15 ディスカッションの表示および参加
ポータルの他のメンバーとのテキストベースのディスカッションを作成し、これに参加します。ディスカッション・フォーラムを使用して、ディスカッションを保持し、これに再度アクセスします。
注意:
12c (12.2.1.3.0)からは、Oracle WebCenter PortalでのJive機能(お知らせとディスカッション)のサポートは非推奨になりました。前のリリースからアップグレードする場合、これらの機能はアップグレード対象の既存のインストールで引き続き使用できます。
トピック:
権限:
この章は、ポータル・ディスカッション・フォーラムおよびトピックの表示、作成および管理を行うWebCenter Portalユーザーを対象にしています。この章で説明するタスクを実行するには、次のポータルレベルの権限が1つ以上必要です。
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Create
、Edit
および
Delete Discussions
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CreateおよびEdit Discussions
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View Discussions
注意:
この章で説明する各タスクは、ディスカッションが有効化および公開されていない場合は使用できません。ポータル・マネージャが、ディスカッションを追加および構成します(『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルへのディスカッション・フォーラムの追加に関する項を参照)。
ディスカッションについて
ディスカッション機能を使用して、ポータルまたはWebCenter Portalアプリケーション全体を範囲とするディスカッション・フォーラムにトピック情報を投稿、返信および保持できます。ユーザーがディスカッション・フォーラムに投稿したトピックに対して、他のユーザーは関連する情報を投稿します。この情報はすべて、フォーラム内に保持されます。
デフォルトでは、新規ポータルに対してディスカッション・フォーラムが1つ割り当てられます。ただし、ポータル・マネージャは1つのポータルに複数のディスカッション・フォーラムを含めるよう指定できます。ディスカッションの有効範囲はポータルです。つまり、ポータルのコンテキスト内でのみ、フォーラムやトピックを作成できます。アプリケーション権限によっては、ポータルおよびホーム・ポータルの両方でディスカッションを表示し、参加することができます。
ディスカッションへのアクセスは、ポータル・セキュリティによる影響を受けます。ユーザーは、指定されたポータル内で、自分のユーザー・ロールに付与された権限に従って、ディスカッションにアクセスできます。
スコープ設定により、ディスカッションを表示し、これに参加できるユーザーがさらに制限されます。たとえば、Financeポータル・フォーラムで発生したディスカッションを表示できるのは、Financeポータルのメンバーのみです。
ディスカッション・フォーラムには、コンテンツを表示するフォーラムを指定するための構成の設定が用意されています。これは特に、指定されたポータルの範囲外に存在するホーム・ポータルで使用されます。
ディスカッションは、ディスカッションの表示や参加に使用できる様々な手段を提供します。これには次のものがあります。
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「ディスカッション・フォーラム」は、ディスカッション・フォーラムの作成用のコントロールを提供します(ポータル・マネージャまたは
ディスカッションの作成、編集および削除
権限を持っているメンバーが使用できます)。「フォーラムの作成」オプションは、図15-1のポータル・メンバーのビュー、ディスカッション・フォーラム・トピックの作成、応答および管理、監視されたフォーラムと監視されたトピックの選択(図15-2)では使用できません。
ポータル・マネージャのみがディスカッション・フォーラムの作成、編集および削除を行えます。
『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のディスカッション・フォーラムの作成に関する項を参照してください。
注意:
異なるディスカッション・フォーラムの表示および投稿には、ポータルで複数フォーラムを有効にするオプションが選択されている必要があります。フォーラム・トピックと返信の作成と管理、フォーラムとトピックの監視、フォーラム情報の表示と非表示、およびディスカッション・トピックからのメールの送信の詳細は、「ディスカッションの使用」を参照してください。
フォーラム名のリンクをクリックして、フォーラムのトピックを表示します。
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「フォーラム」ビューは、特定のポータルのディスカッションにある「最近のトピック」、「人気のトピック」、「監視トピック」、「監視フォーラム」ビューにアクセスする手段を提供します。
「フォーラム」ビューは、フォーラムやトピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。ツールバーの「パーソナライズ」アイコン(鉛筆)をクリックして、「表示設定」ダイアログを開きます。たとえば、監視フォーラムが選択されているとき、「表示設定」ダイアログには「日付」および「トピック」オプションが表示されます。メニューで「最近のトピック」が選択されている場合、「表示設定」ダイアログには「作成者」、「日付」および「返信」のオプションが表示されます。
使用可能な表示オプションは、「フォーラム - クイック・ビュー」の「表示オプション」メニューで現在選択されているオプションによって変わります。
詳細は、「「フォーラム」ビューでの情報の表示/非表示」を参照してください。
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「人気のトピック」には、指定されたポータルにあるすべてのディスカッション・フォーラムのうち、最も頻繁に閲覧されているディスカッション・トピックが表示されます。
「人気のトピック」は、トピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。「パーソナライズ」アイコンをクリックして、表示する追加データのタイプを選択するコントロールが表示されたパネルを開きます。
詳細は、「「人気のトピック」での情報の表示/非表示」を参照してください。
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「最近のトピック」には、指定されたポータルにあるすべてのディスカッション・フォーラムのうち、最近アクセスされたディスカッション・トピックが表示されます。
ユーザーは、自分がメンバーになっているポータル・ディスカッション・トピックにのみアクセスできます。
「最近のトピック」は、トピック・タイトルに追加表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。「パーソナライズ」(鉛筆)アイコンをクリックして、表示する追加データのタイプを選択するコントロールが表示されたパネルを開きます。
詳細は、「「最近のトピック」での情報の表示/非表示」を参照してください。
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「監視フォーラム」は、特定のポータルまたはすべてのポータルで監視するように選択したすべてのディスカッション・フォーラムを表示する手段を提供します。
「監視フォーラム」は、トピック・タイトルとともに表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。「パーソナライズ」アイコンをクリックして、表示する追加データのタイプを指定するコントロールが表示されたパネルを開きます。
詳細は、「「監視フォーラム」での情報の表示/非表示」を参照してください。
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「監視トピック」は、特定のポータルまたはすべてのポータルで監視するように選択したすべてのトピックを一括表示するビューを提供します。
「監視トピック」は、トピック・タイトルとともに表示されるデータを決定するためのコントロールも提供します。「パーソナライズ」アイコン(鉛筆)をクリックして、表示する追加データのタイプを指定するコントロールが表示されたパネルを開きます。
詳細は、「「監視トピック」での情報の表示/非表示」を参照してください。
ディスカッションは、リンクやメールなど、他のアセットとも密接に統合されています。たとえば、ポータル配信リストに送信されたメールを、そのポータルのデフォルト・ディスカッション・フォーラムに追加投稿することができます。ポータル・マネージャは、ディスカッションのポータル・ツールとサービスで、「着信メールのモニター」を選択する必要があります。
『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開に関する項を参照してください。
ディスカッション・トピックはどれでも、必要に応じて、トピックから、ドキュメントやお知らせなどの別のポータル・アセットにリンクできます。
詳細は、「既存のディスカッション・フォーラム・トピックへのリンク」と「ディスカッション・フォーラム・トピックの追加とリンク」を参照してください。
ディスカッションの使用
ディスカッション・フォーラムの機能は豊富で、ディスカッション・フォーラムの作成や管理(ポータル・マネージャのみが使用可能)、ディスカッション・トピックや返信の投稿や管理のためのコントロールを提供します。「監視トピック」や「監視フォーラム」などの他のビューは、ディスカッション・フォーラム・コンテンツへの便利なウィンドウです。特定のポータルや、すべてのポータルで使用できるディスカッション・フォーラムやトピックについて様々なビューを提供します。
この項のほとんどのトピックで、「ディスカッション・フォーラム」ページ(またはコンソール)で実行できるタスクについて説明します。他のビューを使用して該当のアクションを実行できる場合はその方法を説明します。
注意:
ポータル・メンバーにCreate, Edit, and Delete Discussions
権限がない場合は、ポータル・マネージャのみがディスカッション・フォーラムの作成と編集を行えます。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のディスカッション・フォーラムの作成およびフォーラム名と説明の編集に関する項を参照してください。
この項には次のトピックが含まれます:
フォーラム・トピックおよび返信の作成と管理
活発なディスカッション・フォーラムは、そのトピックと返信から生まれます。ユーザーが質問を投げかける、情報を投稿する、アイディアを交換し合うなど、興味深く有用な方法で様々なコミュニケーションをとっています。
注意:
ポータル・マネージャのみがディスカッション・フォーラムの作成、編集および削除を行えます。『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のディスカッション・フォーラムの作成、フォーラム名と説明の編集およびディスカッション・フォーラムの削除に関する項を参照してください。
この項では、ディスカッション・フォーラムのトピックと返信の操作方法について説明します。次のトピックが含まれています:
新規フォーラム・トピックの投稿
ディスカッション・フォーラムを階層的に考えると、フォーラムは一番上にあるコンテナで、トピックはその下のレベルにあります。投稿されたトピックそれぞれの下には返信があり、このような返信自体にも返信がある場合があります(図15-14)。
ディスカッション・フォーラムにトピックを投稿するには、次の手順を実行します。
トピック投稿への返信
トピック投稿と返信の表示
ディスカッション・フォーラムでは、トピックやトピックへの返信は、「ディスカッション・フォーラム」に直接開かれます。フォーラムで上の階層に移動するには、トピックへの返信領域の上に表示されているロケータ・リンクをクリックします。
トピックは、その他のすべてのディスカッション・ビューとともに独立したウィンドウに表示されます。
たとえば、図15-24では、トピックとその返信は「監視トピック」ビューからトピックをクリックするとウィンドウに表示されます。
メイン・ビューに戻るには、「閉じる」をクリックします。
トピックと返信の編集
投稿または返信をした後で、そのトピックまたは返信に戻ったり、内容を変更したりすることができます。トピックの作成者であるユーザーのみ、およびポータル・マネージャ(またはディスカッションの編集に必要な権限を持つメンバー)が、そのユーザーの返信を編集できます。この項では、トピックと返信の編集方法について説明します。
トピックまたは返信を編集するには:
トピック投稿と返信の削除
トピックを削除すると、元のトピック投稿とその下にある返信がすべて削除されます。返信を削除するときには、元の返信とともに、その下にある返信をすべて削除するか、そのメッセージだけ削除して、返信は残すかを選択できます。
トピックと返信を削除する手順は似ています。
注意:
トピックの投稿または返信を削除するには、その投稿または返信を作成したユーザーであるか、またはポータル・マネージャと同等のアクセス権(Create, Edit, and Delete Discussions
権限)を持っていなければなりません。削除権限がない場合、削除オプションは表示されません。
トピックまたは返信を削除するには:
表示するトピック数またはフォーラム数の選択
10、25、50、75または100個など、表示するトピックまたはフォーラムの数を選択できます(図15-33)。
たとえば、10件のトピックの表示が選択されているときに、表示できるトピックが11件以上ある場合は、「追加」リンクをクリックして、次のトピック10件を表示することができます。(ポータル・マネージャが「追加」リンクを表示しない、または特定の数のトピックを表示するようポータルを構成している可能性があることに注意してください。)
トピックのビュー・モードの切替え
トピックとそれに対する返信すべてを、インデントを付けて階層表示するモードと、インデントせずに列挙するフラット・モードを選ぶことができます。階層モード(図15-34)ではインデントを使用して、ある返信がトピックに対するものなのか、他の返信に対するものなのかを示すことができます。
たとえば、図15-34では、先頭エントリはメイン・トピックで、2件目はこのトピックへの返信です。
フラット・モード(図15-35)ではこのような区別は行われません。
トピックと返信を同じ画面に表示している「ディスカッション」ビューにはすべて、「表示」ビュー・モード・オプションがあります。
トピックのビュー・モードを切り替えるには、次の手順を実行します。
フォーラムおよびトピックの監視
ディスカッション・フォーラムやトピックを監視することにより、自分に関連する最新情報を簡単に常時見守ることができます。監視するよう選択したフォーラムやトピックは個人用で、選択したものが自分のビューに表示されます。他のユーザーが、監視対象に選択されたフォーラムやトピックの影響を受けることはありません。
フォーラムまたはトピックを監視対象として選択しているときに別のユーザーがそのフォーラムまたはトピックに追加を行うと、追加されたものが監視フォーラムまたはトピック・リストに表示されるだけでなく、メールによる通知も届きます。
この項では、監視トピックおよび監視フォーラムを追加、表示および管理する方法について説明します。次のトピックが含まれています:
ウォッチ・リストへのディスカッション・フォーラムまたはトピックの追加
ウォッチ・リストにディスカッション・フォーラムまたはトピックを追加するには:
注意:
「フォーラムの監視」または「トピックの監視」オプションを選択した場合、自分のビューにのみ影響します。監視トピックまたは監視フォームの横に眼鏡のアイコンが表示されます。図15-39は、監視トピックの横の眼鏡アイコンを示しています。
監視フォーラムまたはトピックは、すべての「監視フォーラム」ビューまたは「監視トピック」ビューに表示されます。たとえば、「監視フォーラム」ビューおよび「監視トピック」ビューにあります(図15-38)。
注意:
「監視フォーラム」または「監視トピック」ビューがポータルに追加されていない場合は、選択したフォーラムまたはトピックをこれらのビューアで表示できません。監視トピックおよび監視フォーラムを「フォーラム」ビューで表示することもできます(「フォーラム・ビューでの監視フォーラムおよび監視トピックの表示」を参照)。追加ディスカッション・フォーラム情報の表示および非表示
「ディスカッション」ビューの大半には、フォーラムまたはトピックのタイトルの他に表示する情報量を指定するためのパーソナライズ設定が用意されています(「ディスカッション・フォーラム」ビューにはこのような設定はありません)。追加できる情報には、フォーラムまたはトピックの作成者、作成日、返信またはトピックがあります。
これらの表示設定をどのように行うかは個人的なもので、そのユーザーのビューにのみ反映されます。このような表示設定へのアクセス方法は、ディスカッション・ビューによって多少異なります。
この項では、表示設定の構成方法を説明します。次のトピックが含まれています:
ディスカッション・トピックからのメールの送信
各ディスカッション・トピックのツールバーには、「メールの送信」アイコンがあります(図15-52)。ディスカッション・テキスト、場所、作成者、作成日を含むメール・メッセージを開始するには、「メールの送信」をクリックします。この機能により、他のユーザーとディスカッションを円滑に進めることができます。
ポータル・マネージャは、「メールの送信」アイコンで使用するメール・クライアントを指定します。ローカル・メール・クライアントを指定した場合は、プレーン・テキスト・メッセージが開きます(メール・アプリケーションにログインしていない場合は、ログインを求められます)。WebCenter Portalのメール・サービスをメール・クライアントとして設定した場合は、HTMLメールの「作成」ダイアログが開きます。どちらのメール・クライアントでも、送信前に、標準の定型的なメッセージを追加または編集できます。