文字列から配列を作成

「文字列から配列を作成」プロセッサは、区切り文字を使用して、属性内のデータを配列に分割します。配列の各要素は、その後の処理のために、「配列要素の選択」を使用して個々の属性に抽出できます。

「配列要素の選択」は、属性内のデータを分割する簡易的な方法として使用してください。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

配列に分割する単一の文字列属性を指定します。

オプション

次のオプションを指定します。

  • 区切り文字参照データ: データを分割するための区切り文字の標準的で再使用可能なセットを指定でき、制御文字を区切り文字として使用できます。区切り文字として使用できるのは、(文字列ではなく)単一の文字のみです。複数文字の区切り文字は無視されます。参照データとして指定します。デフォルト値: *Delimiters

  • 区切り文字: スペースやカンマなどの単純な区切り文字の場合は、参照データを作成せずに、使用する区切り文字を指定できます。参照リストに加えてこれらを使用すると、両方のオプションで指定されたすべての区切り文字を使用してデータが分割されることに注意してください。フリー・テキスト・エントリとして指定します。デフォルト値: スペース

  • 空の値に空の要素を作成: 元の属性に複数の区切り文字が連続して存在する場合、配列に空の要素を作成するかどうかを決定します。これは、たとえば'10 Acacia Drive, South Kensington, Cambridge'や'12 Acacia Drive, Cambridge'などの文字列を変換する場合に、配列の同じ要素が町を表すようにするなど、配列に反映する必要がある構造が元の文字列に定義されている場合に便利です。Specified as 「はい」/「いいえ」で指定します。デフォルト値: No

出力

データ属性またはフラグ属性の出力を記述します。

データ属性

次のデータ属性が出力されます。

  • [Attribute Name].ArrayFromString: 元の属性を指定の区切り文字を使用して配列に分割した値。分割した値の配列を格納します。

フラグ

なし。

「文字列から配列を作成」トランスフォーマでは、処理に関するサマリー統計は表示されません。

データ・ビューには、入力属性とともに、右側に新しく追加された配列属性が表示されます。

出力フィルタ

なし。入力されたすべてのレコードが出力されます。

この例では、「文字列から配列を作成」を使用して、単一のNAME属性を配列に分割します。その後、配列内の様々な要素を抽出して検証できます。

名前 ArrayFromString

Yvonne CHIN-YOUNG CHUNG

{Yvonne}{CHIN-YOUNG}{CHUNG}

Lynda BAINBRIDGE

{Lynda}{BAINBRIDGE}

William BENDALL

{William}{BENDALL}

Karen SMITH

{Karen}{SMITH}

Patricia VINER

{Patricia}{VINER}

Colin WILLIAMS

{Colin}{WILLIAMS}

Ian PATNICK

{Ian}{PATNICK}

Roberta REYNOLDS

{Roberta}{REYNOLDS}

Winifride ROTHER

{Winifride}{ROTHER}

配列属性をドリルダウンすると、配列のデータ全部が表示されます(次の例を参照)。

索引(昇順) 属性

1

Yvonne

2

CHIN-YOUNG

3

CHUNG