文字プロファイラ
このトピックは、セクションまたはタブのない単純なページ、ダイアログまたはその他のUIに使用します。ページ上のすべてのフィールドおよびオプションを説明する必要があります。
ヘルプ出力に正しく生成されるようにこのトピックを構成するには、次の手順を実行します。
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Sect1
要素を構成します。-
状況依存トピックを
Sect1
として作成します。 -
簡単な名詞句と見出し形式の文体を使用して、状況依存トピックにUIの名前を反映したタイトルを付けます。ページ・タイトルには総称名詞を含めます。たとえば、プリファレンス・ページ、プリファレンス・ダイアログ、編集ウィンドウ、リソース・カタログなどです。これが移行中のトピックの場合は、以前と同じタイトルを使用します。
-
このトピックが目次に表示されないように、
HelpTOC
属性をTopicOnly
に設定します。 -
UIの名前およびオプションで製品名が含まれるように、要素のサンプル
OutputFileName
属性を変更します。たとえば、製品がOracle XYZサーバーで、UIが「プリファレンス」ダイアログの場合、この属性の値をcs_pagename1.htm
からcs_preferences.htm
またはxyz_cs_preferences.htm
などに変更します。 -
ヘルプ・アイコン、ボタンまたはUIのtopicIDと一致するように、
HelpTopicID
属性を変更します。Sect1
トピックのHelpTopicID
属性の値として、エンジニアから提供されたtopicIDを使用します。ヘルプを別の形式から変換する場合は、既存のHelpTopicIDを使用します。または、自分でtopicIDをトピックに割り当ててから、その割り当てたtopicIDをエンジニアに提供することもできます。重要なのは、FrameMakerでトピックに割り当てるtopicIDが、開発によってUI、ヘルプ・アイコンまたはボタンに割り当てられているtopicIDと一致していることを確認することです。
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次のガイドラインに従って、
InformalTable
要素を構成します。-
表の
Summary
属性とTitle
属性を適宜変更します。 -
HelpPara
要素を使用して、ドキュメント化する必要があるUI内のすべての要素またはオプションを「要素」列に入力します。「要素」列では、UI要素を太字にしないでください。 -
「要素」列のテキストをインデントすることで、UI内に表示される要素をグループ化するには、
HelpPara
要素のRole
属性を編集します。左マージンからテキストをインデントするには、「Level1」を選択します。UIに表示されるオプションの構成を反映するように、必要に応じてLevel1、Level2、Level3およびLevel4を使用して最大4レベルまでインデントを設定できます。 -
「説明」列では、
HelpPara
要素ではなくPara
要素を使用します。この列ではテキストをインデントしません。オプションまたは要素を詳しく説明します。説明しているUI要素以外のUI要素を参照する場合は、Bold強調表示を使用します。コード・スニペットまたはコード参照を指定する場合は、Code強調表示を適用します。 -
「説明」列に、ドキュメント・ライブラリの管理者ガイド、開発者ガイドおよびユーザー・ガイドにある概念説明のトピックに移動するための「詳細」インライン・リンクを追加し、これらのブックにある個々のタスク・トピックに移動するための「方法」インライン・リンクを追加します。他の情報用のインライン・リンクは追加しないでください。かわりに、以下で説明するように、これらのその他のリンクは「関連トピック」見出しの下に追加します。
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「詳細」リンクおよび方法リンクをブックに挿入するには、Xulink要素を使用し、属性値にはolink:DOCID (例: olink:ASADM11113)を入力します。リンク設定の詳細は、オンライン・ヘルプの標準のTopicID値の適用およびブックへのリンクの追加に関する項を参照してください。
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「要素」列と「説明」列の両方で、以下で説明するように、必要に応じてインライン・グラフィックを追加します。インライン・グラフィックは控えめに使用し、UIの概要を示すためや画面上のラベルのない要素を定義するために必要である場合にのみ使用します。状況依存オンライン・ヘルプでは、アイコンとボタンは必須ではありません。
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インライン・グラフィックの高さは22ピクセルに制限されています。高さが22ピクセルを超えるイメージを挿入すると、OHW/OHJヘルプJARでイメージが縮小されて歪んで表示されるため、そのようなイメージは挿入しないでください。イメージの幅のピクセルには具体的な制限はありませんが、導入文の段落では、列の半分よりも広い幅のイメージを挿入する方が見栄えがよくなります。
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インライン・グラフィックを挿入するには、次のガイドラインに従います。
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インライン・グラフィックを挿入する場所を選択します。
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「要素」ウィンドウで、InlineGraphicを選択して「挿入」をクリックします。「新規要素の属性」ウィンドウが表示されます。
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AltText値を入力します。これは必須属性であり、テキストを入力しないとブックがエラーになります。「要素の挿入」をクリックします。「インポート」ダイアログが表示されます。
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グラフィック・フォルダからインポートするグラフィックを選択します。「インポート・グラフィックのスケーリング」ダイアログが表示されます。
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72 dpiを選択します。「設定」をクリックします。グラフィックが挿入されます。
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[Space]キーを使用して、必要に応じてグラフィックの前後にスペースを1つ挿入し、イメージとテキストの間にスペースが1つ入るようにします。イメージとその前後のテキストの間には、(単語間のスペースと同様に)スペースが1つ必要です。行頭のイメージの前に余分なスペースを追加する必要はありません。
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-
RelatedTopics
要素およびリンクを含めるには、次のガイドラインに従います。-
RelatedTopics要素はSect1要素内の最後の要素であり、必須です。これはテンプレートに含まれているため、挿入する必要はありません。
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RelatedTopics要素の下で使用できる唯一の子要素は、Para要素です。RelatedTopics要素の下には、テンプレートにすでに存在しているものに加えて複数のPara要素を追加できます。
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言及した技術がインラインの「方法」リンクと「詳細」リンクで説明されていない場合は、それらに関するトピックを追加します。
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ドキュメント・ライブラリ内の章またはSect1への相互参照を追加します。
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ブックにリンクを挿入するには、Xulink要素を使用し、属性値にはolink:DOCID (例: olink:ASADM11113)を入力します。リンク設定の詳細は、オンライン・ヘルプの標準のTopicID値の適用およびブックへのリンクの追加に関する項を参照してください。
-
文字プロファイラは、複数のテキスト属性に存在する重複しないすべての文字とその出現回数を検出するために使用します。
文字プロファイラは、テキスト属性内の予期しない文字を検出するのに特に役立ちます。このような文字に対しては、継続的なチェック(無効な文字のチェックを使用)、削除(ノイズ削除を使用)、または置換(文字の置換を使用)が必要になる場合があります。また、パースの前に、文字の不一致を正規化することも有益です。生成された結果は、前述の目的に応じて参照データに簡単に追加できます。また、データのソースに複数の国からのレコードが含まれる場合、文字プロファイラはデータ内の文字の種別を把握するのに役立ちます。
次の表に、構成オプションを示します。
構成 | 説明 |
---|---|
入力 |
文字インスタンス検索の対象にする文字列属性を指定します。 |
オプション |
なし。 |
出力 |
データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。 |
データ属性 |
なし。 |
フラグ |
なし。 |
次の表に、このプロファイラによって生成される統計情報を示します。
統計 | 説明 |
---|---|
文字 |
データ内で検出された文字。 |
10進数 |
10進数のUnicode文字参照。文字参照を参照データ内で直接使用できるように、文字参照の先頭にハッシュ文字が付いていることに注意してください。 |
16進数 |
16進数のUnicode文字参照。文字参照を参照データ内で直接使用できるように、文字参照の先頭に |
合計 |
選択したすべての入力属性で、当該の文字が出現した合計回数。 |
レコード数 |
選択した入力属性で、その文字を含むレコードの数。 |
[属性名] 合計 |
属性内での文字の出現回数。 |
[属性名] レコード数 |
その属性でその文字を含むレコードの数。 |
例
たとえば、文字プロファイラを使用して、Unicodeデータベースの複数言語データに含まれる異常な文字を検出しています。「合計」列を基準にして結果をソート(昇順)し、頻度の低い文字から順に表示しています。
表1-120 文字プロファイラ
文字 | 10進数 | 16進数 | 合計(昇順) |
---|---|---|---|
ñ |
#241 |
#0xF1 |
1 |
ò |
#242 |
#0xF2 |
1 |
ó |
#243 |
#0xF3 |
1 |
ô |
#244 |
#0xF4 |
1 |
õ |
#245 |
#0xF5 |
1 |
ö |
#246 |
#0xF6 |
1 |
ø |
#248 |
#0xF8 |
1 |