B 各種トランスポート・プロトコルを使用したエンドポイントの作成
この付録では、双方向および単一方向の各種トランスポート・プロトコルを使用してエンドポイントを作成する方法について説明します。
この付録には次のトピックがあります。
B.1 双方向エンドポイントの作成
サポートされている双方向プロトコルは、MLLP 1.0、MLLP 2.0、汎用TCPおよびHLLPです。
B.1.1 MLLP 1.0エンドポイントの作成
この項では、MLLP 1.0トランスポート・プロトコルを使用して双方向エンドポイントを作成する方法について説明します。
MLLP 1.0トランスポート・プロトコルを使用してエンドポイントを作成するには:
B.1.2 MLLP 2.0エンドポイントの作成
この項では、MLLP 2.0トランスポート・プロトコルを使用して双方向エンドポイントを作成する方法について説明します。
MLLP 2.0トランスポート・プロトコルを使用してエンドポイントを作成するには:
B.1.3 汎用TCPエンドポイントの作成
この項では、汎用TCPトランスポート・プロトコルを使用して双方向エンドポイントを作成する方法について説明します。
汎用TCPトランスポート・プロトコルを使用してエンドポイントを作成するには:
B.2 単一方向エンドポイントの作成
サポートされている単一方向プロトコルは、File、FTP、JMSおよびSFTPです。
B.2.1 Fileエンドポイントの作成
この項では、Fileトランスポート・プロトコルを使用して単一方向エンドポイントを作成する方法について説明します。
ファイル・トランスポートを使用すると、共有ファイル・ディレクトリからファイルを取得できます。
FILEプロトコルを使用してエンドポイントを作成するには:
B.2.2 FTPエンドポイントの作成
この項では、FTPトランスポート・プロトコルを使用して単一方向エンドポイントを作成する方法について説明します。
FTPでは、FTPを使用してアプリケーション間でのファイルの受渡しを可能にします。FTPはデフォルト・ポート21で稼働します。
FTPプロトコルを使用してエンドポイントを作成するには:
B.2.3 JMSエンドポイントの作成
この項では、JMSトランスポート・プロトコルを使用して単一方向エンドポイントを作成する方法について説明します。
JMSを使用すると、アプリケーションは、Java Message Service (JMS)プロバイダ(Oracle WebLogic JMSおよびMQSeries JMS (IBM)などOracle以外のプロバイダを含む)によって管理されているキューおよびトピック間でメッセージを送受信できます。ユーザー名とパスワードを指定しない場合は、接続先が分散されていると、クラスタ環境も含めてローカルJNDIが使用されます。
JMSプロトコルを使用してエンドポイントを作成するには:
これにより、エンドポイントが作成され、エンドポイントがOracle SOA Suite for healthcare integrationユーザー・インタフェースの右のパネルに表示されます。
B.2.3.1 JMSヘッダーからのドキュメント情報の取得
Oracle Healthcareでは、次の順序でJMSヘッダーからDOC_TYPEやDOC_REVISIONなどのドキュメント情報の取得をサポートしています。
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これらの値がJMSヘッダー内に見つかった場合、Oracle Healthcareはこれらの値を使用してドキュメントを識別します。
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これらの値がJMSヘッダー内に見つからない場合、Oracle Healthcareはペイロードを使用してこれらの値を識別します。
ノート:
JMSエンドポイントの場合、デフォルトのMSG_TYPE
はリクエストとみなされます。また、DOC_TYPE
から997または確認メッセージを識別できます。したがって、タイプが997、確認、リクエストのいずれでもないメッセージを渡す場合は、JMSヘッダーの一部として明示的にMSG_TYPE
を渡す必要があります。