「リスト」コンソール

「リスト」ページまたはコンソール上のWebCenter Portalでは、リストを作成、公開および管理できます。

リストは、問題の追跡、プロジェクト・マイルストンの取得、プロジェクトの割当ての公開など、多くのポータル・アクティビティに有効です。WebCenter Portalでは、様々な複雑性のリストを作成できます。たとえば、まずチーム・メンバーのリストを作成し、その後、連絡先情報、プロジェクト・ロール、および関連ドキュメント(リスト内のチーム・メンバーに関連する計画や提案など)へのリンクを挿入するための列を追加することができます。

ポータル・マネージャとしてのリストの使用の詳細は、『Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』ポータルへの情報リストの追加に関する項を参照してください。

ポータルで作成したリストは、そのポータルに固有のものです。ポータルでは、別のポータルで作成されたリストを使用することはできません。

「リスト」ページまたはコンソールには、リストを短時間で作成するための各種テンプレートと、リスト構造を設計および変更するための各種ツールが用意されています。必要に応じて、すべての列を自分で追加および構成して、一からリストを作成することも、Excelスプレッドシートに基づいてリストを作成することもできます。

「リスト」ページで作成したリストは、別のページのリスト・ビューア(ある場合)に表示されます。リスト・ビューアは、ポータル・マネージャがページ上の任意の場所に配置できます。「リスト」ページまたはコンソールでは別のリストを作成できるのに対して、リスト・ビューアには、ページ上の特定のリストを使用するための手段が提供されています。

リスト・ビューアでは、リスト・データの追加と変更、リスト・データのインポートとエクスポート、リスト・データのフィルタリング、リストRSSフィードの取得、リストやリスト行から他のWebCenter Portalアセットへのリンクを行うために必要なすべての機能に、簡単にアクセスできます。

また、リスト・ビューアでは、特定のリスト・インスタンスとそのデータの外観を制御できる各種のカスタマイズ・ツールにもアクセスできます。たとえば、列や行の色バンドをカスタマイズしたり、リスト・データにフィルタを適用したりできます。

「リスト」ページおよびリスト・ビューアを使用すると、リストの存続期間中、リスト・データを追加および変更できます。リスト上のコンテンツを直接追加および変更するか、またはリストのエクスポートおよびインポート機能を使用してリスト・データをExcelファイルに送信し、Excelファイル上で変更してから、WebCenter Portalの元のリストにインポートしなおします。

リストでは、リンクとの緊密な統合によって、他のWebCenter Portalアイテムをリスト全体または個々のリスト行に関連付けることができます。リンク機能により、ドキュメント、ノートおよびURLをリストまたはリスト行に関連付けることができます。

リストは、すべてのリストおよび個々のリストに対してRSSフィードを提供することもできます。

「リスト」コンソール: リストの作成

WebCenter Portalでは、次のいずれかのソースを使用してリストを作成できます。

  • 空白のリストを作成して、すべての列を作成および構成(最大30列)。

  • テンプレートからリストを作成して、テンプレートを使用または変更。

  • Microsoft Excelスプレッドシートからリストを作成。

リストを作成するには:

  1. 「新規リストの作成」アイコンをクリックします。
  2. 支援については、「リストの作成」ダイアログで、「ヘルプ」アイコンをクリックします。

「リスト」コンソール: リストのインポート

作成または変更してExcel形式で保存したリスト・データは、リスト・ビューア・タスク・フローと「リスト」ページの両方の制御機能を使用してインポートできます。リスト・データをインポートするには、リストを含むページに対するEdit権限が最低限必要となります。

エクスポートしたリストをインポートするには、次の手順を実行します。

  1. エクスポートするリストを選択して、「アクション」「インポート」の順に選択します。
  2. 「Excelからインポート」ダイアログで「参照」をクリックし、必要なスプレッドシートに移動します。

    注意:

    スプレッドシートはリストと同じ列で構成されている必要があります。

    ファイルはExcel 1997-2003 (*.xls)または2007形式(*.xlsx)である必要があります。

  3. 「インポート」をクリックします。

    スプレッドシートが、エクスポートしたリストに基づいて作成されていない場合は、警告が発せられます。続行するには「インポート」をクリックします。

    インポート時に、リスト・データの検証が行われます。検証エラーを含む行が存在する場合は、このエラーがダイアログに表示され、インポートが終了します。スプレッドシートの検証エラーを修正してから、再度インポートしてください。

「リスト」コンソール: リストのエクスポート

リストを表示できるユーザーであれば、リストをMicrosoft Excelファイルにエクスポートできます。エクスポートを行うことで、Excelスキルを使用して、リスト・データを簡単に追加および変更できます。リストのエクスポートは、リスト・ビューア・タスク・フローと「リスト」ページの両方で制御できます。

リストをエクスポートするには:

  1. エクスポートするリストを選択して、「アクション」「エクスポート」の順に選択します。
  2. 「Excelにエクスポート」ダイアログで、出力ファイルの形式を選択します。
  3. プロンプトに従い、エクスポートしたファイルをローカル・ファイル・システムに保存します。

    選択したExcel形式でリストが保存されます。ファイル名は、空白文字のかわりにアンダースコアが使用されたリスト名となります。たとえば、my listmy_list.xlsxまたはmy_list.xlsとなります。

「リスト」コンソール: リストのコピー

既存のリストをコピーするだけで、テンプレートとして使用できます。最初にリストをコピーし、必要に応じてそのリストを編集します。

リストをコピーするには:

  1. 「リスト」パネルで、コピーするリストを選択します。
  2. 「リストのコピー」アイコンをクリックします。

    リストのコピーが「リスト」パネルで選択可能になります。

  3. リストの名前を変更し、リスト構造を編集します。

「リスト」コンソール: リストの編集

リスト構造の編集では、リストに関するあらゆる構成を変更できます。たとえば、列の詳細の変更、列の削除、追加および並替え、リストの名前の変更、リストの別の説明の追加などを実行できます。

  1. 「リスト」パネルでリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします。
  2. 支援については、「リストの編集」ダイアログで、「ヘルプ」アイコンをクリックします。

「リスト」コンソール: リスト・データの追加および管理

リスト構造を作成すると、作成者自身とアクセス権を持つ他のユーザーがリスト・データを追加、編集およびリフレッシュしたり、リストの行を削除したりできます。

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「リスト」コンソール: リストのカスタマイズ

ユーザーは、リスト・インスタンスの自分のビューに対して、ユーザー・カスタマイズを実行できます。ポータル・マネージャは、リスト・インスタンスに対してアプリケーション・カスタマイズを実行して、全員のビューに影響を与えることができます。ユーザー・カスタマイズではページのビュー・モードで変更を加えるのに対し、アプリケーション・カスタマイズではページの編集モードで変更を加えます。リストの自分のビューに対するユーザー・カスタマイズは誰でも実行できますが、アプリケーションレベルのリスト・カスタマイズを行うには、ページの編集権限が常に必要となります。

注意:

ユーザー・カスタマイズおよびアプリケーション・カスタマイズは、リスト・ビューアに表示されるリストに適用されます。「リスト」ページに表示されるリストには適用されません。

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「リスト」コンソール: リストからのリンク

リンクは、WebCenter Portalアセット間に関連付けを設定する場合に役立ちます。たとえば、リンクを使用して、プロジェクト計画ドキュメントをプロジェクトの問題リストと関連付けることができます。ユーザーがリストにアクセスすると、リストに表示されているリンクをクリックして、プロジェクト計画にすぐにアクセスすることもできます。

リンクにはリンク元の場所が保持されます。たとえば、リスト行にリンクを作成する場合、そのリンクはその行のみに表示され、同じリスト内の他のすべての行には表示されません。

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「リスト」コンソール: リストへのリンクの電子メールでの送信

リストへのリンクを電子メールで送信するには:

  1. リンクをメールによって送信するリスト・インスタンスに移動します。
  2. 「アクション」ドロップダウン・リストから、「メールの送信」を選択します。

    ポータル・メンバーを宛先とした、メッセージの作成ウィンドウが表示され、次の情報が表示されます。

    • リスト・インスタンスの作成元であるポータルの名前

    • リストのタイトルと説明

    • ポータルへのリンク

    • リスト・インスタンスへのリンク

    注意:

    リストを表示するユーザーには、このリスト・インスタンスを含むポータルへのアクセス権限が必要です。

  3. メッセージを作成し、メール・メッセージを送信します。

「リスト」コンソール: リスト・ニュース・フィードの入手

リストには、ニュース・リーダーから変更を追跡するための2つの方法があります。

  • 特定のポータルで最近追加または変更されたすべてのリストの追跡。

  • 特定のリストで最近追加または変更されたデータ行の追跡。

リストのニュース・フィードURLは、RSSマネージャ、「リスト」ページおよび特定のページの任意のリスト・ビューの3箇所から入手できます。RSSマネージャおよび「リスト」ページでは、両方のタイプのリスト・フィードにアクセスできます。個々のリスト・ビューは、表示されたリストの行に対するデータ変更のフィードを提供します。

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