9.1 移行に向けたOAAM環境の準備

Oracle Adaptive Access Management (OAAM)環境をOAAおよびOARMに移行するには、OAAM環境が次の条件を満たしている必要があります:

  • OAAMは、最新のバンドル・パッチが適用された11gR2PS3であることが必要です。
  • OAAM 11gR2PS3がOracle Access Management (OAM)/Oracle Identity Manager (OIM)と統合されている場合、OAM/OIMは12cPS4であることが必要です。アップグレードする場合は、まず12cPS3 (12.2.1.3.0)にしてから、12cPS4 (12.2.1.4.0)にアップグレードします。
    1. OAM 11gR2PS3から12cPS3へのアップグレードの実行に関する詳細は、Oracle Access Managerの12c (12.2.1.3.0)へのアップグレードの概要に関する項を参照してください

      OIG 11gR2PS3から12cPS3へのアップグレードの実行に関する詳細は、Oracle Identity Managerの12c (12.2.1.3.0)へのアップグレードの概要に関する項を参照してください

      統合OIG/OAM 11gR2PS3から12cPS3へのアップグレードの実行に関する詳細は、前述のドキュメントにも記載されています。

    2. 環境を12cPS3にアップグレードしたら、環境を12cPS4にアップグレードする必要があります。

      OAM 11gR2PS3から12cPS4へのアップグレードの実行に関する詳細は、Oracle Access Managerの12c (12.2.1.4.0)へのアップグレードの概要に関する項を参照してください

      OIG 11gR2PS3から12cPS4へのアップグレードの実行に関する詳細は、Oracle Identity Managerの12c (12.2.1.4.0)へのアップグレードの概要に関する項を参照してください

      統合OIG/OAM 11gR2PS3から12cPS4へのアップグレードの実行に関する詳細は、前述のドキュメントにも記載されています。

  • OAAMに使用するデータベースは、OAAでサポートされるバージョン12c (12.2.0.1+)、18cまたは19cであることが必要です。OAAMのデータベースがこのバージョンでない場合は、OAAおよびOARMのインストールを続行する前に、データベースをアップグレードする必要があります。

    ノート:

    データベースを12.1からサポートされているバージョンにアップグレードする場合、データベースをアップグレードした後、compatibleデータベース・パラメータをアップグレードしたバージョンに設定する必要があります。必要なcompatible値を確認するには、データベース・バージョン固有のドキュメントを参照してください。これを行わないと、OAA移行が失敗します。
  • 問題の発生を防ぎ、本番OAAM環境に対するあらゆるリスクを軽減するには、OAAおよびOARMに移行する前に、OAAM環境全体をクローニングするか、OAAMデータベースをクローニングすることをお薦めします。OAAおよびOARMインストールは、クローニングされたデータベースのOAAMスキーマに接続されるため、移行中でも、OAAM環境は通常どおりに動作し、本番OAAM環境のあらゆるリスクが軽減されます。クローニングされた環境の作成の詳細は、Oracle Access Manager環境のクローニングに関する項を参照してください