照合変換: 文字列を日付に変換

「文字列を日付に変換」変換を使用すると、クラスタリングの際に、文字列属性に格納された日付値を実際の日付属性値に変換できます。これはメインの文字列を日付に変換プロセッサとまったく同様に機能します。ただし、クラスタ化の目的でのみ適用することをお薦めします。

「文字列を日付に変換」は比較内では使用できないことに注意してください。

「文字列を日付に変換」変換は、(たとえば、データをテキスト・ファイルまたは特定のデータ型付けのない他の書式からインポートしたために)日付値が文字列識別子に格納されているときに、形式化された日付値に基づいてクラスタリングすることで、手動で入力した日付書式の差異を解決する場合に使用します。使用する参照リスト内の日付書式と一致しない日付の文字列表現はNull日付値に変換されることに注意してください。

テキスト・フィールドに数多くの日付の表現があり、変換の結果を確認する必要がある場合は、照合の前にメインの文字列を日付に変換プロセッサを使用する必要があります。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

オプション

次のオプションを指定します。

  • 認識済日付書式のリスト: 様々な書式の日付を認識します。参照リストは順番にチェックされるため、日付はリスト内で最初に一致した行に従って認識されます。タイプ: 参照データ(「日付の書式設定」カテゴリ)。デフォルト値: *日付書式

この例では、データはテキスト・ファイルからインポートされたため、すべての属性は文字列型です。データ型プロファイリング(「データ型プロファイラ」を参照)で、属性の1つに、照合の際に役立つ生年月日に対応する日付値が含まれることがわかりました。データは、特定の日付比較を使用できるように日付書式に変換されます。

サンプル構成

認識される日付書式のリスト: *日付書式

提供された参照データ*「日付書式」には、日付値の様々な文字列表現を実際の日付属性用の値に変換する一連の共通日付書式が含まれています。

変換例

次の表に、前述の構成を使用した変換の例を示します。

表1-77 「文字列を日付に変換」変換の例

変換済の値

1/Dec/1970 (文字列)

01-Dec-1970 00:00:00 (日付)

01/12/1970 (文字列)

01-Dec-1970 00:00:00 (日付)

01/12/70 (文字列)

01-Dec-1970 00:00:00 (日付)

17-11-1957 (文字列)

17-Nov-1957 00:00:00 (日付)

July 12th 68 (文字列)

Null (変換されない)

指定されていない(文字列)

Null (変換されない)