4 Oracle Managed File TransferのカスタムWLSTコマンド
この章の内容は次のとおりです。
WLSTの全般的な情報は、『Oracle WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』を参照してください。
MFTの全般的な情報は、「Oracle Managed File Transferの使用」を参照してください。
4.1 MFT WLSTコマンド・カテゴリの概要
MFT WLSTコマンドは、次のカテゴリに分類されます。
表4-1 MFT WLSTコマンド・カテゴリ
コマンド・カテゴリ | 説明 |
---|---|
ソース、転送およびターゲットのアーティファクトで、有効化、無効化、デプロイ、アンデプロイ、削除、エクスポート、メタデータ・ストア(MDS)での存在のチェックの操作を実行します。 |
|
MFTメタデータをエクスポート、インポートおよびリセットします。 |
|
MFTキーストアのSSL、SSHおよびPGPキーを生成、インポート、エクスポート、削除、一覧表示および更新します。 |
|
ソース、転送およびターゲットのアーティファクトのデプロイメント履歴を表示します。 |
|
転送インスタンスについての情報を一時停止、再開、再発行または表示します。 |
|
埋込みFTPおよびsFTPサーバーのポートを起動、停止および変更します。 |
|
カスタム・コールアウトを作成、削除、一覧表示および更新します。 |
|
|
|
ステータスや日付範囲などの基準に基づいて転送インスタンスまたはファイル・システム・データをアーカイブします。 |
|
ステータスや日付範囲などの基準に基づいて転送インスタンスまたはファイル・システム・データをパージします。 |
4.2 MFTアーティファクト管理コマンド
ソース、転送およびターゲットのアーティファクトで操作を実行するには、表4-2に示されたMFT WLSTアーティファクト管理コマンドを使用します。
表4-2 MFTアーティファクト管理WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
複数のソース、転送またはターゲットのアーティファクトをデプロイします。 |
オンラインまたはオフライン |
|
createArtifactsまたはcrtAF |
アーティファクト定義を含む入力xmlファイルからアーティファクトを作成します。 |
オンラインまたはオフライン |
deleteArtifactまたは |
ソース、転送またはターゲットのアーティファクトを削除します。 |
オンラインまたはオフライン |
deleteArtifactDeploymentまたは |
アンデプロイされたソース、転送またはターゲットのアーティファクトを削除します。 |
オンラインまたはオフライン |
deployArtifactまたは |
ソース、転送またはターゲットのアーティファクトをデプロイします。 |
オンラインまたはオフライン |
disableArtifactまたは |
デプロイ済のソース、転送またはターゲットのアーティファクトを無効にします。 |
オンラインまたはオフライン |
enableArtifactまたは |
デプロイ済のソース、転送またはターゲットのアーティファクトを有効にします。 |
オンラインまたはオフライン |
exportDeployedArtifactまたは |
デプロイ済のソース、転送またはターゲットのアーティファクトをZIPファイルにエクスポートします。 |
オンラインまたはオフライン |
isArtifactInMDSまたは |
ソース、転送またはターゲットのアーティファクトがMDS(メタデータ・ストア)に存在するかどうかをチェックします。 |
オンラインまたはオフライン |
undeployArtifactまたは |
ソース、転送またはターゲットのアーティファクトをアンデプロイします。 |
オンラインまたはオフライン |
4.2.1 bulkDeployArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.1.2 構文
bulkDeployArtifact('artifact_type', 'artifact_names', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_names |
カンマ区切りのアーティファクト名、またはすべてに対しては |
comment |
アーティファクトの説明またはそれらをデプロイする理由を示す文字列。 |
4.2.2 createArtifacts
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
説明
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
アーティファクト定義を含む入力XMLファイルからアーティファクトを作成します。このコマンドのショートカットは、crtAF
です
構文
createArtifacts('xmlFilePath', previewMode, updateIfExists)
delDepAF('artifact_type', 'artifact_name', 'label')
createArtifacts('xmlFilePath', previewMode, updateIfExists)
引数 | 定義 |
---|---|
xmlFilePath |
アーティファクト定義を含むXMLファイルの場所。 |
previewMode |
(オプション)作成するアーティファクトなどのプレビュー情報を表示する(TRUE )か、プレビューをスキップして作成を続行する(FALSE )かを指定します。
デフォルト: |
updateIfExists |
既存のアーティファクトを更新します。アーティファクトが存在しない場合は失敗します。 |
例4-1 createArtifactsコマンドの例
次の例では、file.xml
という入力ファイルからアーティファクトを作成します。
createArtifacts('/scratch/file.xml', 'TRUE', updateIfExists)
4.2.3 deleteArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.3.2 構文
deleteArtifact('artifact_type', 'artifact_name')
delAF('artifact_type', 'artifact_name')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
4.2.4 deleteArtifactDeployment
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.4.2 構文
deleteArtifactDeployment('artifact_type', 'artifact_name', 'label')
delDepAF('artifact_type', 'artifact_name', 'label')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
label |
MDS (メタデータ・ストア)でのアーティファクト・ラベル。 このラベルを表示するには、「デプロイメント」タブの「デプロイメントの詳細の表示」を使用します。 |
4.2.5 deployArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.5.2 構文
deployArtifact('artifact_type', 'artifact_name', 'comment')
depAF('artifact_type', 'artifact_name', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
comment |
アーティファクトの説明またはアーティファクトをデプロイする理由を示す文字列。 |
4.2.6 disableArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.6.2 構文
disableArtifact('artifact_type', 'artifact_name', 'comment')
disAF('artifact_type', 'artifact_name', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
comment |
アーティファクトの説明またはアーティファクトを無効にする理由を示す文字列。 |
4.2.7 enableArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.7.2 構文
enableArtifact('artifact_type', 'artifact_name', 'enableAssociatedArtifacts', 'comment')
enAF('artifact_type', 'artifact_name', 'enableAssociatedArtifacts', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
enableAssociatedArtifacts |
(オプション)関連するアーティファクトを有効にするかどうか(TRUE またはFALSE )を指定します。
デフォルト: |
comment |
アーティファクトの説明またはアーティファクトを有効にする理由を示す文字列。 |
4.2.8 exportDeployedArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.8.2 構文
exportDeployedArtifact('artifact_type', 'artifact_name', 'label', 'archive_file_path', 'generateConfigPlan', 'longFormat')
expDepAF('artifact_type', 'artifact_name', 'label', 'archive_file_path', 'generateConfigPlan', 'longFormat')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
エクスポートされるアーティファクトの名前。 |
label |
MDS (メタデータ・ストア)でのアーティファクト・ラベル。 このラベルを表示するには、「デプロイメント」タブの「デプロイメントの詳細の表示」を使用します。 |
archive_file_path |
エクスポートするZIPファイルへのフルパス。WLSTにリモート接続している場合は、ZIPファイルはリモート・サーバー上に作成されます。 |
generateConfigPlan |
(オプション) mftConfig XMLを生成するかどうか(TRUE またはFALSE )を指定します。構成計画は、アーカイブ・ファイルが生成されるのと同じフォルダに生成されます。
デフォルト: |
longFormat |
(オプション)構成計画XMLのほとんどの属性をリストする(TRUE )か、キー属性のみをリストする(FALSE )かを指定します。
デフォルト: |
4.2.9 isArtifactInMDS
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.9.1 説明
ソース、転送またはターゲットのアーティファクトがMDS (メタデータ・ストア)に存在するかどうかを調べてTRUE
またはFALSE
を返します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.2.9.2 構文
isArtifactInMDS('artifact_type', 'artifact_name')
isAFinMDS('artifact_type', 'artifact_name')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
4.2.10 undeployArtifact
コマンド・カテゴリ: MFTアーティファクト管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.2.10.2 構文
undeployArtifact('artifact_type', 'artifact_name', 'comment')
undepAF('artifact_type', 'artifact_name', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
artifact_type |
アーティファクト・タイプ: |
artifact_name |
アーティファクト名。 |
comment |
アーティファクトの説明またはアーティファクトをアンデプロイする理由を示す文字列。 |
4.3 MFTメタデータ・コマンド
メタデータ操作を実行するには、表4-3に示されたMFT WLSTメタデータ・コマンドを使用します。
表4-3 MFTメタデータWLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
exportMftMetadataまたは |
MFT構成全体(パスワードを除く)をZIPファイルにエクスポートします。 |
オンラインまたはオフライン |
exportTransferMetadataまたは |
転送アーティファクトおよび関連するメタデータをZIPファイルにエクスポートします。 |
オンラインまたはオフライン |
importMftMetadataまたは |
エクスポート済のMFT構成をZIPファイルからインポートします。 |
オンラインまたはオフライン |
resetMetadataまたは |
すべてのアーティファクトを削除し、すべての管理設定をデフォルトにリセットしてMFT構成をリセットし、オプションでユーザーのプリファレンスは保持します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.3.1 exportMftMetadata
コマンド・カテゴリ: MFTメタデータ・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.3.1.2 構文
exportMftMetadata('archive_file_path', 'generateConfigPlan', 'longFormat')
expMD('archive_file_path', 'generateConfigPlan', 'longFormat')
引数 | 定義 |
---|---|
archive_file_path |
エクスポートするZIPファイルへのフルパス。 |
generateConfigPlan |
(オプション) mftConfig XMLを生成するかどうか(TRUE またはFALSE )を指定します。構成計画は、アーカイブ・ファイルが生成されるのと同じフォルダに生成されます。
デフォルト: |
longFormat |
(オプション)構成計画XMLのほとんどの属性をリストする(TRUE )か、キー属性のみをリストする(FALSE )かを指定します。
デフォルト: |
4.3.2 exportTransferMetadata
コマンド・カテゴリ: MFTメタデータ・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.3.2.2 構文
exportTransferMetadata('archive_file_path', 'transfer_name', 'generateConfigPlan', 'longFormat')
expXfrMD('archive_file_path', 'transfer_name', 'generateConfigPlan', 'longFormat')
引数 | 定義 |
---|---|
archive_file_path |
エクスポートするZIPファイルへのフルパス。 |
transfer_name |
アーティファクト名を転送します。 |
generateConfigPlan |
(オプション) mftConfig XMLを生成するかどうか(TRUE またはFALSE )を指定します。構成計画は、アーカイブ・ファイルが生成されるのと同じフォルダに生成されます。
デフォルト: |
longFormat |
(オプション)構成計画XMLのほとんどの属性をリストする(TRUE )か、キー属性のみをリストする(FALSE )かを指定します。
デフォルト: |
4.3.3 importMftMetadata
コマンド・カテゴリ: MFTメタデータ・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.3.3.2 構文
importMftMetadata('archive_file_path', 'config_plan_file_path', 'previewMode')
impMD('archive_file_path', 'config_plan_file_path', 'previewMode')
引数 | 定義 |
---|---|
archive_file_path |
インポートするZIPファイルへのフルパス。 |
config_plan_file_path |
(オプション) mftConfig XMLのファイルの場所。
|
previewMode |
(オプション)設定計画に基づいて変更される属性などのプレビュー情報を表示する(TRUE )か、プレビューをスキップしてインポートを続行する(FALSE )かを指定します。
デフォルト: |
4.3.4 resetMetadata
コマンド・カテゴリ: MFTメタデータ・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.3.4.1 説明
すべてのアーティファクトを削除し、すべての管理設定をデフォルトにリセットしてMFT構成をリセットし、オプションでユーザーのプリファレンスは保持します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.3.4.2 構文
resetMetadata('preserve_preferences')
resMD('preserve_preferences')
引数 | 定義 |
---|---|
preserve_preferences |
ユーザーのプリファレンスを保持する( |
4.4 MFTキー管理コマンド
MFTキーストアでSSL、SSH、PGPおよびPEM形式のキーを管理するには、MFT WLSTキー管理コマンドを使用します。詳細は、『Oracle Managed File Transferの使用』のOracle WebLogic Scripting Toolを使用したキーストアの管理に関する項を参照してください。
ノート:
PEMのキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12 c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。
表4-4 MFTキー管理WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
|
キー別名をMFTキーストアから削除します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
キーをMFTキーストアからキー・ファイルにエクスポートします。 |
オンラインまたはオフライン |
|
キーを生成して1つ以上のキー・ファイルに保存します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
キーをキー・ファイルからMFTキーストアにインポートします。 |
オンラインまたはオフライン |
|
MFTキーストア内のキー別名をリストします。 |
オンラインまたはオフライン |
|
キー別名をMFTキーストアから削除して新しいキー・ファイルを作成します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.4.1 deleteCSFKey
コマンド・カテゴリ: MFTキー管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.4.1.2 構文
deleteCSFKey('key_format', 'key_type', 'alias')
delKey('key_format', 'key_type', 'alias')
引数 | 定義 |
---|---|
key_format |
キーの形式: OCI Storage Cloud Serviceタイプがソースまたはターゲットとして選択されている場合、PEM形式のRSAキーを使用してOracle Cloud Infrastructureに接続します。 PEMのキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12 c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。 |
key_type |
キー・タイプ: PEM形式のRSAキーの場合、 |
alias |
キー別名。 |
4.4.2 exportCSFKey
コマンド・カテゴリ: MFTキー管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.4.2.2 構文
exportCSFKey('key_format', 'key_type', 'key_file_path')
expKey('key_format', 'key_type', 'key_file_path')
引数 | 定義 |
---|---|
key_format |
キーの形式: OCI Storage Cloud Serviceタイプがソースまたはターゲットとして選択されている場合、PEM形式のRSAキーを使用してOracle Cloud Infrastructureに接続します。 PEMのキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12 c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。 |
key_type |
キー・タイプ: PEM形式のRSAキーの場合、 |
key_file_path |
エクスポート先のキー・ファイルへのフルパス。 |
4.4.3 generateKeys
コマンド・カテゴリ: MFTキー管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.4.3.1 説明
キーを生成して1つ以上のキー・ファイルに保存します。キーのタイプはRSAで、キーのサイズは1024ビットです。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
ノート:
OCI Storage Cloud Serviceタイプがソースまたはターゲットとして選択されている場合、Oracle Cloud Infrastructureへの接続に使用されるPEM形式の秘密RSAキーの生成にOracle Managed File TransferコンソールやWSLT generateKeys
コマンドは使用できません。かわりに、ssh-keygen
などの外部キー生成アプリケーションを使用するか、Oracle Cloud InfrastructureドキュメントのAPI署名キーの生成方法のステップに従います。その後、PEM形式のRSAキーをインポートできます。
OCI Storage Cloud ServiceタイプおよびPEMキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。
4.4.3.2 構文
generateKeys ('key_format', 'password', 'file_location', 'key_identity', 'key_size')
genKeys('key_format', 'password', 'file_location', 'key_identity', 'key_size')
引数 | 定義 |
---|---|
key_format |
キーの書式: |
password |
秘密キーのパスワード。 |
file_location |
生成されたキーが配置されるディレクトリ。SSHの場合、場所にはキー・ファイル名も含める必要があります。 |
key_identity |
PGPキーで使用するアイデンティティ文字列。SSHの場合、これは無視されます。これはオプション・プロパティです。指定されていない場合、デフォルトはmft pgp key - KeyGen Util です。
|
key_size |
生成するキーのサイズ。指定されていない場合、サイズが1024のキーがデフォルトで生成されます。最小サイズは1024、最大サイズは8192で、制限はSSHおよびPGPの両方のキーに適用できます。 |
4.4.4 importCSFKey
コマンド・カテゴリ: MFTキー管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.4.4.2 構文
importCSFKey('key_format', 'key_type', 'alias', 'key_file_path')
impKey('key_format', 'key_type', 'alias', 'key_file_path')
引数 | 定義 |
---|---|
key_format |
キーの形式: OCI Storage Cloud Serviceタイプがソースまたはターゲットとして選択されている場合、PEM形式のRSAキーを使用してOracle Cloud Infrastructureに接続します。 PEMのキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12 c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。 |
key_type |
キー・タイプ: PEM形式のRSAキーの場合、 |
alias |
キー別名。 |
key_file_path |
インポート元のキー・ファイルへのフルパス。 |
4.4.4.3 例
次の例では、別名my-alias
の秘密SSHキーをファイル/export/ssh/my_private_keys.ppk
からインポートします。
importCSFKey('SSH', 'PRIVATE', 'my-alias', '/export/ssh/my_private_keys.ppk')
次の例では、別名mftpgppub
の公開PGPキーをファイル/export/PGP/pub.asc
からインポートします。
importCSFKey('PGP', 'PUBLIC', 'mftpgppub', '/export/pgp/pub.asc')
次の例では、別名mftpgppri
の秘密PGPキーをファイル/export/pgp/secret.asc
からインポートします。
importCSFKey('PGP', 'PRIVATE', 'mftpgppri', '/export/pgp/secret.asc')
次の例では、別名mftpem
を持つPEM形式のRSA秘密キーをファイル/export/pem/my_private_keys.pem
からインポートします。
importCSFKey('PEM', 'PRIVATE', 'mftpem', '/export/pem/my_private_keys.pem)
4.4.5 listCSFKeyAliases
コマンド・カテゴリ: MFTキー管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.4.5.2 構文
listCSFKeyAliases('key_format', 'key_type', 'alias')
lsKeyAliases('key_format', 'key_type', 'alias')
引数 | 定義 |
---|---|
key_format |
キーの形式: OCI Storage Cloud Serviceタイプがソースまたはターゲットとして選択されている場合、PEM形式のRSAキーを使用してOracle Cloud Infrastructureに接続します。 PEMのキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12 c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。 |
key_type |
キー・タイプ: PEM形式のRSAキーの場合、 |
alias
|
(オプション)指定されている場合、指定された別名で格納された特定のキーの詳細が表示されます。 |
4.4.6 updateCSFKey
コマンド・カテゴリ: MFTキー管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.4.6.2 構文
updateCSFKey('key_format', 'key_type', 'alias', 'key_file_path')
updKey('key_format', 'key_type', 'alias', 'key_file_path')
引数 | 定義 |
---|---|
key_format |
キーの形式: OCI Storage Cloud Serviceタイプがソースまたはターゲットとして選択されている場合、PEM形式のRSAキーを使用してOracle Cloud Infrastructureに接続します。 PEMのキー形式は、パッチ32395225をインストールした場合にのみ12 c (12.2.1.4)で使用できます。My Oracle Supportにサインインし、パッチ番号でパッチを検索してダウンロードします。 |
key_type |
キー・タイプ: PEM形式のRSAキーの場合、 |
alias |
キー別名。 |
key_file_path |
作成するキー・ファイルへのフルパス。 |
4.5 MFTデプロイメント履歴コマンド
ソース、転送およびターゲットのアーティファクトのデプロイメント履歴を表示するには、表4-5に示されたMFT WLSTデプロイメント履歴コマンドを使用します。
表4-5 MFTデプロイメント履歴WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
getSourceDeploymentHistoryまたは |
ソース・アーティファクトのデプロイメント履歴を返します。 |
オンラインまたはオフライン |
getTargetDeploymentHistoryまたは |
ターゲット・アーティファクトのデプロイメント履歴を返します。 |
オンラインまたはオフライン |
getTransferDeploymentHistoryまたは |
転送アーティファクトのデプロイメント履歴を返します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.5.1 getSourceDeploymentHistory
コマンド・カテゴリ: MFTデプロイメント履歴コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.5.1.2 構文
getSourceDeploymentHistory('source_name')
getSrcDH('source_name')
引数 | 定義 |
---|---|
source_name |
ソース・アーティファクト名。 |
4.5.2 getTargetDeploymentHistory
コマンド・カテゴリ: MFTデプロイメント履歴コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.5.2.2 構文
getTargetDeploymentHistory('target_name')
getTrgtDH('target_name')
引数 | 定義 |
---|---|
target_name |
ターゲット・アーティファクト名。 |
4.6 MFT転送管理コマンド
転送インスタンスを管理するには、表4-6に示されたMFT WLST転送管理コマンドを使用します。
表4-6 MFT転送管理WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
getTransferInfoまたは |
転送アーティファクトに関する情報を返します。 |
オンラインまたはオフライン |
pauseTransferまたは |
進行中の転送を一時停止します。 |
オンラインまたはオフライン |
resubmitまたは |
失敗した転送を再発行します。 |
オンラインまたはオフライン |
resumeTransferまたは |
一時停止している転送を再開します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.6.1 getTransferInfo
コマンド・カテゴリ: MFT転送管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.6.1.2 構文
getTransferInfo('transfer_name', 'label')
getXfrInfo('transfer_name', 'label')
引数 | 定義 |
---|---|
transfer_name |
アーティファクト名を転送します。 |
label |
MDS (メタデータ・ストア)でのアーティファクト・ラベル。 このラベルを表示するには、「デプロイメント」タブの「デプロイメントの詳細の表示」を使用します。 |
4.6.2 pauseTransfer
コマンド・カテゴリ: MFT転送管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.6.2.2 構文
pauseTransfer('instance_id', 'comment')
pauseXfr('instance_id', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
instance_id |
転送用のターゲット・インスタンスID。 ターゲット・レポートの「拡張」セクションを開くと、インスタンスIDが表示されます。ターゲット・レポートの詳細は、Oracle Managed File Transferの使用のソース、転送およびターゲットのレポートの解釈に関する項を参照してください。 |
comment |
一時停止の理由を説明する文字列。 |
4.6.3 resubmit
コマンド・カテゴリ: MFT転送管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.6.3.2 構文
resubmit('resubmit_type', 'instance_ids', 'comment')
resub('resubmit_type', 'instance_ids', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
resubmit_type |
再送信のタイプ:
|
instance_ids |
カンマ区切りのインスタンスID。 ソース、転送またはターゲット・レポートの「拡張」セクションを開くと、インスタンスIDが表示されます。これらのレポートの詳細は、Oracle Managed File Transferの使用のソース、転送およびターゲットのレポートの解釈に関する項を参照してください。 |
comment |
再送信の理由を説明する文字列。 |
4.6.4 resumeTransfer
コマンド・カテゴリ: MFT転送管理コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.6.4.2 構文
resumeTransfer('instance_id', 'comment')
resXfr('instance_id', 'comment')
引数 | 定義 |
---|---|
instance_id |
転送用のターゲット・インスタンスID。 ターゲット・レポートの「拡張」セクションを開くと、インスタンスIDが表示されます。ターゲット・レポートの詳細は、Oracle Managed File Transferの使用のソース、転送およびターゲットのレポートの解釈に関する項を参照してください。 |
comment |
再開の理由を説明する文字列。 |
4.7 MFT埋込みサーバー・コマンド
埋込みFTPおよびsFTPサーバーを管理するには、表4-7に示されたMFT WLST埋込みサーバー・コマンドを使用します。
表4-7 MFT埋込みサーバーWLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
|
埋込みサーバーにホーム・ディレクトリを割り当てます。 |
オンラインまたはオフライン |
|
埋込みサーバー・ディレクトリに対する権限を付与します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
指定されたプリンシパルとサーバー・タイプに使用できるすべての権限のリストを返します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
埋込みサーバー・ディレクトリの権限を取り消します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
停止された埋込みFTPまたはsFTPサーバーを起動します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
実行している埋込みFTPまたはsFTPサーバーを停止します。 |
オンラインまたはオフライン |
|
埋込みFTPまたはsFTPサーバーのポートを更新します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.7.1 ConfigureHomeDir
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.1.2 構文
configureHomeDir('directory_path', 'user_name')
引数 | 定義 |
---|---|
|
埋込みサーバーのルートから開始する任意の有効なパス。 |
|
WebLogicユーザーID |
4.7.2 grantPermissionToDirectory
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.2.2 構文
grantPermissionToDirectory('directory_path', 'principal_name', 'principal_type', 'permissions', 'server_type', 'include_subfolder')
引数 | 定義 |
---|---|
|
埋込みサーバーのルートから開始する任意の有効なパス |
|
エンタープライズ・ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールの名前。 |
|
次のうちの1つ。
|
|
次の権限のカンマ区切りのリスト
|
|
|
|
ディレクトリ内のサブフォルダに対する権限を含めるかどうか( |
4.7.3 listAllPermissions
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.3.2 構文
listAllPermissions('principal_name', 'server_type')
引数 | 定義 |
---|---|
|
エンタープライズ・ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールの名前。 |
server_type |
|
4.7.4 revokePermissionForDirectory
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.4.2 構文
revokePermissionForDirectory('directory_path', 'principal_name', 'principal_type', 'permissions', 'server_type', 'include_subfolder')
引数 | 定義 |
---|---|
|
埋込みサーバーのルートから開始する任意の有効なパス |
|
エンタープライズ・ユーザー、グループまたはアプリケーション・ロールの名前。 |
|
次のうちの1つ。
|
|
次の権限のカンマ区切りのリスト
|
|
|
|
ディレクトリ内のサブフォルダに対する権限を取り消すかどうか( |
4.7.5 startEmbeddedServer
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.5.1 説明
停止している埋込みFTP、FTPS (FTP over SSL)またはsFTP (SSH-FTP)サーバーを起動します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.7.5.2 構文
startEmbeddedServer('server_type')
startES('server_type')
引数 | 定義 |
---|---|
server_type |
埋込みサーバーのタイプ: |
4.7.6 stopEmbeddedServer
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.6.1 説明
実行中の埋込みFTP、FTPS (FTP over SSL)またはsFTP (SSH-FTP)サーバーを停止します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.7.6.2 構文
stopEmbeddedServer('server_type')
stopES('server_type')
引数 | 定義 |
---|---|
server_type |
埋込みサーバーのタイプ: |
4.7.7 updatePorts
コマンド・カテゴリ: MFT埋込みサーバー・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.7.7.1 説明
埋込みFTP、FTPS (FTP over SSL)またはsFTP (SSH-FTP)サーバーのポートを更新します。埋込みサーバーは、MFT専用のOracle WebLogic Server管理対象サーバーのサービスの1つです。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.7.7.2 構文
updatePorts('server_instance', 'service', 'port')
updPorts('server_instance', 'service', 'port')
引数 | 定義 |
---|---|
server_instance |
MFT専用のOracle WebLogic Server管理対象サーバーの名前。 |
service |
サービス(埋込みサーバーのタイプ): |
port |
ポート番号。 |
4.8 MFTコールアウト・コマンド
カスタム・コールアウトを管理するには、表4-8に示されたMFT WLSTコールアウト・コマンドを使用します。
表4-8 MFTコールアウトWLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
createCalloutsまたは |
コールアウトを定義するXMLファイルに基づいてコールアウトを作成します。 |
オンラインまたはオフライン |
deleteCalloutまたは |
コールアウトを削除します。 |
オンラインまたはオフライン |
listCalloutsまたは |
コールアウトのリストを返します。 |
オンラインまたはオフライン |
updateCalloutsまたは |
コールアウトを定義するXMLファイルに基づいて、同じ名前のコールアウトを更新します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.8.1 createCallouts
コマンド・カテゴリ: MFTコールアウト・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.8.1.1 説明
コールアウトを定義するXMLファイルに基づいてコールアウトを作成します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
コールアウトの説明および例は、Oracle Managed File Transferの使用のカスタム・コールアウトでの転送の処理に関する項を参照してください。
4.8.1.2 構文
createCallouts('def_file_path')
crtCalls('def_file_path')
引数 | 定義 |
---|---|
def_file_path |
コールアウト定義XMLファイルへのフルパス。 |
4.8.4 updateCallouts
コマンド・カテゴリ: MFTコールアウト・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.8.4.1 説明
コールアウトを定義するXMLファイルに基づいて、同じ名前のコールアウトを更新します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
ノート:
既存のコールアウトのパラメータは追加、削除または変更できません。
4.8.4.2 構文
updateCallouts('def_file_path')
updCalls('def_file_path')
引数 | 定義 |
---|---|
def_file_path |
コールアウト定義XMLファイルへのフルパス。 |
4.9 MFTイベント通知コマンド
イベントの連絡先通知を管理するには、表4-9に示されたMFT WLSTイベント通知コマンドを使用します。
表4-9 MFT連絡先WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
addContactToNotificationまたは |
特定のイベント通知に連絡先を追加します。 |
オンラインまたはオフライン |
createContactまたは |
イベント通知の連絡先を作成します。 |
オンラインまたはオフライン |
deleteContactまたは |
連絡先を削除します。 |
オンラインまたはオフライン |
指定した通知イベントに関連付けられている連絡先をリストします。 |
オンラインまたはオフライン |
|
listContactsまたは |
連絡先のリストを返します。 |
オンラインまたはオフライン |
すべての通知イベントをリストします。 |
オンラインまたはオフライン |
|
removeContactFromNotificationまたは |
特定のイベント通知から連絡先を削除します。 |
オンラインまたはオフライン |
updateEventまたは |
特定のイベント通知を有効または無効にします。 |
オンラインまたはオフライン |
4.9.1 addContactToNotification
コマンド・カテゴリ: MFT連絡先コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.9.1.2 構文
addContactToNotification('event', 'contact_type', 'value')
addContNote('event', 'contact_type', 'value')
引数 | 定義 |
---|---|
event |
イベント: |
contact_type |
連絡先タイプ |
value |
電子メール・アドレスまたは電話番号。 |
4.9.2 createContact
コマンド・カテゴリ: MFT連絡先コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.9.2.1 説明
イベント通知の連絡先を作成します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
電子メール・ドライバの構成方法の詳細は、Oracle Managed File Transferの使用の通知のための電子メール・ドライバの構成に関する項を参照してください。SMSドライバの構成方法の詳細は、Oracle Managed File Transferの使用の通知のためのSMSドライバの構成に関する項を参照してください。
ノート:
電話およびFAXの通知は、このリリースのOracle Managed File Transferではサポートされていません。
4.9.2.2 構文
createContact('contact_type', 'value')
crtCont('contact_type', 'value')
引数 | 定義 |
---|---|
contact_type |
連絡先タイプ |
value |
電子メール・アドレスまたは電話番号。 |
4.9.3 deleteContact
コマンド・カテゴリ: MFT連絡先コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.9.3.2 構文
deleteContact('contact_type', 'value')
delCont('contact_type', 'value')
引数 | 定義 |
---|---|
contact_type |
連絡先タイプ |
value |
電子メール・アドレスまたは電話番号。 |
4.9.4 getAssociatedContacts
コマンド・カテゴリ: MFT連絡先コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.9.5 listContacts
コマンド・カテゴリ: MFT連絡先コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.9.5.2 構文
listContacts('contact_type')
lsConts('contact_type')
引数 | 定義 |
---|---|
contact_type |
連絡先タイプ |
4.9.7 removeContactFromNotification
コマンド・カテゴリ: MFT連絡先コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.9.7.1 説明
特定のイベント通知から連絡先を削除します。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
イベントから最後の連絡先を削除すると、イベントは無効にされます。ただし、その逆はありません。イベントに最初の連絡先を追加する際、イベントは自動的に有効にされません。イベントは、updateEventコマンドを使用して有効にしてください。
4.9.7.2 構文
removeContactFromNotification('event', 'contact_type', 'value')
remContNote('event', 'contact_type', 'value')
引数 | 定義 |
---|---|
event |
イベント: |
contact_type |
連絡先タイプ |
value |
電子メール・アドレスまたは電話番号。 |
4.10 MFTアーカイブおよび復元コマンド
ステータスや日付範囲などの基準に基づいてランタイム・インスタンスまたはファイル・システム・データをアーカイブおよび復元するには、表4-10に示されたMFTアーカイブおよび復元コマンドを使用します。
表4-10 MFTアーカイブおよび復元WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
archiveInstanceDataまたは |
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンスをアーカイブします。 |
オンラインまたはオフライン |
restoreInstanceDataまたは |
アーカイブ済のランタイム・インスタンスを復元します。 |
オンラインまたはオフライン |
archivePayloadsまたは |
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをアーカイブします。 |
オンラインまたはオフライン |
restorePayloadsByNameまたは |
以前にアーカイブされたファイル・システム・データをzipファイル名で復元します。 |
オンラインまたはオフライン |
restorePayloadsByPrefixまたは |
以前にアーカイブされたファイル・システム・データをzipファイル名接頭辞で復元します。 |
オンラインまたはオフライン |
4.10.1 archiveInstanceData
コマンド・カテゴリ: MFTアーカイブおよび復元コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.10.1.1 説明
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンスをアーカイブします。オプションで、ファイル・システム・データをアーカイブします。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
このコマンドを実行する前に、次のSQLコマンドを使用して、データベース・サーバーにMFTアーカイブ・ディレクトリを作成する必要があります。
CREATE DIRECTORY MFT_DIR AS path;
GRANT READ, WRITE ON DIRECTORY MFT_DIR TO MFT_STB;
データベースおよびスキーマ所有者(MFT_STB)の詳細は、Managed File Transferのインストールと構成を参照してください。
4.10.1.2 構文
archiveInstanceData(arguments)
arcData (arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
archiveFileName='archiveFileName' |
定義済のMFTアーカイブ・ディレクトリに保存されるランタイム・インスタンス・アーカイブ・ファイルの名前。デフォルトの拡張子は、 |
startDate='startDate' |
形式 デフォルト: 日付および時間は指定されていません。 |
endDate='endDate' |
形式 デフォルト: 現在の日付および時刻。 |
batchId='batchId' |
前の |
status='status' |
ステータス: すべてのステータスには デフォルト: |
testMode='TRUE|FALSE' |
テスト・モードで実行して、アーカイブせずに、特定の基準でアーカイブされるレコード数などのプレビュー・データを取得する( |
comments='comments' |
コメント文字列。デフォルトは空の文字列です。 |
runInSync='TRUE|FALSE' |
ただちに同期的に実行して戻る( デフォルト: |
transferNames='transferNames' |
インスタンスをアーカイブする必要がある転送の名前を含む、デリミタで区切られた文字列。 |
namesDelimiter='namesDelimiter' |
アーティファクトの名前の間のセパレータとして使用される文字。 |
4.10.1.3 例
次の例では、テスト・モード(何もアーカイブしない)で、ステータスがCOMPLETED
のすべてのインスタンスに対してバックグラウンド(実行中、WLSTコマンドをブロックしない)で実行し、インスタンスまたはペイロードがいくつアーカイブされるかなどの統計を提供します。
archiveInstanceData()
出力の例は次のとおりです。
Total no. of instances to be archived: 105. Total no. of payloads to be archived: 105. Nothing has been archived as test mode was TRUE. To archive these records, run the same command by passing batch id 546781 and test mode as FALSE.
次の例では、2013年3月31日よりも前で、ステータスがCOMPLETED
のインスタンスに対してバックグラウンドでテスト・モードで実行し、アーカイブ統計を提供します。startDate
引数が省略された場合、endDate
引数に明示的にラベルを付ける必要があります。
archiveInstanceData(endDate='31-03-2013 00:00:00:00')
次の例では、ステータスがCOMPLETED
の2013年2月1日から2013年3月31日までのインスタンスをファイルmft.dmp
にアーカイブし、アーカイブ統計を提供します。startDate
およびendDate
引数の両方が含まれる場合、ラベルは省略できます。
archiveInstanceData(archiveFileName='mft.dmp','01-02-2013 00:00:00:00', '31-03-2013 00:00:00:00', testMode='FALSE')
次の例では、ステータスがACTIVE
またはFAILED
の2013年2月1日から2013年3月31日までのインスタンスをファイルmft.dmp
にアーカイブし、アーカイブ統計を提供します。runInSync='TRUE'
が指定されるため、アーカイブがただちに発生し、完了するまでそれ以降のWLSTコマンドをブロックします。runFSArchive='TRUE'
が指定されるため、ファイル・システム・データもアーカイブされます。
archiveInstanceData(archiveFileName='mft.dmp','01-02-2013 00:00:00:00', '31-03-2013 00:00:00:00', testMode='FALSE', status='A,F', runInSync='TRUE', fsArchiveFolderPath='2013-01-02-MftArchive')
次の例では、バッチID 546781
のテスト済の失敗したアーカイブを、失敗の場所から実行します。
archiveInstanceData(archiveFileName='mft2.dmp',batchId='546781', testMode='FALSE')
4.10.2 restoreInstanceData
コマンド・カテゴリ: MFTアーカイブおよび復元コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.10.2.2 構文
restoreInstanceData(arguments)
resData(arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
archiveFileName='archiveFileName' |
復元するMFTアーカイブ・ディレクトリにあるアーカイブ・ファイルの名前。このディレクトリの定義方法は、「archiveInstanceData」を参照してください。これは必須の引数です。 デフォルトの拡張子は、 |
fileNamePrefix='fileNamePrefix' |
対応するペイロード・アーカイブ・ファイルのファイル名接頭辞を識別する文字列で、通常はバッチIDです。archiveInstanceDataバッチIDのarchivePayloadsを先に実行させる必要があります。デフォルト値はありません。 |
fsFolderPath='fsFolderPath' |
対応するペイロード・アーカイブ・ファイルが格納されるディレクトリへのパスを識別する文字列です。デフォルト値はありません。 |
4.10.2.3 例
次の例では、以前にarchiveInstanceDataコマンドによってアーカイブされたランタイム・インスタンス・データを復元します。対応するペイロード・アーカイブは/tmp/mft/546781.zip
から復元されます。このコマンドは、バックグラウンドで実行します。
restoreInstanceData(archiveFilePath="mft_runtime_archive.dmp", fileNamePrefix="546781", fsFolderPath="/tmp/mft")
4.10.3 archivePayloads
コマンド・カテゴリ: MFTアーカイブおよび復元コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.10.3.1 説明
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをアーカイブします。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.10.3.2 構文
archivePayloads(arguments)
arcPLs(arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
batchId='batchId' |
アーカイブ基準を識別する文字列。デフォルト値はありません。先にarchiveInstanceDataを実行して |
archivePath='archivePath' |
|
runInSync='TRUE|FALSE' |
ただちに同期的に実行して戻る( デフォルト: |
4.10.3.3 MBeanプロパティ
Enterprise Managerを使用してMBeanを設定する方法の詳細は、「MFT WLSTコマンドに対するシステムMBeanプロパティの設定」を参照してください。
プロパティ | 定義 |
---|---|
FS_ARCHIVE_MAX_SIZE |
アーカイブzipファイルのサイズ制限をMBで設定する文字列。デフォルト値はゼロで、無制限を設定します。 |
FS_ARCHIVE_MAX_FILES_PER_ZIP |
アーカイブzipファイルに含めることができるファイル数の制限を設定する文字列。デフォルト値はゼロで、無制限を設定します。 |
4.10.3.4 例
次の例では、以前にarchiveInstanceDataコマンドによってアーカイブされたバッチID 546781
のランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをアーカイブします。アーカイブは/tmp/mft/546781.zip
に保存され、ただちに実行されます。
archivePayloads(batchId='546781',archivePath='/tmp/mft',runInSync='TRUE')
4.10.4 restorePayloadsByName
コマンド・カテゴリ: MFTアーカイブおよび復元コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.10.4.2 構文
restorePayloadsByName(arguments)
resPLbyN(arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
fileNames='fileNames' |
復元するZIPファイルの名前を識別する文字列。デフォルト値はありません。これは必須の引数です。 ZIPファイルの名前がバッチID以外の名前に変更されている場合、この引数のバッチIDのかわりに新しいファイル名を指定する必要があります。 複数の |
folderPath='folderPath' |
ZIPアーカイブが保存されたディレクトリへのパス。これは必須の引数です。 |
runInSync='TRUE|FALSE' |
ただちに同期的に実行して戻る( デフォルト: |
4.10.4.3 MBeanプロパティ
Enterprise Managerを使用してMBeanを設定する方法の詳細は、「MFT WLSTコマンドに対するシステムMBeanプロパティの設定」を参照してください。
プロパティ | 定義 |
---|---|
FS_RESTORE_OVERWRITE_EXISTING |
復元で同じ名前のファイルを上書きするかどうかを決定する文字列。デフォルト値は |
4.10.4.4 例
次の例では、以前にarchivePayloadsコマンドによってアーカイブされたバッチID 546781
のランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データを復元します。アーカイブは/tmp/mft/546781.zip
から復元され、ただちに実行されます。
restorePayloadsByName(fileNames='546781',folderPath='/tmp/mft',runInSync='TRUE')
4.10.5 restorePayloadsByPrefix
コマンド・カテゴリ: MFTアーカイブおよび復元コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.10.5.2 構文
restorePayloadsByPrefix(arguments)
resPLbyP(arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
fileNamePrefix='fileNamePrefix' |
復元するZIPファイルを識別する文字列で、通常はバッチIDです。デフォルト値はありません。先にarchivePayloadsを実行して ZIPファイルの名前がバッチID以外の名前に変更されている場合、この引数のバッチIDのかわりに新しいファイル名を指定する必要があります。 1つの |
folderPath='folderPath' |
ZIPアーカイブが保存されたディレクトリへのパス。これは必須の引数です。 |
runInSync='TRUE|FALSE' |
ただちに同期的に実行して戻る( デフォルト: |
4.10.5.3 MBeanプロパティ
Enterprise Managerを使用してMBeanを設定する方法の詳細は、「MFT WLSTコマンドに対するシステムMBeanプロパティの設定」を参照してください。
プロパティ | 定義 |
---|---|
FS_RESTORE_OVERWRITE_EXISTING |
復元で同じ名前のファイルを上書きするかどうかを決定する文字列。デフォルト値は |
4.10.5.4 例
次の例では、以前にarchivePayloadsコマンドによってアーカイブされたバッチID 546781
のランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データを復元します。アーカイブは/tmp/mft/546781.zip
から復元され、ただちに実行されます。
restorePayloadsByPrefix(fileNamePrefix='546781',folderPath='/tmp/mft',runInSync='TRUE')
4.11 MFTパージ・コマンド
ステータスや日付範囲などの基準に基づいてランタイム・インスタンスまたはファイル・システム・データをパージするには、表4-11に示されたMFTパージ・コマンドを使用します。
表4-11 MFTパージWLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
purgeInstanceDataまたは |
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンスをパージします。オプションで、ファイル・システム・データをパージします。 |
オンラインまたはオフライン |
purgePayloadsまたは |
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをパージします。 |
オンラインまたはオフライン |
4.11.1 purgeInstanceData
コマンド・カテゴリ: MFTパージ・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.11.1.1 説明
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンスをパージします。オプションで、ファイル・システム・データをパージします。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.11.1.2 構文
purgeInstanceData(arguments)
prgData(arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
startDate='startDate' |
形式 デフォルト: 日付および時間は指定されていません。 |
endDate='endDate' |
形式 デフォルト: 現在の日付および時刻。 |
batchId='batchId' |
前の |
status='status' |
ステータス: すべてのステータスには デフォルト: |
testMode='TRUE|FALSE' |
アーカイブせずにアーカイブをテストし、特定の基準でアーカイブされるレコード数などの情報をプレビューする( |
testMode='TRUE|FALSE' |
パージをテストする( デフォルト: |
comments='comments' |
コメント文字列。デフォルトは空の文字列です。 |
runInSync='TRUE|FALSE' |
ただちに同期的に実行して戻る( デフォルト: |
runPayloadPurge='TRUE|FALSE' |
ランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データもパージする( デフォルト: |
transferNames='transferNames' |
インスタンスをパージする必要がある転送の名前を含む、デリミタで区切られた文字列。 |
namesDelimiter='namesDelimiter' |
アーティファクトの名前の間のセパレータとして使用される文字。 |
4.11.1.3 例
次の例では、テスト・モード(何もパージしない)で、ステータスがCOMPLETED
のすべてのインスタンスに対してバックグラウンド(実行中、WLSTコマンドをブロックしない)で実行し、インスタンスまたはペイロードがいくつパージされるかなどの統計を提供します。
purgeInstanceData()
出力の例は次のとおりです。
Total no. of purgeable instances: 105. Total no. of purgeable payloads: 105. Nothing has been purged as test_mode was TRUE. To purge these records, run the same command by passing batchId 546781 and test mode as FALSE.
次の例では、テスト・モードで、ステータスがCOMPLETED
の2013年5月31日よりも前のインスタンスに対してバックグラウンドで実行し、パージ統計を提供します。startDate
引数が省略された場合、endDate
引数に明示的にラベルを付ける必要があります。
purgeInstanceData(endDate='31-03-2013 00:00:00:00')
次の例では、ステータスがCOMPLETED
の2013年2月1日から2013年3月31日までのインスタンスをパージし、パージ統計を提供します。startDate
およびendDate
引数の両方が含まれる場合、ラベルは省略できます。
purgeInstanceData('01-02-2013 00:00:00:00', '31-03-2013 00:00:00:00', testMode='FALSE')
次の例では、ステータスがACTIVE
またはFAILED
の2013年2月1日から2013年3月31日までのインスタンスをパージし、パージ統計を提供します。runInSync='TRUE'
が指定されるため、パージがただちに発生し、完了するまでそれ以降のWLSTコマンドをブロックします。runPayloadPurge='TRUE'
が指定されるため、ファイル・システム・データもパージされます。
purgeInstanceData('01-02-2013 00:00:00:00', '31-03-2013 00:00:00:00', testMode='FALSE', status='A,F', runInSync='TRUE', runPayloadPurge='TRUE')
次の例では、バッチID 546781
のテスト済の失敗したパージを、失敗の場所から実行します。
purgeInstanceData(batchId='546781', testMode='FALSE')
4.11.2 purgePayloads
コマンド・カテゴリ: MFTパージ・コマンド
WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン
4.11.2.1 説明
指定された基準に基づいてランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをパージします。サポートされない操作の場合は、WLSTException
を返します。
4.11.2.2 構文
purgePayloads(arguments)
prgPLs(arguments)
引数 | 定義 |
---|---|
batchId='batchId' |
パージ基準を識別する文字列。先にpurgeInstanceDataを実行して デフォルト値はありません。 |
detailedAudit='TRUE|FALSE' |
各パージ済ファイルを監査するかどうか( デフォルト: |
runInSync='TRUE|FALSE' |
ただちに同期的に実行して戻る( デフォルト: |
4.11.2.3 MBeanプロパティ
Enterprise Managerを使用してMBeanを設定する方法の詳細は、「MFT WLSTコマンドに対するシステムMBeanプロパティの設定」を参照してください。
プロパティ | 定義 |
---|---|
FS_PURGE_BATCH_SIZE |
ペイロード・パスを読み取るためのバッチ・サイズを決定する文字列。 |
FS_PURGE_TEMP_TABLES_LIFE |
ペイロード・パージの後に削除される一時表の最小経過時間を日数で決定する文字列。デフォルト値は、 |
FS_PURGE_THREAD_COUNT |
ペイロード・パージの実行に使用されるノードごとのスレッド数を決定する文字列。デフォルト値は |
4.11.2.4 例
次の例では、以前にpurgeInstanceDataコマンドによってパージされたバッチID 546781
のランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをパージします。パージされたファイルの詳細な監査が行われ、このパージはバックグラウンドで実行します。
purgePayloads(batchId='546781')
次の例では、以前にpurgeInstanceDataコマンドによってパージされたバッチID 546781
のランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをパージします。パージされたファイルの詳細な監査は行われず、パージはバックグラウンドで実行します。
purgePayloads(batchId='546781', detailedAudit='FALSE')
次の例では、以前にpurgeInstanceDataコマンドによってパージされたバッチID 546781
のランタイム・インスタンス・データに対応するファイル・システム・データをパージします。パージされたファイルの詳細な監査が行われ、パージはただちに発生します。
purgePayloads(batchId='546781', detailedAudit='TRUE', runInSync='TRUE')
4.12 MFT WLSTコマンドのシステムMBeanプロパティの設定
一部のMFT WLSTコマンドには、実行する操作を調整するために設定できる関連プロパティがあります。
このプロセスのステップは次のとおりです。
-
Oracle Enterprise Managerコンソールにログインします。
-
ターゲット・ナビゲーション・ペインで、「WebLogicドメイン」ノードを開きます。
-
Oracle Managed File Transfer専用のOracle WebLogic Server管理対象サーバーがインストールされているドメインを選択します。
たとえば、ドメインは
soainfra
またはbase_domain
です。 -
ドメインを右クリックし、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
-
「検索」アイコンをクリックします。
-
「MBean名」テキスト・ボックスに
MFTConfig
と入力します。[Enter]を押します。「アプリケーション定義のMBeans: MFTConfig: mft」ページが表示されます。
-
「操作」タブをクリックします。
-
「addProperty」をクリックします。
「操作: addProperty」ページが表示されます。
-
「キー」テキスト・ボックスにプロパティ名を入力します。「値」テキスト・ボックスにプロパティ値を入力します。コメントの入力はオプションです。「起動」をクリックします。
-
プロパティが追加されたことを確認するには:
-
「戻る」をクリックします。
-
「属性」タブをクリックします。
-
「プロパティ」をクリックします。
「属性: プロパティ」ページが表示されます。追加したプロパティが一覧表示されるはずです。
-