データ視覚化の定義

この手順のステップを示す例は、「データ視覚化の構成」を参照してください。

ページにデータ視覚化を追加した後、データ視覚化を構成して、データ・ソースから取得されたデータを視覚化テンプレートに表示できます。

注意:

カスタム視覚化テンプレート、またはデータ視覚化で選択されたデータ・ソースから取得されたデータの構造を変更した場合、ページで変更の結果が正常に生成されるように、新しいデータ視覚化を構成する必要があります。

新しいデータ視覚化または既存のデータ視覚化を構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次のように、「データ・ソース」ページで、既存のSQLデータ・ソースまたはRESTデータ・ソースを選択して次の手順に進むか、オプションが限られた新しいRESTデータ・ソースを作成します。

    注意:

    • データ視覚化の定義ウィザードは、基本的なRESTデータ・ソースの作成と編集をサポートします。より多くのオプションを持つRESTデータ・ソースが必要な場合は、「RESTデータ・ソースの作成」を参照してください。データ・ソースを作成した後は、データ視覚化の定義ウィザードでそれを選択できます。

    • 既存のRESTデータ・ソースを選択する必要があり、かつ、基礎となるデータが変更されたことがわかっている場合は、データ・ソースを編集するために、ウィザードを終了してポータルの「アセット」ページに移動でき、ここで、「スキーマのリフレッシュ」を選択して、属性の追加、削除、名前変更などの変更が加えられたデータ・ソースおよび関連するビジネス・オブジェクトをリフレッシュできます。より重大な構造上の変更を行う場合は、データ・ソースと、それが使用されるすべてのデータ視覚化を再作成する必要があります。

    1. 既存のデータ・ソースの行内のアイコンをクリックしてデータ・ソースをコピーまたは編集するか、「データソースの追加」をクリックして新しいRESTデータ・ソースを作成します。
    2. データ・ソース・ウィザードの「ソース」ページで、RESTデータ・ソースの「名前」とオプションの「説明」を入力します。
    3. RESTデータ・ソースが作成される場所の有効なURLを「リソース・パス」に入力して、「テスト」をクリックし、リソース・パスが有効でデータが返されることを確認します。たとえば、リソース・パスhttp://dev.markitondemand.com/Api/v2/Quote?symbol=AAPLでは、株価が提供されます。

      注意:

      リソース・パスは、少なくともGETメソッドを、他のメソッド(PUTPOSTDELETE)とともにサポートする必要があります。
    4. 指定したリソース・パスに基づいて内容が移入された「パラメータ」のリストで、必要に応じてパラメータを削除または追加します。

      注意:

      「リソース・パス」のURLを変更すると、パラメータのリストがリフレッシュされ、必要なデータ・ソースのパラメータを再度指定する必要がある場合があります。
    5. 「データ・ソースの戻りタイプ」でいずれかを選択し、「リソース・パス」のURLによって返されるデータ型を指定します。URLによって返されるデータは、XML形式またはJSON形式にすることができます。
    6. 必要に応じて、「ポータル・プロキシの使用」および「認証を使用する」を選択または選択解除します。外部URLの場合は、「ポータル・プロキシの使用」を選択します。
    7. 「次へ」をクリックします。
    8. 「認証を使用する」を選択した場合は、次の操作を実行します。
      • 「認証」ページで、既存の資格証明を選択するか、「資格証明の追加」をクリックして、新しい資格証明を作成します(新しい資格証明を作成するために必要な権限が付与されている場合)。

      • 「資格証明」ページで、「セキュリティ・タイプの選択」リストから選択します。

        • 基本認証: サポートは、WebCenter Portalの外部アプリケーション・サービスを介して提供されます。RESTサービスのユーザー名とパスワードは、外部アプリケーション・サービスを使用して、OPSS資格証明ストアに格納されます。実行時にデータ視覚化がレンダリングされる場合、WebCenter Portalによってこれらの資格証明が取得されて、ページにデータが表示されます。

        • OAuth: サポートは、RESTデータ・コントロールと統合されたOWSMによって提供されます。ADF RESTデータ・コントロールは、IDM OAuthサーバーを使用するOAuth 2.0のみをサポートします。IDM以外のソリューションを使用して保護される外部RESTサービスはサポートされません。

        • Taleoトークン・ジェネレータ: カスタム・セキュリティ・プロバイダによって認証が提供され、実行時にセキュリティが伝播されます。認証に成功した場合、Taleoトークンが発行されます。データを取得するために、このトークンがそれ以降の各リソース・リクエストに渡される必要があります。

      • 「構成」で、セキュリティ・タイプに応じてログイン情報を定義または編集します。

        • 「基本認証」の場合は、「ログイン」にユーザー名を入力し、「パスワード」を入力します。

        • 「OAuth」の場合は、OAuthサーバーで構成されたクライアントIDとパスワードに対応するように、ログイン・ユーザー名を入力し、パスワードを入力し、OAuthサーバーのトークン・ジェネレータURLを入力します。

        • 「Taleoトークン・ジェネレータ」の場合は、「ログイン」にユーザー名を入力し、「パスワード」を入力し、Taleoエンド・ポイントにアクセスするために、「ログインURL」「組織コード」を入力します。ユーザーは、定義されたログインURLで、ユーザー名、パスワードおよび組織コード(会社ID)を使用して認証される必要があります。

  2. 「次へ」をクリックして「テンプレート」ページを表示します。
  3. 「テンプレート」ページで、次の操作を実行します。
    1. データ・ソースから取得されたデータを表示するための視覚化テンプレート(プレゼンテーション・タイプ)を選択します。

      表示されるテンプレートは、現在選択されているデータ・ソースに適したものです。リソース・パスのURLを指定すると、WebCenter Portalにより、URLによって返されるデータに基づいてデータ・ソースが作成されます。このとき、(パラメータ値によって、または現在使用できるデータが限られているために) URLによって単一レコードのみが返される場合、WebCenter Portalでは、常に単一レコードが返されるという前提でデータ・ソースを作成します。この場合、フォーム・テンプレートが単一データ・レコードの表示に適しているため、このテンプレートのみが選択肢としてウィザードに表示されます。表テンプレートまたはリスト・テンプレートはデータのレコードの繰返しに適しているため、これらのテンプレートは選択肢として表示されません。データ・ソースによって取得されたデータが繰り返される可能性があることがわかっており、かつ、リスト・テンプレートまたは表テンプレートを選択する必要がある場合は、データ・ソースが作成されるときに、指定したリソース・パスのURLによって繰返しデータが返される必要があります。または、「アセット」ページでデータ・ソースを作成して、繰返しデータを含むレスポンス・ペイロードを指定できます。その後、ここでそのデータ・ソースを選択すると、リストと表を含むすべての適切なテンプレートが選択肢としてウィザードに表示されます。

      注意:

      ページ・エディタでデータ視覚化を構成している間に公開された、カスタム視覚化テンプレートを選択すると、エラーが発生する場合があります。期待される結果を実現するには、カスタム視覚化テンプレートが公開されるまで、ページ・エディタを開始しないでください。
    2. 「次」をクリックして、「設定」「パラメータ」の2つのタブを持つ、選択したテンプレートの「オプション」ページを表示します。
  4. 「設定」タブで、選択したテンプレートに応じて、ページの取得されたデータの視覚化に追加する要素を選択および設定します。
  5. 取得したデータに対して「出力形式」を定義するテンプレートでは、データ・アイテムの現在の出力形式(「一般」など)をクリックして、「format列」ダイアログを開きます。

    必要に応じて、「一般」「通貨」「パーセンテージ」「数値」「リンク」から選択して、データ・アイテムの形式を指定します。

    注意:

    • 「リンク」の場合、URLを完全なURL (http://で始まる)またはポータルのWebアドレスとの相対URLにする必要があります。

    • 表の視覚化では、列のフィルタリングはサポートされていません。SQL問合せで、タイムスタンプを含むデータベース列からデータを選択する場合、次の例のように、SQLデータ・ソースを作成するときにSQL問合せでデータベース列を日付形式に変換する必要があります。

      TO_DATE(TO_CHAR(date_timestamp_column,'MM/dd/yyyy'),'MM/dd/yyyy') 
  6. 「パラメータ」タブで、次を定義します。
    • 視覚化パラメータ: ページに他のコンポーネントからの入力を取得するため

    • データソース・パラメータ: データ・ソースからデータを取得するため

    このタブを使用すると、視覚化パラメータ値をデータ・ソース・パラメータに渡すことができます。これにより、視覚化間で値の受渡しが可能になるマスター/ディテール関係が構築され、この値は、バックエンド・データ問合せを実行するために、データ・ソース・パラメータを介してデータ・ソースに渡されます。視覚化パラメータを作成または削除することもできます。新しいデータ視覚化には、パラメータはありません。

  7. 「保存」をクリックします。
    新しいデータ視覚化がページに追加され、選択したデータ・ソースから取得されたデータが選択した視覚化テンプレートに表示されます。