ジョブ

ジョブは、順序付けられた1つ以上のタスクが編成された構成です。タスクとは、スナップショット、プロセス、エクスポート、結果ブックのエクスポートまたは外部タスクを実行することです。

ジョブは、プロジェクト内にあります。

ジョブ内のタスクは複数のフェーズに編成でき、これを使用してタスクの実行順序を制御します。たとえば、タスクAをタスクBの前に完了するには、タスクAをフェーズ1に、タスクBをそれより後のフェーズに配置します。1つのフェーズ内では、すべてのタスクが可能なかぎり迅速に実行され、(可能な場合は)使用可能なスレッドを共有してパラレルに実行されます。同じフェーズ内で複数のチェーン・プロセスを実行することもでき、その場合は、単一のプロセスとして効率的に実行されます。

フェーズおよびタスクは有効または無効にできますが、これはサーバー・コンソールUIからジョブを実行するときに実行プロファイルを使用して、またはEDQコマンド・ライン・インタフェースのrunopsjobコマンドを使用して、上書きできます。

ジョブにはトリガーを含めることもでき、これを使用して、リアルタイム・プロセスを停止したり、フェーズ内の他のタスクの実行開始前、または他の全タスクの完了後に、他のジョブを開始できます。

ジョブの完了時に送信されるジョブ通知電子メールを構成できます。電子メールにはジョブのステータス(成功したか失敗したか)が示され、実行中に発生した警告やエラーの詳細も記載されます。

ジョブは、コマンドライン・インタフェースを使用してディレクタUI、サーバー・コンソールUIまたは外部スケジューラを使用して実行するようにスケジュールできます。

ジョブ・キャンバス

ジョブは、ジョブ・キャンバスを使用して作成および管理されます。ジョブ・キャンバスを開くには、プロジェクト・ブラウザでプロジェクトの「ジョブ」ノードに移動して、ダブルクリックします。

ジョブ・キャンバス自体は、「フェーズ」リスト(左側)と右側の「キャンバス」に分割されています。「キャンバスには、現在選択されているフェーズのタスクが表示されます。

「プロジェクト・ブラウザ」は、ディレクタのツールバーでジョブ・キャンバスの最大化ボタンを切り替えて非表示にすることができます(ジョブ・キャンバスに使用できる領域を最大化)。

ジョブ・キャンバス・ツールバーには次のボタンがあります。

表1-136 ジョブ・キャンバス・ツールバー

名前 説明

ジョブの実行

現在表示されているジョブを実行します。

実行プロファイル付きジョブの実行

「プロファイルの実行」を選択するようにユーザーに求めた後で、現在表示されているジョブを実行します。

通知

電子メール通知を構成します。詳細は、「ジョブ通知」を参照してください。詳細

フェーズ・リストの表示/非表示

フェーズ・リストの表示と非表示を切り替えます。

ツール・パレット・アイテムの切替え

「フィルタ」がアクティブ化されている場合、ツール・パレットには、現在選択されているタスクに結び付けられるタスクしか表示されません。

ジョブ外部化

現在選択されているジョブの「ジョブ外部化」が開きます。

ノートの追加

ジョブ・キャンバスにノートを追加します。ノートは、クリックしてからドラッグすると移動できます。または、選択して[Delete]を押すと削除できます。

ズーム・インおよびズーム・アウト

これらのボタンを使用して、ジョブ・キャンバスのズーム・インまたはズーム・アウトを行います。