破損している可能性があります。

opatch lsinventory -detailコマンドの実行時にOracleホームがリストされても、Oracleホーム内の製品およびコンポーネントがリストされない場合は、Oracleホーム内のインベントリ(ローカル・インベントリ)が失われたか破損している可能性があります。

Oracleホームがバックアップされていて、ローカル・インベントリがなんらかの理由で破損または消失した場合は、Oracleホーム全体をリストアする必要があります。バックアップが存在しない場合は、ソフトウェアの再インストールが必要になることもあります。

OPatchを使用したOracle Fusion Middlewareへのパッチ適用

OPatchを使用して、Oracleホームにパッチを適用するために必要なステップを実行します。

次の各トピックでは、OPatchを使用したOracle Fusion Middlewareへのパッチの適用方法について説明します。

Fusion Middleware環境におけるOPatch使用のステップのサマリー

OPatchAutoを使用したパッチ適用には、パッチを正常に適用するために実行する必要がある一連のステップが含まれます。

次の表に、OPatchAutoを使用した既存のFusion Middleware環境へのパッチ適用に必要な通常ステップを示します。

表1-2 Oracle Fusion MiddlewareでのOPatchの使用

タスク 説明 ドキュメント

インストールに必要なパッチを取得します。

ログインし、特定のインストールに必要なパッチを検索してダウンロードします。

インストールに必要なパッチの取得

パッチのREADME.txtファイルを確認します。

各パッチ・アーカイブには、重要な情報およびパッチの適用前に従う必要がある手順が記載されているREADMEファイルが含まれています。READMEファイルには、パッチ固有のステップやその他の情報が記載されているため、このファイルを確認することは重要です。

パッチ・アーカイブにパッケージされているREADME.txtファイル

パッチ前提条件を確認します。

Opatchのapply -reportコマンドで、パッチの前提条件が満たされていることを確認します。

パッチの前提条件の検証

パッチを適用します。

パッチの適用が必要なOracleホームを確定して、READMEファイルを読んだ後に、opatch applyコマンドを使用してパッチを適用できます。

OPatchを使用したパッチの適用およびロールバックの例

パッチがOracleホームに正しく適用されたことを検証します。

OPatch lsinventoryコマンドは、Oracleホームに適用されたパッチを表示します。このコマンドを使用して、パッチの適用を検証します。

Oracleホームに適用されたパッチを検証するためのOPatch lsinventoryコマンドの使用

パッチの適用後、ソフトウェアが正しく実行されていることを検証します。

パッチの適用が完了し、サーバーの再起動が完了したら、製品ソフトウェアで問題が解決しているかどうかを検証します。

パッチ適用後のインストールの検証

パッチ適用のトラブルシューティングを行います。

パッチ適用に問題がある場合、最初のトラブルシューティング・タスクはOPatchセッションのログ・ファイルを確認することです。

OPatchログ・ファイルの表示によるパッチのトラブルシューティング

パッチ適用をロールバックします。

なんらかの原因で満足のいく結果が得られなかった場合は、opatch rollbackコマンドを使用してOracleホームからパッチを削除できます。

追加の支援が必要な場合は、My Oracle Support (以前のOracleMetaLink)を参照してください。

適用したパッチのロールバック

Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームへのパッチ適用時の一般的なOPatchコマンド

OPatchには、Oracleホームでパッチを適用、ロール・バック、および検証するために使用できるコマンドが複数用意されています。OPatchを使用して、単一のパッチまたは複数のパッチを適用およびロールバックできます。

表1-3 Oracle Fusion Middleware環境へのパッチ適用時に使用される一般的なOPatchコマンド

コマンド 説明

opatch apply

このコマンドは、現在のディレクトリのOracleホームに個別パッチを適用します。環境変数ORACLE_HOMEは、パッチを適用するOracleホームに設定する必要があります。

パッチの前提条件の検証

applyコマンドを使用した単一のパッチの適用

opatch napply

このコマンドは複数のパッチを適用します。

opatch napplyコマンドを使用した複数のパッチの適用

opatch lsinventory

このコマンドは、特定のOracleホームのインベントリを示すか、または検出できるすべてのインストールを表示します。このコマンドに必要なオプションはありません。

Oracleホームに適用されたパッチを検証するためのOPatch lsinventoryコマンドの使用

opatch rollback

このコマンドは、参照IDで示された適切なOracleホーム・ディレクトリから既存の個別パッチを削除します。

適用したパッチのロールバック

opatch nrollback

このコマンドは、複数の個別パッチを同時にロールバックします。

適用した複数のパッチのロールバック

OPatchを使用したパッチの適用およびロールバックの例

インストールに必要なパッチを取得した後、適切なOPatchコマンドを使用して、パッチの前提条件を検証し、Oracleホームにパッチを適用し、必要に応じてパッチの適用をロールバックします。

このトピックでは、OPatchを使用したOracle Fusion Middlewareインストールへのパッチ適用の例をいくつか示します。

パッチの前提条件の検証

パッチが特定のOracleホームに適用できることを検証するには、opatch applyコマンドに—report引数を使用します。

次に例を示します。

opatch apply path_to_patch_directory -report

このコマンドは、パッチによって実行される処理を表示しますが、実際にパッチを適用することはありません。これにより、パッチの前提条件が満たされていることを検証できます。

applyコマンドを使用した単一のパッチの適用

Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに単一のパッチを適用するには、opatch applyコマンドを使用します。

例1-1に、opatch applyコマンドを使用してOracle Fusion MiddlewareのOracleホームに単一のパッチを適用する方法を示します。

この例では、次の内容が想定されています。

  • ダウンロードしたパッチは、My Oracle Supportでのパッチ番号の名前が付けられたディレクトリに保存されます。この場合、パッチ番号は15941858です。

  • ディレクトリをパッチ・ディレクトリに変更し、opatch applyコマンドを実行します。または、ORACLE_HOME/OPatchディレクトリからOPatchコマンドを実行し、コマンドへの引数としてパッチの場所を含めることができます。次に例を示します。

    opatch apply /opt/patches/15941858/
    
  • OPatchディレクトリは、すでにホスト・コンピュータのPATH変数に含まれています。

例1-1 Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームにパッチを適用するためのopatch applyコマンドの使用

> cd /opt/patches/15941858
> opatch apply
Oracle Interim Patch Installer version 13.9.1.0.0
Copyright (c) 2016, Oracle Corporation.  All rights reserved.

Oracle Home       : /opt/Oracle/products/fmw12c
Central Inventory : /opt/Oracle/oraInventory
   from           : /var/opt/Oracle/oraInst.loc
OPatch version    : 13.9.1.0.0
OUI version       : 13.9.1.0.0
Log file location : /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2016-09-19_08-09-15AM_1.log

OPatch detects the Middleware Home as "/opt/Oracle/products/fmw12c"

Verifying environment and performing prerequisite checks...
OPatch continues with these patches:   15941858  

Do you want to proceed? [y|n]
y
User Responded with: Y
All checks passed.

Please shutdown Oracle instances running out of this ORACLE_HOME on the local system.
(Oracle Home = '/opt/Oracle/products/fmw12c')

Is the local system ready for patching? [y|n] 
y
User Responded with: Y
Backing up files...
Applying interim patch '15941858' to OH '/opt/Oracle/products/fmw12c'

Patching component oracle.wls.core.app.server 12.2.1.3.0...

Patching component oracle.wls.core.app.server 12.2.1.3.0...
Patch 15941858 successfully applied
Log file location: /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2016-09-19_08-09-15AM_1.log

OPatch succeeded.
opatch napplyコマンドを使用した複数のパッチの適用

Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに複数のパッチを適用するには、opatch napplyコマンドを使用します。

例1-2に、opatch napplyコマンドを使用してOracle Fusion MiddlewareのOracleホームに複数のパッチを適用する方法を示します。

この例では、ダウンロードしたパッチが次のようなステージング・ディレクトリに保存されていることが想定されています。

/opt/patches

また、ディレクトリがステージング・ディレクトリに変更され、ステージング・ディレクトリには各パッチのディレクトリが含まれていることも想定されています。次に例を示します。

/opt/patches/15941858
/opt/patches/15955138

例1-2 Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに複数のパッチを適用するためのopatch napplyコマンドの使用

> /opt/Oracle/products/fmw12c/OPatch/opatch napply -id 15941858,15955138
Oracle Interim Patch Installer version 13.9.1.0.0
Copyright (c) 2016, Oracle Corporation.  All rights reserved.

Oracle Home       : /opt/Oracle/products/fmw12c
Central Inventory : /opt/Oracle/oraInventory
   from           : /var/opt/Oracle/oraInst.loc
OPatch version    : 13.9.1.0.0
OUI version       : 13.9.1.0.0
Log file location : /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2013-06-11_07-36-40AM_1.log

OPatch detects the Middleware Home as "/opt/Oracle/products/fmw12c"

Verifying environment and performing prerequisite checks...
OPatch continues with these patches:   15941858  15955138  

Do you want to proceed? [y|n]
y
User Responded with: Y
All checks passed.

Please shutdown Oracle instances running out of this ORACLE_HOME on the local system.
(Oracle Home = '/opt/Oracle/products/fmw12c')

Is the local system ready for patching? [y|n]
y
User Responded with: Y
Backing up files...
Applying interim patch '15941858' to OH '/opt/Oracle/products/fmw12c'

Patching component oracle.wls.core.app.server,12.2.1.3.0...

Patching component oracle.wls.core.app.server,12.2.1.3.0...
Applying interim patch '15955138' to OH '/opt/Oracle/products/fmw12c'

Patching component oracle.wls.core.app.server,12.2.1.3.0...

Patching component oracle.wls.core.app.server,12.2.1.3.0...
Patches 15941858,15955138 successfully applied.
Log file location: /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2013-06-11_07-36-40AM_1.log

OPatch succeeded.
適用したパッチのロールバック

Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに適用したパッチをロールバックするには、opatch rollbackコマンドを使用します。

例1-3に、Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに適用した単一のパッチをロールバックするためのopatch rollbackコマンドの使用方法を示します。

この例では、OPatchディレクトリは、すでにホスト・コンピュータのPATH変数に含まれていることが想定されています。

例1-3 パッチをロールバックするためのopatch rollbackコマンドの使用

> opatch rollback -id 15941858
Oracle Interim Patch Installer version 13.9.1.0.0
Copyright (c) 2016, Oracle Corporation.  All rights reserved.

Oracle Home       : /opt/Oracle/products/fmw12c
Central Inventory : /opt/Oracle/oraInventory
   from           : /var/opt/Oracle/oraInst.loc
OPatch version    : 13.9.1.0.0
OUI version       : 13.9.1.0.0
Log file location : /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2016-09-19_08-31-35AM_1.log

OPatch detects the Middleware Home as "/opt/Oracle/products/fmw12c"

Patches will be rolled back in the following order: 
   15941858
The following patch(es) will be rolled back: 15941858 

Please shutdown Oracle instances running out of this ORACLE_HOME on the local system.
(Oracle Home = '/opt/Oracle/products/fmw12c')

Is the local system ready for patching? [y|n]
y
User Responded with: Y

Rolling back patch 15941858...

RollbackSession rolling back interim patch '15941858' from OH '/opt/Oracle/products/fmw12c'

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.2.1.3.0...

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.2.1.3.0...
RollbackSession removing interim patch '15941858' from inventory
Log file location: /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2016-09-19_08-31-35AM_1.log

OPatch succeeded.
適用した複数のパッチのロールバック

Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに以前に適用した複数のパッチをロールバックするには、opatch nrollbackコマンドを使用します。

例1-4に、Oracle Fusion MiddlewareのOracleホームに以前に適用した複数のパッチをロールバックするためのopatch nrollbackコマンドの使用方法を示します。

この例では、適用したパッチは、パッチ番号15941858および15955138であることが想定されています。

例1-4 複数のパッチをロールバックするためのopatch nrollbackコマンドの使用

> /opt/Oracle/products/fmw12c/OPatch/opatch nrollback -id 15941858,15955138
Oracle Interim Patch Installer version 13.9.1.0.0
Copyright (c) 2016, Oracle Corporation.  All rights reserved.

Oracle Home       : /opt/Oracle/products/fmw12c
Central Inventory : /opt/Oracle/oraInventory
   from           : /var/opt/Oracle/oraInst.loc
OPatch version    : 13.9.1.0.0
OUI version       : 13.9.1.0.0
Log file location : /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2013-06-10_14-24-54PM_1.log

OPatch detects the Middleware Home as "/opt/Oracle/products/fmw12c"

Patches will be rolled back in the following order: 
   15941858   15955138
The following patch(es) will be rolled back: 15941858  15955138  

Please shutdown Oracle instances running out of this ORACLE_HOME on the local system.
(Oracle Home = '/opt/Oracle/products/fmw12c')

Is the local system ready for patching? [y|n]
y
User Responded with: Y

Rolling back patch 15941858...

RollbackSession rolling back interim patch '15941858' from OH '/opt/Oracle/products/fmw12c'

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.2.1.3.0..

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.2.1.3.0..
RollbackSession removing interim patch '15941858' from inventory

Rolling back patch 15955138...

RollbackSession rolling back interim patch '15955138' from OH '/opt/Oracle/products/fmw12c'

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.2.1.3.0...

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.2.1.3.0...
RollbackSession removing interim patch '15955138' from inventory
Log file location: /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2013-06-10_14-24-54PM_1.log

OPatch succeeded.

OPatchログ・ファイルの表示によるパッチのトラブルシューティング

パッチの適用方法およびパッチ適用に関する問題のトラブルシューティング方法を理解するには、OPatchセッションのログ・ファイルを確認します。

ログ・ファイルの場所は、通常、次のディレクトリまたはこの場所のサブディレクトリに保存されます。

ORACLE_HOME/cfgtoollogs/opatch/

この場所のサブディレクトリは、パッチ番号または実行したコマンド(lsinvなど)によって特定されます。

各ログ・ファイルのファイル名は、実行された日時を示します。次に例を示します。

opatch2013-06-10_14-24-54PM_1.log

ログ・ファイルは、opatchコマンドの出力を表示することによっても検索できます。ログ・ファイルの名前および場所は、コマンドの出力に含まれます。次に例を示します。

Log file location: /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2013-06-10_14-24-54PM_1.log

Oracleホームに適用されたパッチを検証するためのOPatch lsinventoryコマンドの使用

Oracleホームに適用されたパッチを検証するには、またはOracleホームに関する追加情報を確認するには、opatch lsinventoryコマンドを使用します。

次の例に、特定の個別パッチが適用されていることを示す、lsinventoryコマンドのサンプル出力を示します。

例1-5 Oracleホーム情報を取得するためのopatch lsinventoryコマンドの実行

> opatch lsinventory
Oracle Interim Patch Installer version 13.9.1.0.0
Copyright (c) 2017, Oracle Corporation.  All rights reserved.

Oracle Home       : /opt/Oracle/products/fmw12c
Central Inventory : /opt/Oracle/oraInventory
   from           : /var/opt/Oracle/oraInst.loc
OPatch version    : 13.9.1.0.0
OUI version       : 13.9.1.0.0
Log file location : /opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/opatch2013-06-10_12-32-37PM_1.log

OPatch detects the Middleware Home as "/opt/Oracle/products/fmw12c"

Lsinventory Output file location :
/opt/Oracle/products/fmw12c/cfgtoollogs/opatch/lsinv/lsinventory2013-06-10_12-32-37PM.txt

--------------------------------------------------------------------------------
Local Machine Information::
Hostname:
ARU platform id: 226
ARU platform description:: Linux x86-64

Interim patches (1) :

Patch  15941858     : applied on Mon Jun 10 12:39:07 PDT 2013
Unique Patch ID:  150220
Patch description:  "TEST PATCH FOR WLS 12.2.1.3.0 - JAVA CLASSES PATCH"
   Created on 17 May 2013, 11:54:20 hrs PST8PDT
   Bugs fixed:
     783169, 15941850

--------------------------------------------------------------------------------

OPatch succeeded.

パッチ適用後のインストールの検証

1つ以上のパッチを正常に適用した後、WebLogic管理コンソール、Fusion Middleware Controlおよび自社の適用テストを使用して、システムが正常に動作していることを検証します。

Oracle Fusion Middleware 12c環境でのインストールを検証するには、次の手順を実行します。

  1. パッチを適用したOracleホームに関連付けられているすべてのドメインでサーバーを起動します。
  2. 各ドメインのWebLogic Server管理コンソールを開き、管理サーバーを検証して、ドメインのコンポーネントのステータスを確認します。
    • また、いすれかのOracle Fusion Middlewareドメイン(Oracle Fusion Middleware Infrastructureがインストールされている)で、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールを開き、ドメインのコンポーネントのステータスを確認します。

    いずれのコンソールからでも、サーバーおよびアプリケーションが起動し、正しく実行されていることを検証できます。『Oracle Fusion Middlewareの管理』ドキュメントの次のトピックを参照してください。

ソフトウェアが想定どおりに機能しない場合は、「適用したパッチのロールバック」のロールバックに関する指示に従ってください。