スレッド・ダンプについて
重大な速度の低下が発生している場合、またはOracle WebCenter Portalの使用中にシステムがハングする場合、スレッド・ダンプを実行できます。
Oracle WebCenter Portal Performance Pack — ヘルプ
スレッド・ヘルス・ステータスとは、各アクションの完了に充てられている特定の時間しきい値に基づいて割り当てられているステータスです。たとえば、スレッドがデータベースからのレスポンスを待機しているとします。新規リクエストを待機している間、STANDBY
のヘルス・ステータスが割り当てられます。デフォルトで、WebLogic Serverでのリクエストのタイムアウトは10分に設定されています。指定された時間が経過してもリクエストの処理が終了しない場合、ヘルス・ステータスはSTUCK
に変更されます。
スレッドには、スレッド名の末尾に表示されるサーバー・ステータスも割り当てられます。
スレッド・ダンプを実行するには、「スレッド・ダンプ」タブを単純にクリックします。ダンプの結果が表示されたページが開きます。データはヘルス・ステータス(ALL、ACTIVE、STANDBY、SUSPENDED、STUCK)またはサーバー・ステータス(WAITING、RUNNABLE、TIMED-WAITINGおよびPENDING)、あるいはその両方でフィルタできます。現在のスレッド・ダンプに存在する状態のみがドロップダウン・メニューに表示されることに注意してください。
システムに重大なパフォーマンスの問題がある場合、ステータスSTUCK
でフィルタして、速度の低下を引き起こしている問題を迅速に診断できます。
特定のスレッドを展開して、関連付けられているメソッドを表示できます。メソッドのロードには時間がかかる場合があることに注意してください。次に、疑われるメソッドのウォッチを選択して、インストゥルメントするように選択できます。これらの疑われるメソッドのウォッチを開始するために、WebCenter Portal Performance PackまたはターゲットJVMを停止して再起動する必要はありません。