「サーバーの追加」ダイアログ

「サーバーの追加」ダイアログ・ボックスは、コンテンツ・サーバーへの新しい接続を作成するために使用します。この接続によって、コンピュータ上のサポートされているアプリケーションから、直接そのサーバーのコンテンツおよび機能にアクセスできます。

注意:

サーバー接続が設定されていることが組織にとって必要な場合があります。不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

要素 説明

サーバー名

これは、コンテンツ・サーバー接続の名前であり、使用可能なサーバーのリストに表示される名前です。ここに入力した名前は、このダイアログ・ボックスのサーバーURLボックスの事前入力に使用されます。サーバーの名前と異なる接続の名前を入力した場合は、それに応じて、サーバーURLボックスの入力内容を変更する必要があります。

サーバー・タイプ

コンテンツ・サーバーのタイプを選択します:

  • WebCenter Contentサーバー: Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスです。これらのサーバーでは、ファイルをサーバーから直接開く(チェックアウト)、ファイルをサーバーに保存する(チェックイン)、サーバー上でファイルを検索するなど、広範囲にわたるコンテンツ管理統合が実現されています。

    このサーバー・タイプは、Desktopの以前のリリースでは「UCMコンテンツ・サーバー」と呼ばれていました。

  • Content DBサーバー: Oracle Content Database (Oracle Content DB)サーバーです。これらのサーバーは、コンテンツ管理統合を部分的に実現しています。ファイルをサーバーから直接開いたり、ファイルをサーバーに保存することはできますが、Desktopクライアント・ソフトウェアを使用してサーバー上のファイルを検索することはできません。

  • WebDAVサーバー: HTTPプロトコルに対する標準Web Distributed Authoring And Versioning (WebDAV)拡張をサポートするサーバー(Oracle WebCenter ContentサーバーやOracle Content Databaseサーバー以外)です。これらのサーバーは、コンテンツ管理統合を部分的に実現しています。ファイルをサーバーから直接開いたり、ファイルをサーバーに保存することはできますが、Desktopクライアント・ソフトウェアを使用してサーバー上のファイルを検索することはできません。

選択するサーバー・タイプが不明な場合は、コンテンツ・サーバー管理者に問い合せてください。

WebDAVサーバーのURL

「サーバー名」ボックスに名前をすでに入力している場合、このボックスには推奨値が表示されます。推奨値が適切でない場合は変更できます。

コンテンツ・サーバーのWebDAV URLを入力します。この情報は、サーバーが提供するリソースにアクセスするために必要です。Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスのURLは、通常は次の形式です。

http[s]://host-name:[port]/web-root/idcplg/webdav

次に例を示します。

http://server:7044/idc/idcplg/webdav
http://server.example.com:16200/cs/idcplg/webdav
https://server/cs/idcplg/webdav

定義した各コンテンツ・サーバー接続には、それぞれ固有のWebDAV URLが必要です。同一のWebDAV URLを使用してコンピュータに2つのサーバー接続を確保することはできません。

使用するURLが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

CGI URL

「サーバー名」ボックスに名前をすでに入力している場合、このボックスには推奨値が表示されます。推奨値が適切でない場合は変更できます。

コンテンツ・サーバーのCGI URLを入力します。このボックスは、「WebCenter Content Server」タイプのサーバーにのみ使用できます。デフォルトでは、CGI URLは/webdavを除きWebDAV URL (前述)と同じです。

Webブラウザを使用してOracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスにログインする場合、ブラウザのアドレス・バーにCGI URLが表示されます。表示されているURLの先頭から疑問符(?)の直前までがCGI URLです。
CGI URL

使用するURLが不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

Windowsエクスプローラがコンピュータ上の唯一の統合である場合は「CGI URL」セクションはありません。

ユーザー・インタフェースURL

このボックスは、「WebCenter Content Server」タイプのサーバーにのみ使用できます。

WebCenter Contentユーザー・インタフェースをOracle WebCenter Content Server 12cリリース2 (12.2.1.0)インスタンスに提供するサーバーのURLを入力します。このリリースより前のコンテンツ・サーバーでは、WebCenter Contentユーザー・インタフェースは提供されません。このURLは次のようになります。

http://server.example.com:16400/wcc/faces

Oracle WebCenter Content 12cリリース2 (12.2.1.0)への接続を設定しているときにユーザー・インタフェースのURLを指定しないと、11gのネイティブ・ユーザー・インタフェースを使用することになります。

Oracle WebCenter Content Server 12cリリース2 (12.2.1.0)で提供される2つのユーザー・インタフェースの詳細は、『Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。

使用するURL(存在する場合)が不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

シングル・サインオンを使用

コンテンツ・サーバー接続でシングル・サインオン(SSO)を使用する場合は、このチェック・ボックスを選択します。「シングル・サインオン」セクションは、タイプが「Content DBサーバー」および「WebDAVサーバー」のサーバーにのみ使用できます。

使用するURL(存在する場合)が不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

シングル・サインオンURL

コンテンツ・サーバーへのアクセスの制御に使用するシングル・サインオン(SSO)サーバーのURLを入力します。

使用するURL(存在する場合)が不明な場合は、システム管理者に問い合せてください。

OK

このダイアログ・ボックスを閉じ、指定した設定を使用して新しいコンテンツ・サーバー接続を作成するには、このボタンをクリックします。

取消

このダイアログ・ボックスを閉じ、コンテンツ・サーバー接続の作成を取り消すには、このボタンをクリックします。

オプション

コンテンツ・サーバーの接続の各種オプションを設定できる「サーバー・オプション」ダイアログ - 「メタデータ・フィールドの保存」タブを開くには、このボタンをクリックします。このボタンは、サーバー名が指定してあり、サーバー・タイプがWebCenter Contentサーバーである場合にのみ使用できます。

ヘルプ

このダイアログ・ボックスの状況依存ヘルプ情報を表示するには、このボタンをクリックします。

関連項目

『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』コンテンツ・サーバー接続についてに関する項