4 Capscan Matchcodeとの統合

このドキュメントでは、GBGroup Capscan Matchcodeの住所検証およびクレンジング機能をEDQと統合する方法について説明します。このドキュメントの対象読者は、EDQアプリケーションのインストールおよび管理を担当するシステム管理者です。

この章の内容は次のとおりです。

ソフトウェア要件

Capscan MatchcodeソフトウェアがEDQサーバーからアクセスできるシステムにインストールされている必要があります。詳細は、http://www.gbgplc.com/products/matchcode/にあるGBGroup Matchcodeを参照してください。

Capscan MatchcodeライブラリのEDQへの統合

EDQには、Capscan Matchcode APIに対するコネクタが含まれます。EDQには、GBGroupのCapscan Matchcode APIに対するコネクタが含まれます。このAPIでは、住所検証およびクレンジング機能が提供されます。このAPIでは、住所検証およびクレンジング機能が提供されます。次のようにCapscan MatchcodeライブラリをEDQに統合します。

  1. Capscan Matchcodeインストレーションからcapscan.jarクライアントAPIファイルをORACLE_HOME/user_projects\domains\edq_domain\servers\edq_server1\tmp\_WL_user\edq\iz3lfy\war\WEB-INF\widgetjarsディレクトリにコピーします。

    Capscan Matchcodeインストールのcapscan.jarファイルの場所は、インストール・プラットフォームに応じて異なります(たとえば、WindowsではCapscan\SDK\Matchcode client API\Javaディレクトリにあります)。

    注意:

    capscan.jarファイルは、この手順に示されているデフォルト・ディレクトリ以外のディレクトリにコピーできます。その場合、capscan.propertiesファイルのcapscan.jarプロパティを編集して、ファイルの場所を指定します。相対パスを指定する場合、そのパスは、EDQ構成パス内のいずれかのディレクトリを基準とする必要があります。

  2. ORACLE_HOME/user_projects\domains\domains\edq_domain\edq\oedq.home\capscanディレクトリのcapscan.propertiesファイルを編集します。
  3. Capscan Matchcodeが実行されているシステムを参照するようにserver.hostプロパティを編集します。
  4. EDQサーバーを再起動します。

Matchcode APIのカスタマイズ

Capscan Matchcode APIの様々な動作は、capscan.propertiesファイルを使用して制御できます。次のプロパティを設定できます。

capscan.jar

EDQインストレーションのcapscan.jarクライアントAPIファイルの場所です。相対パスを指定する場合、そのパスは、EDQ構成パス内のいずれかのディレクトリを基準とする必要があります。デフォルト値は、相対パスのcapscan/capscan.jarです。

server.host

Capscan Matchcodeが実行されているマシンのIPアドレス。

connection.timeout

Capscan Matchcode APIが検索と返却を中断するまでの秒単位のタイムアウト期間(0 (ゼロ)のタイムアウト期間は検索の時間制限がないことを示します)。

connection.type

Capscan Matchcode APIとの通信時に使用する接続モード。デフォルトの接続モードは、CONNECTIONLESSです。それ以外のオプションは次のとおりです。

  • CONNORIENTED

  • STATELESS

  • WEBCONNECTION

  • ONDEMAND

これらの接続モードの詳細は、Capscan Matchcode APIのドキュメントを参照してください。

number.capscan.connections

EDQがCapscan Matchcode APIに対して作成する接続の数。

number.threads

Capscan Matchcode APIとの通信時に使用するスレッドの数。

capscan.propertiesファイルのデフォルトの内容は、次のとおりです。

# This configuration file is configuring the CapScan processor	
# to be able to communicate with the CapScan server	
#	
# Capscan server name	
server.host = 127.0.0.1	
#	
# Connection timeout in seconds (0 means no time out)	
connection.timeout = 30	
#	
# The connection type to make to the CapScan server.	
# Possible values are:	
#	
# CONNORIENTED	
# CONNECTIONLESS	
# STATELESS	
# WEBCONNECTION	
# ONDEMAND	
connection.type = CONNECTIONLESS	
#	
# The number of connections the director server should	
# make to the CapScan server	
number.capscan.connections = 1	
#	
# The number of threads that should be used to	
# communicate with the CapScan server	
number.threads = 1