遷移

遷移では、ケースまたはアラートが新しい状態に入る方法を定義します。遷移では、ケースまたはアラートの新しい状態や、同時に発生する属性または拡張属性値への変更を指定します。遷移を状態に関連付けるということは、ケースまたはアラートがその状態から遷移で指定された状態に移動するということです。ケースまたはアラートが現在の状態から移動するには、その状態に割り当てた遷移のいずれかに従います。

遷移はケースまたはアラートに新しい状態しか指定しないため、ワークフローでは何度でもこれらを再使用できます。たとえば、toSecondLevelReviewと呼ばれる遷移では、ケースまたはアラートがSecondLevelReviewと呼ばれる状態に移動するということを指定します。この遷移はFirstLevelReviewと呼ばれる状態およびAwaitingMoreInformationと呼ばれる状態に関連付けられています。この関連付けにより、ケースと問題は他の2つの状態のいずれかからSecondLevelReview状態に移動できることが示されます。

注意:

遷移は一方向です。つまり、ケースまたはアラートが状態Aから状態Bに移動できるということは、状態Bから状態Aに移動できるということではありません。また、遷移はケースまたはアラートの開始のステータスを認識しません。ケースまたはアラートを状態Bに移動する遷移は、ワークフローの他の任意の状態から状態Bに移動できるということです。

遷移では、コメントを追加することが必要な場合もあります。頻繁に使用する理由やフレーズを反映するように、各遷移に対してコメント・テンプレートを定義できます。