無効な文字のチェック

「無効な文字のチェック」プロセッサを使用すると、異常な文字を含む値をすばやく簡単に検出できます。

無効な文字のチェックは、異常な文字をチェックするために使用します。これは、データを入力するユーザーが#などのダミー文字を入力することで必須フィールドの入力を回避したために不正なデータが含まれている可能性がある、フリー・テキスト・フィールドを分析するときに特に有効です。無効な文字のチェックは、入力ミスの検出にも有効です。

無効な文字が何も影響を与えない場合は、ノイズ削除プロセッサを追加することで、その文字を単に削除できます。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

無効な文字を分析の対象にする単一の属性または配列を指定します。

オプション

次のオプションを指定します。

  • 大文字/小文字を区別しない: 大文字と小文字が区別されないように指定できます。たとえば、大文字のXと小文字のxのいずれかを含む値を検出できます。使用可能な値: はい/いいえ。デフォルト値: はい

  • 許可されていない文字参照データ: 無効な文字の参照リスト。無効な文字の標準リストを複数の異なるチェックで使用でき、さらに制御文字も使用できます。デフォルト値: *ノイズ文字

  • 許可されていない文字: 少数の検索対象の無効文字を簡単に追加できます。参照データ内の文字に加えて、これらの文字も検索対象となります。フリー・テキスト・エントリとして指定します。デフォルト値: None

出力

データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。

データ属性

なし。

フラグ

属性入力ごとに、新しい属性が次の形式で作成されます。

  • [Attribute Name].CharValid: データが無効な文字のチェックに合格したかどうか、つまり、有効な文字のみで構成される値であるかを示します。使用可能な値はYまたはNです。

  • [Attribute Name].CharValidDetail: データのどの要素が無効な文字のチェックに合格したかを示します。使用可能な値はYまたはNです。

単一のサマリー・フラグも出力されます。

  • CharValidSummary: 入力が全体として無効な文字のチェックに合格したかどうかを示します。使用可能な値はYまたはNです。

次の表に、このプロファイラによって生成される統計情報を示します。

統計 説明

有効レコード

無効な文字のチェックで有効と分類されたレコード。

無効レコード

無効な文字のチェックで無効と分類されたレコード。

出力フィルタ

無効な文字のチェックからは、次の出力フィルタを使用できます。

  • 有効レコード

  • 無効レコード

この例では、NAME属性で()#%^*$£"!'などの無効な文字をチェックしています。#の文字を含むいくつかのレコードと'の文字を含むレコードが1つ検出されています。

有効 無効

1988

14

無効な値をドリルダウンできます。

このリストでは、「サマリー」ページの要素について説明しています。

名前

  • # MCAULEY

  • # RAE

  • # WILLIAM

  • # SWAN

  • # HAWKES

  • # BARKER

  • # PALMER

  • # SNOWDON

  • # DOONAN

  • # MCCLEMENTS

  • # SHIELDS

  • # SEADEN

  • {O'CONNAL}