2.2 カスタム・アクティビティの作成

即時利用可能なユーザー認証に加えて、カスタム・アクティビティと呼ばれる独自のユーザー・アクティビティを作成できます。ビジネス・ニーズに合せてカスタマイズされたルールを作成できます。

カスタム・アクティビティは、次のいずれかの方法を使用して作成できます。

方法1

カスタム・アクティビティを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 左上にある「アプリケーション・ナビゲーション」ハンバーガ・メニューをクリックし、「Adaptive Risk Management」をクリックします。
  2. 「監視対象ユーザー・アクティビティ」ページで、「カスタム・アクティビティの作成」をクリックします。
  3. 「カスタム・アクティビティとは」ページで、「カスタム・アクティビティの作成」をクリックします。

方法2

カスタム・アクティビティを作成するには、次のステップを実行します:

  1. 左上にある「アプリケーション・ナビゲーション」ハンバーガ・メニューをクリックし、「カスタム・アクティビティ」をクリックします。
  2. 「作成」をクリックします。

アクティビティの説明

要素 説明
このアクティビティの名前を入力します カスタム・アクティビティの一意の名前を指定します。
説明 カスタム・アクティビティの説明を入力します。

新規アクターの作成

アクターは、複数のカスタム・アクティビティで再利用できるデータ構造です。たとえば、住所アクターは出荷先住所、請求先住所、自宅住所などとして使用できます。

カスタム・アクティビティにアクターを追加するには、「次」をクリックし、次のいずれかを実行します:

  • 「アクターの選択」をクリックして、即時利用可能な既存のアクターを追加します。
  • 「新規アクターの作成」をクリックします。

アクターの選択

要素 説明
選択 即時利用可能なアクターを選択します。選択したアクターに次の詳細を指定する必要があります:
  • ソース・データ: トランザクションの一環として、保護されたアプリケーションから取得されるクライアント・データを指します。たとえば、src.countryです。
  • マッピング・タイプ: マッピングは、宛先データおよびアクターにソース・データを接続するための手段です。次のようにマッピング・タイプを選択します:
    • ソース・データ要素と宛先データ要素の1対1のマッピングが必要な場合は、「直接」を選択します。
このアクターのインスタンス名を指定 アクターのインスタンスの名前を指定します。

新規アクターの作成

要素 説明
名前 アクターの一意の名前を指定します。たとえば、住所アクターの場合は、「名前」フィールドに住所と入力します。
説明 アクターの説明を入力します。たとえば、カスタマの住所と入力できます。
データの追加 「値の追加」ページを使用して、そのアクターの一部であるデータ要素を指定します。

住所のようなアクターの場合、属性は住所1、住所2、住所3、市区町村、都道府県、郵便番号および国にすることができます。

次の手順に従って、アクターの各属性のデータ要素を定義します:

  • 名前: 属性の名前を指定します。たとえば、住所1です。
  • 説明: 属性の説明を入力します。たとえば、ログインするカスタマの住所です。
  • 必須: トグル・ボタンを使用して、「必須」フィールドで要素が必須かどうかを指定します。

    アクターはこのデータがなくても機能できるため、一部の属性は常に必須であるわけではありません。たとえば、住所には「住所2」が存在しないことが多いため、この属性は必須ではありません。

  • データ型: 属性のデータ型を指定します。

    データ型は、属性が取ることができるデータの型を指定する属性であり、ブール文字列数値および日付があります。

  • 暗号化済: トグル・ボタンを使用して、要素を暗号化するかどうかを指定します。

    「暗号化済」Trueに設定されている場合、機密データを保護するためにデータベースに安全に保存できるように、データが暗号化されます。

    暗号化は文字列データ・フィールドに対してのみ使用されます。その他のデータ・フィールドは暗号化する必要はありません。

アクティビティの詳細

詳細は、監視対象アクティビティごとに一意であるため、様々なユーザー・アクティビティ間で再利用することはできません。たとえば、ある購入アクティビティの合計金額(ドル)が複数のアクティビティで再利用されることはないため、アクターではなくカスタム・データにする必要があります。

カスタム・データの例を次に示します:

  • 金額(ドル)
  • クーポン・コード
  • アイテム番号

アクターを作成したら、「次」をクリックし、「詳細の追加」をクリックします。

要素 説明
名前 アクティビティ詳細の名前を指定します。
説明 アクティビティ詳細の説明を入力します。
必須 トグル・ボタンを使用して、「必須」フィールドで要素が必須かどうかを指定します。
データ型 属性のデータ型を指定します。

データ型は、属性が取ることができるデータの型を指定する属性であり、ブール文字列数値および日付があります。

暗号化済 トグル・ボタンを使用して、要素を暗号化するかどうかを指定します。

暗号化は文字列データ・フィールドに対してのみ使用されます。その他のデータ・フィールドは暗号化する必要はありません。

次の点に留意する必要があります:

  • カスタム・アクティビティを有効にできるのは、カスタム・アクティビティに追加したすべてのアクターまたはカスタム・データのマッピングを定義した場合のみです。
  • 有効なカスタム・アクティビティは削除できません。最初にカスタム・アクティビティを無効にしてから削除する必要があります。