列の作成/列の編集

この手順は、カスタム・リストを作成する場合や、テンプレートまたはスプレッドシートを基に作成したリストを変更する場合に役に立ちます。1つのリストでは、最大30の列がサポートされます。

列をリストに追加すると、選択した列の後に新規列が追加されます。列が選択されていない場合は、新規列は先頭列として追加されます。

リストに列を追加するには:

  1. 「名前」フィールドに、この列の名前を入力します。
  2. 「データ型」リストから、この列に入力するデータの型を選択します。

    注意:

    選択するデータ型は、列に対して入力できるデータ型、およびデータのレンダリング方法に影響します。これは、自分や他の許可ユーザーがリストに行を追加する際に、列データに対して実行される検証のタイプにも影響します。たとえば、「DateTime」データ型を選択した場合に、「DateTime」書式ではないテキストを入力すると、WebCenter Portalによってエラーが表示されます。

    次の表に、リスト列で利用できるデータ型とその説明を示します。また、それぞれの型に表示されるその他の詳細も示します。

    データ型 説明 コメント

    プレーン・テキスト

    書式未設定のテキスト。テキストをリンクにすることもできます。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • デフォルト値

    • 最大長

    • 編集する行数

    • リンクの許可

    • リンク・ウィンドウ

    • 表示幅

    • ヒント

    リッチ・テキスト

    リッチ・テキスト・エディタで入力された、様々な書式を設定されたテキスト。リンクを含めることもできます。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • 表示幅

    • ヒント

    数値

    数値

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • フォーマット

    • デフォルト値

    • 最小値

    • 最大値

    • 表示幅

    • ヒント

    「フォーマット」には、次のいずれかを選択します。

    • Number - 書式設定のない数値。小数点セパレータは、現在選択されているロケールに基づきます。

    • Currency - 通貨値として書式設定された値。通貨記号および小数点セパレータは、現在選択されているロケールに基づきます。

    • Percent - パーセンテージとして書式設定された値。0.6という値は0.6%として、60という値は60%として書式設定されます。

    数値データ型では、有効桁数が14桁または15桁の1.79769313486231570e+308がサポートされています。脚注1

    DateTime

    特定のユーザーのWebCenter Portalプリファレンスに指定された形式の日時。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • フォーマット

    • デフォルト値

    • 表示幅

    • ヒント

    「フォーマット」には、次のいずれかを選択します。

    • Date - 日付が必須となります。

    • Time - 時刻が必須となります。

    • Date and Time - 日付と時刻が必須となります。

    選択したフォーマットがどのように表示されるかは、ユーザーが選択した日付と時刻のプリファレンスによって決まります。

    「デフォルト値」フィールドには日付ピッカーがあります。これを使用すると、正しい書式でデフォルトの日付を選択できます。現在の日付は、ボックスで囲まれ、強調表示されています。

    このフィールドでは、先行ゼロは不要です。たとえば、2015年9月9日の場合、09/04/2015とする必要はありません。かわりに、9/4/2013を使用できます。

    Boolean

    TRUEまたはFALSEのいずれか。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • デフォルト値

    • 表示幅

    • ヒント

    TRUEまたはFALSEは、チェック・ボックスとして表示されます。チェック・ボックスが選択されている場合はTRUE、選択が解除されている場合はFALSEを意味します。

    ピクチャ

    イメージに関連付けられたURL(イメージは「リスト・ビュー」モードで表示されます)。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • 表示幅

    • ヒント

    個人

    有効なユーザー名。

    その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。

    • 必須

    • ユーザーの範囲

    • デフォルト値

    • 表示幅

    • ヒント

    「ユーザーの範囲」フィールドを使用すると、有効なユーザーの範囲を、現在のポータルのメンバーシップのみに限定したり、またはすべてのユーザーを含めることができます。「デフォルト値」フィールドの「ユーザーの検索」アイコンを使用すると、デフォルトのユーザーを特定および選択できます。

    リスト列には、ユーザー名の横にプレゼンス・インジケータが表示されます。プレゼンス・インジケータをクリックすると、コンテキスト・メニューが開き、その人と即座に連絡するためのオプションが表示されます。

    脚注1

    数値データ型の列は、8バイトのIEEE 754 Doubleデータ型に指定された範囲および精度に準拠します。最大有効桁数を超えた場合、数値は四捨五入されます。

  3. データ型の選択後、残りのフィールドに値を入力します。

    次の表に、表示される可能性のある残りのフィールド、および関連するデータ型を示します。

    列の詳細 説明 関連するデータ型

    リンクの許可

    列データにハイパーリンクを含めることを許可するかどうかを指定します。「リンクの許可」を指定すると、ユーザーは列値とURLの両方を入力できるようになります。URLを指定した場合は、列値はハイパーリンクとして表示されます。

    プレーン・テキスト

    デフォルト値

    必要に応じて、列のデフォルト値(デフォルトのイメージ、数値、ユーザー名など)を指定します。

    • プレーン・テキスト

    • 数値

    • DateTime

    • Boolean

    • 個人

    表示幅

    ピクセル値を入力して、列幅を設定します。

    すべてのデータ型

    フォーマット

    この選択リストを使用して、列値のフォーマットを指定します。

    • 数値

    • DateTime

    ヒント

    列に入力するコンテンツをユーザーが理解しやすくなるようなテキストを入力します。このテキストは、リスト・データ編集モードでこの列がフォーカスを受け取ったときに表示されます。

    すべてのデータ型

    リンク・ウィンドウ

    列データのハイパーリンクを開く方法を示します。

    次のいずれかを選択します。

    • 新規ウィンドウ - リンクが新しいブラウザ・タブまたはウィンドウで開かれます。

    • 現在のウィンドウ - リンクが現在のブラウザ・ウィンドウで開かれます。

    プレーン・テキスト

    最大長

    この列に入力可能な最大文字数を入力します。これには空白も含まれます。

    プレーン・テキスト

    最大値

    この列に入力できる最大値を示します。

    数値

    最小値

    この列に入力できる最小値を示します。

    数値

    編集する行数

    編集可能となる行数を示します。この値が1である場合は、ユーザーはリスト・データを編集する際、1行のテキスト・フィールドにデータを入力します。値が長い場合は水平方向にスクロールされます。この値が1より大きい場合は、ユーザーは複数行のテキスト・フィールドにデータを入力します。値が長い場合は垂直方向にスクロールされます。これにより、大きな値の入力と表示が大幅に容易になります。

    プレーン・テキスト

    ユーザーの範囲

    ユーザーの選択範囲を、現在のポータルのメンバー(ポータル・メンバー)のみに限定するか、またはすべての認証済ユーザー(すべてのユーザー)から選択可能とするかを示します。

    個人

    必須

    この列へのデータ入力を必須とする場合に、このチェック・ボックスを選択します。

    • プレーン・テキスト

    • リッチ・テキスト

    • DateTime

    • 数値

    • ピクチャ

    • 個人

  4. 「OK」をクリックして、変更内容を保存し、ダイアログを終了します。
  5. 「閉じる」をクリックし、リスト編集モードを終了します。

リスト列の詳細のすべてを変更できます。つまり、列名の変更、列データ型の変更、値の指定または値の削除などを実行できます。ただし、列データ型を変更すると、リスト列に現在入力されている値は、新しいデータ型に変換されるか、または完全に削除されることに注意してください。

たとえば、Plain Textデータ型をNumberデータ型に変更した場合、数値に変換可能な値は維持されますが、そうでない値は削除されます。いずれかの値が変更によって削除される場合は、確認を求めるメッセージが事前に表示されます。一方、Numberデータ型をPlain Textデータ型に変更する場合は、すべての値が維持されます。

注意:

検証はデータ入力時にのみ実行されます。列にデータが入力された後にユーザーが列の詳細を変更した場合、既存のデータは、新しい列の詳細の条件に一致していなくても影響を受けません(検証されません)。

新しいリスト・データを検証するには、リスト・データをExcelスプレッドシートにいったんエクスポートしてから、インポートしなおします。インポート時に、すべての行が検証されます。検証に失敗した行は記録されます。無効な行をスプレッドシート上で修正してから、再度インポートしてください。