外部実行ファイル

外部実行ファイル・タスクには次のオプションを設定できます。

  • コマンド: このオプションでは実行するコマンドを指定します。コマンドのパスがEDQサーバーのシステム・パスにない場合は、コマンドのフルパスを指定する必要があります。

  • 引数: このオプションでは、コマンドに指定する追加の引数を指定します。

  • 作業ディレクトリ: このオプションでは、コマンドが実行されるEDQサーバー上の作業ディレクトリを指定します。コマンドが読み取る必要があるすべてのファイルはこのディレクトリに存在する必要があります。また、コマンドによって書き出されるすべてのファイルはこのディレクトリに書き出されます。このオプションを空にしておくと、コマンドの作業ディレクトリはサーバー・ファイル・ランディング領域(デフォルト・インストールでは[Install Path]\oedq_local_home\landingareaに設定)になります。

実行ファイル・タスクには名前を付けて、説明(オプション)を付けることができます。

実行ファイル・タスクのセキュリティの考慮事項

externaltasks.restrictedという名前のプロパティを使用して、外部タスクのスコープを制御します。このプロパティはデフォルトではdirector.propertiesファイルでtrueに設定されています。

externaltasks.restrictedがtrueに設定されているとき、外部タスクで使用されるコマンドはEDQコマンド領域に存在する必要があります。デフォルトでは、コマンド領域はoedq_local_home/commandareaにあります。この場所は、director.propertiesでcommandareaプロパティを設定して上書きできます。

外部実行ファイルでスクリプト(Perlスクリプトなど)を実行する必要がある場合、呼出しをコマンド領域のバッチ・ファイルにラップする必要があります。

警告:

externaltasks.restrictedがfalseに設定されると、外部実行ファイル・メカニズムは潜在的なセキュリティ・ハザードにつながります。理論上は、ディレクタ・アプリケーションにアクセスする誰もが、サーバーに対する無制限のアクセス権(ファイルの削除や機密データの読取りなど)を備えた外部ジョブを作成できます。