1. Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suiteの管理
  2. Oracle BPMNプロセス・サービス・コンポーネントとエンジンの管理
  3. Oracle BPMNプロセス・サービス・コンポーネントとエンジンの構成

36 Oracle BPMNプロセス・サービス・コンポーネントとエンジンの構成

BPMNプロセス・サービス・エンジンの構成方法(BPMNサービス・コンポーネントの処理中にエンジンによって使用されるプロパティの構成を含む)方法を学習します。

BPMNプロセスのチューニングとパフォーマンス・プロパティの詳細は、パフォーマンスのチューニングを参照してください。

BPMNプロセス・サービス・エンジン・プロパティの構成

BPMNプロセス・サービス・エンジン・プロパティの構成方法を学習します。

BPMNプロセス・サービス・エンジン・プロパティを構成するには:

  1. 次のいずれかのオプションを使用して、このページにアクセスします。

    SOAインフラストラクチャのメニューから... ナビゲータのSOAフォルダから...

    1. 「SOA管理」→「BPMNプロパティ」の順に選択します。

    1. 「soa-infra」を右クリックします。

    2. 「SOA管理」→「BPMNプロパティ」の順に選択します。

    「BPMNサービス・エンジン・プロパティ」ページに、監査証跡しきい値と大容量ドキュメントしきい値の設定、ペイロード・スキーマの検証および監査証跡レベルの設定を行うためのプロパティが表示されます。

    soaadmin_bpmn_props.pngの説明が続きます
    図版soaadmin_bpmn_props.pngの説明

  2. 使用環境に適するようにサービス・エンジン・プロパティを変更します。

    プロパティ 説明

    監査レベル

    次のいずれかのオプションを選択します。

    • オフ: ロギングは実行されません。ビジネス・フロー・インスタンス・トラッキングとペイロード・トラッキングの情報は収集されません。測定が有効な場合、このレベルは「最小」にオーバーライドされます。

    • 継承(デフォルト): ロギング・レベルは、SOAインフラストラクチャの監査レベルと同じです。これにより、グローバル設定の変更時にBPMN監査レベルが自動的に変更されるようになります。このページで異なる監査レベル・トラッキングを設定すると、SOAインフラストラクチャ・レベルに設定されたトラッキングがオーバーライドされます。

    • 最小: インスタンス・トラッキング情報は収集されますが、ペイロード詳細は収集されないため、フローの監査証跡でペイロード詳細は使用できません。

    • 本番: インスタンス・トラッキング情報は収集され、ペイロード詳細は、非同期アクティビティの出力データ・アソシエーションについてのみ収集されます。多くの場合、通常の操作およびテストにはこのレベルが最適です。

    • 開発: ビジネス・フロー・インスタンス・トラッキングおよびペイロード・トラッキングの両方を使用可能にします。ただし、このことによってパフォーマンスが低下する場合があります。このレベルは通常、デバッグする際に便利です。

    ノート: 監査エントリが表示されないようにするには、監査レベルとメトリックの両方をオフにする必要があります。メトリックが有効である場合は、監査レベルがオフに設定されている場合でも、監査エントリが表示されます。

    監査証跡しきい値(バイト)

    監査証跡とは別にチャンクされてデハイドレーション・ストア表に保存される前の、インスタンスの監査証跡の最大サイズをバイト単位で入力します。このしきい値を超えると、ペイロードのかわりに、「XMLの表示」リンクが監査証跡に表示されます。

    大容量のドキュメントしきい値(バイト)

    BPMNプロセス・コンポーネント・インスタンス内の生成済ドキュメントの最大サイズを入力します。これを超えると、生成済ドキュメントはデハイドレーション・ストア内にある別の表に保存されます。

    ペイロードの検証

    インバウンド・メッセージとアウトバウンド・メッセージの検証を有効にする場合に選択します。スキーマに準拠しないペイロード・データが捕捉され、フォルトとして表示されます。

    ノート: この設定は、SOAコンポジット・アプリケーションおよびSOAインフラストラクチャのペイロード検証レベルの設定に依存しません。ペイロード検証がサービス・エンジンとSOAインフラストラクチャ・レベルの両方で有効化されている場合、データは2回チェックされます。1回はSOAインフラストラクチャに入力されたとき、もう1回はサービス・エンジンに入力されたときです。

    BPMNモニターおよびセンサーの無効化

    デプロイ済のすべてのSOAコンポジット・アプリケーションのすべてのBPMNコンポーネントについて定義されているすべてのBPMNモニターおよびセンサーを無効化するには、このチェック・ボックスを選択します。

  3. 「適用」をクリックします。

  4. システムMBeanブラウザで拡張BPMNプロパティを構成するには、「詳細BPMN構成プロパティ」をクリックします。表示されるプロパティには次のものがあります。各プロパティには説明が記載されています。

    • AuditDetailThreshold: 監査証跡詳細文字列が、監査証跡とは別に格納される前に許可される最大サイズ(バイト単位)。

    • AuditLevel: プロセスによってログに記録される監査イベントの数を制御します。現在サポートされているロギング・レベルはoff(ロギングをまったく実行しない)であり、インスタンス処理のパフォーマンスがわずかに向上する場合があります。

    • AuditKeyExtents: BPMN監査問合せID生成用のエクステント・サイズ。この値は、IDの新規セットがリクエストされるたびにBPMN監査問合せ順序が増える量を指定します。

    • AuditUpdateBatchSize: アンデプロイ中にBPMNプロセス監査情報を中断とマークするときに使用されるバッチ・サイズ。

    • BpelcClasspath: BPMNで生成されたJavaソースをコンパイルするときに追加のクラスパスを含める必要があります。

    • ConfigMBean: trueの場合、このMBeanが構成MBeanであることを示します。

    • cleanupCompletedTask: falseの場合、「自分と自分のグループ」割当てフィルタに該当する「完了」ステータスの完了したタスクを取得します。デフォルトではcleanupCompletedTask=trueに設定されており、表をクリーン・アップしてパフォーマンスを改善し、Me (previous)割当てフィルタに該当する「完了」ステータスの完了したタスクを表示します。

    • DebugIgnore: デバッガ・エージェントによって無視されるBPMNアクティビティ(localNameのみ)をリストします。BPMNアクティビティ名は、カンマ(,)、セミコロン(;)または空白で区切ります。

    • DisableProcessBroker: falseに設定すると、プロセス・ブローカ・サービスが有効になります。デフォルト値はtrueです。

    • DisableProcessTracking: trueに設定すると、監査はプロセス追跡を無効化します。デフォルト値はfalseです。

    • DisableSensors: trueに設定すると、サービス・エンジンはセンサーへのすべての呼出しを無効化します。デフォルト値はfalseです。

    • DispatcherEngineThreads: エンジン・ディスパッチャ・メッセージの処理に割り当てられるスレッドの合計数。

    • DispatcherInvokeThreads: 呼出しディスパッチャ・メッセージの処理に割り当てられるスレッドの合計数。

    • DispatcherMaxRequestDepth: サービス・エンジンが処理する内部メッセージの最大件数。この件数を超えると、新しいメッセージはディスパッチされません。デフォルト値は600です。

    • DispatcherSystemThreads: システム・ディスパッチャ・メッセージの処理に割り当てられるスレッドの合計数。

    • eventProvider: trueに設定された場合、このMBeanがJSR-77によって定義されているイベント・プロバイダであることを示します。

    • eventTypes: このMBeanによって送信されるすべてのイベントのタイプ。

    • ExpirationMaxRetry: 失敗した期限切れ呼出し(wait/onAlarm)が失敗するまでに再試行される最大回数。

    • ExpirationRetryDelay: 次の期限切れ呼出し再試行までの遅延。デフォルト値は120秒です。

    • InstanceKeyBlockSize: 1回のフェッチごとにデハイドレーション・ストアから割り当てられるインスタンスIDのブロック・サイズ。

    • LargeDocumentThreshold: 残りのインスタンス・スコープ・データとは別の場所に格納される前に許可されるBPMN変数の最大サイズ(バイト単位)。

    • MaximumNumberOfInvokeMessagesInCache: メモリー内キャッシュに保持できる呼出しメッセージ数を指定し、サービス・エンジンがこの制限に達するとディスパッチャのメモリー内キャッシュにメッセージをプッシュしてかわりにデータベースにメッセージを保存し、保存されたこれらのメッセージはリカバリ・ジョブを使用してリカバリできます。このプロパティを無効化するには、値-1を使用します。

    • MaxOptimizationDataToFetch: 最適化機能のためにデータベースからフェッチされるデータの最大の深さ。

    • objectName: MBeanの固有のJMX名。

    • OERCredentialMapName: OER資格証明マップ名をここで設定します。

    • OERPublisherCsfKeyName: ビジネス・アーキテクチャ・プロジェクトをOERに公開するときに使用するOER資格証明マップ名を設定します。

    • OERServerURL: ポート名を含むOERサーバーのURL。このサーバー名は、OERにアセットを公開するために使用されます。

    • OneWayDeliveryPolicy: 一方向呼出しメッセージを配信するかどうかを変更します。

    • OptimizationDataUpdateInterval: 管理用に公開された属性。

    • OptimizationDisabledProcesses: 最適化機能を無効にするプロセスのリスト。

    • OptimizationEnabled: グローバルにプロセス最適化機能を有効または無効にします。Oracle Business Process Management Workspaceで「プロセス・モニター」ダッシュボードを有効化するには、これをtrueに設定する必要があります。

    • PeopleQueryTimeout: 人の問合せにquartz cron式を指定します。論理ピープル・グループの人の問合せは、このcron式に基づいて再評価されます。

    • QualityOfService: BPMNサービス・エンジンのOracle Coherenceキャッシュを有効化または無効化するフラグ。Oracle Coherenceを有効化するには、CacheEnabledを使用します。

    • ReadOnly: trueに設定された場合、このMBeanが読取り専用MBeanであることを示します。

    • RecoveryConfig: リカバリ構成の値を設定します。

    • RepositoryType: ビジネス・アーキテクチャ・レポートに使用するリポジトリ・タイプを設定します。使用可能な値は、RDFRepositoryまたはOERRepositoryです。OER固有のパラメータは、OERRepositoryタイプが指定されているときにのみ使用できます。

    • RestartNeeded: 再起動が必要かどうかを示します。

    • StatsLastN: 最近処理されたリクエスト・リストのサイズ。

    • SystemMBean: trueに設定された場合、このMBeanがシステムMBeanであることを示します。

    • TimeEstimationToBamUpdateInterval: プロセス・インスタンスの見積完了時間がBAMに移入される時間間隔(秒)。

    • UserInitiateProcessCleanupAction: クリーン・アップ・プロシージャに実行するアクション。OFF(デフォルト)、ABORTまたはDELETEを指定できます。OFFを指定すると、スケジュールに従ってプロセスが次にアクティブ化された際、クリーンアップ・プロセスは無効になります。

    • UserInitiateProcessCleanupCronExpression: クリーン・アップ・プロシージャの実行時期と頻度を示すcronタイプの式。スケジュールの変更は、スケジュールに従ってクリーンアップ・プロセスが次にアクティブ化された際、有効になります。

    • UserInitiateProcessCleanupRetentionDays: number of days oldより古い、ユーザーが開始したプロセスのみが処理されます。ゼロは使用できません。1日の一部分は小数で指定できます。

    • UserInitiateProcessCleanupTaskStates: クリーン・アップ・プロシージャ時に考慮する必要があるタスクの状態。

      ノート:

      UserInitiateProcessCleanupプロパティは、イニシエータ・タスクを使用して作成されたプロパティのクリーン・アップをサポートします。

    • ValidateXML: trueに設定すると、サービス・エンジンは受信および送信XMLドキュメントに対してスキーマ検証を適用します。デフォルト値はfalseです。

    • Version: 構成ファイルのバージョン。

    • Visible: trueに設定すると、このMBeanは現行ユーザーに表示されます。

BPMNサービス・エンジンでのプロセス監視の構成

Oracle Business Process Management Workspaceの「プロセス・モニター」ダッシュボードを使用すると、ボトルネックやその他のパフォーマンス上の問題を特定することにより、プロセスの実行を監視および最適化することができます。

「プロセス・モニター」ダッシュボードのサポートを構成するには:

  1. 前述の説明に従って、BPMNサービス・エンジン・プロパティにアクセスし、「詳細BPMN構成プロパティ」をクリックして、OptimizationEnabledプロパティをtrueに設定します。
  2. 「AnalyticsConfig:analytics」Mbeanを探します。「システムMBeanブラウザ」で、「フィルタ」をクリックします(Mbeanブラウザに適用されるフィルタを表示して確認します)。
  3. 「フィルタ設定」ダイアログで、「MBeanパターン・フィルタ」に「oracle.as.soainfra.config:name=analytics,*」と指定します。
  4. 「DisableAnalytics」をfalseに設定します。
  5. 「DisableProcessMetrics」をfalseに設定します。
  6. 「適用」をクリックします。

Oracle BPMとOracle BAM 12cの統合

測定が有効にされたBPMコンポジット(標準またはユーザー定義)が作成されると、コンポジットに固有の導出された物理および論理データ・オブジェクトがOracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM) 12cで作成されます。

これらのデータ・オブジェクトには、標準のメトリックとユーザー定義メトリックのための列があります。

物理データ・オブジェクト

コンポジット固有プロセスの物理導出データ・オブジェクト

名前: ORACLE_PROCESSANALYTICS_<COMPOSITE>_PROCESS

表示名: oracle/processanalytics/<COMPOSITE>/Process (物理)

コンポジット固有アクティビティの物理導出データ・オブジェクト

名前: ORACLE_PROCESSANALYTICS_<COMPOSITE>_ACTIVITY

表示名: oracle/processanalytics/<COMPOSITE>/Activity (物理)

論理データ・オブジェクト

コンポジット固有プロセスの論理データ・オブジェクト

名前: ORACLE_PROCESSANALYTICS_<COMPOSITE>_BPM_PROCESS

表示名: oracle/processanalytics/<COMPOSITE>/Process

コンポジット固有アクティビティの論理データ・オブジェクト

名前: ORACLE_PROCESSANALYTICS_<COMPOSITE>_BPM_ACTIVITY

表示名: oracle/processanalytics/<COMPOSITE>/Activity

プロセス・スター・スキーマ・データベース・ビュー

BPMコンポジットでは、ユーザーがコンポジットに「分析ビュー識別子」を定義している場合、コンポジット固有の物理データ・オブジェクト・ビューのシノニムが生成されます。これらのビューは、SQLアクセスを取得して、分析データを処理するために使用されます。ビューのシノニムの命名規則は次のとおりです。

BPM_PV_PRCS_<IDENTIFIER>_V - コンポジット固有のプロセス・ファクト

BPM_PV_ACTV_<IDENTIFIER>_V - コンポジット固有のアクティビティ・ファクト

ここで、<IDENTIFIER>は、コンポジットで定義された分析ビュー識別子です。

Oracle BAM 12cのコンポジット固有のファクト・データ・オブジェクトに加えて、標準のディメンション・データ・オブジェクト(COMPOSITE_DEFINITION、ACTIVITY_DEFINITION、PROCESS_DEFINITION、TASK_DEFINITION、ROLE_DEFINITIONなど)にも、コンポジットからの適切なメタデータ情報が入力されます。

タスク1: Oracle BAM 12cへのOracle BPMデータ・パブリッシュの有効化

このタスクを実行するには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用します。

Oracle BAM 12cへのOracle BPMデータ・パブリッシュを有効にするには:

  1. Oracle Fusion Middleware Controlの「WebLogicドメイン」で、ドメインおよびサーバーを選択します。
  2. 「システムMBeanブラウザ」に移動します。
  3. 「oracle.as.soainfra.config」→「サーバー」→「BPMNConfig」→「bpmn」の順に選択します。
  4. 「分析」をクリックします。

    右側で、「disableProcessMetrics」をfalseに設定します。(デフォルトはtrueです。)

    ノート:

    ProcessMetricsターゲットは、Oracle BAM 12cサーバーが検出された場合にのみ有効にできます。

  5. 「保存」および「送信」をクリックします。

ノート:

測定が構成された新しいBPMコンポジットが、ProcessMetricsを有効にする前に、またはOracle BAM 12cサーバーの停止中にデプロイされた場合、そのようなコンポジットからOracle BAM 12cプロセス・スター・スキーマにパブリッシュされるすべてのデータは、永続的に無効になります(Oracle BAM 12cが後で再開された場合でも)。これは、実行時の分析の移入を許可するために必要な一部の必須アーティファクトを、コンポジットのデプロイメント時にOracle BAM 12cで作成できなかったためです。そのようなコンポジットでOracle BAM 12cプロセス・スター・スキーマにデータをパブリッシュできるようにするには、Oracle BAM 12cの稼働中に、それらを再デプロイする必要があります。

Oracle BPMとOracle BAM 11gの統合

Oracle BPMとOracle BAM 11gを統合する方法を学習します。

BPMNコンポジット・アプリケーションがデプロイされると、次のOracle BAMデータ・オブジェクトが自動的に生成されます。

  • 次のビジネス・インジケータのデータ・オブジェクト

    TEMPLATE_BI_Partition_Composite_Process

    これをインポートするとき、次の名前に変更する必要があります。

    BI_DEFAULT_Compositename_ProcessName

    これはターゲット・フォルダに作成されます。データ・オブジェクトがすでに存在する場合、古い列のデータ型が一致することを前提として、新しい列が追加されます。そうでない場合、エラーがスローされます。

  • COMPONENT、INTERVAL、COUNTERデータ・オブジェクト(ターゲット・フォルダに存在しない場合)。

ターゲットのOracle BAMサーバーはJNDI名前パラメータによって指定されます。

ノート:

データ・オブジェクトはデプロイ時に自動的にのみ作成されます。これらは手動で作成できません。

Oracle BPMをOracle BAM 11gと一緒に使用するように構成するには、次のタスクを実行します。

タスク1: Oracle BPMサーバー上でのOracle BAMアダプタの構成

Oracle BAMとの通信用にSOAPまたはRMIを使用するようOracle BAMアダプタを構成する必要があります。

Oracle BAMアダプタをOracle BPMサーバー上に構成するには:

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールの「ドメイン構造」で、「デプロイメント」をクリックします。
  2. 「OracleBAMAdapter」→「構成」→「アウトバウンド接続プール」の順にクリックします。
  3. oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactoryを展開します。
  4. eis/bam/soapまたはeis/bam/rmiをクリックします。

    Oracle BAMアダプタを構成するために使用するJNDI名が使用されます。たとえば、SOAPを使用するようにOracle BAMアダプタを構成した場合、デフォルトのJNDI名はeis/bam/soapです。同様に、RMIを使用するようにOracle BAMアダプタを構成した場合、デフォルトのJNDI名はeis/bam/rmiです。

  5. Oracle BAMサーバーに一致するようにプロパティを変更します。(テキストを入力した後、[Enter]を押してください)。
  6. 「保存」をクリックします。
  7. デプロイメント・プランのロケーション(たとえばbam/Plan.xml)を選択し、ダイアログを完了します。
  8. 「デプロイメント」に戻ります。
  9. 「OracleBAMAdapter」を選択します。
  10. 「更新」をクリックし、ダイアログを完了します。

Oracle BAMとOracle SOA Suiteコンポジット・アプリケーションの統合の詳細は、『Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発』を参照してください。

タスク2: Oracle BAM 11g Monitor ExpressへのOracle BPMデータ・パブリッシュの有効化

このタスクを実行するには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用します。

Oracle BAM 11g Monitor ExpressへのOracle BPMデータ・パブリッシュを有効にするには:

  1. Oracle Fusion Middleware Controlの「WebLogicドメイン」で、ドメインおよびサーバーを選択します。
  2. 「システムMBeanブラウザ」に移動します。
  3. 「oracle.as.soainfra.config」→「サーバー」→「BPMNConfig」→「bpmn」の順に選択します。
  4. 「分析」をクリックします。

    右側で、「disableMonitorExpress」をfalseに設定します。(デフォルトはtrueです。)

  5. 「保存」および「発行」をクリックします。