60 Contributorインタフェースの検索ビューのカスタマイズ
Contributorインタフェースでは、様々なタイプの検索ビューを使用できます。これらのビューおよびその構成エレメントについて理解します。
トピック:
60.1 検索ビューのカスタマイズについて
ユーザーがContributorインタフェースにログインして、サイトにアクセスする場合、簡易検索または詳細検索を実行して、必要なアセットを検索できます。検索結果は、「リスト表示」または「サムネイル表示」のいずれかに表示されます。様々な検索ビューの一部の機能をカスタマイズできます。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの使用』のアセットの検索と編成および検索結果リストの操作に関する項を参照してください。
トピック:
60.1.1 検索ビューのタイプ
検索結果パネルはドッキングされている状態またはドッキングされていない状態で、リスト表示またはサムネイル表示として表示できます。したがって、Contributorインタフェースには、次のビューが含まれます。
-
ドッキングされていないリスト
-
ドッキングされたリスト
-
ドッキングされていないサムネイル
-
ドッキングされたサムネイル
編集用にオープンになっているアセットが存在しない場合にのみ、ドッキングされていないビューが開きます。ドッキングされたビューは、編集モードのアセットにアタッチされるため、アセットが編集モードでオープンになっている場合にのみ開きます。
60.1.2 検索ビューでカスタマイズ可能な内容
次の図は、リスト表示でカスタマイズ可能な機能を示しています。「ドッキングされていないビューのカスタマイズ」を参照してください。これはドッキングされたビューにも適用されます。
ソート・メニューとツールチップは個別にカスタマイズされます。「ソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ」を参照してください。
どのビューが指定のモードでデフォルトで開くかは、構成設定とユーザーの検索習慣にかかっています。たとえば、ドッキング解除済モードでのデフォルト・ビューとしてサムネイル表示を設定した場合、ユーザーがドッキング解除済モードで最初に検索を実行するときにサムネイル表示が開き、リスト表示に切り替えるまでサムネイル表示が開かれたままになります。(ブラウザのCookieがクリアされるまで、検索によりユーザーの選択内容が記憶されます。)
次の図に、リスト表示のカスタマイズ可能な機能を示します。
リスト表示のカスタマイズ可能な機能は次のとおりです。
-
返されるアイテムの最大数
-
ページ当たりの行数
-
表示するフィールド(列)
-
列の表示名
-
列幅
-
日付とその他のフィールドのフォーマット
-
デフォルトのソート・フィールドとソート順
-
ソート・メニュー(ドッキング・モード)
-
コンテキスト(右クリック)メニュー
-
ツールチップ(ドッキング・モード)
次の図は、サムネイル表示でカスタマイズ可能な機能を示しています。
サムネイル表示のカスタマイズ可能な機能は次のとおりです。
-
返されるアイテムの最大数
-
ページ当たりの行数
-
特殊なサムネイルを表示するアセット・タイプ
-
表示するフィールド
-
日付とその他のフィールドのフォーマット
-
デフォルトのソート・フィールドとソート順
-
ソート・メニュー
-
コンテキスト(右クリック)メニュー
-
ツールチップ(ドッキング・モード)
60.1.3 ビューレンダリング・プロセス
システム定義およびカスタム定義のビューは、同様のプロセスでレンダリングされます。このことを例示するために、まず、システム定義ビューをレンダリングします。
システム定義ビューは、次のエレメント(JSP)によってレンダリングされます。ドッキングされていないビューとドッキングされたビューの名前はDocked
接頭辞のみが異なります。
ドッキングされていない場合:
-
リスト表示は、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewHtml
によってレンダリングされます。 -
サムネイル表示は、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewHtml
によってレンダリングされます。
ドッキングされた場合:
-
リスト表示は、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedListViewHtml
によってレンダリングされます。 -
サムネイル表示は、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewHtml
によってレンダリングされます。
ドッキングされていないビューとドッキングされたビューのレンダリングは似ています(ドッキングされたビューのエレメントの名前がDocked
で始まることを除く)。次のステップは、ドッキングされていないビューのレンダリングを示しています。
-
ユーザーが検索ルーチンを実行する場合、検索機能によってユーザーの現在のビューが決まります。これはデフォルト・ビューか、それ以降に選択されたビューのいずれかです。
ノート:
デフォルト・ビューは、初めて検索が実行されるときにシステムがレンダリングするビューです。(リスト表示は、ドッキング解除済モードとドッキング・モードの両方のシステム定義のデフォルト・ビューです。)ユーザーが別のビューに切り替える場合、ブラウザのCookieがクリアされるまで、ユーザーの選択内容が記憶され、表示され続けます。
-
検索機能により、
UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
が読み取られ、ビューのレンダリングを開始するエレメントへのパスが取得されます。-
ユーザーが初めて検索を実行しているか、またはデフォルト・ビューを使用し続けている場合、検索により、
<defaultview>
プロパティの値が読み取られます。 -
ユーザーのビューがデフォルト・ビュー以外の場合、検索により、(ステップ1で決定されたビューに応じて)
<listview>
または<thumbnailview>
プロパティのいずれかの値が読み取られます。
-
-
検索により、リスト表示がレンダリングされる必要があることが決定される場合、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
が読み取られ、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewHtml
が呼び出されて、リスト表示がレンダリングされます。検索により、サムネイル表示がレンダリングされる必要があることが決定される場合は、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
が読み取られ、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewHtml
が呼び出されて、サムネイル表示がレンダリングされます。
前述のシステム定義のエレメントは、すべてオーバーライドできます。同じ名前を付けた独自のエレメントをカスタマイズして、それらをCustomElements
の下に配置して、図60-1および図60-2の変更を実現してください。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig
およびUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtml
をそれぞれ使用して、ソート・メニューやツールチップなどの、個々の機能をカスタマイズすることもできます。
エレメントの包括的なリストについては、「検索ビューの構成エレメント」を参照してください。
60.1.4 検索ビューの構成エレメント
この項では、検索ビューのカスタマイズに使用するJSPエレメントについて概説します。
-
システム定義の構成エレメント: 検索ビューおよびグローバルな検索、またはサイト、アセット・タイプ、サイトとアセット・タイプの両方に固有の検索をカスタマイズするには、同じ名前を付けたエレメントを構成します。カスタマイズしたエレメントのすべてを
CustomElements
の下に格納する必要があります(例については、図60-3を参照してください)。エレメントの概要については、次の表を参照してください。-
この表に、使用準備済のドッキングされていないビューを定義するシステム定義の構成エレメント(エレメント名のすべてが
Config
で終わる)を示します。表60-1 ドッキングされていない検索ビューの構成エレメント
構成エレメント(JSP)へのパス 説明 参照 UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
ドッキング解除済モードにあるデフォルトの検索ビュー(リスト表示またはサムネイル表示)を設定するエレメント。
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
ドッキングされていないリスト表示を構成するエレメント。
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
ドッキングされていないサムネイル表示を構成するエレメント。
-
この表に、使用準備済のドッキングされたビューを定義するシステム定義の構成エレメント(エレメント名のすべてが
Config
で終わる)を示します。表60-2 ドッキングされた検索ビューの構成エレメント
構成エレメント(JSP)へのパス 説明 参照 UI/Layout/CenterPane/Search/DockedSearchResultsConfig
ドッキング・モードにあるデフォルトの検索ビュー(リスト表示またはサムネイル表示)を設定するエレメント。
UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedListViewConfig
ドッキングされたリスト表示を構成するエレメント。
UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig
ドッキングされたサムネイル表示を構成するエレメント。
-
この表に、ソート・メニューやツールチップなど、検索ビューの個々の機能をカスタマイズするためのシステム定義のエレメント(エレメント名が
Config
またはHtml
で終わる)を示します。表60-3 検索ビューの他の機能の構成およびプレゼンテーション・エレメント
構成エレメント(JSP)へのパス 説明 参照 UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig
ドッキングされたリスト、ドッキングされていないサムネイルおよびドッキングされたサムネイル表示のソート・ドロップダウン・メニューのソート・オプションとしてフィールドを構成するエレメント。
UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtml
ドッキングされたビュー(リストおよびサムネイル)のツールチップを構成するエレメント。このエレメントにより、ツールチップの外観とカスタム・メッセージを構成できます。
UI/Config/GlobalHtml
コンテキスト(右クリック)メニューを構成するエレメント。このエレメントは、すべての検索ビューに対して有効です。
-
-
カスタム・エレメント: この表に、WebCenter Sitesに同梱されている、カスタマイズ・コードを例示するためのサンプル・カスタム・エレメントを示します。
表60-4 検索ビューのカスタム・サンプル・エレメント
サンプル・エレメントへのパス 説明 CustomElements/avisports/AVIArticle/UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
avisportsサンプル・サイトにあるAVIArticleアセット・タイプのドッキングされていないサムネイル表示の構成エレメント。
CustomElements/avisports/AVIArticle/UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig
avisportsサイトにあるAVIArticleアセット・タイプのドッキングされたサムネイル表示の構成エレメント。
CustomElements/avisports/AVIImage/UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
avisportsサンプル・サイトにあるAVIImageアセット・タイプのドッキングされていないサムネイル表示の構成エレメント。
CustomElements/avisports/AVIImage/UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig
avisportsサンプル・サイトにあるAVIImageアセット・タイプのドッキングされたサムネイル表示の構成エレメント。
CustomElements/avisports/UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
avisportsサンプル・サイトのドッキングされていないサムネイル表示の構成エレメント。
CustomElements/avisports/UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedThumbnailViewConfig
avisportsサンプル・サイトのドッキングされたサムネイル表示の構成エレメント。
60.2 カスタマイズ・プロセス
ドッキング解除済モードおよびドッキング・モードでビューをカスタマイズするために実行するステップは、少しの違いを除いて類似しています。さらに読み進めると、その違いが何であるかを理解できます。
-
ドッキングされてないビューおよびドッキングされたビューのカスタマイズ:
ドッキングされていないビューをカスタマイズする場合は、「ドッキングされていないビューのカスタマイズ」の手順に従い、その項で示すように構成エレメント(JSP)に名前を付けます(表60-1にも記載されています)。ドッキングされたビューをカスタマイズする場合も、「ドッキングされていないビューのカスタマイズ」の手順に従いますが、表60-2に示すように構成エレメントに名前を付けます(つまり、
Docked
接頭辞を付けます)。 -
検索ビューのソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ:
ソート・メニューおよびツールチップを作成するエレメントは、ドッキング解除済モードおよびドッキング・モードの両方に適用されます。モードに関係なく、表60-3(および「ソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ」)に示すように、エレメントに名前を付けます。
-
ドッキングされたリスト表示またはドッキングされたサムネイル表示でフィールドを表示するには:
デフォルトで、
UI/Layout/CenterPane/Search/View/DockedListViewConfig
エレメントは、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
エレメントを指し、最初のリストされたフィールドのみを取得して、ドッキングされたリスト表示でその名前を表示します。フィールドは、最初の<field>
プロパティで、次のように定義されます。<field> <fieldname>fieldname</fieldname> <displayname>DisplayName</displayname>
ドッキングされたリスト表示で他のフィールド名を表示する場合は、カスタム
DockedListViewConfig.jsp
エレメントでその名前を指定します。同じロジックは、ドッキングされたサムネイル表示のフィールド名の表示に適用されます(構成エレメントがThumbnailViewConfig
およびDockedThumbnailViewConfig
と名付けられることを除く)。
60.3 ドッキングされていないビューのカスタマイズ
同じ名前を付けた独自のエレメントを構成して、それらをCustomElements
の下に配置して、ドッキングされていないリスト表示およびサムネイル表示をカスタマイズします。
ドッキングされていないリスト表示およびサムネイル表示のカスタマイズには、表60-1に示すシステム定義のエレメントのオーバーライドが含まれます。
トピック:
60.3.1 ドッキングされていないビューのカスタマイズの基本ステップ
ドッキングされていないビューをカスタマイズするには、次のステップの任意の組合せを実行します。
-
すべてのアセット・タイプまたは選択したアセット・タイプに対して、デフォルトのドッキングされていないビューをリストまたはサムネイルとなるように設定します。ビューを設定するには、「デフォルトのドッキングされていないビューのリストまたはサムネイルへの設定」に示すように、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
をオーバーライドします。 -
ドッキングされていないリスト表示またはサムネイル表示(あるいはその両方)を構成します。ビューに表示される列数の指定、列名と列幅の構成、返されるアイテムのソート順の指定などを行います。
-
リスト表示を構成するには、「ドッキングされていないリスト表示のカスタマイズ」で説明しているように、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
をオーバーライドします。 -
サムネイル表示を構成するには、「ドッキングされていないサムネイル表示のカスタマイズ」で説明しているように、エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
をオーバーライドします。
-
-
ビューのソート・メニューなど、追加機能を構成します。このステップでは、ビュー自体ではなく、ビューの機能(ソート・メニューなど)に固有のJSPエレメントを構成します。「ソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ」を参照してください。
60.3.2 デフォルトのドッキングされていないビューのリストまたはサムネイルへの設定
デフォルトの検索ビュー(リストまたはサムネイル)を設定する場合、すべてのアセット・タイプに対してグローバルに設定します。選択したアセット・タイプに対してデフォルトの検索ビューを指定することもできます。
-
デフォルトの検索ビューを設定するには、
CustomElements
の下に独自のSearchResultsConfig.jsp
を作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
をオーバーライドします。エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
が次に表示されます。次に、プロパティを表で説明します。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
<searchconfig> <listview>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListView</listview> <thumbnailview>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailView</thumbnailview> <defaultview>listview</defaultview> <assettypeviews> <assettype id="Page" name="Page">listview</assettype> … … … </assettypeviews> </searchconfig>
表60-5 UI/Layout/CenterPane/Search/SearchResultsConfig
のプロパティ
プロパティ | 説明 | 値 |
---|---|---|
|
ListViewコントローラ・エレメントへのパス |
このプロパティの値を変更しないでください。 |
|
ThumbnailViewコントローラ・エレメントへのパス |
このプロパティの値を変更しないでください。 |
|
リストまたはサムネイルがデフォルト・ビューであるかどうかを指定します。 デフォルト・ビューは、初めて検索を実行するときに開くビューです。ユーザーがビューを切り替える場合は、ブラウザのCookiesがクリアされるまで、ユーザーの選択内容が記憶されます。 |
このプロパティの値は、大文字と小文字が区別されます。 |
|
1つ以上のアセット・タイプに対してデフォルト・ビューを選択的に構成するために使用します。 |
なし |
|
アセット・タイプおよびそのデフォルト・ビューの指定に使用します(ユーザーが別のビューに切り替えるか、またはブラウザのCookiesをクリアするまで、そのままの状態になります)。 必要な数のアセット・タイプを指定できます( |
|
60.3.3 ドッキングされていないリスト表示のカスタマイズ
リスト表示をカスタマイズする場合は、返されるコンテンツのタイプとそのプレゼンテーションを設定できます。
-
ドッキングされていないリスト表示をカスタマイズするには、
CustomElements
の下に独自のListViewConfig.jsp
を作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
をオーバーライドします。エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
が次に表示されます。次に、プロパティを表で説明します。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
<listviewconfig> <numberofitems>1000</numberofitems> <numberofitemsperpage>100</numberofitemsperpage> <defaultsortfield> </defaultsortfield> <defaultsortorder> </defaultsortorder> <fields> <field id="
name
"> <fieldname>name</fieldname> <displayname>Name</displayname> <width>350px</width> <formatter>fw.ui.GridFormatter.nameFormatter</formatter> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field> <field id="updateDate
"> <fieldname>updateddate</fieldname> <displayname>Modified</displayname> <!-- <dateformat>MM/dd/yyyy hh:mm a z </dateformat> --> <javadateformat>SHORT</javadateformat> <width>auto</width> <formatter></formatter> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field> … … … </fields> </listviewconfig>表60-6
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
のプロパティプロパティ 説明 値 <numberofitems>
検索によって返されるアイテムの最大数。
0
より大きい整数。-1
を入力した場合は、検索基準に一致するすべての結果が返されます。<numberofitemsperpage>
検索結果に必要なページ当たりの行数。
100
がデフォルトです。<defaultsortfield>
検索結果をフェッチする場合に検索によってソートされる必要があるデフォルト・フィールド。
デフォルトは空です。したがって、検索結果は関連性を基準に表示されます。他のフィールドをソート用にデフォルトとして設定する必要がある場合は、このエレメントを構成します。
<defaultsortorder>
検索で使用されるソート順。
ascending
|descending
<defaultsortfield>
が指定されている場合に必要です。<fields>
リスト表示で表示される列。これらの列は、
<fields>
にリストされているのと同じ順序で表示されます。アセット・タイプ固有の構成を作成し、検索結果にアセット・タイプ固有の属性を表示する場合は、アセット・タイプ索引と属性検索を有効にする必要があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理』のアセット・タイプ索引に対する属性の構成および検索索引へのアセット・タイプの追加に関する項参照してください。
この手順をスキップする場合は、検索によりグローバル索引が使用されます。
なし
<field id= >
リスト表示に表示される列を定義します。
<field id=
"unique_identifier"
>
<fieldname>
列にレンダリングするアセットのフィールド名。
この名前は、Lucene索引の列名と一致している必要があります。
locale
がフィールド名として追加される場合、サイト・ディメンションが有効な場合にのみ表示されます。<displayname>
列ヘッダーに表示される表示名。
英数字文字列
<width>
ピクセル単位の列幅。
px
単位の幅(例:350px
)。最後のフィールドの幅を
auto
に設定することをお薦めします。<formatter>
希望のフォーマットで列の値を表示するDojoフォーマッタ機能。
フォーマッタは、Dojoモジュールで使用できる必要があります。
UI/Config/GlobalHtml
のmodules
プロパティを参照してください。<displayintooltip>
関連するフィールドがドッキングされたリスト表示のツールチップでリストされる必要があるかどうかを示します。
エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/ SearchToolTipHtml
は、ツールチップをレンダリングし、このプロパティの値を使用して、そのツールチップに関連するフィールド名をリストするかどうか(フィールド値もリストされる)を決定します。ツールチップは、ドッキングされたビューに対してのみカスタマイズできます。「検索結果のツールチップのカスタマイズ」を参照してください。true
|false
<dateformat>
日付フィールドにのみ適用されます。これは、日付が
javadateformat
以外のフォーマットで表示される必要がある場合にカスタム日付フォーマットを指定するオプションです。有効な日付フォーマット文字列。
<dateformat>
が使用される場合は、<javadateformat>
より優先されます。<javadateformat>
日付フィールドにのみ適用されます。
有効な値は、
SHORT
、MEDIUM
、LONG
およびFULL
です。<javadateformat>
が省略されるか、空白のままにされる場合、デフォルトでSHORT
が使用されます。<dateformat>
が使用される場合は、<javadateformat>
より優先されます。
60.3.4 ドッキングされていないサムネイル表示のカスタマイズ
サムネイル表示をカスタマイズする場合は、返されるコンテンツのタイプとそのプレゼンテーションを設定できます。
ドッキングされていないサムネイル表示をカスタマイズするには、CustomElements
の下に独自のThumbnailViewConfig.jsp
を作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
をオーバーライドします。
エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
が次に表示されます。次に、プロパティを表で説明します。
ノート:
<formatter>
および<assettypes>
は、特に注意を要します。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
はUI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
とほとんど同じですが、<formatter>
プロパティは異なる方法で定義されます。また、<assettypes>
はThumbnailViewConfig
の専用のプロパティで、サムネイルのレンダリングに使用されます。
<assettypes>
プロパティは、その使用法が例示されている、「ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションに関する詳細」で詳しく説明されています。例の1つでは、ビデオ・プレーヤを表示するカスタム・エレメントでビデオ・アセットを補足する方法を示しています。
エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
<thumbnailviewconfig> <numberofitems>1000</numberofitems> <defaultsortfield></defaultsortfield> <defaultsortorder></defaultsortorder> <numberofitemsperpage>12</numberofitemsperpage> <formatter>fw.ui.GridFormatter.thumbnailFormatter</formatter> <fields> <field id="name
"> <fieldname>name</fieldname> <displayname>Name</displayname> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field> <field id="updateDate
"> <fieldname>updateddate</fieldname> <displayname>Modified</displayname> <!-- <dateformat>MM/dd/yyyy hh:mm a z </dateformat> --> <javadateformat>SHORT</javadateformat> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field> … … … </fields> <assettypes> <assettype id="unique_identifier
"> <type>AVIImage</type> <subtype>Image</subtype> <element>UI/Layout/CenterPane/Search/View/ImageThumbnail</element> <attribute>imageFile</attribute> </assettype> … … … </assettypes> </thumbnailviewconfig>
表60-7 UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
のプロパティ
プロパティ | 説明 | 値 |
---|---|---|
|
検索によって返されるアイテムの最大数。 |
|
|
検索結果に必要なページ当たりの行数。 |
|
|
希望のフォーマットで値を表示するDojoフォーマッタ機能。 |
フォーマッタは、Dojoモジュールで使用できる必要があります。 |
|
検索結果をフェッチする場合に検索によりソートされる必要があるデフォルトのソート・フィールド。 |
デフォルトは空です。したがって、検索結果は関連性を基準に表示されます。他のフィールドをソート用にデフォルトとして設定する必要がある場合は、このエレメントを構成します。 |
|
検索で使用されるソート順。 |
これは、 |
|
サムネイル表示のサムネイルの下に表示されるフィールド。これらのフィールドは、 アセット・タイプ固有の構成を作成し、検索結果にアセット・タイプ固有の属性を表示する場合は、アセット・タイプ索引と属性検索を有効にする必要があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesの管理』の次の項目を参照してください: この手順をスキップする場合は、検索によりグローバル索引が使用されます。 |
なし |
|
サムネイルの下のフィールドを記述します。 |
|
|
サムネイルの下にレンダリングされるアセットのフィールド名。 |
この名前は、Lucene索引の列名と一致している必要があります。
|
|
サムネイルの下にレンダリングされる表示名。 |
英数字文字列 |
|
日付フィールドにのみ適用されます。これは、日付が |
有効な日付フォーマット文字列。
|
|
日付フィールドにのみ適用されます。 |
有効な値は、
|
|
関連するフィールドがドッキングされているサムネイル表示のツールチップでリストされる必要があるかどうかを示します。 エレメント |
|
|
このセクションでは、特殊なサムネイルが表示されるアセット・タイプを指定します。各アセット・タイプには、コンテンツがサムネイルとしてレンダリングされる属性がある必要があります。 このセクションをいつカスタマイズする必要があるかを学習するには、「ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>セクションに関する詳細」を参照してください。 |
なし |
|
特殊なサムネイルが表示されるアセット・タイプを記述します。 |
|
|
サムネイルがレンダリングされるアセット・タイプの名前。 |
「システム定義のイメージ・サムネイル・エレメントの再使用」および「カスタム・サムネイル・レンダリング・エレメントの使用」を参照してください。 |
|
アセット・タイプのサブタイプ。 |
「システム定義のイメージ・サムネイル・エレメントの再使用」および「カスタム・サムネイル・レンダリング・エレメントの使用」を参照してください。 |
|
|
「システム定義のイメージ・サムネイル・エレメントの再使用」および「カスタム・サムネイル・レンダリング・エレメントの使用」を参照してください。 エレメントを指定しない場合は、 |
|
コンテンツがサムネイルとして表示される属性。 |
「システム定義のイメージ・サムネイル・エレメントの再使用」および「カスタム・サムネイル・レンダリング・エレメントの使用」を参照してください。 |
60.3.4.1 ThumbnailViewConfigエレメントの<assettypes>
セクションに関する詳細
表60-7に記載されている<assettypes>
セクションは、カスタマイズを選択した機能によっては、構成する必要がある場合があります。次の様々な<assettypes>
構成シナリオでは、最も一般的に実行されるカスタマイズを対象に説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
60.3.4.1.1 静的アイコンの使用
(ファイル・システムに格納される)独自の静的サムネイルを使用する場合は、次の規則に従っているかぎり、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
エレメントの<assettypes>
セクションをカスタマイズする必要はありません。
-
サムネイル・アイコンの名前には空白を入れないでください(アンダースコアで置き換えられます)。名前は、サムネイルのサイズによって、次のいずれかのフォーマットである必要があります。
-
<assettypename>.png
または<assettypename>-<subtype>.png
(小さなサムネイル、96x96、ドッキングされたビュー) -
<assettypename>_large.png
または<assettypename>-<subtype>_large.png
(大きなサムネイル、170x170、ドッキングされていないビュー)
-
-
アイコンの保存場所は、ファイル・システムの
/images/search
ディレクトリです。
前述の規則に従う場合、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
エレメントによってアイコンがサムネイルとして自動的にレンダリングされます。このエレメントは、/images/search
ディレクトリでアイコンを検索するようにコード化されています。アセット・タイプおよびサブタイプに基づいたアイコンの名前を付けると、そのタイプおよびサブタイプのアセットにアイコンが自動的に関連付けられます。
60.3.4.1.2 システム定義のイメージ・サムネイル・エレメントの再使用
ThumbnailViewConfig.jsp
エレメントの<assettypes>
セクションのカスタマイズは、システム定義のエレメントImageThumbnailHtml.jsp
を再使用して、カスタム・イメージをサムネイルとして動的にレンダリングする場合に必要です。このエレメントは、特定のアセット・タイプまたはサブタイプ(あるいはその両方)に属するイメージ属性に関連付けられているイメージを処理します。
カスタムThumbnailViewConfig.jsp
内のシステム定義のImageThumbnailHtml.jsp
を再使用するには、次の操作を実行します。
60.3.4.1.3 カスタム・サムネイル・レンダリング・エレメントの使用
ThumbnailViewConfig.jsp
の<assettypes>
セクションのカスタマイズは、アセット・タイプ(またはサブタイプ)のblob
属性のコンテンツをサムネイルとして動的にレンダリングするカスタム・エレメントを使用する場合に必要です。
後述の例では、ビデオ・サムネイルのレンダリングで一緒に使用するエレメントを作成します。次の図に、このトピックのステップに従って再現できる、サンプル・ビデオ・サムネイル表示を示します。
次のステップでは、(1)ビデオ・サムネイルを動的にレンダリングするために一緒に使用するエレメントの作成用ガイドライン、(2) ThumbnailViewConfig
エレメントの<assettypes>
セクションのカスタマイズ用ガイドラインを示します。
ノート:
このサンプルを正しく動作させるため、blob
属性を持つアセットが存在していること、またそのblob
属性のビデオ・ファイルがサイトのディレクトリにアップロードされていることを確認します。
ビデオ・ファイルを再生するには、ブラウザ・プラグインを使用可能にしておく必要があります。
ビデオ・サムネイルをレンダリングするエレメントを作成するには::
60.4 ドッキングされたビューのカスタマイズについて
ドッキングされたビューをカスタマイズする方法は、ドッキングされていないビューをカスタマイズする方法と類似しています。主な違いは、「プロセスのカスタマイズ」で概述されています。
60.5 ソート・メニューおよびツールチップのカスタマイズ
ドッキングされていないビュー、ドッキングされたビュー、およびその両方のビューに対して、カスタマイズできるいくつかの機能があります。
この項で説明される機能は、この表に示すように、ドッキングされていないビュー、ドッキングされたビュー、またはその両方に対してカスタマイズできます。
表60-8 検索ビューの他の機能のカスタマイズ
カスタマイズ・オプション | ドッキングされていないリスト | ドッキングされていないサムネイル | ドッキングされたリスト表示 | ドッキングされたサムネイル | 参照 |
---|---|---|---|---|---|
ソート・メニュー |
不可 |
可 |
可 |
可 |
|
検索結果のツールチップ |
不可 |
不可 |
可 |
可 |
|
コンテキスト・メニュー |
可 |
可 |
可 |
可 |
トピック:
60.5.1 ソート・メニューのカスタマイズ
ソート・メニューは、表60-8にリストされているビューに対してのみカスタマイズできます。ソート・メニューにどのソート・フィールドを表示するかを指定できます。各フィールドのソート順序を指定することもできます。
-
ソート・メニューをカスタマイズするには、
CustomElements
の下に独自のSearchTopBarConfig.jsp
を作成し、そのプロパティをカスタマイズすることによって、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig
をオーバーライドします。エレメント
UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig
が次に表示されます。次の表では、これらのプロパティについて説明します。エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig
<sortconfig>> <sortfields> <sortfield id="
unique_identifier
"> <fieldname>name</fieldname> <displayname>Name(A-Z)</displayname> <sortorder>ascending</sortorder> </sortfield> <sortfield id="unique_identifier
"> <fieldname>name</fieldname> <displayname>Name(Z-A)</displayname> <sortorder>descending</sortorder> </sortfield> <sortfield id="unique_identifier
"> <fieldname>AssetType_Description</fieldname> <displayname>Asset Type</displayname> <sortorder>ascending</sortorder> </sortfield> … … </sortfields> </sortconfig>表60-9
UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchTopBarConfig
のプロパティプロパティ 説明 値 <sortfield id= >
検索結果をソートする検索索引フィールドを記述します。
id=
unique_identifier
<fieldname>
検索索引フィールドの名前。
複数のソート順序を提供するために、同じフィールドを複数回繰り返すことができます。
前述のコードの
name
など。<displayname>
ユーザーが読取り可能なフィールドの表示名。
前述のコードの
Name
など。<sortorder>
ソート順序。
ascending | descending
60.5.2 検索結果のツールチップのカスタマイズ
ツールチップは、ドッキングされたビューに対してのみカスタマイズできます。ドッキングされたビューは、制限されたスペース内に表示されるため、検索結果として返されるアセットに関する情報量が限定されます。ツールチップは、返されたアセットに関する詳細情報を表示する方法です。たとえば、次の図に示すように、ドッキング・モードで表示されている内容に加え、フィールド名と値を表示するためにツールチップをカスタマイズできます。カスタム・メッセージを表示するためにツールチップをカスタマイズしたり、ツールチップの外観を変更することもできます。
ドッキングされた検索結果のデフォルトのツールチップは、エレメントUI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtml
でレンダリングされます。このエレメントは、ツールチップをボックスとしてレンダリングします。ボックス内で、UI/Layout/CenterPane/Search/View/ListViewConfig
(またはUI/Layout/CenterPane/Search/View/ThumbnailViewConfig
)の<fields>
セクションの各フィールドの名前をレンダリングしますが、これはフィールドの<displayintooltip>
プロパティがtrue
に設定されている場合にのみ実行されます。たとえば、<displayintooltip>
がtrue
に設定されている場合は、次のListViewConfig.jsp
のName
、Type
およびModified
フィールドが、前の図のツールチップの一部として表示されます。
<fields> <field> <fieldname>name</fieldname> <displayname>Name</displayname> <width>350px</width> <formatter>fw.ui.GridFormatter.nameFormatter</formatter> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field> <field> <fieldname>type</fieldname> <displayname>Type</displayname> <width>auto</width> <formatter></formatter> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field> <field> <fieldname>updateddate</fieldname> <displayname>Modified</displayname> <javadateformat>SHORT</javadateformat> <width>auto</width> <formatter></formatter> <displayintooltip>true</displayintooltip> </field>
ノート:
UI/Layout/CenterPane/Search/View/SearchToolTipHtml
エレメントは、フィールド値もレンダリングします。ただし、カスタマイズされたメッセージおよびツールチップ表示への変更は、カスタムSearchToolTipHtml.jsp
エレメントでコード化される必要があります。
ツールチップを作成したり、ツールチップにフィールドを追加するには::
60.5.3 コンテキスト・メニューのカスタマイズ
コンテキスト・メニューは、すべての検索ビューでカスタマイズ可能です。
コンテキスト・メニューをカスタマイズするには、次のコードで独自のMyConfig.jsp
を作成して、エレメントUI/Config/GlobalHtml
をオーバーライドします。
<%@ taglib prefix="cs" uri="futuretense_cs/ftcs1_0.tld" %> <cs:ftcs> webcenter.sites['${param.namespace}'] = function (config) { config.contextMenus = { "default":["bookmark"], "asset":["edit","preview", "share", "bookmark", "tagasset"], "asset/Page":["edit", "preview", "delete", "bookmark"], "proxy":["preview", "bookmark", "tagasset"], ; } </cs:ftcs>