長さチェック
「長さチェック」プロセッサを使用すると、属性の値が適切な長さであるかをすばやく簡単にチェックできます。この入力属性は、単一の文字列属性、複数の文字列入力、文字配列属性のいずれかになります。
長さチェックでは、次のいずれかまたは両方をチェックできます。
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文字の合計長(空白文字および制御文字を含む)
-
単語数
長さチェックのオプションを使用して、単語がカウントされる方法を選択できます。デフォルトでは、単語はスペースで区切られます。たとえば、「Oracle Limited」の単語数は2です。
長さチェックは、属性内のデータが技術上またはビジネス上の目的を満たすようにするために使用します。たとえば、属性のデータをターゲット・システムのより短い属性に移行する場合は、データを切り詰めて、移行前にターゲット・フィールドの文字長制限に準拠していることをチェックできます。あるいは、値が設定文字数または単語数を超えないようにする必要があるビジネス上の理由が存在する場合もあります。たとえば、Surname属性で、長さが2単語を超えるすべての値をチェックする場合があります。これは、属性の誤った使用、たとえば会社名の値が格納されていることを示している可能性があるためです。
次の表に、構成オプションを示します。
構成 | 説明 |
---|---|
入力 |
短すぎるか長すぎる値をチェックする、単一、複数または文字列属性を指定します。 |
オプション |
次のオプションを指定します。
|
出力 |
データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。 |
データ属性 |
なし。 |
フラグ |
次のフラグが入力ごとに出力されます。
また、単一のサマリー出力もあります。
|
次の表に、このプロファイラによって生成される統計情報を示します。
統計 | 説明 |
---|---|
両方の数 - 正しい |
文字数と単語数が有効なレコードの数。 |
不正文字数、正しい単語数 |
文字数は無効であるが、単語数は有効なレコードの数。 |
正しい文字数、不正単語数 |
文字数は有効であるが、単語数は無効なレコードの数。 |
両方の数 - 不正 |
文字数と単語数が無効なレコードの数。 |
「追加データ」ボタンをクリックすると、前述の統計が、分析対象レコード数に対するパーセンテージとして表示されます。
出力フィルタ
長さチェックからは、次の出力フィルタを使用できます。
-
有効(両方の数が有効だったレコード)
-
無効(両方の数が無効だったレコード)
-
無効な文字数(文字数は無効であるが、単語数は有効なレコード)
-
無効な単語数(単語数は無効であるが、文字数は有効なレコード)
例
この例では、長さチェックを使用して、アカウント番号属性(CU_ACCOUNT)の長さについて、文字数が10から11の範囲外で、1つの単語で構成されていない値がないかチェックしています。
両方の数 - 正しい | 不正文字数、正しい単語数 | 正しい文字数、不正単語数 | 両方の数 - 不正 |
---|---|---|---|
2002 |
4 |
0 |
4 |
不正文字長、正しい単語長の件数をドリルダウンできます。
前述のレコードのCU_ACCOUNT属性が短かすぎることがわかります。
CU_ACCOUNT | CU_NUMBER |
---|---|
97-19601- |
10944 |
02-999-ZZ |
99999 |
00-000-ZZ |
|
00-0-XX |
0 |