イベント・ログ

イベント・ログは、EDQサーバーで実行したすべてのジョブおよびタスクの完全な履歴を提供します。

デフォルトでは、すべてのタイプの最近完了したイベントがログに表示されます。ただし、複数の基準を使用してイベントをフィルタリングし、確認する必要があるイベントを表示できます。最上位レベルのビューに表示される列を変更して、イベント・ログをカスタマイズすることもできます。イベントをダブルクリックすると、入手可能な詳細情報が表示されます。

表示されたイベントのビューは、必要に応じて任意の列でソートできます。ただし、デフォルトでは古いイベントは表示されないため、イベントが表示されるように、ソートする前にフィルタを適用する必要があります。

ログに記録されるイベント

ジョブ、タスクまたはシステム・タスクが開始または終了すると、イベント・ログにイベントが追加されます。

タスクは、ジョブの一部として、またはディレクタUIを使用して個別に開始されます。

次のタイプのタスクがログ記録されます。

  • プロセス

  • スナップショット

  • エクスポート

  • 結果のエクスポート

  • 外部タスク

  • ファイルのダウンロード

次のタイプのシステム・タスクがログ記録されます。

  • OFB - 参照用に最適化することを意味するシステム・タスクであり、データを索引付けしてデータをソートおよびフィルタリングできるようにすることで、書き出された結果を結果ブラウザで参照するために最適化します。OFBタスクは通常、スナップショットまたはプロセス・タスクが実行された直後に実行されますが、EDQクライアントを使用して手動で開始することもできます。それには、一連のステージング済データを右クリックして「ソート/フィルタの有効化」を選択するか、最適化されていない列でソートまたはフィルタリングを試みて、ただちに最適化を選択します。

  • DASHBOARD - 結果をダッシュボードに公開するシステム・タスク。これは、プロセス・タスクが実行された直後に、「ダッシュボードに公開」オプションをオンにして実行されます。

サーバーの選択

ディレクタUIが複数のサーバーに接続されている場合、左上の「サーバー」ドロップダウン・フィールドを使用してサーバー間を切り替えることができます。

サーバー・コンソールUIが複数のサーバーに接続されている場合、ウィンドウ上部のタブ・リストで必要なサーバーを選択します。

イベントのフィルタリング

次のフィルタリング・イベントを使用できます。

クイック・フィルタ

クイック・フィルタ・オプションは、「イベント・タイプ」「ステータス」および「タスク・タイプ」でのフィルタリングに使用できます。イベントをフィルタリングするには、フィルタに含める値を選択し(複数の項目を選択するには、[Ctrl]キーを押しながら選択)、画面左下にある「フィルタの実行」ボタンをクリックします。

フリー・テキスト・フィルタ

詳細なフリー・テキスト・フィルタ・オプションは、「プロジェクト名」「ジョブ名」「タスク名」および「ユーザー名」でのフィルタリングに使用できます。これらはフリー・テキストであるため、フィールドに名前の一部を入力できます。これらの任意のフィールドに名前の一部を入力すると、オブジェクトにその名前の一部が含まれる場合は、そのオブジェクトが表示されます(一致では大文字と小文字が区別されます)。たとえば、ライブ・システムで稼働しているすべてのプロジェクトに「Live」という語を含む名前を指定する命名規則を使用する場合、ライブ・システムのすべてのイベントを表示できます。

注意:

「プロジェクト名」列は、デフォルトでは表示されません。表示されるようにビューを変更するには、左側にある「列の選択」ボタンをクリックして「プロジェクト名」ボックスを選択します。

日付/時間フィルタ

画面右側にあるフィルタの最終設定で、イベントのリストを日時でフィルタリングできます。特定の日付を簡単に指定できるように、日付ピッカーが用意されています。イベント・ログにアクセスしている際は、最新のイベントのみが表示されますが、必要に応じて、フィルタを適用して古いイベントを表示できます。

注意:

イベントがEDQによって履歴から削除されることはありませんが、リポジトリに保存されているため、リポジトリ・データベースに構成されているカスタム・データベースレベルのアーカイブまたは削除ポリシーの影響を受けることがあります。

イベントは、開始時刻または終了時刻(あるいはその両方)でフィルタリングできます。たとえば、フィルタを適用して、2008年11月に完了したすべてのジョブおよびタスク(システム・タスクではない)を表示できます。

列の選択

イベント・ログに表示される列のセットを変更するには、「イベント・ログ」領域の左上にある「列選択」ボタンをクリックします。「列選択」ダイアログが表示されます。必要に応じて列を選択または選択解除し、「OK」をクリックして保存するか、「取消」をクリックして変更を破棄します。または、「デフォルト」をクリックしてデフォルト設定を復元します。

「重大度」はめったに使用されない列で、現在、正常に完了したタスクまたはジョブは50に設定され、エラーまたは警告が発生したタスクまたはジョブは100に設定されています。

イベントを開く

ダブルクリックしてイベントを開くと、入手可能な詳細が表示されます。

タスクを開くと、タスクの実行時に生成されたメッセージを示すタスク・ログが表示されます。

注意:

メッセージはINFO、WARNINGまたはSEVEREに分類されます。INFOメッセージは情報提供を目的としており、問題を示すものではありません。WARNINGメッセージは、プロセス構成(またはデータ)で問題が発生していることを示すために生成されますが、これによってタスクがエラーになることはありません。SEVEREメッセージは、タスクのエラーに対して生成されます。

ジョブでは、ジョブに対して通知電子メールが構成されている場合、ジョブの完了イベントを開くと、Webブラウザに通知電子メールが表示されます。通知が設定されていないジョブには、詳細情報は保持されません。

イベント・ログからのデータのエクスポート

イベント・ログの表示可能データは、CSVファイルにエクスポートできます。これは、Oracleサポートに連絡した際に、サーバー上で何が実行されているかの詳細を要求された場合に便利です。

イベントの現在のビューをエクスポートするには、「CSVにエクスポート」をクリックします。これにより、CSVファイルを書き込むクライアントでブラウザが起動します。ファイルに名前を付けて「エクスポート」をクリックし、ファイルに書き込みます。