1 Oracle WebCenter Enterprise Captureスクリプトの開発の概要
この章では、Oracle WebCenter Enterprise Captureでのスクリプト開発の概要を示します。
スクリプトは、Captureクライアントまたはバッチ・プロセッサ(インポートまたは認識)で使用されるカスタム・コードであり、これを利用すると既存の構成設定ではできない機能のカスタマイズが可能になります。たとえば、名前の最初の英字を大文字に変更するときや、トランザクションで使用されるアカウント番号を独自の計算を使用して検証するときにスクリプトを使用します。
キャプチャのスクリプト処理には、Java Runtime Environmentに含まれているJavaScriptスクリプト・エンジンが使用されます。詳細は、Oracle Javaのドキュメントを参照してください。
次のCaptureコンポーネントにスクリプトを取り込むことができます:
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クライアント
クライアント・スクリプトは、特定のクライアント・イベントの動作をカスタマイズできるJavaScriptモジュールです。クライアント・プロファイルで1つ以上のスクリプトを使用する場合、ワークスペース・マネージャがそれらを選択して拡張プロファイル内で順序付けします。
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認識プロセッサ
認識プロセッサ・スクリプトを使用すると、特定の認識ジョブ・イベントの動作をカスタマイズできます。
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インポート・プロセッサ
インポート・プロセッサ・スクリプトを使用すると、特定のインポート・ジョブ・イベントの動作をカスタマイズできます。
Captureへのスクリプトの取込みの詳細は、『Oracle WebCenter Enterprise Captureのマネージング』を参照してください。