10 サービスのカスタマイズ

この章では、Oracle WebCenter Content Serverのサービスをカスタマイズする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

10.1 サービスのカスタマイズについて

コンテンツ・サーバーのサービスは、コンテンツ・サーバーにより実行される関数またはプロシージャです。コンテンツ・サーバーと通信したりデータベースにアクセスするには、コンテンツ・サーバーのサービスをコールする(サービス・リクエストを行う)ことが唯一の方法です。

いずれのサービスも、(コンテンツ・サーバーの外から)外部的にコールするか、(コンテンツ・サーバー内から)内部的にコールできます。クライアント・サービスは通常、外部的にコールされ、管理サービスは内部的にコールされます。サービスでは、サービスに渡された任意のパラメータに基づいて、サービス自体の属性、およびリクエストを実行するアクションを使用します。

コンテンツ・サーバーの標準的なサービスは、DomainHome/resources/core/tables/std_services.htmStandardServices表に定義されています。サービス定義には、メインの要素として次の3つが含まれています。

  • サービス
  • サービス属性。サービスの次の面を定義します。
    • サービス・クラス: サービスからアクセスできるJavaクラスを指定します。これによって、サービスで実行できるアクションが決定されます。
    • アクセス・レベル: サービスにユーザー権限レベルを割り当てます。
    • テンプレート・ページ: サービスの結果を表示するテンプレートを指定します。
    • サービス・タイプ: サービスを別のサービス内でサブサービスとして実行する場合に指定します。
    • 通知された件名: サービスによって通知されるサブシステムを指定します。
    • エラー・メッセージ: アクション・エラー・メッセージによってオーバーライドされない場合、サービスによって返されます。
  • サービス・アクション。アクションの次の面を定義する、コロンで区切られたリストです。

    • アクション・タイプ
    • アクション名
    • アクション・パラメータ
    • アクション制御マスク
    • アクション・エラー・メッセージ

サービスを理解して使用することは、コンポーネントの作成とコンテンツ・サーバーのカスタマイズにおける不可欠の部分です。詳細は、『環境へのWebCenter Contentの統合のスタート・ガイド』を参照してください。

10.2 コンテンツ・サーバーと通信するためのサービスのカスタマイズ

クライアントでは、コンテンツ・サーバーと通信するためのサービスを使用しています。クライアントとサーバーどちらの側からもサービス・コールを実行できるため、Webブラウザのクライアントの代理としても、システム自体の内部でもサービスを実行できます。

サービスの詳細は、「サービス」を参照してください。

サービスのカスタマイズの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentサービス・リファレンス』サービスのカスタマイズに関する項を参照してください。

10.3 データベースにアクセスするためのサービスのカスタマイズ

クライアントでは、Oracle WebCenter Contentデータベースにアクセスするためのサービスを使用しています。いずれのプログラムでもHTMLページでも、コンテンツ・サーバーに情報を要求するサービスを使用できます。

サービスの詳細は、「サービス」を参照してください。

サービスのカスタマイズの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentサービス・リファレンス』サービスのカスタマイズに関する項を参照してください。