3 ログインと開始

管理者としてログインし、アカウント、およびユーザーのパスワードのリセット方法を設定できます。

3.1 Oracle WebCenter Sitesへのログイン

一般管理者は、デフォルト・システム・アカウントを使用して、自分自身の管理者アカウントを最初に設定する必要があります。次に、すべてのユーザーのアカウントを、組織におけるその特定のロールに基づいて設定する必要があります。

次の説明は、一般管理者としてOracle WebCenter Sites AdminおよびWEM Adminインタフェースにログインする方法を示しています。

ノート:

一般管理者以外で、サイト管理者またはワークフロー管理者としてログインする必要がある場合には、次のステップを実行する前に、一般管理者からユーザー名とパスワードを入手してください。Oracle WebCenter Sitesインタフェースへの権限がロールによって制限されることにも注意してください。

  1. ブラウザを開きます。
  2. ページを訪れるたびに、格納されているページの新しいバージョンを確認するようにブラウザを設定します。
  3. 次のURLにナビゲートします。

    http://<server>:<port>/<context>/login

    ここで、<server>WebCenter Sitesを実行しているシステムのホスト名またはIPアドレス、<port>はサーバーのポート番号、<context>WebCenter Sites Webアプリケーションのコンテキスト・パスです。システムの設定によっては、ポート番号を含めることが必要になる場合もあります。WebCenter Sites環境のシステムには、開発システム、管理システム、配信システム、テスト・システムまたは別のシステムがあります。

    WebCenter Sitesログイン・フォームが開きます。

  4. ログイン・フォームにユーザー名とパスワードを入力します。

    ノート:

    以前に管理者のいない新規インストールの一般管理者の場合には、デフォルトのシステム・ユーザー(ユーザー名fwadminおよびpassword xceladmin)としてログインし、すぐにパスワードを変更してください。パスワードの変更手順は、Adminインタフェースでのユーザーの作成の手順に従ってください。

    デフォルトの管理者としてログオンしたため、REST_Adminセキュリティ・グループの一員であることに加えて、ユーザー名にxceladmin ACL (アクセス制御リスト)が割り当てられています。ユーザー・アカウントとACLの詳細は、ユーザー、プロファイルと属性の構成を参照してください。

    一般管理者を作成した場合、その一般管理者は、xceladmin ACLが割り当てられ、REST_Adminセキュリティ・グループの一員である必要があります。

  5. WebCenter Sitesで資格証明を保存して、次回のログイン時に情報が自動的に入力されるようにするには、「ユーザー情報の保存」を選択します。
  6. 「ログイン」をクリックします。

    初めてログインすると、サイト選択のフォームが開きます(ステップ7を参照)、それ以外の場合は、最後に訪問したサイトとアプリケーションにログインします。

  7. 「サイト」ドロップダウン・リストで、使用するアプリケーションをホストしているサイトを選択します。この例では、「AdminSite」を選択します。

    サイトを選択する場合、そのサイトに割り当てられているアプリケーションが「サイト」フィールドの下に、アイコンとして表示されます。

  8. 使用するアプリケーションを表すアイコンを選択します。
    • AdminSiteにログインする一般管理者の場合、WEM Admin WEM Adminインタフェース・アイコン およびAdmin Adminインタフェース・アイコン の各アイコンが表示されます。WEM Adminインタフェースにアクセスするには、WEM Adminを選択します。Adminインタフェースにアクセスするには、Adminを選択します。

    • AdminSite以外のサイトにログインする一般管理者またはサイト管理者の場合、AdminおよびContributorの各アイコンが表示されます。(サイトで有効化されているアプリケーションに応じて、他のインタフェース・アイコンが表示される場合もあります。)

  9. これで、選択したサイトとアプリケーションにログインできました。

3.1.1 Adminアイコンを選択した場合

Adminアイコンを選択すると、Adminインタフェースがロードされます(次の図を参照)。管理者は、このインタフェースからすべての管理タスクを実行できます。

図3-1 Adminインタフェース

図3-1の説明が続きます
「図3-1 管理インタフェース」の説明

この図はAdminインタフェースの主要な部分を示しています。

  • ウィンドウ最上部のメニュー・バーには、次のコンテンツ管理オプションが含まれます。

    • 新規: 選択したサイトで有効化されているアセット・タイプのアセットを作成できます。Adminインタフェースでは、TemplatesやCSElementsなど、上位レベルのアセットの作成のみがサポートされています。他のタイプのアセットはすべて、Contributorインタフェースで作成されます。『Oracle WebCenter Sitesの使用』Contributorインタフェースで実行可能な操作に関する項を参照してください。

    • 検索: 現在のサイトに作成されたすべての上位レベル・アセットを検索できます。コンテンツ・アセットを検索するには、Contributorインタフェースにアクセスする必要があります。

    • ワーク: ワークフロー割当て、チェックアウトおよびブックマークされたアセットに関する情報を提供します。

    • ワークフロー: ワークフロー・レポートの作成、ワークフロー・グループの作成、既存のワークフロー・グループの表示、保存されたワークフロー・レポートの表示ができます。「ワークフロー・プロセスの作成と管理」を参照してください。

    • サイト・ナビゲーション: サイトにサイト・ナビゲーションが含まれる場合のみ使用できます。このオプションを使用すると、管理者はサイト・ナビゲーションの名前の変更、サイト・ナビゲーションの並替え(Contributorインタフェースの「サイト・ツリー」に表示されます)およびサイト・ナビゲーションでのページの配置と配置の取消しができます。

    • パブリッシュ: 管理者はパブリッシュ宛先の選択、アクティブなパブリッシュ、スケジュールされたパブリッシュおよびパブリッシュ履歴の表示ができます。

  • ナビゲーション・ペインはウィンドウの左側にあり、表示されるタブから管理機能を実行できます。ツリーを選択するには、ペインの最下部にあるバーを選択します。大部分の管理タスクは、「一般的な管理」ツリーから実行できます。「一般的な管理」ツリーには、(ログイン中のサイトだけでなく)システムにあるすべてのサイトのデータが含まれます。

  • Adminインタフェースのメイン・ウィンドウでは、管理機能を実行します。メニュー・バーまたはサイト・ナビゲーション・ペインから選択するオプションはすべて、Adminインタフェースのメイン・ウィンドウに表示されます。たとえば、メニュー・バーから「検索」を選択した場合、メイン・ウィンドウに「検索」フォームが開きます。「管理者固有のツリーとノード」を参照してください。

  • アプリケーション・バー(インタフェースの最上部にあります)には、現在のサイト上で使用できるアプリケーションのアイコン、プロファイルへのリンク、アクセスできるサイトのメニュー、「ログアウト」ボタンおよびアプリケーション・バーを開き、折りたたむために使用する「上」/「下」の矢印が表示されます。

    6つ以上のアプリケーションを実行する場合、追加のアプリケーションを選択するために、「アプリケーションの切替え」ドロップダウン・メニューが表示されます。「アプリケーションの切替え」メニューからアプリケーションを選択すると、現在表示されるうちで最も使用されていないアプリケーションのアイコンが、選択したアプリケーションのアイコンに置き換わります。

3.1.2 WEM Adminアイコンを選択した場合

一般管理者がWEM Adminアイコンを選択した場合、WEM Adminインタフェースがロードされます。WEMフレームワークによってステータスが一般管理者またはサイト管理者に決定され、操作する必要があるフォームおよびインタフェース機能のみが使用可能になります。

次の図は、WEM Adminインタフェースの「サイト」フォームを示しています。

図3-2 WEMの管理者インタフェースの「サイト」フォーム

図3-2の説明が続きます
「図3-2 WEMの管理者インタフェースの「サイト」フォーム」の説明

この図に示されたメニュー・バーには、システムのサイト、アプリケーション、ユーザーおよびロールを管理するために使用できる、次のオプションが含まれます。

  • サイト: システムのすべてのサイトがリストされている「サイト」フォームを開きます。サイト管理者に表示されるのは、SiteAdminロールが割り当てられているサイトのみです。一般管理者としてログインしている場合、「アプリケーション」、「ユーザー」および「ロール」の各フォームにもアクセスできます。

  • アプリケーション: 一般管理者のみアクセスできます。「アプリケーション」フォームが開き、そこから、アプリケーション情報(ツールチップと説明)の編集や、アプリケーションをサイトに割り当てるために割り当てられたロールを管理できます。

  • ユーザー: 一般管理者のみアクセスできます。「ユーザー」フォームが開き、そこから、サイトへのユーザーの割当てなど、ユーザーの作成および管理ができます。

  • ロール: 一般管理者のみアクセスできます。「ロール」フォームが開き、そこから、コンテンツ管理システムのロールを作成および管理できます。

「Webエクスペリエンス管理フレームワークの使用」を参照してください。

3.2 WebCenter Sitesパスワードのリセット方法

ユーザーが自分のログイン・パスワードを忘れるのは、珍しいことではありません。一般管理者は、これらのパスワードをリセットできます。

ユーザーのパスワードをリセットするには:

  1. WebCenter Sitesにログインし、AdminSiteを選択して、続いてWEM Adminアイコンを選択します。
  2. WEM Adminインタフェースで、メニュー・バーから「ユーザー」を選択します。
  3. 「ユーザー」フォームで、パスワードをリセットするユーザーの名前を選択し、「編集」を選択します。
  4. 「ユーザーの編集」フォームで、次のフィールドに値を入力します。
    • 新規パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。

    • 確認パスワード: 「新規パスワード」フィールドに入力したパスワードをもう一度入力します。

  5. 「保存」をクリックします。

    ユーザーのWebCenter Sitesパスワードが正常に変更されました。

  6. ユーザーに新規パスワードを通知します。セキュリティ目的のため、新しいパスワードでのユーザー・ログインでは、ただちにパスワードを変更することをお薦めします。手順については、ユーザーに『Oracle WebCenter Sitesの使用』ログインに関する項を提示します。

3.3 Oracle WebCenter Sitesプロファイルの編集方法

WebCenter SitesユーザーはWebCenter Sitesプロファイルを持っており、ユーザー名、電子メール、ロケール、タイムゾーン、優先デバイスおよびパスワードに関する情報が含まれます。

  1. WebCenter Sitesにログインして、サイトとアプリケーション・アイコンを選択します。

  2. メニュー・バーで、下向き矢印をクリックしてアプリケーション・バーを開きます。

  3. アプリケーション・バーで、ユーザー名をクリックします。

  4. 「プロファイルの編集」フォームで、次の変更を行うことができます。

    • プロファイル・イメージを変更するには、「イメージ・プレビュー」フィールドで「参照」をクリックし、プロファイルに割り当てるイメージを選択します。

    • 電子メール・アドレスを追加または変更するには、「電子メール」フィールドを使用します。

    • 割り当てられているロケールを変更するには、「ロケール」ドロップダウン・フィールドを使用します。

    • 割り当てられているタイムゾーンを変更するには、「タイム・ゾーン」ドロップダウン・フィールドを使用します。

    • パスワードを変更するには、次の操作を行います。

      1. 「旧パスワード」フィールドに、現在のパスワードを入力します。

      2. 「新パスワード」フィールドに、新しいパスワードを入力します。

      3. 「パスワードの確認」フィールドに、新しいパスワードを入力します。

  5. 「保存して閉じる」をクリックします。

    「プロファイルの編集」フォームが閉じ、プロファイルのアクセス元のインタフェースが再表示されます。

3.4 WebCenter Sitesからのログアウト

WebCenter Sitesからログアウトして、自分のセッションを終了したり、別のユーザーとしてログインできます。

次を実行します。

  1. アプリケーション・バーを開いていない場合は、メニュー・バーの右側にある下矢印をクリックして開きます。
  2. 「ログアウト」をクリックします。

    すでにログオフしました。