C Oracleスタックの起動と停止
Oracleスタックのコンポーネントは、特定の順序で起動および停止する必要があります。その点についてこの付録で説明します。
トピック:
C.1 スタックの起動
次のステップを順番に使用して、スタック・コンポーネントを起動します。
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Oracle Databaseを起動します。
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データベースの
ORACLE_HOMEで、ORACLE_SID、ORACLE_HOMEおよびPATHの各環境変数を適切な値に設定します。 -
リスナーを起動します。
ORACLE_HOME/bin/lsnrctl start -
データベースを起動します。
ORACLE_HOME/bin/sqlplus "/as sysdba" startup
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Oracle WebLogic管理サーバーを起動します。
(UNIXの場合)DOMAIN_NAME/bin/startWebLogic.sh(Windowsの場合)DOMAIN_NAME\bin\startWebLogic.cmdノート:
ここで、DOMAIN_NAMEはドメインのルート・ディレクトリです。(このディレクトリの名前はドメインの名前です。)デフォルトでは、このディレクトリはORACLE_HOME\user_projects\domains\DOMAIN_NAMEです。 -
ノード・マネージャが実行中であることを確認します。通常、Oracle WebLogic Administration Serverがノード・マネージャを起動します。ノード・マネージャがなんらかの理由によって実行されていない場合は、ノード・マネージャを起動します。
(UNIXの場合)DOMAIN_NAME/bin/startNodeManager.sh(Windowsの場合)DOMAIN_NAME\bin\startNodeManager.cmd -
Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerなどのOracle WebLogic管理対象コンポーネントを起動します。
(UNIXの場合)DOMAIN_NAME/bin/startManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url(Windowsの場合)DOMAIN_NAME\bin\startManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_urlここで、
managed_server_nameは管理対象サーバーの名前(デフォルト値はwls_ods1)、admin_urlはドメインの管理サーバーのリスニング・アドレス(ホスト名、IPアドレスまたはDNS名)およびポート番号です。例
c:\Oracle\Middleware\user_projects\domains\base_domain\bin\startManagedWebLogic.cmd wls_ods1 http://AdminHost:7001
バックグラウンドで管理対象コンポーネントを起動するには、Oracle WebLogic管理コンソールを使用します。『Oracle WebLogic Serverの理解』のWebLogic Server管理コンソールの使用に関する項を参照してください。
Oracle WebLogic管理対象コンポーネントのステータスは、Fusion Middleware Controlで表示できます。『Oracle WebLogic Serverの理解』のFusion Middleware Controlの使用に関する項を参照してください。
C.2 スタックの停止
次のステップを順番に使用して、コマンド行からスタック・コンポーネントを停止します。
Oracle WebLogic管理コンソールを使用して、管理サーバーおよびすべての管理対象サーバーを停止できます。『Oracle WebLogic Serverの理解』のWebLogic Server管理コンソールの使用に関する項を参照してください。
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Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerなどのOracle WebLogic管理対象コンポーネントを停止します。
(UNIXの場合)DOMAIN_NAME/bin/stopManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url(Windowsの場合)DOMAIN_NAME\bin\stoptManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_urlここで、
DOMAIN_NAMEはドメインのルート・ディレクトリ、managed_server_nameは管理対象サーバーの名前(デフォルト値はwls_ods1)、admin_urlはドメインの管理サーバーのリスニング・アドレス(ホスト名、IPアドレスまたはDNS名)およびポート番号です。例
c:\Oracle\Middleware\user_projects\domains\base_domain\bin\stopManagedWebLogic.cmd wls_ods1 http://AdminHost:7001
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WebLogic管理サーバーを停止します。
(UNIXの場合)DOMAIN_NAME/bin/stopWebLogic.sh(Windowsの場合)DOMAIN_NAME\bin\stopWebLogic.cmdノート:
ここで、DOMAIN_NAMEはドメインを配置したディレクトリです。デフォルトでは、このディレクトリはORACLE_HOME\user_projects\domains\DOMAIN_NAMEです。 -
ノード・マネージャを停止するには、
stopNodeManager.shコマンドを使用します。(UNIXの場合)DOMAIN_NAME/bin/stopNodeManager.sh(Windowsの場合)DOMAIN_NAME\bin\stopNodeManager.cmd -
Oracle Databaseを停止します。
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Databaseの
ORACLE_HOMEで、ORACLE_SID、ORACLE_HOMEおよびPATHの各環境変数を適切な値に設定します。 -
データベースを停止します。
ORACLE_HOME/bin/sqlplus "/as sysdba" shutdown immediate -
リスナーを停止します。
ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop
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C.3 Oracle Unified Directoryサーバーを起動または停止する方法について
start-dsまたはstop-dsコマンドを使用して、Oracle Unified Directoryサーバーを起動または停止します。
『Oracle Unified Directoryの管理』の「サーバーの起動と停止」を参照してください。
C.4 Oracle Internet Directoryサーバーを起動または停止する方法について
start()またはshutdown()コマンドを使用して、Oracle Internet Directoryサーバーを起動または停止します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directoryの管理』のWLSTコマンドstart()を使用したOracle Internet Directoryサーバーの起動に関する項またはWLSTコマンドshutdown()を使用したOracle Internet Directoryサーバーの停止に関する項を参照してください。
C.5 Oracle Directory Server Enterprise Editionインスタンスを起動、停止または再起動する方法について
dsadmコマンドを使用して、Oracle Directory Server Enterprise Editionインスタンスを起動、停止または再起動します。
Oracle Directory Server Enterprise Edition管理者ガイドのディレクトリ・サーバー・インスタンスの起動、停止および再起動に関する項を参照してください。