6 追加のデータベース接続の構成
ディレクタでデータ・ストアに接続するための標準オプションは、オンライン・ヘルプに記載されています。一度実装すると、これらのオプションは、ディレクタの新規データ・ストア・ウィザードの「データ・ストア構成」ステップに表示されます。このウィザードの使用に関するヘルプは、ディレクタのオンライン・ヘルプを参照してください。
JNDIを使用したデータ・ストアへの接続
Java Naming and Directory Interface (JNDI)データ・ストア接続を使用するようにEDQを構成できます。
- JNDIデータ・ストアを定義します。JNDIは、ホストするアプリケーション・サーバーによって提供されます。Oracle WebLogic ServerでJNDIデータソースを定義する方法の詳細は、『Oracle WebLogic Server JDBCアプリケーションの開発』の「DataSourceリソース定義の使用」を参照してください。
- EDQデータ・ストア・ウィザードで、データ・ストアのタイプとしてJNDIを指定し、次にJNDI名を指定します。
tnsnames.oraを使用したOracle Databaseへの接続
Oracle Transparent Network Substrate (TNS)データ・ストア接続を使用するようにEDQを構成できます。この接続方法を使用するには、データソース・ウィザードの使用時にデータソースとしてtnsnames.ora
ファイルからの名前を指定します。tnsnames.ora
ファイルのみが必要です。他のOracleクライアント・ソフトウェアは不要です。
TNSを介して接続するためのEDQの構成
TNSを介してEDQに接続するには、次の手順を実行します。
oracle.net.tns_admin
Javaシステム・プロパティに、tnsnames.ora
ファイルを含むローカル・ディレクトリを設定します。- EDQローカル構成ディレクトリ(デフォルトでは
oedq_local_home
)にjvm.properties
というファイルを作成し、oracle.net.tns_admin = c:\\temp
などのエントリを追加します。このプロパティは、EDQのインストール時にアプリケーション・サーバーですでに設定されている可能性があります。
詳細は、の「ローカル・ネーミング・メソッドの構成」の説明に従って、tnsnames.ora
ファイルを参照してください。
Oracle Internet Directory (LDAP)を使用したOracle Databaseへの接続
必要なJavaシステム・プロパティを設定して、Oracle Lightweight Direct Access Protocol (LDAP)データ・ストア接続を使用するようにEDQを構成できます。これらのプロパティは次のとおりです。
dn.oracle.directory.servers = ldap://
servername:port
dn.oracle.default.admin.context = dc=
domaincontext1
,dc=
domaincontext2
最初のプロパティでは、LDAPサーバーの場所を指定します。2番目のプロパティでは、LDAPツリー内のコンテキストを設定します。これらのプロパティの組合せにより、EDQでは、次のようなOracleとLDAP JDBCの接続文字列を構成できます。
jdbc:oracle:thin:@ldap://
servername:port
/unicode,cn=
Oraclecontext
,dc=
domaincontext1
,dc=
domaincontext2