31 エレメントの構成

「エレメント」フォーム(CS Element)は、CSElementのエレメントの作成、エレメント・ファイル・タイプ(XML、JSPまたはHTML)の定義、エレメント・ロジックの提供、エレメントの名前付けを行うために使用します。次に例を示します。

  • 「エレメントの作成」フィールドには、エレメント・ロジック用に選択可能なファイル・タイプXML、JSP、HTMLが表示されま、このフィールドは、「エレメント・ロジック」フィールドに標準スタブ・コード(作成するすべてのエレメントに含める必要がある)をシードする際に使用します。

  • 「エレメントの作成」フィールドを使用して、たとえば.jspファイルを作成すると、WebCenter Sitesは、デフォルトでJSPのtaglib文とrender.logdepタグを「エレメント・ロジック」フィールドに追加して、このCSElementアセットと、このエレメントからレンダリングされるページ間の構成の依存性をログ記録できるようにします。その他のファイル・タイプの場合は、WebCenter Sitesによって、それぞれのファイル・タイプに固有のコードが追加されます。独自のコードを「エレメント・ロジック」フィールドに追加します。

    依存性の詳細は、「依存性について」を参照してください。エレメント・ロジックをコーディングする際のヘルプは、「テンプレートおよびCSElementのエレメントのコーディング」を参照してください。

  • 「エレメントのストレージ・パス/ファイル名」フィールドでは、エレメント・ロジックを保持するファイルの名前を付けて、そのファイルへのパスを指定します。

CSElementが保存されると、「エレメント」画面のフィールド値は、ElementCatalog表の(エレメントを表す)行に書き込まれます。

注意:

既存エレメントの選択について

次のステップでは、CSElementアセットのエレメントを新規作成しているものとします。ただし、旧リリースのWebCenter Sitesからアセットを移行していて、既存エレメントを再使用する場合は、WebCenter Sitesで既存エレメントを検出し、このCSElementアセットと関連付けられるようにするために、エレメントを正確に識別する必要があります。

既存のエレメントを選択するには:

  • (オプション)。「ElementCatalogの説明」フィールドに、エレメントの説明を入力します。

  • 「エレメントのストレージ・パス/ファイル名」フィールドに、「CSElementの名前付け」の規則に従った値を入力します。

  • サイト・デザインで必要な場合は、各エレメント・パラメータ・フィールドに適切な引数を入力します。ステップは、ステップ「リンク・テキストが解決できない」を参照してください。

  • CSElementアセットを保存し、再度開きます。

WebCenter Sitesは、正しい名前のエレメントの存在をチェックします。

エレメントに適切な名前が付けられていると、WebCenter Sitesはエレメントを認識して、そのコードを「エレメント・ロジック」フィールドに表示します。

指定されたエレメントが存在しない場合(または、名前が不適切な場合)は、WebCenter Sitesでは何も行われません。CSElementアセットを調査または編集するときに、フォームにルート・エレメントがありませんというメッセージがWebCenter Sitesによって表示されます。エレメントをコーディングして適切な名前を付けると、WebCenter Sitesでただちに検出され、CSElementアセットに関連付けられます。

新しいエレメントを構成するには、CSElementの「エレメント」フォームのフィールドを入力します。

  1. 「エレメントを作成しますか。」フィールドで、次のいずれかを実行します。
    • .xmlファイルを作成する場合は、「XML」をクリックします。貼り付けられるコードはOpenMarket\Xcelerate\AssetType\CSElement\modelXML.xmlエレメントから派生し、カスタム・デフォルト・ロジックを使用するように変更できます。

    • .jspファイルを作成する場合は、「JSP」をクリックします。貼り付けられるコードはOpenMarket\Xcelerate\AssetType\CSElement\modelJSP.xmlエレメントから派生し、カスタム・デフォルト・ロジックを使用するように変更できます。

    • .htmlファイルを作成する場合は、「HTML」をクリックします。貼り付けられるコードはOpenMarket\Xcelerate\AssetType\CSElement\modelHTML.xmlエレメントから派生し、カスタム・デフォルト・ロジックを使用するように変更できます。

    WebCenter Sitesによって次のフィールドが移入されます。

    • 「エレメントのストレージ・パス/ファイル名」フィールド。このフィールドの値は変更しないでください。

      このフィールドには、エレメント・ファイルへのパスが先行するエレメント・ファイル名が表示されます。デフォルトでは、ファイルに(ステップで入力した) CSElementアセットの名前が付けられ、その後にファイル拡張子が続きます。

      CSElementName.xml_or_jsp_or_html

      CSElementアセットを保存すると、このフィールドの値がElementCatalog表のurl列のエレメントを表す行に書き込まれます。

    • ヘッダーとその他の情報を持つ「エレメント・ロジック」フィールド。

      たとえば、「JSP」ボタンをクリックすると、共通する複数のWebCenter SitesのJSPタグ・ライブラリ(asset、siteplan、render)に対して1つのタグ・ライブラリ・ディレクティブがWebCenter Sitesで設定されます。また、WebCenter Sitesは、cs:ftcsの開始タグと終了タグも設定し、CSElementアセットと、エレメントによりレンダリングされるページまたはページレット間の構成の依存性をマークするために、RENDER.LOGDEP (render:logdep)タグを設定します。

  2. 「Rootelement」フィールドには、エレメント・ファイルの名前((CSElementName.xml_or_jsp_or_html))が事前移入されています。このフィールドの値は変更しないでください。

    ルート・エレメントは、この名前でElementCatalog表にリストされます。このエレメント(RENDER.CALLELEMENT)をコールするコードを作成する場合は、この名前を使用してください。これは、デフォルトでは、CSElementアセットの名前を使用しています。

  3. (オプション)。「ElementCatalogの説明」フィールドに、エレメントの説明を入力します。

    CSElementアセットを保存すると、このフィールドの情報はElementCatalog表のエレメント・エントリに対するdescription列に書き込まれます。

  4. (必須)。「エレメント・ロジック」フィールドに、エレメントをコーディングします。cs:ftcs終了タグの前に、すべてのコードを入力する必要があります。

    JSPを使用している場合は、使用中のタグ・ファミリを記述するtaglibディレクティブからコメントを削除します。

    このステップについては、「テンプレートおよびCSElementのエレメントのコーディング」を参照してください。

    注意:

    テンプレート共有またはレプリケート可能サイトの確保: CSElementを共有したり、現在のサイトをレプリケート可能にするには、CSElementのエレメント・ロジックがアセット、アセット・タイプ、属性名またはテンプレート名を直接参照しないようにしてください。かわりに、「テンプレートの共有とサイト・レプリケーション」で説明されているrender:lookupタグおよび規定のキーを使用します。「マップの構成」では、キーを、エレメント・ロジックで使用するためにアクセスする必要のあるアセット情報にマップすることになります。

    テンプレートのコール: テンプレートは常にrender:calltemplateタグでコールするようにしてください。render:callelementタグまたはrender:satellitepageは絶対に使用しないでください。

  5. 「エレメント・パラメータ」フィールドと「追加エレメント・パラメータ」フィールドは、エレメントに渡される可能性のある変数または引数を入力するために使用します(それらの変数や引数がサイト・デザインで必要になる場合)。
    • 「エレメント・パラメータ」フィールド。このフィールドには、WebCenter SitesによりCSElementアセットの一意のIDとして生成されたCSElement ID (eid)がWebCenter Sitesにより移入されています。この値を変更または削除しないでください

      このフィールドは、ElementCatalog表のresdetails1列に相当します。CSElementを保存すると、WebCenter Sitesにより、CSElementを表す行のresdetails1列にCSElement IDが書き込まれます。

    • 「追加エレメント・パラメータ」フィールド。WebCenter Sitesでは、このフィールドは空白のままになります。

      このフィールドは、ElementCatalog表のresdetails2列に相当します。

    サイト・デザインにより、eidに加えて変数を使用する必要がある場合は、その変数を前述のフィールドのいずれか1つに入力します。これは、name=valueのペアとして入力します。複数の引数は、アンパサンド(&)文字で区切ります。次に例を示します。

    MyArgument=value1&YourArgument=value2
    

    各フィールドは255個までの文字をサポートします。

    WebCenter Sites変数の詳細は、「タグ・テクノロジを使用したWebサイト開発」を参照してください。

  6. 「続行」をクリックして、「マップ」画面を開きます。