35 Enterprise ManagerでのWebCenter Sitesとそのコンポーネントのパフォーマンスの管理
トピック:
WebLogic ServerコンソールでのWebCenter Sitesとそのコンポーネントの起動
Oracle WebLogic Server管理コンソールは、WebLogic Serverドメインの管理に使用されるブラウザ・ベースのユーザー・インタフェースです。管理サーバーでは管理コンソールがホストされます。管理コンソールは、管理サーバーへのネットワーク・アクセスを持ち、サポートされたWebブラウザであればどのブラウザからでもアクセス可能なWebアプリケーションです。
WebLogic Serverでコンポーネントの機能に移動するには:
Enterprise ManagerでのWebCenter Sitesとそのコンポーネントの起動
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Oracle WebCenter Sites
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Oracle WebCenter Sites: Visitor Services
Oracle Enterprise ManagerでOracle WebCenter Enterprise Managementのページに移動するには:
WebCenter Sitesとそのコンポーネントのホームページの表示
Oracle WebCenter SitesまたはVisitor Servicesサーバーのステータスは、Oracle Enterprise ManagerまたはOracle WebLogic Serverを使用して表示できます。Oracle WebCenter SitesとOracle Enterprise ManagerのVisitor Servicesのホームページには、システムのステータスが表示されます。ホームページには、Oracle WebCenter SitesおよびVisitor Servicesシステムの状態、バージョンおよび稼働時間が表示されます。
Oracle WebCenter SitesまたはVisitor Servicesシステム・インストールのステータスを表示するには:
右側のペインにあるコンポーネント・メニュー・オプションの「ホーム」をクリックすることによって、他のどのページからでもホームページに移動できます。
ノート:
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用したOracle WebCenter SitesまたはWebCenter Sites: Visitor Servicesシステムのステータスの表示の詳細は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
WebCenter Sitesとそのコンポーネントのログ・ファイルの管理
Oracle Enterprise Managerを使用して、構成メッセージのロギングの有効化、メッセージのデバッグ、メッセージの追跡およびログ・ファイルの構成ができます。
この項には次のトピックが含まれます:
WebCenter Sitesとそのコンポーネントのログ・ファイル設定の構成
デフォルトでは、Enterprise Managerのエラー、警告および重要なアプリケーション・ライフサイクル・イベントは、アプリケーション・サーバー上のログに記録されます。システム管理者は、段階的にログ・レベルを上げて、構成メッセージ、デバッグ・メッセージおよびトレース・メッセージのロギングを有効にできます。Oracle Enterprise Managerを使用すると、WebCenter Sitesシステムのログ・メッセージを表示および構成できます。ログ・ファイル管理の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のログ・ファイルと診断データの管理に関する項を参照してください。
{weblogic_server_name}
はWebLogic Serverの名前です(たとえばVisitorServices01またはSites01
)。
当初、ログ・ファイルはsites.log
およびcas.log
という名前で、アプリケーション・サーバー・ログ・ディレクトリに作成されます。
WebCenter Sitesのログ・ファイルは、Oracle Enterprise Managerを使用して構成できます。
構成可能な項目は、ログ・ファイルの名前と場所、ログ・ファイルのサイズ、ログ・ファイルに記録する情報のレベル、形式およびロケール・エンコーディングです(『Oracle Fusion Middlewareの管理』のログ・ファイル設定の構成に関する項を参照)。
WebCenter Sitesとそのコンポーネントのパフォーマンス・メトリックの監視
システムのステータスの監視と表示の概要など、Oracle WebCenter SitesまたはVisitor Servicesシステムの監視の詳細は、次の各トピックを参照してください。
ノート:
CURSOR_SHARING
初期化パラメータをFORCE
に設定すると、WebCenter Sitesのパフォーマンスを向上できます。CURSOR_SHARING
初期化パラメータをFORCE
に設定すると、データベースによってリテラルがシステム生成のバインド変数に置換されます。
WebCenter Sitesとそのコンポーネントのステータスの表示
Oracle WebCenter SitesまたはVisitor Servicesのステータスは、Oracle Enterprise ManagerまたはOracle WebLogic Serverを使用して表示できます。Oracle Enterprise Managerのコンポーネント・ホームページに、コンポーネント・システムのステータスが表示されます。コンポーネント・システムの状態、バージョンと稼働時間が表示されます。
コンポーネント・システム・インストールのステータスを表示するには:
右側のペインにあるコンポーネント・メニュー・オプションの「ホーム」をクリックすることによって、他のどのページからでもホームページに移動できます。
ノート:
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用したコンポーネント・システムのステータスの表示の詳細は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
WebCenter Sitesとそのコンポーネントのパフォーマンス・メトリックの表示
Oracle WebCenter SitesまたはVisitor Servicesシステム・インストールのパフォーマンス・メトリックを表示するには:
Oracle WebCenter SitesまたはVisitor Servicesのメトリックの詳細は、次の各項を参照してください。
WebCenter Sitesのパフォーマンス・メトリック
この項では、WebCenter Sitesのパフォーマンスを監視するためのメトリックについて説明します。次が含まれています。
BlobServerサーブレットの詳細、ContentServerサーブレットの詳細およびSatelliteサーブレットの詳細
メトリック名 | 説明 |
---|---|
平均実行時間 |
最近のデプロイ以降に、サーブレットのすべての呼出しを実行するためにかかった時間の平均を表示します(ミリ秒単位)。 |
最長実行時間 |
最近のデプロイ以降に、サーブレットの単一の最長の呼出しが実行された時間の平均を表示します(ミリ秒単位)。 |
合計実行時間 |
最近のデプロイ以降に、サーブレットのすべての呼出しが実行された時間の平均を表示します(ミリ秒単位)。 |
起動合計数 |
WebLogic Serverの起動後にサーブレットが呼び出された合計回数が表示されます。 |
キャッシュ詳細
メトリック名 | 説明 |
---|---|
CacheHits |
リクエストされたアイテムがキャッシュ内に見つかった回数です。 |
CacheHitsPercentage |
リクエストされたアイテムがキャッシュ内に見つかったキャッシュ・アクセスのパーセンテージです。 |
CacheMisses |
リクエストされたエレメントがキャッシュ内に見つからなかったキャッシュ・アクセスの数です。 |
CacheMissPercentage |
リクエストされたエレメントがキャッシュ内に見つからなかったキャッシュ・アクセスのパーセンテージです。 |
MemoryStoreObjectCount |
MemoryStoreにおけるオブジェクトの数です。 |
DiskStoreObjectCount |
DiskStoreにおけるオブジェクトの数です。 |
JDBC情報
メトリック名 | 説明 |
---|---|
ActiveConnectionsAverageCount |
データ・ソースのこのインスタンスにおけるアクティブな接続の平均数。アクティブな接続とは、アプリケーションが使用中の接続のことです。 |
ActiveConnectionsCurrentCount |
アプリケーションが現在使用中の接続の数。 |
ActiveConnectionsHighCount |
データ・ソースのインスタンス化以降の、データ・ソースのこのインスタンスにおけるアクティブなデータベース接続の最大数。アクティブな接続とは、アプリケーションが使用中の接続のことです。 |
ConnectionDelayTime |
データベースへの物理接続の作成に要する平均時間(ミリ秒)。この値は、接続にかかった総時間を接続の総数で除算して計算されます。 |
ConnectionsTotalCount |
データ・ソースのデプロイ以降にこのデータ・ソースで作成されたデータベース接続の累計数。 |
MaxCapacity |
この接続プールに含めることのできる物理データベース接続の最大数。JDBCドライバとデータベース・サーバーが異なると、可能な物理接続の数が制限される場合があります。 |
NumAvailable |
データ・ソースのこのインスタンスにおいて、現在アイドル状態でアプリケーションが使用できるデータベース接続の数。 |
PrepStmtCacheAccessCount |
文キャッシュがアクセスされた、現在の累積回数。 |
PrepStmtCacheAddCount |
文キャッシュに追加された文の現在の累積数。接続プール内の接続ごとに、独自の文キャッシュが保持されます。この数は、接続プール内の各接続のキャッシュに追加された文の合計数です。 |
PrepStmtCacheCurrentSize |
文キャッシュに現在キャッシュされているプリコンパイルされた文および呼出し可能文の数。接続プール内の接続ごとに、独自の文キャッシュが保持されます。この数は、接続プール内すべての接続のキャッシュにある文の数の合計です。 |
PrepStmtCacheDeleteCount |
キャッシュから破棄された文の現在の累積数。接続プール内の接続ごとに、独自の文キャッシュが保持されます。この数は、接続プールのすべての接続のキャッシュから破棄された文の数の合計です。 |
PrepStmtCacheHitCount |
キャッシュにある文が使用された、現在の累積回数。 |
PrepStmtCacheMissCount |
キャッシュにある文で文リクエストを満たすことができなかった回数。 |
ReserveRequestCount |
このデータ・ソースの接続に対するリクエストの現在の累積数。 |
ThreadPool情報
この項では、スレッド・プールに関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
completedRequestCount |
WebCenter Sitesまたはそのコンポーネント・アプリケーションで処理されたリクエストの総数。 |
executeThreadIdleCount |
現在アイドル状態である実行中スレッドの数。追加の未使用容量も示します。 |
executeThreadTotalCount |
システム内で現在アクティブである実行中スレッドの総数。 |
pendingUserRequestCount |
キューで処理を待機しているリクエストの数。理想的には、キュー内のリクエスト数は低く抑えてください。 |
queueLength |
優先度キューにある、保留中リクエストの数。内部システム・リクエストとユーザー・リクエストの合計です。 |
stuckThreadCount |
スタックしているスレッドの数。Weblogicでは、600秒以上作業が発生しない場合、スレッドがスタックしているとみなします。スタックしたスレッドは、システムにトラブルがある徴候です。 |
throughput |
システム・スループット。 |
OS詳細
この項では、オペレーティング・システムに関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
commitedVirtualMemory Size |
仮想メモリーのサイズ(MB単位)。 |
freePhysicalMemorySize |
未使用物理メモリーのサイズ(MB単位)。 |
freeSwapSpaceSize |
スワップ空間が使用できるメモリーのサイズ(MB単位)。 |
maxFileDescriptorCount |
システム全体のファイル・ディスクリプタの最大数。 |
openFileDescriptorCount |
システム全体の開いているファイル・ディスクリプタの数。 |
processCpuLoad |
WebCenter SitesまたはそのコンポーネントをホスティングするJavaプロセスが使用するCPU時間。 |
systemCpuLoad |
システム内のすべてのプロセス全体の総CPU使用率。 |
systemLoadAverage |
CPUが使用できるようになるのを待機している処理待ち、またはストールしたタスクの数。これはシステム全体のメトリックであり、通常のシステムでは3未満に抑える必要があります。 |
totalPhysicalMemorySize |
物理メモリー・サイズ(バイト単位)。 |
totalSwapSpaceSize |
スワップ・メモリー空間(バイト単位)。 |
NIO詳細
この項では、NIOの詳細に関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
件数 |
ノンブロッキングI/O (NIO)オブジェクト・カウント。 |
使用済メモリー |
システムで使用されているメモリー(MB単位)。 |
合計容量 |
システムの合計メモリー(MB単位)。 |
接続メトリック
この項では、接続に関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
アクティブ・スレッド |
システム内のアクティブ・スレッド数。 |
デーモン・スレッド |
システム内のデーモン・スレッド数。デーモン・スレッドは、バックグラウンドで実行するスレッドです。 |
最大スレッド件数 |
システムに含まれるスレッドの最大数。 |
Visitor Servicesのパフォーマンス・メトリック
この項では、Visitor Servicesを監視するパフォーマンス・メトリックについて説明します。次が含まれています。
ThreadPool情報
この項では、スレッド・プールに関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
completedRequestCount |
WebCenter Sitesまたはそのコンポーネント・アプリケーションで処理されたリクエストの総数。 |
executeThreadIdleCount |
現在アイドル状態である実行中スレッドの数。追加の未使用容量も示します。 |
executeThreadTotalCount |
システム内で現在アクティブである実行中スレッドの総数。 |
pendingUserRequestCount |
キューで処理を待機しているリクエストの数。理想的には、キュー内のリクエスト数は低く抑えてください。 |
queueLength |
優先度キューにある、保留中リクエストの数。内部システム・リクエストとユーザー・リクエストの合計です。 |
stuckThreadCount |
スタックしているスレッドの数。Weblogicでは、600秒以上作業が発生しない場合、スレッドがスタックしているとみなします。スタックしたスレッドは、システムにトラブルがある徴候です。 |
throughput |
システム・スループット。 |
OS詳細
この項では、オペレーティング・システムに関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
commitedVirtualMemory Size |
仮想メモリーのサイズ(MB単位)。 |
freePhysicalMemorySize |
未使用物理メモリーのサイズ(MB単位)。 |
freeSwapSpaceSize |
スワップ空間が使用できるメモリーのサイズ(MB単位)。 |
maxFileDescriptorCount |
システム全体のファイル・ディスクリプタの最大数。 |
openFileDescriptorCount |
システム全体の開いているファイル・ディスクリプタの数。 |
processCpuLoad |
WebCenter SitesまたはそのコンポーネントをホスティングするJavaプロセスが使用するCPU時間。 |
systemCpuLoad |
システム内のすべてのプロセス全体の総CPU使用率。 |
systemLoadAverage |
CPUが使用できるようになるのを待機している処理待ち、またはストールしたタスクの数。これはシステム全体のメトリックであり、通常のシステムでは3未満に抑える必要があります。 |
totalPhysicalMemorySize |
物理メモリー・サイズ(バイト単位)。 |
totalSwapSpaceSize |
スワップ・メモリー空間(バイト単位)。 |
NIO詳細
この項では、NIOの詳細に関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
件数 |
ノンブロッキングI/O (NIO)オブジェクト・カウント。 |
使用済メモリー |
システムで使用されているメモリー(MB単位)。 |
合計容量 |
システムの合計メモリー(MB単位)。 |
接続メトリック
この項では、接続に関連したメトリックについて説明します。
メトリック名 | 説明 |
---|---|
アクティブ・スレッド |
システム内のアクティブ・スレッド数。 |
デーモン・スレッド |
システム内のデーモン・スレッド数。デーモン・スレッドは、バックグラウンドで実行するスレッドです。 |
最大スレッド件数 |
システムに含まれるスレッドの最大数。 |