2 クライアントと他のWebアプリケーションとの統合
Webアプリケーションは、Uniform Resource Locator (URL)を介してCaptureクライアントを呼び出します。パラメータ(ワークスペース、キャプチャ・ソース、クライアント・プロファイル、ドキュメント・プロファイル、オプションのメタデータ値など)は、URL内で渡されます。
たとえば、「スキャン」ボタンをライン・オブ・ビジネスのWebアプリケーションに追加します。ビジネス・アプリケーションのエントリ・フィールドへの入力が完了したら、ユーザーは「スキャン」ボタンをクリックします。Captureクライアント・ウィンドウがユーザーに対して表示され、Captureにより、URL内に指定されているクライアント・プロファイルで指定されたスキャナと設定を使用して、ただちにドキュメントのスキャンが開始されます。スキャン後、ドキュメントがドキュメント・ペインに表示されます。メタデータのフィールドには自動的に、URLで渡されたユーザー・エントリが移入されます。ユーザーはドキュメントを確認し、その他のメタデータ・フィールドに入力してから、バッチをリリースするか、その他のバッチをスキャンするか、Captureクライアントを閉じます。
WebアプリケーションがURLを起動すると、Captureクライアントが起動され、ユーザーにログインを求めるプロンプトが表示されます。ログイン後、Captureクライアントは適宜パラメータを使用します。WebアプリケーションがURLを起動したときにCaptureクライアントがすでに実行されている場合、パラメータはCaptureクライアントのすでに実行中のインスタンスに渡されます。
クライアント統合の構成
WebアプリケーションとCaptureクライアントとの統合を構成するには:
クライアント統合URLの例
URLの例を示します。(このURLはすべてを1行に収める必要があります。)
oraclecapture://
CaptureWorkspace=Accounting&ClientProfile=Import%20Invoices&CaptureDriver=CAPTURE_IMPORT_DRIVER&CaptureSource=Import%20Source&SignOutOnRelease=1&Company=MyCompany&Dept=Accounting&Invoice%20Date=2015-08-04T12:00:00Z
このURLによって、クライアント統合は次のように構成されます:
-
CaptureWorkspace=Accounting
: ドキュメントのキャプチャ先のワークスペースとしてAccountingを指定します。 -
ClientProfile=Import Invoices
: 使用するクライアント・プロファイルとしてImport Invoicesを指定します。 -
CaptureDriver=CAPTURE_IMPORT_DRIVER
- CAPTURE_IMPORT_DRIVERをインポートのキャプチャ・ソースとして指定します。 -
CaptureSource=Import Source
: キャプチャ・ソースとしてImport Sourceを指定します。 -
SignOutOnRelease=1
- バッチのリリース後にユーザーがサインアウトされるように指定します。 -
Company=MyCompany
: Companyメタデータ・フィールドの値としてMyCompanyを渡します。 -
Dept=Accounting
: Deptメタデータ・フィールドの値としてAccountingを渡します。 -
Invoice%20Date=2015-08-04T12:00:00Z
- 「インボイス日」メタデータ・フィールドに日時の値を2015年8月4日正午(UTC時間)として渡します。