EDQの拡張
EDQは完全に拡張可能なシステムであり、ユーザー独自のプロセッサを作成してプラグインでき、拡張機能をアプリケーションに適合できます。
新しいプロセッサの記述
プロセッサは、ウィジェットと内部的に呼ばれ、この項で使用される用語の一部を説明する場合に役立ちます。
新しいプロセッサは、次のファイルで構成されるJARファイルとして作成されます。
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widgets.xml
(プロセッサ定義およびオプションのjavascript実装) -
コンパイル済Javaクラス・ファイル(Java 1.6以降の仕様のJavaライブラリによって網羅されていない機能を追加する必要がある場合のオプションの実装)
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widgets.properties
(ラベルの国際化を促進するオプション・テキスト・ファイル) -
イメージ・ファイル(カスタム・プロセッサ用のオプションのアイコン・イメージ・ファイル)
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version.properties
(バージョン情報を含む必須ファイル)
JARファイルへのプログラムのパッケージ化の詳細は、http://java.sun.com/docs/books/tutorial/deployment/jar/index.html
を参照してください。
これらのJARファイルは、EDQ oedq_local_home\localwidgets
フォルダにコピーする必要があります。EDQ Application ServerサービスがEDQサーバーで再起動されるときに、新規プロセッサがツール・パレットに自動的にデプロイおよび追加されます。
EDQサーバーの構成ディレクトリの場所を変更するには、EDQ Launchpadの「構成」オプションを使用して、管理者のユーザー名とパスワードでログオンします。
EDQのアップグレードでは、カスタム・プロセッサは常に保持されます。さらに、EDQのアンインストールおよびアップグレード・プロセスでは、([Common Files]
に)処理の前にサーバー構成の完全なバックアップが作成されます。
新規プロセッサは、次のような他のEDQプロセッサのほぼ全機能を模倣できます。
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参照データ(リソース)を必要とするオプションを含むプロセッサ・オプション(プロパティ)の定義
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プロセッサからの出力フィルタ(spigot)の定義
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プロセッサによる結果の生成方法の定義
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データの変換
次の「記述されたプロセッサの例」を参照してください。
照合
照合の拡張性は特殊なケースであり、つまり、照合プロセッサ自体は最初から簡単に記述できない複雑なプロセッサであるものの、その処理は拡張可能です。このため、独自の照合アルゴリズムを定義し、既存のEDQ照合プロセッサ内で使用できます。
次のすべてを追加できます(詳細および例についてはクリックしてください)。
また、独自のカスタム出力セレクタを作成することもできます。詳細は、「選択関数」の項を参照してください。
比較と照合の変換はガジェットと内部的に総称されることに注意してください。
照合は、プロセッサの追加と似た方法で、JARファイルの作成を通じて拡張されます。JARファイルは次のファイルで構成されます。
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matchlibrary.xml
(比較用の新しい識別子タイプおよびデフォルト結果バンドを追加する場合) -
widgets.xml
(新しいガジェットを追加する場合) -
matchlibrary.properties
(ラベルの国際化を促進するオプション・テキスト・ファイル) -
widgets.properties
(ラベルの国際化を促進するオプション・テキスト・ファイル)。
これらのJARファイルは、oedq_local_home\localgadgets
フォルダにコピーする必要があります。EDQ Application Serverサービスがサーバーで再起動されるときに、新しい照合機能が自動的にデプロイされ、すべての照合プロセッサで使用可能になります。
カスタム作成のガジェットの例および独自のガジェットの作成方法は、サポートにお問い合せください。
選択関数
選択関数は、ウィジェットおよびガジェットと似たメカニズムを使用して定義され、widgets.xml
を使用して選択関数ファイルが定義され、widgets.xml
ファイルを使用して国際化が促進されます。
選択関数は、oedq_local_home\localselection
フォルダにアップロードする必要があります。詳細は、「カスタム出力セレクタの例」のトピックを参照してください。
拡張機能のインポート
拡張機能は、EDQ管理アプリケーションの拡張機能を使用してインポートおよび管理します。