37 OAMでのTOTPベースのマルチ・ファクタ認証の構成
この項では、OAMでのTOTPベースのマルチ・ファクタ認証(MFA)の構成の詳細を説明します
この内容は、OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.210920以降のリリースにのみ適用されます。
次のステップを実行して、OAMでTOTPベースのMFAを構成します:
config-utility.jar
でconfigureMFA
コマンドを使用してMFAを構成します。たとえば:$JAVA_HOME/bin/java -cp $ORACLE_HOME/oam/server/tools/config-utility/config-utility.jar -Doracle.net.tns_admin=/u01/IDMTOP/config/domains/IDMDomain/config/jdbcoracle.security.am.migrate.main.ConfigCommand $DOMAIN_HOME configureMFA $DOMAIN_HOME/propertyfile
propertyfile
には次のプロパティを含める必要があります:oam.entityStore.schemaUser=<schemaUser> oam.entityStore.ConnectString=jdbc:oracle:thin:@//<connection string> oam.entityStore.schemaPassword=<Password> oam.user.store="<identityStoreName>" oam.user.role="<RequiredRolename>"
ノート:
oam.user.store
はオプションです。これを指定しない場合は、デフォルトのアイデンティティ・ストアが使用されます。oam.user.role
は、管理者の正しいロール名で指定する必要があります。
- 認証後ルールを設定します
- Oracle Access Managementコンソールに管理者としてログインします。
- Oracle Access Managementコンソールで、ウィンドウの上部にある「アプリケーション・セキュリティ」をクリックします。
- 「アプリケーション・セキュリティ」コンソールで、「アプリケーション・ドメイン」をクリックします。
- 必要なアプリケーション・ドメインを検索して選択します
- 「アプリケーション・ドメイン」ウィンドウで、「認証ポリシー」タブをクリックし、必要な認証ポリシーを検索して選択します
- 「認証ポリシー」ウィンドウで、「拡張ルール」タブをクリックします。
- 「認証後」で、プラス記号(+)をクリックして新しいルールを追加します。
- 「ルールの追加」ウィンドウで、次の詳細を指定します:
- ルール名: ルールの名前を指定します
- 条件:このフィールドに
config.configMap['MFAEnabled'] == 'true'
を追加します - 条件がtrueの場合*認証スキームの切替え:ドロップダウンから「AdaptiveAuthenticationScheme」を選択します。
- 「追加」をクリックして、このルールを適用します。
- 「適用」をクリックして、この更新済認証ポリシーを保存します
- 次のREST APIを使用してMFAを有効にします:
https://<ManagedServerHost>:<ManagedServerPort>/oam/services/rest/access/api/v1/control/feature?state=enable&componentName=mfa
詳細は、「Oracle Access ManagerでMFAを有効化するためのREST API」を参照してください。
「Oracle Mobile Authenticatorの構成」も参照してください